島根・山守network

より多くの人たちが山に目を向けること、また山での作業に“安全に”関われるように、素人目線からの情報の整理、補完が出来れば幸甚

野山での調理道具---2)「以前から持っているもの」と最近のもの

 本記事は、野山での調理道具---1)「最近買ったもの」の続き。またまた道具自慢の記事か?いやいや、良い道具はちゃんと使えなければ倉庫の肥やし。それに高い道具を使いこなせない奴ほどみっともない人間はいない?

 ひ弱で能書きばかりの奴が、少しでも道具を使いこなせる様になりたいと足掻いているのがこのブログのあちこちににじみ出ているということで。
 小規模の森林資源活用でも、(森から調達するにしても)なんらかの道具がなければ大したことはできないからね。

 街場で育った頭ばかりのひ弱なわたしが、年食って田舎に来て、太い木を安全に伐って山から搬出して来られる様になったのも、これも良い道具のお陰。バックホウとか重機がなくても手で運べるポータブルな道具(ロープウィンチとロープ類)でできる様になったということ。

 つまり、専門の林業者ではない一般人が山の太い木を山裾まで出せるところまでできるわけ。ま、場所によるけれど、高強度のロープやワイヤーで軽架線を張って、つないで行けば何処までも出せることは理論上可能。

 男は古代から狩猟や収穫のための道具を使うDNAがあり、より良い道具には心ときめき夢を描いていく精神性がある。「あれが有ればこんなことができる様になる。」、とか、「彼処を改造すればもっと使いやすくなるんじゃないか?」、などと常に妄想している生き物なのだ。
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 それが、「アレさえ有れば、この状態・状況を突破できるのに!」、となったら此れは依存心の表れ。周りから、『道具が有ったって、使いこなせなかったら出来るわけないだろ!』、とヤジが飛ぶ。

 そして、大抵は手に入れてみたものの、使ってみれば自分が思ったほどには使いやすくは無かったという結果。人生、そんなことを何回繰り返したことか。

 それよりも、今持っているものを改造したり、はたまた知恵を使って有るものを応用して新しい手法を創り出すか、はたまた道具を造ってしまうという手があるというところまでたどり着く。

 とは言っても、先ずは知恵が篭った道具をリスペクトするところから。今回は食のための道具類の一端を。

 男は何時まで経っても男の子ということで、金属もののガチャガチャするものは好き。ああ、困った困った。



【整理ついでに何があるか撮影】

 車で山に入る時や野宿的車中泊などで使う調理器具は数が限られている。だが、夫婦での長旅だと食材に素敵なものが手に入った時にはできるだけ美味しく食べたいという欲があるので持っていく道具も増えてしまいがち。
 とはいっても、大抵は山仕事の道具やら色々積荷が多いので、嵩張って重たいものは10インチのスキレットくらいがやっと。

 その他は、軽量で調理後の後処理が楽なものを選ぶことに。先月9月には車検があって、車に載せて居た荷物類を降ろしたので、ついでに道具も整理、持っているものを撮影してみた。

IMG_7917(1) こちら湿気が多い山陰では特にだが、暑い時期に車に積みっぱなしだと、使用後の処理をしておいてもダッチオーブンやスキレットはカビたり錆びたりすることがあるので、時々出してみないと怖いのだ。

 昔、奥多摩か富士山で、きのこパーティをやろうとして、仲間が持っていたキャンプ用の食器セットを使おうとしたら、うっすらと色が緑っぽくコーティングされていたことがあった。

 水は勿体ないので、ティッシュに焼酎を浸して何枚も皿を拭いた思い出がある。

IMG_yamameshi2IMG_yamameshi1 季節になると頻繁にそんなことをやっているから後片付けがいい加減なまま仕舞ってしまうと結果恐ろしいことに・・・暗かったけど気がついて良かったよ。

 さて、上の画像。此れらは全部外用のもの。家の台所用のものはまたこれとは別なものがある。


 島根に来る前は、山菜だキノコだ、とシーズンには山へ繰り出すことが多かったが、島根に来てからは山の中での田舎暮らしが忙しいのでわざわざ採りに行かなくなってしまった。
 また、仕事で各地へ足を延ばすことが多いものの、懐がいつも寂しい田舎暮らし者としては車に寝泊まりするのが常となっている。

 そのために、この記事で紹介しているのは、ソロで山に入るためのものではなくて、車に積みおきし易くてわりと簡単に美味しく食べらるための道具といったところだろうか。
 故に金属物ばかり。

 画像の尺物の中華フライパンと中華お玉はチタン製のもの。20年以上前に買ったのだと思う。鉄製の中華フライパンはサイズ違いで二つ家の台所にある。当然、蓄熱能力の高い鉄製の方が弱火料理から強火まで調理がし易い。

IMG_yamameshi3IMG_yamameshi5 その点、チタンは熱伝導が悪いので、具材を焦がしやすいが、フライパン自体が錆びないので山では何かと便利。
 夜に料理を入れたままで、翌朝温めても大丈夫だし、鉄製の様に洗ってしまっておいたら何時の間にか錆びているということもない。

 また、泥がついた具材を洗うとき、例えばキノコの下茹でなどにも使い易いし、時にはサラダボウル代りにもなる。

 この片手というのが山では使いやすくて、隣の平ったいワイヤータイプの取っ手たついたものも同様のチタン製のフライパンなのだが、これにイワナの刺身や、ローストポークなど調理したものを盛り付けて回し喰い(山だとテーブルを囲んでいることは無いからね)するのにも隣の人に渡し易いのだ。

 つまり片手でフライパンを持って、片手の箸で取って食べて次の人に回し、仲間とシェアし合うというお下品なパーティには最高!
 画像はどれもかなり前に仲間と沢に泊まりで行っていた頃のもの。まあ、お上品じゃないよね。
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「小さい林業で稼ぐコツ」農文協刊と、チェンソーの安全運用について&参考図書の紹介

 いやあ〜、ブログ記事の下書きが幾つも溜まりに溜まっていてリリース出来ないのは、この夏に2台目のエアコンも壊れて生き延びるのがやっとだったせい? 隣の益田市が39.3度を記録してニュースになり島根県が何処にあるのか知った人が多かった様だけど、日当たりが良く盆地になっているうちの近所の方が益田よりも凄かったのではなかろうか。益田の人たちがそんなじゃないよ、とか言っていたし。
 そして、温度が高いだけでなく、山陰は湿度がすごくて、90%台は当たり前。時に湿度100%てなことも。山陰で使える夏用のチェンソーパンツを開発してくれ〜!
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 その蒸し暑かった夏の初めには、島根でも豪雨の被害を受けたところもあったけど、当地は平時とあまり変わらず。
 朝早くから各地の仲間たちがメイルや電話で心配の連絡を頂き、午前中はその対応に追われていたくらいだった。

 その後、日本各地で豪雨災害が起こり、島根の豪雨のことは吹き飛んだ。
 大変なことになった被災地の方々にお見舞い申し上げます。


【小さい林業で稼ぐコツ】
 さて、久々の記事更新、まずは農文協さんの担当者の方から本の宣伝載せてね、と自分が書いた部分のデータを貰ったので、今回はその本を紹介してみよう。

 それから、本の紹介を書こうと進めていたらどんどん内容が膨らんでしまい、初心者の方々に向けた安全なチェンソーワークについて知って欲しくなり、その記事と画像も入れてしまった。
 そんなことをしている内に発行された様で本書が送られてきたが、本記事と内容は被っていない様子なので良かった。

 それからさらに膨らみ、山を守り身を守ることから、参考図書についても能書きが進み、さらに最近思っている雑感まで書いている。追って中身を整理しようと思う。
 記事の構成が悪いと思うのだが、もはや考える力がない。この長文、読めるかどうか美郷町の自伐林業のJ内さん!どうですかね?

 ということで、直ぐに能書きを言いたがる知ったかぶりの(素人に毛が生えた程度の)バカチンをご容赦いただければ幸甚。

 いつも何処かに書いているけど、うちの協議会及びサイト&ブログは一般の方々向け(ガチ林業じゃなくて、農山村で地球とともに暮らしたいなあ、でも山仕事もできる様になりたいなという。でも、やるんだったら何でもできる様になりたいという欲張りな人たち?)の内容を中心に展開している・・・?

 出来るだけ分かり易く説明できる様にと平易に書いているつもりが、文字数が多くなって逆に分かりにくくなっているというジレンマに陥っているという・・・スミマセン。
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 本記事は随時整理していきたいと・・・

 おっといけない。忘れるところだった。該当の本は、これから森林資源活用をやってみたいという一般の方にとって非常に役に立つものだろう。
 各地で森林資源活用を実践している人たちの記事となっているのでアプローチの方法が様々に載っている。

 ただし、良いことしか書いてないので、山仕事の負の部分、危険作業については知ることができない。
掛け縄-4倍力熊本宇城地区1 山仕事は当然危険作業であるのは当たり前。林業事故は建設現場の何倍にもなるらしいからね。

 それでも自然の中での作業は厳しさも何倍ならば喜びも大きい。

 合う人にとってはこの上なく楽しい仕事であるのも事実。

 ただお金を目的にするとコスパは非常に悪いと思う。

 だが、自給率を上げたり、災害などでライフラインが遮断された時には、山仕事ができる人が多ければ多いほど、より多くの人たちを守ることができるだろうね。

 ちょっと前までの田舎の人たちは何でも出来た。今はそういった能力が落ちているので、逆に自然の中で暮らしていく力を付けたい人たちが農山村に回帰しているのが現状。

掛け縄-4倍力熊本宇城地区2 単なる林業とか農業とかカテゴリー分けする話ではなくなっていることが、この本からも理解できるのではないかと思う。

 さて、右の画像は誌面に載っていないもの。

 2トン車に4mの長さの重量材を積むのに際して、2人で積めた!

 と、載っているが、原稿では左ページの様に滑車を追加して4倍力にすれば、この重たくて長い材が、「一人で積める!」、と言うのがわたしが書いた記事の意図だったはず。

 上の画像2枚は別々の熊本の人が積んでいるものだが、この様なページ右(116頁)の4m長40cm径の材(ちょっと乾燥していた)が、実は一人で積めるのだ。

 こんなことは大したことでは無いが、昔からの山棲みの人達はもっと賢く、そして知恵を使ってもっと素晴らしい仕事をしている。
 日本だけではないが、昔の人たちの地に足がついた智慧というのは、今の様なハイテクで一見便利になったというレベルではなくて、人間が大地と共に生かし生かされて、地球と共に生きて行く根源的な力になっている。
 あなたは、肩書きもなく、金もなく、そして大した道具もない状況に置かれた時に、何を成し遂げ、何を差し出せますか?
 と、いうわけだ。

 後述の津和野の協力隊のT口氏と一緒に、「仕事ができない奴に限って光り物(金属の道具のこと)をジャジャラさせて喜んでいるんだよな。」、と自分たちの事を言っている。
はい。
 
我々は、ただの道具好き? でも、有ったらどこま出来るのか、無かったら何が出来るのか、持てる中で工夫しつつやってみたいと言うマインドでチャレンジ中? ま、分を知っているということでご勘弁を・・・


【道具やお金が無いなら知恵を絞り出す】
 自然の中での仕事というのは、自分で工夫したり、場合によっては自分で道具を創り出す位でないといい仕事は出来ない様な奥が深いもの。

 特に自伐型と言われる自営業の林業はそうかもしれない。

 それに対応するには、観察する力と疑問に思う心、試してみる行動力が必要だね。失敗しない様に仕事をしている人たちに自伐的なアプローチは難しいんじゃないの。
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 よく言われる、木が100本あれば100通りの伐り方がある、という様にまず観察することから始まるし、どうやってアプローチするかで結果が変わってくる。何時もワンパターンのマニュアル通りにやっていたら上達することはないだろう。

 例えば、受け口の角度はツルをどの時点で千切りたいか、また千切りたくないかに関わってくる。受け口水平切りの高さと追い口の高さの差は、木を寝かせる速度コントロールに関わってくる。また樹種による繊維が長い木と短い木では違うし、伐採点の繊維の捻れなどの状態もある。

 同じくツルの厚さを決めるのにも同様の視点から見る必要もあるし、木の重心が何処にありどちらの方向に倒したいかで左右のツルの厚さを変えたり形を変えたりする場合もある。

 どうやったら上手くやれるのかを考える性格の人には楽しくて仕方がない仕事かも知れない。

 木を切ってお金にすることも同様。
出来ない理由を考えるよりもできる理由を考えるということが大事。

IMG_1932 (1) わたしはチェンソーは何台も持っているが新品で買ったのは、17年前に買ったものと6年近く前に買った2台だけ。あとは貰ったものが多く、格安で買ったものもある。
 あ、思い出した去年もう一台買ったんだ。共立のCS251T:木の上で枝を切る用。

 左画像はイメイジです。(^-^) 貰ったチェンソーは整備して調子よくなったのを知り合いに上げたりして資源循環しているので入れ替わっていることもあるからね。

 右画像は、最近片付けついでに撮ったので、今の在庫。上の画像と共通のものは3台だけ。

 実は20年前のチェンソーでも大事に使っていたものは、整IMG_7844のコピー (1)備すれば今でもバリバリに使えるし、名機と言われて未だに愛用している人もいるくらいのチェンソーもある。

 昔のものの方が材質や造りが質実剛健だったり、排ガス規制前のものはエンジンが今のものよりもよく回ったりするものがある。この昔のもののほうが材質が良いというのは刃物類にも通じる話。

 道具に関しては最新のものの方が100%優れているということは無いし、住まいなども同様。昔のものの方が次元が違うくらいにものが良いこともざらにある。ん、今は人間も粗製乱造か?

 だから、同じタイプを集めておいて、二個一三個一にしても良い。上画像の在庫以外にハスクの242XPや42などの同じ系統のものが4台在庫している。つづいて242XPがもう一台手に入る予定。併せて何台が復活するだろうか。

 農家の納屋には亡くなったお父さんお父さんの遺品のチェンソーや山道具、ワイヤーや滑車、チルホールなどが寝ている場合がある。古金屋さんにタダで持っていかれる前に引き取って活かしてあげた方が良いよね。

 そんな話や、そうやって手に入れた山仕事の手道具の復活のさせ方はこちらの本に書いた。右下画像の手道具類は、そうやって手にいれて修復したものや、腕のいい鍛冶屋の道具類。例え石油燃料が無くなっても、山の資源を活用するためのもの。
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 あとは目的にもよるが、近年では行政や企業による助成制度もバラエティに富んできた。成果を出して行けば助けてくれることも増えていく。

 私の場合には、6年半前にチェンソー一つだけ(山仕事の手道具は色々だったが)持って島根に来たら、今では倉庫から溢れるくらいに道具が増えてしまっている。

 「島根自虐伝」というメッチャ面白い本に、老人と神々が同じくらいいる県という様な内容のものがあったかと思う。
 ほんと神様が棲んでいるんじゃないかというくらいに皆さんありがたい人が(嫌な人よりも?)多い。でも日本の田舎はどこでもそんなメンタリティだったはず。

 
お金が無いなら無いなりにやって、稼いだら道具に投資してスキルも上げて、さらに仕事の幅を広げて行けば、次第にステージが上がっていく。

 今回のこの本には、ほんの一端しか書いていないけど、記事にある様に、ロープ2本と男4人(実質3人でもOK)で400kgを超える丸太を軽トラに積めるし、重さは測っていないが、40cm径を越える4m材を一人で2トン車に講習会の時に積んでいる。
 けっして効率的な仕事ではないけれど、出来るという事が大事。

 我々の目的は、「林業」という閉ざされた世界の中で如何に利益を生むか?ということではない。

 利益ばかり追求すると、我々が住まわせて貰っている此の大地・自然界のバランスが崩れるから、地球からの恵みを必要な分だけ回して活用するというマインドの醸成と、自分たちで安全に森林資源を活用して行くための技術的底上げをしたいという人たちのサポートを行うことでお役に立てればと考えている。
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 山を愛して、その植生のバランスや生き物たちの住処を残しながら行う山造りと、短期的な利益のために行う山の整備では、考え方も手法も違うでしょ。

 今は国を上げて伐ることや燃やすことばかり。バイオマス発電なんて一番エネルギー交換の率が悪いものがもてはやされていること自体が変。

 ただ、そうやって目が向けば放置林に対しての問題意識が一般の人たちにも出てくるのではという良いこともある。
 ただ、適正な伐採が必要なのは、この局地的な豪雨が起こるような地球規模の天候異変が多くなったから余計に感じることだろう。

 そういった問題に対応するには一般の人たちのレベルを上げて、皆で山仕事に取り組むこと。ちょっと前の時代には、農家でも林業に携わって居たし、そういった切り分けもなかった。皆が食べて行くため、山村の生活を維持するために山の仕事に入っていたし、自分たちでも活用していた。

 今は時代が進んで、道具も良くなり、軽量で低価格のものが個人でも手に入るようになってきているので、一般の方々が山仕事に携われるようになってきている。私たちも同様だ。
 そのためには、安全運用の基本的な考え方や素養に欠けるところがあるので、その点についてカバーしていきたいと考えている。


【現代農業】

 さて、農文協さんは、「現代農業」という月刊雑誌を発行しているところ。現代農業誌は、田舎の書店でも平積みされているくらい売れている雑誌だ。でも、買う人は農家ばかりでなく、どちらかと言うと一般の自家菜園をやっているくらいの読者が多いのではなかろうか。東京の書店では山積みになっているくらいだからね。

phgn201709 わたしも最近でこそ買っていないが、、東京の日野市に住んでいた30年近く前から同誌の愛読者で小さな無農薬菜園をやっていた。所帯を持つ前のアパート暮らしの独り者の自営業で忙しい時でも菜園で(多少)自給自足していたのだった。

 今は、「林の自給自足」ができるようにジタバタしているので暇が全然なく、「農の自給自足」の方はまるきり出来ていない。もっとも、周りから頂くことも多いからね。夫婦で日頃からニコニコしているだけで食料自給率が高くなる?

 それでも、6年前に島根に移住して来た時には、匹見町の山奥住みだったが、手植え、手刈り、ハザ干し、千歯コキ脱穀、唐箕で選別、そして一升瓶で精米・・・はやらずに、流石に精米だけは近所の人に頼んで機械精米してもらった稲作を一年だけやることができたくらい。

 こちらでは、田んぼや畑は幾らでも空いているのに忙しくてやれないとは! そして今もジャガイモくらいしかやれていない(嫁さんがやらないもんだから...)。田舎暮らしは地域のこともあるし草刈りにも追われてやたら忙しいのだよ(その上、空き家活用とか言って、家を2、3軒借りている時もあったりして...)。

 この「現代農業」誌は、農家の方や菜園を営んでいる方々の現場での知恵が盛りだくさんの実践的な雑誌だから、、、というか毎月こんなに濃い内容の雑誌が他にあるのだろうかというくらいだが、好きな人はメチャ楽しいものに仕上がっている。

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 その現代農業の9月号にわたしが書いた記事が少し載った。
 この9月末に発売になる「小さい林業で稼ぐコツ」発売前の告知のために編集局ニュースに事前に載せたらしい。

 左の画像は、わたしが搬出講習を行う際のテキストに使っている画像だが、400kg以上(計量器で計測)の杉丸太を男性4人で積み込んだもの。
 実際には男3人でもロープを使えば積みこめる。

 そういった、小さな林業で大した道具を持たない人たちのための搬出方法の講習を行って来ているが、その一例を今度発刊される「小さい林業で稼ぐコツ」でご紹介している。

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山道具に埋もれながら寝るための車たち(洒落てないけれど機能的?)

IMG_6245のコピー (1) 5月の終わり長野市で開催された「国際ウッドフェア24日〜26日」に出展するというアウトドアショップKさんの手伝いで一週間ほど長野へ行っていた。

 22日の朝は島根の益田市匹見町へ。協力隊向けの自伐型作業路開設の指導に来られていた徳島の橋本先生のところへご挨拶に寄る。
 今年度益田市は橋本先生を可也の頻度で招聘して技術指導を行う予定にしている。

 本当はこの講習に協力隊がどんな具合か二日間ほど見学に行く予定だったのだが(県林研の理事会があったり、女子合宿もやる予定だった)、急遽長野行きが決まったので全部キャンセル。


【伊那までたどり着けず】
 まずは伊那まで760kmの道のり。ところが名神の集中工事で渋滞。草津から一宮、そして小牧の手前で暗くなってからのノロノロ運転。

 せっかく渋滞がない島根に来たのに。。。疲れ果てて初日の夜は、小牧から中央道に入った最初のパーキング、内津峠でダウン。

 でも、アルコールは焼酎・ウィスキー・ビールと各種積んであるし、草津のサービスエリアで買った食料もある。

 そんな時でも、美味しく食べることへの執着が強いので、ホームセンターで買って使っているダッチオーブンのスキレットで惣菜を温める。
 此のホムセン機種の低価格スキレットは、素晴らしいことに蓋が分厚くて重たいので、この蓋をコンロでチンチンに焼いておくと他の小型スキレットよりもオーブン料理に威力を発揮する。

 当家の日常に於いて、これら小型の蓋付きスキレットは、冷えたご飯を温めるのにも、魚や肉を焼いたり、はたまたキッチンペーパーを敷いておいて天ぷらを温めるとカリカリになるので大活躍。
 そしてトーストもコンガリと焼けるし調理パンを温めるのにもよい。お餅もこんがりと綺麗に焼ける万能ぶり。それに油を敷いて魚を塩焼きしても(油は良いものをね)全然油っぽくない。

 此れならば体に悪い電子レンジ(ロシアでは販売禁止だとかの噂)がなくてもなんでもできるし、そして別次元に素晴らしく美味しい!蓄熱が良い道具の遠赤輻射熱の調理効果だね。

 その上、キャンピングカーとかでなくてもコンロやバーナーが置ける平たい場所を作れば、車内でも活用できる。と言うわけで、道具満載の狭い車内でも美味しく食べて速攻寝た。

 そう、道具満載なのは、実はウィンチやロープ類、チェンソーばかりでなくて食事関係のものも多いのだ。でも、備えあれば憂いなし。どこでも美味しく食べられる、、、って、食べ物に執着しすぎ?(ま、嫁さんもこんな蕎麦屋をやっていたし...

 そういえば、6年前に関東から放射能避難で島根へ野宿しながら来た時もデリカの4WDバンに鋳物の竃から羽釜、ダッチオーブン、そしてそば打ち道具まで積んであったっけ・・・(チェンソーもね)
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大径木対応ログ用リフティングトングと1.5t材ロープウィンチ3倍力集材(& PCウィンチ使用上の注意点)

【材を摘んで移動6トング - 1
 トングは料理用だけではなく、丸太を摘まみ上げるためのトングもある。
 右画像はお料理用。スノーピークのナイロン製トング。テフロン加工などの被覆が弱く、かつ剥げると毒性の成分が出てしまう調理器具用なのだ。
 当家では日常は使っていないので、これは野宿用。


 さて、丸太用のトングは昔からあった道具だがやっと気に入ったものを手に入れることが出来て、あらためて便利だな6トングsweden3と・・・日本語ではなんて呼んでいたのだろう。
 今回手に入れたのは人力用ではなくて、バックホウなどの重機で使えるやつね。


 暮れから忙しくて記事更新もままならなかったのだが、やっと時間が作れたので沢山あるネタの中からまずは一発。

 元が60cmくらいある材を動かさなければならなかったので、其の時に使ってみた。

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【まずは鍛冶屋が作ったログトングから】
 右画像は、鍛冶屋の手打ちものトング。手打ちとは言っても、動力ハンマーと手打ちの複合技だろう。鍛冶屋の作るものはホント美しいね。
 一緒に写っている鉈は沼田鉈の五寸だから、比較すると可なり大きいことが分かると思う。

 9年近く前に、懇意にしている神奈川の相模原の金物屋さんが持っているものを撮影したもの。未だに欲しいとず〜っとお願いして来たのだが、これは博物館行きだと言って譲ってくれないでいた。

 でも、譲ってもらうとなると相当な金額になると思う。鋼の量が半端ないものね。
 それに鍛冶屋がどんどん居なくなっているしね。自分の鍛治の師匠の福生(入間)の小山氏もこの冬に病気で亡くなった。一介の町工場の親父だったが知恵と教養を併せ持つ探求の方だった。
 オープンマインドで何でも教えてくれたし、解らないことは一緒に考えてくれた。ご冥福を祈念する次第である。

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平成丁酉年3月島根県西部リギング&ロープクライミング(ロープ高所作業特別教育含む)講習のお知らせ

【告知】『リギング&ロープクライミング(ロープ高所作業特別教育含む)講習』in 松之湯

 島根県にて春と秋の年二回開催で恒例になりつつあるアウトドアショップKさんの、ツリーワーク講習が、春の部の3月に島根県西部の鹿足郡吉賀町にて開催されます。
・3月の18日(土)、19日(日)がリギング講習
・3月の20日(旗日)、21日(平日)がクライミング講習(ロープ高所作業の労働安全衛生規則改正に対応する特別教育)
6lP3220182 と、なっております。















 現地は、中国道六日市ICから30分ほどのところですから、九州や四国からもアクセスし易いでしょう。

 此のツリーワーク講習は公開のものだけでもう既に4回は開催され、島根の造園協会さんの研修も入れれば6回は開催されているのですが、いつもレポートが書けずにいるために、此の次回への告知記事がレポート代わりになってしまっています。スミマセン。

 今回の講習について詳しくは、アウトドアショップKさんのイベントのページをご覧頂くとして、前回の松之湯裏山での講習の風景を載せてみたいと思います。

 写真を調べていると、毎回出席されている方が少なからず居られます。クライミングやリギングをやろうという方は面白い方ばかり。今年も楽しみですね。

(上記のアウトドアショップKさんへのリンクページ---これは小坂さんがしょっちゅうサイトのデザインを変えるので、またリンクが変わるかもしれないため現時点では、ですが・・・此処を開くと『同時に(株)マルイチさん主催による『アーボリストのための目立て講座』 (3/18~19) も開催します。』とあります。
 そして、マルイチさんのサイトを観ると、、、目立て講座のメニューに書いてあることは、ほんとそうなんだよね〜と言う内容。自分の場合、チゼルはサムライレジェンドの角ヤスリでやっているけど、どうもフック気味になってしまう。此れはぜひ受講したいなあという内容。島根が遠いと言う方は此方にどうぞ〜。追伸:ジットの石垣さんはPS3の場合には、5.5mmで摺っているとのこと。このヤスリ買ったので今度やってみて報告をしましょか。※PS3を4.8mm丸ヤスリで摺ったらフック過ぎてキックバックも振動も凄くて危ない)
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野山での調理道具---1)「最近買ったもの」

野山で使う調理道具関係私見シリーズの最初 「最近買ったもの」ミドルサイズのホームセンタースキレットとソロストーブ。それから、またまたチタンコッフェルを買っちまった!
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 って、またまた道具好きの能書きシリーズになりそうないやな予感。(^^;;

 市民による材の搬出講習会のためのテキストの更新作業をやっているのだけど、どうも気分が乗らないのでちょっかい出してブログ記事を書いてみようなんて・・・

 さて、料理の道具に凝って40年。独り者の自炊生活歴20年ほど。暇な時には無農薬野菜や無農薬米栽培もやったりしていた。
 化学調味料は身体にも口にも合わないので自宅では使わないが、山では仕方が無く添加されているものも使っている。 

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 関係無いが、画像はもう6年前だったか、神奈川の丹沢山塊での間伐作業中の昼飯。
 
 一緒に作業をしていたオジさんが背負子で肉から鍋まで背負い上げてくれた。


 昔は林業もサラリーマンでなくて、皆が請負で仕事をしていた頃は、イノシシが出たら仕事はやめにして狩りをやって後は呑んでいたそうだ。6IMG_6613

 山には超美味のキノコも山菜も、美味しい水もある。そしてそう言った自然の恵みの恩恵を受けるにはタイミングと言うものがあるので、時間管理されて居る様な仕事の仕方だったらとっても無理。
 それじゃあ、山が好きで山を愛する人が、山仕事をする意味が無い様な気がする。

 他に仕事が無いからやっているオッサン達ではなくて、わざわざ山が好きだからと移住して来て林業事業体に入った人達って、実際のところ期待していた内容と違ってガッカリしているのではないだろうか。
 でも、ちょっと前の山仕事の話しを聞くと、皆さんが期待していた仕事ぶりだったみたいよ。だから自伐的な切り口が、そういった若者達が期待する山仕事の在り方になり得るのではと考えている。

 それから僕等の場合には、焚き火も良くやっていた。我々はバチヅルって呼んでいたけど、片方はツルハシで反対側は唐鍬の形のもので人が歩く経路づくりに使っていたもので、穴を掘って焚き火をしていた。
 そうすると火の始末が楽で安全なのね。このバチヅルは西山商会で扱っている。

 それと、メリハリのないノルマ仕事は事故の元? 人が居着かないのは仕事が厳しいからだけでなく、それよりも面白みがないから。仕事がきついのは分かっていることだけど、先行きが見えなかったり、只の作業ロボットの様な仕事内容だったらば、続けられるのは一部の人になってしまうように思える。。。

6IMG_2894 取り敢えず、ひ弱な自分には無理だね〜と結論。だったら自伐型の裾野が広がって、自分の適性に合った仕事の仕方が出来た方が林業人口が増える様な気がするんだけど如何だろう。

 其の中で、利益率の高い付加価値を付けたビジネスを作って行くとか、副業型でも面白いから山仕事も続けて行くとかね。

 おっと、またまた初っ端から能書き炸裂。で、山での楽しみは食べることもあるわけで、皆さん色々工夫されていることでしょう。

 ということで、拙い自分の経験だけど、山仕事や野宿の時に使う調理道具などについてシリーズで書いてみたいと思う。

 この場合は、自分が以前やっていた沢登りの単独行や仲間との源流での旨いものパーティーのときの道具とは、またちょっと違う。ちょっと里に近いところでの食事のためのもの。

IMG_6269(1) 例えば私の場合、搬出講習の昼飯に弁当を作って行かない時は、スーパーで売っている弁当で済ますことがあるんだけど、冬場の寒い時にはスキレット(鋳物の蓋付きフライパン)の小さいのがあるだけで、硬くて不味くなった餌の様なご飯や揚げ物が、温かくてホカホカのお食事に変身する。

 使い込んで油のコーティングがしっかりと出来上がったスキレットは、わざわざ油を垂らさなくてもご飯くらいだったら熱々に温まる。
 但し、蓋を良く焼いておくことと、本体の方は余り熱くせずに於いてからじわじわと予熱するのがコツ。一緒に揚げ物も入れておけば火が通るに連れて油が出て来るしね。
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 そんなことをシリーズで書いてみようと思っている。
 けれど、食べ物をより美味しくとか、道具をより良くしようとか考える人が意外と少ないのかなあ。

 職人の世界で言えば、道具は作るもの、道具を良くするため、また修正するために治具という道具のための道具さえも自分で作るものという姿勢がある。
 与えられたものではなくて、自分の頭と感性で自分で工夫して行くということね。
 山仕事も同様で自分の頭で考えること、さらに自分の感性を延ばすことをしないと安全かつ質の高い仕事は出来なさそうな気がするが如何?

 わたしは職人でもないし大したことも出来ないけれど、子供の時から手にしたものを改造してより良くしようという姿勢だけはあった。
 道具は使ってなんぼ。有名鍛冶屋の刃物だってガツーンってやっちゃうもんね。まずはその性能を試してみないとね。と言って、七万円以上した玉鋼入りの鉈もちょっとチャレンジして刃を欠けさせたし・・・

 そして、手元に燕三条の名工、飯塚重房氏が最初に作ったと言われる両刃鉈がある。懇意にしている金物屋さんに頂いた大事なものだが、何時か下ろして使ってやろうと思っているんだけど、あの刃の文様が手持ちの砥石と自分の研ぎで取り戻せなかったら勿体ないので思案中。可成りバカです。
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謹賀新年

 旧年中は誠にお世話になりました。本年もどうぞ宜しくお願いを致します。
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 写真は、本年元旦の高津川でのご来光です。山稜が雲で覆われて分かり難いですが、お陽様のすぐ左側辺りが高津川の源流域に水を注ぐブナの天然林がある安蔵寺山(1263m)だと思います。

 島根県西部を流れる此の高津川はダムの無い河で、清流日本一に6回(だったかな)に選ばれたことがあります。とは申しましても、日本の各地にはもっと素晴らしく美しい川が沢山ありますし、自然豊かな奥山を擁して景色もそれぞれに美しく味わいがあるものです。そして素敵な方々が此の国の各地に大勢住んでおられます。
 しかし、自然破壊はどんどん進行していますし、天候異変や自然災害(人間の営利行為が災害を大きくしている)も益々増えています。

 その上、今年は世界情勢も経済もそして自然災害も更に厳しくなる事が予想されます。其の様な状況の中で、気付いた人達から生き方を変え意識を転換して此の国が残れる様に地力をつけて行く事が求められているでしょう。

 先ずは農と林。自らの手で育て、そして自分たちで活用出来ることが第一ではないでしょうか。経済的な数字には上らないところで良いですから、自分たちの循環サイクルに取り込んで活用出来る様になることが地に足がついているということでしょう。

 農は一年サイクルで結果が出ますが、林は十年単位のサイクルでないとその結果が見えてきません。しかも、豪雨災害などが起これば一気に山が崩壊したりします。下流域の集落や街の生活にも影響が出ます。

 経済活動の中の林業だけでは、山の保全が行き届かない事は多くの方々が理解されている事でしょう。
 然し乍ら、今は少し頑張れば一般の方々にも手を出せる道具類が揃いつつあります。そして安全作業のデータベースも整いつつあり各地で指導者が育って来ています。

 危険作業が多い山仕事は、ロジカルな思考方法とともに右脳的な空間把握能力や時間軸上の因果関係を瞬時に見抜く能力が必要です。勿論、俊敏な神経反応もそれに対応する体技も必要です。
 考える事も身体が無意識に反応する事も必要な山仕事。けっして簡単な仕事ではありません。むしろ普通以上の能力と感覚が必要でしょう。

 その上で、自然に対する畏怖や感謝の気持ちがあってこその人格形成が成される事を、先人・先達・先輩方々を拝見していて思う次第です。

 山に携わっている人達がみな教養深い訳ではないですが、飛び抜けて精神性の高い方が居られるのも事実。いい先達に出会えれば能力開発人格形成において、地に足がついた本当の人間力がつくのではと期待します。

 さて、南方熊楠氏が粘菌研究を通して神社林と森林の保護を強く訴えておられた訳ですが、此れはご存知の方も多いと思いますけれど、我々生物も大地(山も田畑、川も海も)も微生物が居てこそ生命サイクルが機能しているからでして、微生物の意志に依ってそれぞれの生命機能維持が出来ていると言っても過言ではないそうです。

 山に宿る精霊は木なのか微生物なのか、それは解りませんが、自然界に嫌われない様な人間であって欲しいもの(そうならなければ)と願う次第です。

 我が強く、そして自分を利する事ばかりが肚にある者は、山から、そして地球母さんにもオミットされかねません。と言うよりも、自分のことを自分自身(内在する神性や仏性)が赦せないと言った方が正確でしょうか。他の存在(他人でも)と繋がる事ができないので、守ってくれるための信号やメッセージが拾えないのでしょう。

 頭を垂れ敬意と畏怖をもって山仕事に臨みたいものです。山に慣れた人達でさえ事故や怪我がありますから、道の無い山を歩く事さえままならない素人がちょっと教わったからといって、そういった心構えも無く重機や動力をぶん回していると、自分で自分自身を危険に晒しかねません。

 ところで、微弱電流計で地面の電気を計測していると穴を掘ったり地形を変える事をすると地電流の乱れが起きる事が解ります。また、地磁気測定器で計測しますと、地磁気が乱れた場所というものがあるものです。

 我々の脳はもちろん神経も細胞膜内も微弱な電気で作動しています。光合成でさえも電荷を帯びたイオンのやり取りでなりたっていますし、木を全体でみても同様に微弱電気で生命機能維持しています。

 また針葉樹や竹などの葉の先が尖ったものは、そこから自由電子(エレクトロン:e-)を放射している様子。その為に、マイナス(エア:酸素)イオンが多い事を喜ぶ稲作は田圃の風上に竹林があると稲の出来も良いとか。
 そして、これらの電気的な場は、土中での微生物や、われわれ生物の体内常在菌の働きにも影響している様です。

 もしかすると土木や林業で事故が多いのは、地形を変え大地の電気場を乱す仕事をしてるにもかかわらず、そういった電気場の乱れの影響を受け易い粗い神経回路を持った人達が多いからかも知れません。つまり脳波が常にベータ波で乱れている人達ですね(粗い周波数に同調し易いということ)。

 逆に感謝の気持ちは、脳波を落ち着かせ、そして体内微生物も活性化させる様です(ひいては血も奇麗になるでしょう)。平かな心持ちは、閃きを生み易く、そして他の存在からのメッセージも受け取り易い状態になります。

 日本人を含めて世界各地のネイティブたち(その土地を先祖代々守ってきたひとたち)は事情によって母なる大地を傷つける様な工事を行うに際しては、然るべき儀式と想いをもって取り組んでいたはず。神様デザインとしか考えられない様なあらゆる存在や事象。大地や海、大気、微妙なバランスによってなりたっている自然界の中で、その恩恵を受けて暮らして来ることが出来た我々と、その我々に命を繋いでくれた祖先達も皆人間以外の存在によって生かされて来た訳です。

 其の様な人間以外の存在に対しての礼儀と思いやりがなくなってしまった今の文明社会は崩壊に向かっていることが明白でしょう。
 方向転換しないとならない時期を過ぎてしまったことに気付いた人達が少しずつ増え、新たな世界への一条の光は見えている様にも思えますけれど、その流れを大きなものにするには余程肚を括って臨む事、そして同じ方向を見ている仲間を増やす事が大事かと思います。

 この、心かき乱される様な大変革の時代には、まず感謝の気持ちをもとに生きていかないと様々な場面での選択を誤りかねないでしょう。それは、常に危険作業を伴う山仕事の作業場面でも同様です。

 守る者は守られるもの。自然や他者を守ろうとする気持ちが、ひいては自分自身を守る事に繋がります。差し出すものが還って来るもの。宇宙の法則は平等かつ冷徹です。自分自身を内観し、そして俯瞰できる眼を育てる事が大事ですね。

 本年の皆さま方の御安全を祈念させて頂きます。能書きご無礼を致しました。本年もどうぞ宜しくお願いを致します。

本年もお世話になりました!

6IMG_2536 記事更新も出来ず大晦日の晩を迎えてしまいました。
 今年も皆さま方のお陰で無事終わりそうです。

 さて、記事にするネタや画像は沢山ありますし、記事も途中まで書いてそのままになっているものも何本もあります。
 が、いつもバタバタとしていて落ち着いて記事を書く事が侭なりません。

 でも、夜は毎日しっかりと呑んでいるので、ただ歳くって気力と体力が無くなっているだけかも知れませんね。

 来年は少しは落ち着いて記事が書ける体制を作って参りましょう。

 オフィシャルサイトの方には、自伐的な山仕事の道具のページを整理してアップするのが目標です。上の画像の様にロープ用のプーリーだけでも色々な種類のものがありますから、それだけネタもあります。

 さて、そろそろ夕飯の支度も出来そうです。一杯やって除夜の鐘を迎えましょう。

 来年も皆さま方にとって良い年でありますことを祈念させていただいてご無礼を致します。ありがとうございました!

羽田からの飛行機代が出る「よしだ農都交流モニタ-ツアー」島根県雲南市吉田町 11月17日〜19日

【今年度は地域主体で開催】
 昨年は雲南市の地域振興課の主催で行われた農都交流ですが、今年は地域団体の主催で開催される運びとなった今年度の農都交流モニターツアーについてお知らせします。
よしだ農都交流モニターツア2
































 昨年の農都交流ではリコーさんや木材を利用する会社さん達のCSR部門の方々や、他には早稲田大学の院生の方々が、雲南市の吉田町に於ける地域資源の活用についての現場視察、体験会、意見交換会に参加されました(企業の方のモニターツアーのレポートは未だアップ出来ずじまいでスミマセン)。

 昨年の2回の農都交流会では森林資源活用メニューの講師を務めさせて頂きましたが、今年は大田市での集材搬出体験会と重なってしまい、お知らせの本記事掲載にてサポートするだけご無礼を致します。


【タタラ製鉄は、砂鉄と森林資源があってこそ】
 さて、今年のテーマは、吉田町の歴史的財産のタタラ製鉄だそうです。ジブリの映画、もののけ姫でしたっけ? こちらの奥出雲地方のタタラ製鉄の地域をベースとした内容でしたね。高炉で有名な菅谷たたらなどにも訪れるとのこと。
 優れた日本刀が製作出来たのも奥出雲地方の優れた砂鉄と豊かな森林資源があってこそ。米どころでもあり、美味しい食べ物が多い地方の豊かさを味わってみませんか。
あわいの森竹炭焼き
 それから竹活用の体験会を行うとのことです。これも又、別記事「お知らせ・奥出雲エリア---ミニイベント “あわいの杜一日籠り” 雲南市吉田町民谷」に書きました竹炭を使った蓄電池をもって電気を自給するスタンドアロンの街路灯製作の工房も見学出来るそうです。

 でも、今回はモキ製作所無煙炭化器(右画像)の体験は出来なさそうです。“あわいの杜一日籠り”の主催者で竹蓄電池製作のサポートをしている影山氏によると、無煙炭化器で焼成した竹炭を試験場で検査したところ蓄電池に使用可能と結果が出ているそうです。今後が楽しみですね。
4IMG_0378
 ところで、今回の体験、竹の伐採などの作業指導は、昨年の記事「2015年9月:島根県雲南市職員さんプチ自伐体験講習」に登場する雲南市の職員さん二人です。

 二人ともマイチェンソーほか色々装備・機材を持っていて、実作業をされている(お一人は、バックホウ、林内作業車などもあり、個人的にも山の資源活用をされています。ガチ薪ストーブユーザですね)貴重な行政職員さんです。森林資源活用について熱く語ってくれますので、そちらもお楽しみに。続きを読む

【お知らせ】ロープスプライスワークショップ & ツリークライミングクリニック in 島根 by アウトドアショップK 2016年11月3〜6日 松江市宍道町 ふるさと森林公園

6IMG_2565 以前、ロープスプライス講習の告知をしておりましたが、特殊伐採、樹上伐採のためのツリークライミング講習も含めて正式に決まりましたので、やっと、、、お知らせが出来ることになりました。
 アウトドアショップKさん、スポーツ館を新たに駒ヶ根にオープンしたり、ワーキング館を広いところに移動したり超忙しいみたいです。

 11月の最初の週の四日間で予定通りロープスプライスとツリークライミングの講習を島根県松江市の宍道町とその近辺で開催します。その前日までは、島根の造園協会さんたちの講習を行っております。

 ロープスプライスは二日間ですが、こちらは初日のみの1日だけ受講も可能です。
 今回のツリークライミング講習は、樹上伐採のワークのための講習ですが、経験者のみならず初めての方でも受講可能です。サドルなどの必要なものは有償でレンタル出来ますので、詳しくはアウトドアショップKの木下氏まで確認下さい。

 また、改正されたロープ高所作業のための法令対応のための特別教育もツリークライミングクリニックの初日の午前中に行いますので、二日間のクライミング講習を受講された方には修了証が発行されます。

6IMG_7418
【自伐型の林業の安全確保のためにもロープ活用を】

 ロープスプライスワークショップは、告知の記事で書いたスプライスにチャレンジした時と同様に、クライミングロープ牽引用のロープのダブルブレイドロープのアイ加工のためと、デッドアイスリングや、ウーピースリング(長さを自由に調整出来るスリング)などに使うフォローブレイドロープの加工のためのワークショップが行われます。

 破断強度が3トンくらいのダブルブレイドロープのアイ加工が出来るだけでも現場で重宝します。
 此れ等のロープは、樹上伐採のみならず、従来の林業に於いても使用することが増えて行くのではないでしょうか。

 自分たちは自伐的な作業の時に、ワイヤーを使わなくて良い場合(泥や岩を擦る場合以外)には軽くて強いロープを方が楽なので多用しているし、今では林業事業体でも索張りや搬出に使い始めていますからね。

 重たくて癖がついたワイヤーを引き回すよりも、ケースによってはロープで楽に作業をした方が良い場合もあり、その方が安全性も高まるでしょう。特に掛り木処理には、これらの樹上伐採の人たちが使うロープ関連の道具類があると飛躍的に楽に安全になります。このことについては当ブログの他の記事をご参照下さい。6IMG_7868

 また、樹上伐採まで行わなくとも、高所で作業する場合にはロープで安全確保を行いたいですね。

 その場合、別途材料費を出せばアイ加工の際にスナップをアイに追加すればランヤード(安全帯のロープ部分:胴綱)を自分で作れますし長さも好きなものを作れます。安全帯に付いているロープと、そして自分で作ったランヤードも追加して二重に安全確保が出来れば安心でしょう。

 これらご自分の作りたい物を考慮して、申込みの時点で木下さんに持ってきて貰うものを頼むと良いでしょう。

以下、編集中につき内容変更の可能性あり
【ロープスプライスワークショップの日程と場所及び内容概略】
※費用(2万円/日、作りたいものがある人は材料費)と内容詳細はODSKの木下氏へ。こちらは現地情報です。
 現地の情報、時間に余裕の有る方は観光情報も含めてですが、必要な方は、synchronix@myad.jpまでメイル下さい(※アドレスのアットマークの前のxはcに置き換えて発信願います)。
 他には、PC(ポータブルキャプスタン)ウィンチのPCW3000は何時も車に積んでありますので、ご覧頂く事が可能です。上位機種のPCW5000も一報貰えれば持って行きます。



日  時:
2016年11月3日(木:旗日)、4日(金) 8:30受付開始〜17:00まで
場  所:島根県立ふるさと森林公園内学習展示館学習室(こちらのアクセスマップの入り口側駐車場奥です) 高速道路---尾道松江線は無料なので、山陽道、中国道から格安で来られます(木次三刀屋ICから宍道IC間は有料)から、九州、四国からも利用し易いです。
住  所:島根県松江市宍道町佐々布3352
3日宿泊:
ふるさと森林公園ログハウス:木下氏に要事前申込み。寝具はありますが、シュラフの方が良い人は持ち込みを。
事前宿泊:遠方の方は2日夜の前泊もログハウスに可能ですが、事前申込みをお願いします。費用はODSKさんに確認
お風呂 :ログハウスにはお風呂が一つしかありませんので多人数宿泊の場合には、希望者で近くの温泉「ひかわ美人の湯」に行きましょう。
内  容:詳しくはODSKさんの要綱(アウトドアショップK主催第1回スプライシング講座 in 島根)をご確認。24ストランドダブルブレイドロープのアイ加工。フォローブレイドロープのアイ加工、ウーピースリング作成やランヤード作りもありかな(要確認)。
4日朝食:宿泊の人はふるさと森林公園クラブハウスにて簡単な朝食
交流会 :3日の夜に泊るひとたちはクラブハウスで交流会をやりましょう。内容は受講人数が決まってから相談。
他の食事:3日の朝は自前で。3日と4日にお弁当が必要な方は仕出しを検討中(800円+tax)。コンビニは10分弱の54号線との交差点にポプラあり。食堂は9号線に出ると、はしもと食堂(混んでいる可能性高し)あり。
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                学習展示館玄関前                   宿泊棟エリア

次にツリークライミングクリニックについて
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