島根・山守network

より多くの人たちが山に目を向けること、また山での作業に“安全に”関われるように、素人目線からの情報の整理、補完が出来れば幸甚

共立CS500(新ダイワE2050D)にスピードカットシステムを装着した最軽量50ccチェンソー


 以前の記事「スピードカットシステム」の続き・・・と言うか、42ccチェンソーの総重量の話(&最軽量50ccチェンソーは?)」に現在発売されている50ccのチェンソーの重量比較を書いた。IMG_6311 (1)
 本記事は、その話の続きの(多分、メイビ、きっと)最軽量の50ccチェンソーを仕上げてみた報告編。


【違いがわかる200gの差】
 日々、山でチェンソーを使っているプロの人たちだったら多少の重量差よりも優先される事項は他にあるだろうけれど、我々一般人で週末とか偶にしかチェンソーを持たない人間にとっては、200g違うだけで重量感や疲労度に関係するように思えるからだ。

 倒木や岩を乗越ながら作業をしたり、片手に荷物を持っていては登れない様な斜面を登攀しながら上がるような場合にはチェンソーを斜面上に押し上げるだけでもちょっとした重さが堪える。

 いや、ひ弱な自分の自己基準が前提で恐縮だが、さらにこんなことを痛感するのは齢を重ねてきて、あちこちが痛いとかモノが見難くなったとか(関係ないか...)があるから。
 多分、共感してもらえる人も居られるのではなかろうかと、こんな記事を書いている。


【値段の違いほど軽く無い42ccクラス】
 「だったら、小さいチェンソーにすればいいんじゃねえの?」、と言われるかも知れないね。まあ、その通りではあるんだけど、そこで問題が一つ。
 50ccの下のクラスって、前の記事に書いたように42ccクラスがあるけれど、これが重量面でいうと大して軽くないんだよね。
 下手すりゃ50ccクラスに限りなく近い重量のものもある。

 本体の乾燥重量はカタログ値。そこへ燃料とチェーンオイルが入るのでその容量に対する重量。そしてソーバーとソーチェーンの重量が乗って装備重量となる。

 でも、バーとチェーンで可なり重量が違ってくるよというのが、その前の記事の「オレゴン社「スピードカットシステム」ソーチェーン込みの重量比較」に載せた内容。標準で付いてくるバーとチェーンとオレゴンのスピードカットシステムとの重量比較について。IMG_9325 (1)

 あとは燃費(燃料消費率)というものも問題になることがある。山道を30分とか1時間あるいて現場に行く場合には、他に燃料とチェーンオイルも担ぎ上げる必要がある。

 前に事業体にいた時には、焼酎の4Lボトルに燃料を入れたり(短期消費なら良いけれど樹脂が溶けてキャブに入ると悪さするので長期には不可)、またオイルも必要分持って上がっていた。

 そんな仕事の時には燃費が悪ければ余分に燃料を持っていく必要があるし、チェーンオイルの吐出量も同様。ソーチェーンが太いタイプだったら、それだけオイルも必要になる。オイルの消費量の調整も自腹林業には大事かも。

 でも、オイルって(ガソリンもか)、注入後にキャップを閉め忘れてチェンソー持ち上げて、そのままダダ漏れとか、あとは冬場に焚き火の火付けにオイルを大量に使ってしまい、無駄な消費が多いのも事実。

 それから、勿論のことだが目立てが悪くて全然切れないソーチェーンを使っていたら、余計に燃料もオイルも喰うからね〜。

 こんな事は、重機メインの作業道脇で仕事をする事業体人たちには関係ないことかも知れないけれど、山奥に入っていく仕事の場合の全体の装備重量とか、または、個人で山仕事をする場合には、経費にもシビアに関わってくる事なので考えて然るべきことかと思うのだが如何だろうか。


【本体乾燥重量が、50ccクラス最軽量の共立CS500(新ダイワE2050D)にオレゴンのスピードカットシステムを組んだ】
 前の記事に書いたテキストをコピペしてみる。こちらに重量計算上の理論値を書いてある。
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 さて、CS500(新ダイワのE2050D)の燃料タンク容量は0.5L。
 オイルタンク容量が0.28L。ガソリンの比重をざっと0.75にして、オイルの比重もざっとだけど0.85で計算すると、、、IMG_3982(1)
ガソリン重量:375g
オイル重量:238g
 と、なる。
 これに本体の乾燥重量が、4.7kgで、前回の記事に載せたオレゴンの16インチのスピードカットシステム(バー&チェーン)の重量が762gだから、
 全部足すと、「6.075kg」という装備重量に・・・
 あと、オイルの滲みた切り粉がくっついたりしていて、ざっと6.1kg?ということになるので、共立(新ダイワ)の50ccが最軽量で、計算上ではこんな重さになる。
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 で、実際にやりました! ジャンジャジャ〜ン・・・予想どーり、計算どーり!
IMG_3986(1)IMG_3984(1)














 いや、素晴らしい!
 体重計で6kgちょうどくらいを指している。勿論、燃料もオイルも満タン。フル装備の状態。
 体重計の誤差を入れて、上記の理論値と殆ど同じ値が出た。
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第7回 ODSK島根講習:自伐や薪材収集の安全性を高められるWランヤード。ツリーワークに於けるポジショニングとクライミング講習・リギング体験会のお知らせ


【特殊伐採やレスキュー用品の専門店による講習開催】
IMG_6157(1) 2015年の6月に島根県西部の吉賀町柿木村で行なった長野県伊那市の特殊伐採の道具や用品の専門店アウトドアショップKさん(以下ODSKさんに略:写真は登山用品部門の駒ヶ根店・クライミングウォールがある)が行うツリーワーク講習は、島根県東部(宍道町)と西部(柿木村)で行なっており、今回で7回目となりますが、実は他にも島根でやっています。

 今回第7回目の講習では、樹上伐採のプロだけではなく、自伐型や薪材の収集を行う人たちが安全に作業を行うためにも役に立つW(二本)のランヤードを使ったポジショニングの講習をやってもらえそうです。

 このWランヤードの技術は、針葉樹の樹上でアンカーを採るなどの作業をする場合もそうですが、低木の広葉樹の枝を落としたい時、また急斜面で足場がない木の根元で受け口を作りたいときなどにも体制を保持するのに役に立ちます。今回行う予定のメニューを確認しましたので列記してみます。
・法規は、高所作業は、庭師さんなど造園屋さん達が使ってきた脚立や梯子などが認められなくなるので、高所ロープ作業について。これは枝打ちなども関連してくるのでその解釈などについて。他には数年後にハーネスはフルボディタイプを要求されるので、今後の方向について。
・ポジショニングは、Wランヤード、ランヤードとショートロープ、メインロープを使うもの。アンカーについては、「安全なアンカーとは?」から始まって、応力の考え方など基礎的なことから机上と実習で行う。また、先日マーク・ブリッジ氏のポジショニング講習の際に非常に分かり易い説明を受けたので、その内容をお伝えする。
・クライミングの基礎、スパークライミング、SRTクライミングの内容は受講者の要求に合わせて対応可。
・リギング講習は、カッティングについて、エレファントウィンチの実習、M字リグなど。
・他には道具の販売も行うとのこと。
 大凡、以上の内容を考えているとのことでした。内容については、直接、木下氏に“電話で”確認された方が良いと思います。また、他に希望するものがあれば、問い合わせをしてみて頂ければと思います。

 その様な内容に関連して今までの経緯を含めつつ、初めて耳にしたという方々のために基礎的な話を書いてみましょう。
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 ODSKさんには、島根県林業研究グループ連絡協議会の総会でもクライミング体験をやって貰いましたし、島根県林研所属の当協議会運営で、島根県林研の会員(市民)向けの搬出講習も2回ほど。
 また造園協会の島根支部さんのご要望で数回開催しています。

 ツリーワークの需要は、林業関係の人たちばかりではなくて造園関係の人も多いですね。

 また、前回ビックリしたのは、趣味の薪材採集の方が3名も参加されたこと。裾野が広がっているんだな〜、と実感します。

 さて、恒例ながら次の講習の予告がてら、前回春の講習内容もレポートさせていただきます。(^-^; いつも遅くてスミマセン。参加検討中の方はご参考にしてください。

 前回は、現場の関係もあり初心者の方にクライミングをして貰えませんでしたが、今回のメニューには予定されておりますので、ご希望の方は是非参加されると良いと思います。

 それでは、本記事でODSKさんの「第7回島根県ロープクライミング・リギング体験会 開催のお知らせ」のページの補完的な内容をお伝えしましょう。

 開催日は、2018年3月の3〜6日までですね。書いておきましょう。3、4日がクライミング講習(木に登ったことが無い人もOKなのか確認された方が良いですね)です。IMG_0816(1)

 また、今回の内容は、ポジショニングと安全なアンカーの採り方ということになっていますが、このポジショニングの内容の一つに、Wランヤードというランヤードを二本(一本は長いもの)だけを使い、クライミングロープを使わないで樹上で作業する方法があります。

 このWランヤードの手法が使えると、樹上伐採の人たちだけでなく、造園業や自伐型の林業、薪材収集の人たちにも役に立つものなので、本記事ではその点を詳しく書いてみたいと思います。
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 5、6日のリギング講習の方は、春に行った神社での枝下ろしなどの作業が、新しいODSKさんオリジナルのエレファントウィンチの正式リリースを兼ねて行われるはずです。この機材についても最後の方に書いてみましょう。


 そして、リギング講習では、松乃湯さんの裏山の檜のトップカットを行い、M字リグで長いまま移動させるという内容もやると木下氏が言っていたはず。

 以上の他にも現場によって違うことも出来るので当日対応もあり得ます。

 おっと、今回リギング講習は平日なので、毎回サポートに来てくれている広島の安田林業の安田社長は来られないかなあ・・・仕事は若い人に任せてのお出でをお待ち申し上げております。(^-^)


【Wランヤードを使った樹上でのポジショニングテクニックの需要は多い---造園業以外にも自伐型林業、薪材の収集でも】
IMG_0808(1) 画像は、数年前に島根県東部、松江市宍道町で行なった造園協会さんの講習風景。

 目的の木にハシゴを掛けて樹上に登って作業をするというのは一般にもよくあるシチュエーションです。

 が、一般のH型の二本ハシゴって山では安定悪いんですよね。林業では殆ど使いませんね。
 使うのは、地面に二本のツメを突き刺して安定させ、木の幹に細いロープを縛り付けて動かない様にして使うロッキーラダーなどの一本ハシゴ。

 ロッキーラダーは、一本が2mなので、継ぎ足していけば高いところまで上がれます。針葉樹の様な真っ直ぐの木ならば3段に繋いで6m。

 そうすれば、先端のステップに立って手を伸ばせば8m位のところまで手が届きますけど、曲がった広葉樹では幹に縛り付けられないし、体重で曲がるしで怖くて使えません。

 でも、良くあるのは、右上画像の様に一番下の枝まで一本ハシゴを掛けて登ってから、あとは枝伝いに樹上に上がって作業を行う様なシチュエーション。
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 ツリークライミングと言うと、大抵は、大きな木の樹上にスローライン(&ウェイト)を投げて枝に掛け、メインロープを引き上げて枝に回して、そのロープを登るという方法が主ですが、そうでない方法もあるわけです。









 造園業では、この様なハシゴを補助に使う方法の方が需要が高いでしょう(此処では高所作業車が入れない場所の話が前提ですね)。

 あと、自伐型の林業の様な小さな林業では、広大な人工林を相手にするよりも、放置林や里山の混交林などが相手のことも多いでしょうから、広葉樹も相手にしないといけない時が多いと思います。

 また、薪ストーブ用の薪材を採集している人たちこそそうでしょう。広葉樹がターゲットですからね。
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DSCN1965(1) 画像は、斜面に斜めっている二股の樫の木を、(下にある榊の木を潰したくないので)伐倒方向制御のためのロープを掛けて伐採するのですが、足場が無いので一本ハシゴに登って体を確保しつつ受け口を二本ともまとめて作ったところです。
 一応、裂け止めのロープも巻いてあります。こんな作業をする際にもランヤードが二本あると身体が安定するでしょう。

 それにしても、広葉樹伐倒は難しいですよね。その上、今は放置されて大きくなってしまった広葉樹が沢山あります。
 それを、針葉樹ばかり相手にしてきた人が、広葉樹伐採をジックリと経験せずにいきなり樹上伐採は超危険でしょう。

 地面の上でしっかりと広葉樹伐採ができて、かつ複雑な要素がある枝払いに慣れてからと自分的には考えます。樹種による繊維の違いとか、長い枝の重心、重量とか伐った後のモーションとか諸々が見極められないと危ないでしょー。ツル絡みとかもありますからね。

 下の画像は、重心が掛かっている枝を何も考えずに切って、木に襲われたところ。こういう性格の人は樹上伐採には向きません(と言いますか、実際に民家の枝下ろしもやばいことを沢山やっていましたね。チェンソーを枝に持って行かれて壊していたり、私たち補助三人も危ない目に遭わされたり。いやあ、今思い返しても技術も安全管理もレベル低すぎだったな〜。<--- 神奈川の割と有名な事業体:そのお陰で今はレベルアップに勤しんでおりま〜す)。
 それにしても、そんなところをよく撮っていますよね。私ってイヤな性格かも・・・
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 さらに、チェンソーの刃付けも自在に出来ること。キックバックを起こしにくい刃でないと樹上でのカッティングは余計にやばいんじゃないですか。P1130662 (1)
 キックバックを起こしにくい刃で突っ込み伐りをする様な手法は、急斜面の足場がない場所で斜めに生えている木を追いヅル伐りを使って伐る様に様々なシチュエーションで安全作業の後押しをしてくれます。
 
 放置林などには広葉樹がすでに大きくなっていて、倒すにしても周りを全部伐り倒して整備してからで無いと伐採もできない状況が多々あります。

 でも、枝を落とせるだけで、伐倒方向に自由度が高まります。大きな広葉樹が他の広葉樹の枝の間にガッツリとハマってしまったらどうしようもないですから。
 広葉樹の枝が落とせるだけで、他の作業が楽になり、また安全性も高まります。
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 そうでなくとも、植生のための母樹として残しておきたかったり、マザーツリーの様なその地域の出来事を何百年来も記録してきた守り樹であったりして、枝の剪定だけで済ませたい場合もありますものね。

 樹上伐採の様な、そこまで大袈裟な作業でなくても、ちょっと登って安全に作業したい場合はいくらでもあります。庭木の片付けでもそうですね。

 と言うわけで、このWランヤードを活用したポジショニングは、樹上伐採のプロのみならず、山づくりや森林資源活用をしている方達には、結構大事な手法かと思われます(ただし、低木の枝を何も考えずに落とすと枝のたわみで、元が作業者に向かって飛んできたりする場合もあるのでしっかりとした対策の上の作業が必要です)。
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 画像は、ODSKの木下氏が登っているものですが、この木はハシゴなしでも登れる低い木です。

 登ってからのワークポジションをどうやって採るかという説明をしているのが上画像ですが、手法はWランヤードというもので、メインロープ無しで、ランヤードを2本使ったもの。
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 ただし、一方のランヤードは長いものを使っています。

 わたし?わたしはミーハーで、直ぐに飛びつく素直なタイプなので、速攻で長いランヤードを作る材料を仕入れ済み。クライミングロープのタキオン11.1mmを10mの長さと他に必要な機材を買ってあって、長いランヤードが作れる様に準備してあります。(^^;;
 えっ、道具を持っていれば安心するタイプ? まあ、そうなんですけど、アイスプライスが自在に出来るほどに上達していないので、なかなか時間がとれなくて・・・

 ということで、この様な道具と技術を使えば、ランヤードだけである程度の下降は出来るために低木だったらメインロープを使わないで作業する方法があるんですね。
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マダニ対策総括---自分でできるマダニ感染症SFTSウィルス対策事前処置


 マダニ対策用のアイテムが揃いました。自分的にはこれだけあれば、速攻医者に行かなくても大丈夫ではないかと・・・
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 前回の記事「毒吸い出し用ASPIVENINエクストラクターほか、山(田舎暮らし?)でのマダニほか毒虫対策&処置体験談」で、様々な毒虫対策と被害にあったときの処置方法などを(ダラダラと)書いたが、それぞれに実効的な話もあるはずなのでご参考にしていただければと。

 マムシやハチなどだけでなく、ブトなどの痒い虫に刺されたときの処置、そしてマダニの感染症の事前処置にもエクストラクターが非常に有効なことを確認。なんと言っても、私ども夫婦は、裏の畑と庭でマダニに食い付かれて、自分で切開処置までやった時の内容が前回の記事。

 そんな記事を書いたお陰で内容が進化して、マダニの感染症対策において各個人でやれることを統合できた。ここに新たに記事を立てて報告と提案。IMG_8586(1)

 マダニは皮膚下に血のプールを作って約10日間もかけて吸血する(3〜5年ほどの寿命の間に3回吸血)。

 だから、食い付いているマダニを見つけたら、マダニを除去(方法とコツは記事内に)した後、エクストラクター(ポイズンリムーバー)で、その溜まっている血と体液を吸い出すのは早い方が良いだろう(SFTSウィルスに感染する前に)。

 そして、SFTSウィルスは、アルコールで失活するそうなので、IMG_3024(1)速攻アルコール消毒を。医者に行く前に其処までやってあれば・・・あとは、運と免疫力しだいかな〜。

 知人二人、マダニ感染症に罹ってかなり大変だった。治るまでの時間が掛かるのと症状も辛いらしい。
 今年の5月末に罹ったオジさんは、物凄い量の輸血をしたが、未だ手のひらが真っ白で血の気がなく、身体が痛いと言っている。

 そして、50歳以上は死亡率高いから、ここに書いた様な処置方法で取り敢えず自分でやっておいた方が良いんじゃないかと・・・

 以上について、細かく説明をしてみる。

 このエクストラクターの有効な活用方法や使用上の注意点などについては前回の記事に他の毒虫の例とともに書いたので、そちらをご参考に。


【マダニ対策総括】
 ここで取り上げている優れモノのASPIVENINのエクストラクターのことでアウトドアショップKさんに問い合わせていたところ、事務担当の社長木下氏の妹さんから、マダニ体験をシェアしてもらうことに。IMG_1732

 なんと!家の中でマダニにやられたと。。。

 それで、その後に再度検索していて出てきたのが下記のページ。やっぱり、家の中でマダニにやられることがある様子。
 こちらは、4歳のお子さんの頭にマダニが食いついていた話。原因は、ワンちゃん経由。

 そして、こちらは旦那さん経由(此方のワンちゃんは愛玩犬なので野山に入っていないだろうから)のお話。

 “以下メイルからの引用(カット編集あり)”

> こんにちは!
> 昨日のマダニの続きですが、夜中の2時頃起きて手に違和感があり見たらかたい黒いものが!!
 
> うちは犬も飼ってるし、旦那が林業なので、マダニとはすぐ想像がつました。
> むやみに抜いてはいけない、感染症があるとの知識はありましたが、何しろこんなものが体にくっついていることが気持ち悪くて何とか取り除く手はないかと検索しまくりましたが、やはりむやみなことなせず、皮膚科にかかることにしました。
 
> マダニとともに起きて、マダニとともに朝食を作り、弁当を作り、掃除洗濯をし、皮膚科に行きました。
> 皮膚科でもかなり待たされ暇なので、写真撮って友達に送りまくり共に過ごしました。
 
> 検索しまくって見た動画と同じ用具で簡単にマダニが取れました。


IMG_6064のコピー (1)> マダニを取った道具はくぎ抜きを小さくした挟む形のです。くるくる回すと簡単に取れました。
> 実は小坂さんがチェス用に持っていました

 仕事でのトラブルとマダニは家庭には持ち込んではいけません。
 お名前が登場する小坂さんは、アウトドアショップKのスタッフでヨーロッパから樹上伐採の講師の方が来られた時に通訳もやっている声の渋いオジさん。他の記事(2017年に長野市で開催された国際ウッドフェアに行った時のもの)にも登場している。チェスは隣の黒白のワンコ。

 さて、その皮膚科でかかった費用はと尋ねると初診料と合わせて2000円位だったそうだ。でも、感染症に掛かっていたらそんなものじゃ済まないだろう。

 で、その道具とは釘抜きみたいなものとか。ネットで検索をして幾つか買ってみた。
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自伐型林業、木の駅、薪材採集に役立つ道具:高強度繊維ロープの活用について

 皆さんは、山仕事のときにどんなロープを使っていらっしゃるでしょうか? 勿論、山仕事9784881383247-2と言っても様々ですから、用途によって違いますよね。ここでは、自伐型の林業、木の駅プロジェクト、薪ストーブ用の薪材採集などなど、プロ以外の方々の小さい林業、山仕事のお役に立つかも知れない話を書いてみます。


 四年くらい前に、全林協さんの本、“New自伐型林業のすすめ”に書いた小さな林業のための搬出技術の項のもっと突っ込んだ話、高強度の繊維ロープについて本記事でフィーチャーしてみます。


 神奈川から島根に移住した2011年より、“小さな林業で山を守ろう”、をテーマに匹見・縄文之森協議会を立ち上げて一般市民向けの山仕事の技術講習を行なっており、林内作業車&土佐の森軽架線からポータブルなPCウィンチ各種、ロープ架線など様々な機材が揃っています。

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 そういった活動の中で、“New自伐型林業のすすめ”にも書きましたPCウィンチや、高強度の繊維ロープの活用が、新しく参入する方々が集材・搬出を取り組む際の敷居が低いので、此れらの運用をメインに講習を行なっています。



 また繊維ロープを使ったシステムは、安全性も比較的高い上に、適正なシステムを組めば、女性一人でも長尺材を搬出できる様になります。


IMG_1157(1) 右上画像は、全林研さんの助成によって2017年の秋に行なった“女性のためのロープワーク研修”の一コマです。


 元口が30cm程、10m強の長さの檜をPCW3000のウィンチを使って2倍力のシステムの地引きで、山仕事は未経験だけど林業関係の女性が一人で集材しています。



 この時の講習では、木に登らないで樹上にロープを掛ける方法各種や、小型滑車を使った倍力(2倍力〜9倍力で綱引きをやった)のセットの仕方、掛かり木の処理方法、PCウィンチによる搬出、メインロープとプルージックループを使った、急斜面の登攀、下降時の安全確保法などを行ないました。


 この様に初めて集材を経験した女性でも太くて長い材を動かすことができますけれど、それでも基本的な安全管理の知識がないと危ない要素は沢山あります。

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 当協議会は、樹上伐採(特殊伐採)の優れた道具、用具類を扱う長野県伊那市のアウトドアショップKさんの協力を頂き、PCウィンチロープ関連用品の現場での実践的活用法のテストや応用に取り組んでいます。


 また、樹上伐採のエキスパートが揃っているアウトドアショップKさんのアドバイスは、小さな林業や薪材採集のに関して新鮮な知見を得るものであり、自分のステージを押し上げてくれるものであります。

 自分的な考えでは、チェンソーも同様ですが、安い販売者ばかりを探すのではなく、メンテナンスと智慧付きのお店とお付き合いした方が、人間関係など、そこで広がる世界はお金に代えられない価値があるものではないかと思っています。


 こんな話を後述する全林協さんの手道具の本にも書きました。職人仕事の道具を、ネット上の安い販売者“だけ”から買っていては、自分自身の世界が広がりません。


 もちろん、皆さんの周りが経験も豊かな人格者のエキスパート揃いだったらそれも良いかも知れませんけれど、周りに本物の人が居ないのだったら、また自分で道具を工夫して作り出す位の智慧と経験がないのだったら、職人向けの道具を売っている販売者を大事にして互いに育て合うことが必要ではないでしょうか。


 前述の本では、日本の職人と鍛冶屋とのそういったせめぎ合いのなかで手仕事のレベルを高め合って来た話を書きました。道具を作る人、売る人たちは、レベルの高い顧客の要求に応えながら自分自身の技術や知識を高め、道具を供給するネットワークを広げていくわけです。


 そうやって創り上げられて来た精神的土壌を文化といい、今はそういった質の高い日本古来の文化が崩壊した時代というのが現実です。素人が素人に売っているだけ・・・

 お金だけが基軸のそんな粗い文化に染まった人たちには山造りという国土や自分たちが住まわせて貰っている大地を守る職人的な仕事はできないでしょうね。


 当協議会は、機材の販売には関与しておりません(受講者に何を使えば良いかと言われるので、後述のリストを作って渡しています)けれど、樹上伐採にも使用される優れた道具類を適正に運用することで自伐型の林業や薪材の採集において安全性と効率を高めることと思い、本やオフィシャルサイト、そしてこのブログでオススメしている次第です。



【ロープの大きな特性2種】基本的な話

 例えば、岸壁に岩茸を採りに行く場合はクライムダウンだから懸垂下降をする時は良しとして、登り返しの際に、ロープのテンションが緩んでいる時にもし滑落したらどうでしょう。IMG_2410 (1)


 100kgのものが1m自由落下すると止まった時に掛かる瞬間荷重は1000kgになると言います。すると、50kgの体重の人が1m墜落して止まると500kg!


 だから、クライミング用(あっ、ツリークライミング用でないですよ。山用のものの話)のロープはその衝撃を和らげるために30%以上も伸びる構造になっています。これをダイナミックロープという呼び方をします。

(右画像はイメイジです:この時は群馬の山奥にギョウジャニンニクを採りに沢沿いを遡行している時のこと、6〜7m程度の下降でしたが、垂直の壁を確保器具なし、8mmロープを立木に掛けて降りて行った女性二人の画像です。勿論、順手でロープを握っているだけでは垂直の壁を安全に下降ができません。でも、足さえ壁に着けばごぼう握りというフリクションを使った握り方で安全に降りられます。勿論、こういった確保器具がない場合には、肩絡み懸垂下降という方法もあります。わたし?わたしは臆病なので、保険を掛けてプルージックループを使って右手の手首に通し、そしてゴボウ握りでおりました....)


 反して、木を倒す時に引いたり、また伐採した木を曳くのにロープが伸びる様では力が働かずに労力が掛かります。ですから、伸縮率が数%の伸びないロープを使います。これをスタティックロープ(リギングロープを含む)と言います。


 そういった知識なしに、伸びるロープを使っていて重たい材を引っ張り、もしその時に切れたらどうでしょう。伸びることで溜まっていた力が一気に放出されればロープだって痛いです。シャックルなどの金具が付いていたらシリアスな事故につながります。


 これがワイヤーロープだったら死亡事故につながることが多いですよね。巻きグセやキンクが入ったワイヤーロープが切れた時には、周囲を広範囲に破壊しながら飛んでいきますから。

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 わたしも18mmの主索が破断して、危うく〇〇そうになったことがあります。ワイヤーが切れて事故になるケースは結構あります。

 なんでかと言うと、大抵は自分の道具ではないので、油を染みさせたりちゃんとしたメンテナンスをしていない使い捨てみたいな使い方をしているからです。


 だから、芯線が飛び出ていたりして危なかったり、扱いが難しいワイヤーロープではなくて、高強度の繊維ロープを一般の人たちに勧めるのは理解して頂けるでしょう。


 詳しく後述しますが、ロープは軽いこと、些細な怪我に繋がりにくいこと、撤収の際の片付け・収納がロープバッグを使えば超楽なことなどがあり、体力のない初心者でも扱いが楽ですから、ひいては安全性の確保に繋がります。


 その上、ここで紹介している高強度の繊維ロープは、10mmで破断強度が2.8トンというタフなロープです。ですから、チルホール牽引の延長線上に使えますし、動力ウィンチにも使用できます。


 勿論のこと、地面や岩、木肌を擦ってしまう様なシチュエーションではワイヤーしかあり得ません。が、前述のロープであれば強度がありますから、擦れて傷みそうなところだけワイヤーに繋いでコンビで使うという手もあります。


IMG_6587 (1) さて、そのワイヤーの件ですが、脱輪・スタック車両の牽引の際も同様です。チルホールで牽引する際に車両側のフックが千切れたらどうなるでしょう。

 それも、途中にリダイレクト(方向転換)のアンカーが設置出来ない様な場所で直引きしていたら作業者に向かってワイヤーやフックなどの金属類が飛んできます。それで事故が多いんですね。


 どうしても、そんな車両レスキューを行わなければいけないケースでは、ワイヤーロープの中間点に目立つ色のジャケットなどをぶら下げるという知恵もあります。飛んで来るワイヤー自体を認識するのは非常に難しいけれど、ジャケットが飛んだら飛び退くか?体の急所を守る体勢をとるためです。


 わたしだったら、デリカには(チルホールやエアジャッキなどの脱出道具以外にも)野宿用の座布団や毛布を積んであるので、重たい其れ等を掛けますね。多少のバッファにはなるでしょうし・・・

 これは、ワイヤーロープ、繊維ロープに関わらず、レスキューに使う場合の基本的智恵ですね。

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【ロープウィンチ用のロープについて】

 ところで、PCウィンチ(カナダ製)というロープを摩擦で牽引するエンジンウィンチがあります。大分広まってきたので使っている人たちが増えましたが、売っている人たちには実際の現場のことをあまり知らない人が多いかもしれません。


 使い方は簡単に見えますから、素人(プロでも知らない人は知らないよね)が、素人に教えているケースを此方の地域でもよく聞きます。が、教えている本人たちは聞きかじりでしかないのでかなり危ないことをやっています。


 聞いた話では、このウィンチで材を牽引していて突然ロープが破断。腕を複雑骨折したそうです。また、キャプスタンドラムとロープの間に指を挟まれて切断したとか。

 ロープウィンチは、スムーズに巻けている時は良いですが、障害物でテンションがウネった時に乱巻きが起きたり、長尺材を上げて来て、材の頭を降ろそうとする際に、材の重量バランスが変化することで突然荷重が掛かってロープが急激にドラム側に引き戻されることがあります。


 また、高荷重を掛けて牽引しながら巻き取ったロープは捩れが入っていますから、使用後にロープをしごいて伸ばし、ストランドをニュートラルな状態に戻しておかないと、上記の様なことが発生した場合に現象が増幅してしまいます。その様な現象に対しての処置方法を知らない人は、結構シリアスな事故につながってしまう可能性があります。IMG_3680 (2)


 様々なケースの現場作業を知らない販売者だと、ただロープを持つところをドラムから離せとだけしか教えられません。

 ここには書ききれないケースワークが他にもあります。



 また、アウトドアショップKさんの様に、実際に現場をやって来た人たちが販売しているところでは、機能が足りない部分や未成熟な部分に対しての補完的なノウハウを持っています。



 例えばツリーワークで重たい材をウィンチングで空中移動させている時に振れて戻ろうとした時。または素人がPCウィンチで掛かり木処理をしていて、外した途端に材がバウンドして斜面を下に走った時。

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 そういった場合には、逆戻りを防止する機能があると機材を壊したり、作業者が危険に晒されることを防ぐことができます。


 そういったところまで予想して対策を採れるかどうかが事故に繋がるかどうかの境目ですよね。要するに想像力の問題ですが、これは経験値によって異なってきます。


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毒吸い出し用ASPIVENINエクストラクターほか、山(田舎暮らし?)でのマダニほか毒虫対策&処置体験談

 
 毒虫対策のための毒を吸うエクストラクターの実際の使用とその処置についての記事と、自作の忌避剤で使うハッカ油とともにヒバ油がさらに良さそうな話を書いていたら、またまた長くなってしまいました〜。情報のみが必要な人は飛ばしながら拾ってくださいね。能書きは農山村の暮らしの智慧についてです〜。
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 山仕事、農山村暮らし、アウトドア遊びなどでは、虫さん達と向き合うのは日常的なこと。
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 綺麗なものから、お前何者?の様な虫、大きいのから目につかないほど小さいものまで、山から川の中、野原から海まで虫は色々居るが、農山村では家の中や小屋の内外にもたくさん住んでいる。

 因みに上画像左端はゴキブリの一種でカブトムシくらいの大きさ。それから枯葉の様に観えるのは蛾の仲間。家の中の蜘蛛も大きい。右端はオニヤンマではなく大きさは三分の一くらいのサナエトンボの仲間。
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  こちらは、島根県森林インストラクター達の2017年研修時の画像。山の土中の生き物を採取して電子顕微鏡のスコープをデジカメで撮影。
 1mm以下の肉眼には見えにくい生き物がこの画像の中にたくさん居る。体長、数ミリの蜘蛛も二匹。そして白い点みたいなものも生き物。右画像はカニムシの仲間で体長は2mm弱。ムネトゲツチカニムシかと同定。

 最近の森林総研さんの研究で、このカニムシよりももっと大きいオオヤドリカニムシが森のヒメネズミやアカネズミと共生していて、マダニを捕食しているという話が発表された。「マダニの新たな天敵発見!」とのこと。これまでに解っているマダニの天敵は蜘蛛だそうだから、やたらと蜘蛛を退治しない方が良さそうだ。
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 この様にみな其々に自然環境の循環サイクルを担っているのだが、人間にとっては嫌な毒虫も、野山や家の周りにたくさんいる。





 地球環境に害なす人間が、偉そうに毒虫とか言えないかも知れないので、積極的に処分するのではなく、やられた時の対処方法ややられない様にするための方法を体験した範囲で記録してみる。
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 と、言うのも、去年と今年で夫婦それぞれがマダニに食い付かれたこと。

 それから、知り合いがマダニ感染症に罹って大変な目に遭ったこと。

 さらには、別の知人も数年前同様にマダニ感染症に罹っていたことが解ったので、少し真面目に考えてみた。

 それで、マダニ取りの道具類も一通り揃えてみた。


 以下ご参考になれば幸甚だが、勘違いやケースによって結果が異なる場合もあるので、試す時は自分の頭を使って、かつ感覚を大切にしつつ自己責任でどうぞ。


【自分でできる処置法を考えてみよう】
 IMG_3175毒虫と言ってもいろいろ居るけれど、ここでは積極的に人間に寄って来て吸血するものや痛い目に遭わせてくれる様なイヤな連中についての対処方法(寄せ付けない、毒の除去、治す、の3点について)を書いてみようと思う。

 ネット上では色々有用な情報や、ちょっと???なものまでピックアップされるけれど、自分の中の整理をかねて勉強がてらまとめてみる。

 まず、毒虫の被害に遭ったあとに直ぐできるのは、毒成分の吸い出し用の「エクストラクター、ポイズンリムーバー」を使うのが、「まず、身体に悪いものを外に出すのが先決」、という意味では野外でも室内でも即効的かつ高効果だと思う。
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 マムシなど毒蛇の居るところに出入りする人も、当然持って入れば初期対処が速やかにできる。此方では普通にその辺りにマムシが居るから持っていれば安心。

 そのエクストラクターも機種によって使い勝手が違う場合もあるし、指示の様に使わないと使えなくなることもあるので注意点も後ほど書いてみたい。
 毒を吸い出すためのエクストラクターは、独りで山に入る場合には特に必要なケアツールなので、少し詳しく説明する。

 その次にできることは無毒化すること。やられた毒虫の毒成分が、酵素毒の場合には酵素(タンパク質)を不活性(失活というらしい)にする45度以上のお湯を速攻患部に当てられれば、さらに効果的。
 温度については諸説あるけれど、酵素やガン細胞は42度とか43度以上で死滅(失活)すると云われているから、体表なのか体内のどの部分なのかによって外から掛けるお湯の温度の高さと時間は異なって当然だろう。

 家に居る場合には、温度コントローラーのあるシャワーであれば、湯沸かし器を使うよりも温度がわかる。自分の場合には、49度とか50度でやっている。

 我が家の場合には、超湿気が多い山陰地方なので、自宅で何かやっていてもどこかをいつの間にか虫(蚊、ブト、家ダニ?、アリ、クモ:クモは孔二つで刺す)に食われていて痒いことが多いからお風呂の際にはその温度で全身シャワーを当てて、その恩恵を受けている。

 ただ、この熱いお湯による治療は、刺された直後であれば効果が高いけれど、時間が経ってからでは、またぶり返すことも多く、翌日になってから何かの拍子で痒みが出る程度になっていて最初よりは軽いのだが、それでも数日続く。
 なので、エクストラクターで毒を吸い取った後の方がお湯治療の効果も高い。

 さて、我が家では使っていない虫刺され用の軟膏だが、腫れることを抑えるだけの抗ヒスタミンが入ったものは使わずに薬草のジェルを使っている。

 それからステロイド剤が入ったものは副作用が怖いからね。塗り薬のステロイドは、全身の回るわけではないからシリアスな副作用にはつながらないとしても、常用していると塗った局部的には免疫が落ちて感染症になりやすいらしい。

 ステロイドとか抗生物質というものは人の免疫機構に対して宜しくないものと認識されておいた方が良いだろう。

 この件について書き出すと長くなるので簡単な例の一つを書いてみれば、風邪だとかいって抗生物質の入っている薬ばかり飲んでいると、身体がガン細胞に対して熱を起こすことで対処しようとしている自然な反応を押さえ込んでしまうことになる。
 そうすると、例えばガン細胞に対しても増殖を熱で抑えようとしている身体の免疫反応をスポイルしてしまい、逆にシリアスな病気になってしまうということにつながりやすい、と言うのが東洋医学的な視点。
 身体が熱を出して異常細胞やウィルスなどと戦っているのを余計なことするから病気を固定化するということらしい。

 と言うことでコンビニエンスな対処療法ではなくて、医者に掛かる以前に自分で何が出来るのかと言うところを書いていくことにする。
 大体、山で作業をしていたら、その都度いちいち医者や薬に頼っていられないからね。

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台風の夜は・・・

 日本海側を通過する予定の台風が近づいております。島根も少なからず自然災害がありますけIMG_2875(1)れど、横に長い島根県の西側の端ではご心配を頂くほどに被害があるわけではございません。

 とは言いつつ自分たちのところだけかも知れませんが。。。

 もし何かがあっても自力で何とかするくらいの準備は常に備えておりますから、街場の人の様な心配ごころも持っておりません。

 そもそも、7年ちょっと前に西に移動した際には、粗末な小屋ぐらいは作って暮らせるくらいの道具を車に積んでいましたから、ミニマムに暮らしていくこともできます

 さて、津和野町は5年ほど前にも激甚災害指定になる豪雨災害がありましたし、今年は県の真ん中に位置する大田市でも大きな地震がありました。

 でも、東日本大震災でライフラインがストップすることを経験し、その前から山の源流域でのブルーシートを張って暮らし、美味しいもの探検をしていたものとしては必要以上に心をざわめかせることも無い日常でございます。

 また前述の東から西に移動した際には、野宿しながらも出会った方々に親切にして頂きましたから、日本の田舎エリアでは何かあっても生き延びて行ける様な気がします。

 さてさて、今日はそんな台風が近づいて風雨が強い午後でしたが、電磁波の強いモニターを見る老眼に厳しいデスク仕事は早々に切り上げて明るい内からサッサと夜の支度です。

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夕日が沈む山陰の海でアーシング(土壌と生体と木や山などの電気的環境について考えてみた)

IMG_2467(1) 久々に海に行った。と言っても、いつも魚介類を買いに海沿いのルートは走っているので海の縁まで行ってきたという意味。

 いま住んでいる家は、一番近い海まで30分ちょっと。スキー場がある山の上までは1時間くらいの位置にある。

 ただし、都会と違って平均走行速度は高く、さらに信号が極度に少ないので距離自体は結構伸びるので時間感覚は違うことご注意を。

 行ったのは6月の最初。目的は嫁さんの毒抜き?わたしはアーシングをしに行ったと言っても良いかもしれない。

 アーシング? って電気工事ではない。(^-^) でも、似たようなものかな。

 なので、今回の話は大地と木と生物と住環境の電気の話を小出しにしてみる。概略のみね。
 ま、興味ある人は殆どいないだろうけれど、山仕事の意義とか、自分自身が生きて行く上で自分自身のコントロール権(?)を手放したく無い人には有用かも。あと地中の電気は農業にも関係していたりする。

 さて、人間、澱んだ生活をしていると身体には変な電気、そして魂にも邪気が溜まってくる。

 それを抜くには、山仕事が効く。危険要素をコントロールしながらの作業は精神を研ぎ澄ませ、そして身体中に汗をかいて作業を行うことで毒気が抜けるからだ。
 汗からもわかる。最初はベタベタした汗だったのが、やがてサラッとした汗に変わる。

 これは、エキストリーム的なものを含めアウトドアでの身体を使う遊び全般にも言える事だけれども、山仕事(林業とは敢えて言わない)が違うのは、他に与えうる良い結果が大地の上に長年残ること。

 これは、自分自身にとっては、綺麗な山にしてスッキリすることにより、目から入る光(という整った有用な電磁波)が美しくなる(美観電圧が高くなる)ことで脳が刺激され、そして充足感と共に心が活性化するから生物としての本来の生命力を蘇生させることができることを感じている。

 そして対外的には、山を整備することによって植生のバランスが採れて、微生物から昆虫、動植物までの循環的な生態系の基盤を整えるという実績になる。

 因みに生物は全て微弱電流で作動している。細胞膜のイオンチャンネルを通して電荷を背負った分子のやり取りをしているし、脳波と言われる電気信号も周波数を持って流れているから計測できる訳。

 光合成だって電荷をもったイオンのやり取りがあって成立している。葉緑体の中のチラコイドの更に内側にあるルーメンというものの中には、水、イオン、タンパク質で満たされていて、その中で光が電子e-に置き換えられて大量に発生するそうだ。

 その過程で水分子を分解して酸素分子(O2)と水素イオン(H+)が作り出される。そして、葉の中にはATP合成酵素という世界最小のモーターが在り、このモーターは水分子の分解によって発生した水素イオンによって回転するのだそうだ。そして結果、酸素が発生するという・・・まさに神様デザインとしか言いようがない。
 凄いよね! 詳しくは2008年に出た雑誌ニュートンの4月号。光合成の特集に書いてある。
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 そして木にも電気が流れているし、大地にも流れている。伝導体である水が流れる川にも上流下流で電位差があり電気が流れているそうだ。

 同様に地面の表面と地中とでは電位差があり、これは微弱電流計で測れるが、土地によってその電気の状態は様々。
 地電流という自然界のものもあるけれど迷走電流という電源設備などからの人工的な電気成分もある。

 右画像では、地中と地表の電位差はプラス側だから電気は地表から地中に向かって流れているということに。
 と言うことは、電子の流れは電流の流れと逆だから、地表の方が電子e-が多い。
 こうやって測ると土地によって全然傾向が違うし、全面的に安定しているところや、数値が凸凹なところ。電流が常に変動していて安定しないところなどがある。

 そういうところでは根が伸びにくかったりして作物の出来が悪い現象が起きる。何とか菌を幾ら撒いてもダメならばそういう場所かもしれない。
 また、よく炭を撒く人がいるが、やりすぎると脱窒してしまい逆効果になることも。炭を使うならばまとめて土中に埋める方法があるけれど、あまり電気伝導率の良い炭を沢山使うと逆に根に対して良くないことがあるようだ。
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 また土壌ごとによって電気伝導率は異なり、他のページにも書いたかも知れないが、ミネラル分が多ければ電気伝導率は高い。ミネラルって種々の金属イオンが入っているからね。

 右画像は土壌の電気伝導率を測る高精度のプローブがついた測定器。

 このときは、別記事の災害に強い森林づくり講習会でもフィーチャーした国土防災技術株式会社(林業技士会島根支部会長)の田中部長と飯田課長に2017年の2月に雲南市に来て頂いて、ドローンを飛ばしての林地活用の実際と土壌測定をやって頂いたときのもの。

 37.9マイクロジーメンスS/mで超ミネラルが少ない。日本の土壌は総じて低く150あれば良い方で、欧州では600ぐらいあるとか。この土壌のミネラル分が山から流れ出してきて田畑から我々の身体に吸収されるわけだが、日本はどんどん酸化土壌(電子が少ない崩壊サイクル)になっているそうだ。

 そして地中の電気の状態で微生物の活性化の良し悪しにも繋がる。

 また菌類もそう。雷が落ちるとキノコが盛んに出るのは有名な話。その為に、ホダ木に高電圧を与えて菌の育成を刺激するが出すぎて収集がつかなくなるとか。
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 右画像は接地抵抗計。アース(接地)を地中から採るときに、アースが効くのかどうか土中の電気抵抗を測る道具。

 農業的に言えば、獣対策の電柵を張る場合に土壌が砂地などで電気抵抗が大きければ、必要な電気が流れずにロスが多い、などを調べられる。

 何にしても地球や大地、山も生体として電気の在り方がその環境に関連してくる。

 お浚いすると、分子や原子を結合しているのが電子e-(電荷がマイナス)であり、安定した結合から電子が抜けて行くと酸化するという言葉で表される。不安定な状態になり、やがて崩壊に向かうか、さらには他から電子を奪い取ろうとする(活性酸素などの攻撃的状態:よく言うのは喫煙は体内の活性酸素を増やす効果があると)か、何にしても安定状態を崩す存在となる。
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「スピードカットシステム」の続き・・・と言うか、42ccチェンソーの総重量の話(&最軽量50ccチェンソーは?)

 前回の記事、「オレゴン社「スピードカットシステム」ソーチェーン込みの重量比較」内に、下記のことを書いた。IMG_2362(1)

 “その下位機種であるCS42RSを、今よりも200g軽くしてくれれば4.3kgになる。それにスピードカットバーを付けられれば(マウントとオイル穴を改造?)、もの凄く使いやすいチェンソーになるだろうね。そして共立は燃費もいいしね。200g軽いと持った感じが全然違うから、本体で200g、バー&チェーンで200g弱を削れたら、全然違うマシンになってしまうと思う。”

 ご存知ない方のために念のために書くと、このCS42RSは、共立(やまびこ)のチェンソーで汎用性の高いプロ機、という感じかな。
 合併したて同じやまびこグループになった新ダイワのE1042SもCS42RSと同じものでブランド名が違うだけ。ベースは新ダイワの前の機種という噂。

 因みに共立のCS37RSは42RSと同じボディ。排気量が若干小さいだけなので本体乾燥重量もほぼ同等の100g軽いだけ。燃料タンクが若干小さいのと、バーとソーチェーンの種類が違うのだが、37ccクラス(正確には37.7cc)で、こんなに重たいんだったら42ccで良いんじゃないかと思うのだが・・・
 でも、価格が37は、2万円も安いところがミソかな。ならば42の方はもっと安くできるはず?


【共立(新ダイワ)の42cc等にも装着できる?スピードカットシステム】
 さて、話がずれたがお題のスピードカットバーは、共立のこのCS42RS用のものは出ていないと前回の記事に書いた。
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 でも、ハスクのマウントと形状はほぼ同じで、違うのはチェーンの張りを調整するためにバーを前後させるためのオスの突起を入れる孔の位置だけ。

 これは前に益田市の共立の販売店(ハスクもスチールも扱う)である石見エコーさんに聞いていた。

 で、思い出したのはこの冬に広島の三次の林研さんの依頼でロープワークと高強度の繊維ロープを使った集材・搬出の講習会を行った際に、助手で来てもらった津和野の元協力隊のT口氏のCS42RSが16インチスピードカットシステムを付けていたこと。

 講習会は時間に追われてメニューをこなしているので、そんなことまで気にしていなかったのだが、数ヶ月経ってこの記事を書いていてやっと思い出した次第。ボケてるね。
 電話して聞いたところ、やはり孔を広げて入る様にしただけとのことだった。

 速攻行ってきた。うちから15分くらい山に上がった方だが、当日は朝一で匹見の山奥にいる若くて腕の良い鍼灸師の先生のところへ嫁さんを連れて行ってから、新緑の匹見川沿いの旧道をドライブ。それからT口氏が居る集落へ回る。他にも別件で用事がある家が集落内に2軒あるのでちょうど良い。
 
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オレゴン社「スピードカットシステム」ソーチェーン込みの重量比較


 歳を食い、デスクワークの時期が続いたりすると山歩きが辛くなってくる。その上、腰が悪くて立ち上がるのにも「よいこらしょ!」と掛け声を掛ける様では、重いチェンソーを持っての枝払いも厳しい。

 もともと街で育ったひ弱な人間が、人生の後半になってから地方の山村に来て山の仕事をしているなんて、、、昔の仲間が知ったら、“驚く?” or “羨む?” or “アホかと思う?”の何れかだろうが、意外と、『良いよね、あんたは自由で!』、とか言われる。
 そ〜ね。お金には昔から不自由しているけれど、振り返ってみれば好きなことしかやってきて居ない様な気がするね。IMG_1937 (1)

 歳食ってあの世に召される時が近づいて来て、「あの時にああしとけば良かった!」、なんて後悔することが多かったらつまらんもんね。

 でも、自由を確保するには、その分の付帯する義務や、今の社会のお金を基準とした損得勘定とは次元の違うエネルギーの仮想的貯金が必要だ。

 ただの気まま勝手なエゴレベルでの振る舞いは、どうせ長続きはしない。

 持続的自由の担保は、自らが差し出せる引き出しをどれだけ持っているか、また、それを実行しているか、他の存在を活かすために活用しているか、といったお金以外のエネルギー貯蓄があるかどうかにかかってくる。

 そもそも自由なんて、突然やってくるわけもなく、本来は自由なのに自己保存のための屁理屈が自分の意識を固定し、自分で創り出している殻やパターンに閉じこもっているだけ。

 (心理学的に)エゴという殻は自分を守るための機能だけれども、その殻を屁理屈でどんどん厚くしていっている人が多く、行動しないことによる怖ればかりの妄想に支配されて、他人や社会やシステムに対しての批判的妄念に囚われているからなんだろうね(主に左脳の機能ね)。そしてどんどん分離していく。

 つまり、感じること、精妙な信号を受け取ることができないレベルまで自分自身を矮小化させてしまったから繋がることが出来なくなっているわけ。

 他人や、他の存在(動植物など?)と分離してしまい、リレーションが採れない位までにドツボにはまった人が、自らを不自由にしているだけに思えるのだが・・・

 田舎暮らしや山造りは、分離意識に囚われた人には難しいだろうなあ。自分の気持ちさえ(元手も掛からず、損もしないものさえ)も差し出すつもりのない、(自分の権利ばかり主張する依存的な)物貰い根性の人は、作物も植物も育てられないだろうし(ってなことを書くのも自然農法だとか自伐だとか言って移住してくる人たちの身勝手さが地元での評判が芳しくないから。貰うことばかりで、地域になんの恩返しもせず、そして挨拶もなく去って行く人たち、という経験を島根中の人たちから長年聞いている)。。。

 植物って地面からの栄養と水分、そして光だけでも育っていくけど、いざ作物を育てようとしたら人の心からの栄養も大事だと思うよ。育ち方が全然違うよね。山だって心籠めて整備すれば生命力に溢れて来るもんね。

「All My Relations !」 アメリカのネイティブ、ラコタ族の言葉だそうだが、“わたしは全てと繋がっている!”、ということ(昔、スウェットロッジとかやったなぁ)。
 これは世界中のネイティブの人たちもそうだけど、当然アイヌの人たちや日本のネイティブの人たちもそうだろう。
 分離した意識の中に、本当の自由は無いよね。

 さて・・・初っ端から能書き全開、、、フルスロットル!?


【最先端軽量ソーバー:オレゴン社のスピードカットバー】
 大分時間が経った話だが、昨年の夏頃に18インチのスピードカットシステム(バー&95TXLチェーン)をハスクの346XPに付けてみた。IMG_1933 (1)














 アルミコアのラミネート式の軽いバーと共に、ハスク標準よりもゲージの幅が薄く食い込みの良い刃が、そのまま.325ピッチのスプロケットを変えずに装着できるというので、いつもの益田市の石見エコーさんへ頼んでみたのだ。

 わたしはお金が無いけれど、我が協議会は新しい道具類を導入することには躊躇がない。
困ったもんだ・・・
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島根県雲南市バイオマス資源市のご案内:2018年3月4日(日)


 またまた突然ですが、この日曜日に雲南市の南加茂でバイオマス資源市(うんなん山と木の恵みフェスタ20180304news)が開催されます。

 内容につきましては、右のチラシをクリックして該当のWebページに入っていただければ、いろいろと書いてあります(ゴチャゴチャでスミマセン)ので、ご興味がある方でお近くの方は是非お足を運んでいただければと存じます。


【オススメのもの】
 と言うのも、こんなブログをご覧になる方だったら欲しいなと思われるものを出展しているからです。
 要りませんかね、こんな丸太?

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 わたしが売るわけではなくて、グリーンパワーうんなんが販売するのですが、高樹齢で目の詰まった良い木もあります。
 殆どが杉だったかと思います。


 使い道? は、テーブルにしたりベンチにしたり、薪割りの台にしたりでしょうか。
 芯に腐れが入っているものも綺麗にしてガラス板を被せれば、良い感じのテーブルになりそうです。

 また、上手に玉切りが出来ていないので、修正が必要なものもありますけれど、値段は大して高くしないと思います。

 ただ、積んで帰るには軽トラくらいで無いと積めないものも多くありますので欲しい方はご注意を。本当はわたしが欲しいのですが、自宅とグリーンパワーうんなんさんとでは往復400km近く。4速の軽トラでは、と二の足を踏んでいての大放出品?
 置く場所、使う場所さえあればお買い得品になるかも。続きを読む
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