島根・山守network

より多くの人たちが山に目を向けること、また山での作業に“安全に”関われるように、素人目線からの情報の整理、補完が出来れば幸甚

替え刃式ノコギリの目立てをやった----循環型リサイクル魂炸裂の巻


 出稼ぎシーズンが終わり、4月になって少し時間ができたので鋸の目立てをやったお話。使い捨てではなくて、日本の古代からの伝統精神、モノを生かすという心がけに近づきたいかなと。題名は内容のわりにはちょっと大袈裟ね。
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 さて、コロちゃんのお陰で講師業が激減したので、そんなことをやっている場合か?と、言われればそうなんだけど、気になりだすと片付け終わるまで何時迄も頭の隅に残っていて邪魔なので実行することにした。
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 というのも、冬場の出稼ぎの公園の支障木や枯れ枝処理作業をやったときに、長柄のノコ、つまり高枝ノコギリというカテゴリーに入るシルキーの「はやうち」をかなり使ったからだ。

 主に使ったのは、私じゃなくて木登り担当の仲間二人なんだけどね。それも相当高い樹上から何度も落とされたし・・・(^^;;
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 上の画像は伸ばしていない状態だけど、最長に伸ばすと4.9mの「はやうち3段」を使っている。この画像に載っている仲間の名越氏は、同じシルキーの長柄ノコギリのロングボーイ(3.6m)も持ってきているけど、ロングボーイは刃厚が薄いので刃がたわむんだよね。それにアサリ無しだし。

 「はやうち」は、アサリが付いていて刃厚もあるので足場の悪い樹上での作業でも条件によっては使いやすいかもしれない。
 また、わたしのは、3段の4.9mなので重量的にも(2.65kgなので)使いやすい方かと思う。

 この間、出雲の方で電力会社の支障木伐採をやっている堀江氏と一緒に広島で一般市民向けの広葉樹伐採講習を行った際に、彼は6.3m長「はやうち4段」を持ってきていたけど、(3.28kgと)重たくて大変だと言っていた。
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 さて、この「はやうち3段」、ネットの安いところでは1万5千円くらいで売っている。わたしは、2017年だったと思うけど、香川で林業機械展が開催された時にシルキーのブースで1万円で買ってきたことは、以前の記事に書いた通り。
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 シルキーのユーエム工業さんは、林業関係のイベントの時には、製品を格安で大放出するんだよね。これって、定価は24000円くらいだからね。

 其の上、私の場合は特別だと思うけど、刃渡り65cmのカタナボーイ650(定価26330円、ネット最低価格14213円)をなんじゃかんじゃで、その時に五千円で手に入れてしまったのも、同記事に書いたこと。超ラッキー!!!

 また、其のカタナボーイ650についての記事も別途アップしてある。これがあれば、ちょっとした木の伐採も可能なので、チェンソーのガソリン切れ、バッテリー切れを起こしても大丈夫かと。
 もしくは、紛争などで原油が入って来なくなっても伐採して森林資源の活用ができるってこと。


【替え刃式のノコでも目立てできる】
 って、知ってました? ま、知ってるよね。でも、ノコの目立てはチェンソーの目立てよりも面倒だから普通やらないよね。

 とは言っても、ちょっと前までは替え刃式なんてなかったから、ノコは目立てしながら使うものなので自分自身で刃付けを行う作業は必須だったでしょ。
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 上の画像の上側二本は同じ製品のもの。下のノコは目立てしながら使い込んだものなので減って刃身が細くなったもの。一番下はちょっと造りが違うけど、同じ様に使い込んで細くなったもの。

 これは、神奈川北部の林業地帯の津久井に住んで居た時に懇意にしていた金物屋さんで撮影させて貰った。替え刃式のものが出るまでは、刃を研いで、そしてアサリ出しをやりながら使い込んでいたので、こんな細くまでなるまで使っていたというわけ。

 今の時代、何もかも使い捨てだもんね。ありえんわ〜! 道具も使い捨て、家も使い捨てみたいなものしか建てられんから、日本特有の高品質の木の文化を支えるための宝の様な存在である大工さん、そして鍛冶屋さんが消えて行くわけ。

 道具作りの匠、鍛冶屋が居て、木の素性を見抜いて湿気の多い日本の気候に合った木造建築ができる大工が居れば、自然界から調達した素材で住が賄える。

 木と竹と土で作れる伝統的日本家屋は、解けば自然界に戻っていく。乾燥した地域とは異なり土壌菌が活発に活動できる日本の大地では何者も循環サイクルの中にある。

 自然素材で作った家は現代の様なゴミ処理に多大なコストと手間が掛かることもない(その上、鉄骨建築の様な磁場が狂った空間で免疫力を落とすこともない:地磁気測定器で地場計測済み)。地球に負荷を掛けない生き方を選んできた縄文の時代からのDNA。

 1万数千年もの間、大きな戦いもなく、そして集落内で障害者も怪我をした人も老人も大事にされてきたことが遺跡からも判る精神性を引き継いでいるはずなのが日本人の特長。

 ところが今の時代、下手すりゃ人間も使い捨ての世の中に成り下がった。そんな世の中にしたのは、道具を使い捨てにしている(金に踊らされで使い捨て文化を受け入れた)自分たちの精神が原因で、世の中の在り方は其の反射だよね。心の有り様が相似的に世の中に反映しているだけかと。要するに依存的な弱い心だから魔に取り込まれてしまった訳だよね。

 そして其れは、技術や智慧、経験が後の世代に伝えられずに、大事な日本人の文化が崩壊しているということの原点。勿体無いとかいうレベルの次元じゃないよね。

 その様な生き方をしていたら、地殻変動や火山噴火などの自然界の大災害が来た時に、ライフラインも通信も、当然お金の流れもストップした時に、もし長期に亘って自分たちで生き延びて行かなければならない状況に陥った際には、烏合の衆が右往左往するだけになってしまう(災害時に智慧を使い、感覚を鋭くして生き延びていく地力は日頃の生活姿勢から構築されるものでしょ:だから此のブログにはレスキューのカテゴリがあるわけ)。

 其れとは別の要素、わたしの場合には貧乏性なのか、はたまた実際に貧乏だからなのか子供の時から道具は直しながらリペアやリサイクルして使う人生なので、例え替え刃式のものでも研ぎながら使う。

 そもそも、子供の頃には忍者に憧れて、建築資材の四角い鉄の板をヤスリで擦って手裏剣作って遊んでいたし、肥後守も研ぎながら使っていたので、そんな精神が身についているということ。

 それに元々が林業畑でもないのに木を伐る仕事や講習をやっているのは、自給自立的な生活をするための素養の一つだと言うことで、20数年前から本業の合間にやり始めたから。だから、何事も基本はリサイクル精神。
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 そして万が一原油がなくても手道具でなんとかすると言うのも基本精神で縄文之森協議会の道具揃えを行なっている。だから手道具類は一通り揃っているし、其の上13年くらい前に全林協さんの本には、手道具の修理修復などについての記事を全体の四分の一くらい(一章、三章とコラムをペンネームで)書いたことがある。

 農ができれば、次は林が出来なきゃダメでしょ、ということ。それもプロじゃなくて一般市民が安全に山の資源を活用しつつ森林保全ができるというのが良いでしょ。だから、重機がなければ木を伐って山から出せない様なプロ仕様の仕事の仕方じゃなくて、お金があまり掛からない道具類を使って安全に楽に里まで木を持って来られるやり方ね。9784881383247-2

 だから、7年くらい前にも、同じく全林協さんの「New自伐型林業のすすめ」という本に取り組みについて色々書いたし、総務省の地域おこし協力隊制度を活用した若い移住者の取り組みの導入を此方でやったけど、その後何年経っても自伐の人たちがやっていることは技術的にはワンパターンなんだよね。

 確かに、山に優しい山を壊さない小規模素材生産業者は増えているけど、それは森林組合とか林業事業体の小規模版でしかないでしょ。

 それよりも、自伐とか言う生業として利益を出す仕事としての捉え方以前に、自分たちで山の資源を活用したい一般市民はたくさん居るので、安全に楽に、そして楽しく行える方法を自分たちで編み出していかないとね。

 それには、道具も新品ばかり買っていては資金が幾らあっても追いつかないから、農家の納屋に放ってあるものや、人から譲って貰ったものを使える様にリペアする技術も大事だと考えたりするんだけど如何?
 チェンソーだって、こう言った手道具だってそう。だから、以前の記事にも貰ったチェンソーを復活させる話を幾つも書いていたりするんだけど、そんな話、興味ないっすか?

 てなことで、「はやうち」の刃を研ぎ直すついでに、他の替え刃式のものも含めて、刃先が減ってきたもの全部の目立てをやってしまった。
 真ん中の二本は、関東でも使われている信州の両角鍛冶の手鋸。右側のものは口金を自作してきっちりと固定してある。
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 そして、切れ味が復活してサクサクと切れる様になって心がスッキリ! でも、替え刃式のものが自分で研げるとか言うと営業妨害になるんかな? silkyのサイトでは、「はやうち」のページには下記の様に載っているけど、他の製品については記載されていないもんね。
Q:目立直しはできますか?
A:目立直しできます。両刃ヤスリをご利用くださいませ。
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人材募集:高所伐採作業のサポート作業。樹上伐採見習いを含む・牛丸木材(八王子市)募集要項:東京・神奈川エリア---クライマーの仲間からの人材募集依頼ありの巻


 相変わらずバタバタと忙しくしている高濱@縄文之森協議会です。島根の田舎からの発信ですが、今回は首都圏でのお話です。

 11年くらい前に神奈川の林業事業体に少しだけ在籍していた時の仲間からグラウンドをやってくれる人は誰かいないかと問い合わせを貰いましたので記事にして掲載してみます。
(記事は、2021年の3月に起こしていますが、一応常時募集という形だそうです。この記事を見て興味が湧いた方は末尾の問い合わせ先まで連絡してみてください)


【高所伐採のグラウンド作業をやりたい方(樹上伐採見習いも含む)募集---東京都八王子市起点】
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 彼とは時々連絡を取り合っています。奥さんのご実家が山口の日本海側にある長門市なので、此方で会ったこともあります。

 今回は、わたしが広範囲に顔が広いので、そんなことを言ってきたそうですが、そうは言ってもわたしの関東の仲間たちは皆年取っていますし、もう神奈川を出てから10年経っていますので、樹上伐採という特伐関係で関東エリアの人たちに知己はほとんどいません。

 一応、事前にやりたそうな若い人に声がけしてみましたが、横浜中心部からだと通えないでしょうね。
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 まあ奥の手としては、アウトドアショップKの東京店がありますから、社長に声を掛けてみるという手もありますけれど、その前に記事にて要項をアップしてみましょう。

 その仲間本人に、現場の画像を送ってくれと頼んで送って貰った画像と共にアップしてみます。現場の人はあまり写真を撮ることって少ないので、やはり彼も少ない中から画像を送ってくれました。
 こういった情報を提供するにしても、写真から滲み出る現場の雰囲気って大事ですからね。

 ところで、わたし自身は、彼と特伐の仕事を一緒に行ったことがないので、わたし目線から仕事内容についてのコメントは特にありません(が、以前一緒に仕事をしていた時には、若い彼から厳しく指導された記憶がチラホラと)。

 今度、神奈川に帰郷する機会があったら、彼のグラウンドや搬出のアルバイトをさせて貰おうとは言っておりますが・・・奴は厳しいからなあ(と、電話で言ったら、今はそんなことないらしいです)。

 なので、興味がある西東京、神奈川北部にお住まいの方は、画像をご覧いただきご自身に合いそうならば問い合わせをしてみてください。

 念の為、こういった仕事について知識がない方向けに、私見ですが一応注意点だけ書いておきましょう。

・樹上伐採の業界でグラウンド担当の作業は、クライマーの仕事が一人前にできた上でのものと言うのが前提です。そうでないと連携が取れないだけでなくクライマーを危険な状態に陥らせてしまうことがあるからです。

 が、なかなか其処までの人材は確保出来ない場合がありますし、今回の募集においては降ろした枝や伐採木の片付けの作業が、まずできる人が欲しいということですね。
現場
・林業をやっていたからと言って、樹上伐採ができるかと言ったら、まるきり世界(頭の構造や意識レベル)と作業クオリティの質が違うのでお話にならないことがままありますことを頭の片隅にでも置いてお考えいただければと。
樹上から
・チームプレイなので、他人とのコミュニケーションが採れる人であることが前提でしょう。
クレーン作業
・整理整頓が上手な人・イメイジ力豊かな人:樹上伐採を含め、地面の上での伐採や集材・搬出作業は、作業現場の片付け、足元の片付けなどは、作業を行いながら随時行っていくものですね。

 何事も段取りが八分と言いますけれど、今の手元の作業をしつつも、次の作業に向かって段取りをイメイジしながら行っていく必要があります。滞りなく流れる様な作業風景は美しいものですね。

 ですから、他の人に指示されながら動くような受け身の人たちでは、こういったスリルと危険が満載の実作業の連携が凝縮された特殊な伐採現場作業には対応しきれないでしょう。
 高所伐採に限らず職人仕事はどんなものであれ、そういった能力が必要なもの。そして、高所伐採の作業に於いては瞬時に結果が出てしまいますし、場合によってはシリアスな状況を呼んでしまうわけです。

 さて、一般的に山仕事を個人的に行なっている場合には自分のペースや自分が安全管理を行える範囲で行なっていれば良いですが、林業という仕事になると向き不向きが完璧にあります。

 その上、樹上伐採は格段に次元が違う能力が必要な内容になることが常でしょう。やっている彼らをホント賢い人たちが多いと思います。

 ですから、チームプレイのスポーツやエキストリームスポーツをやってきた人たちが、さらに挑戦するには奥が深く、そしてやりがいのある仕事だと思いますが如何でしょうか。

 当然、仕事への取り組み方や心の姿勢などについて自己改革が必要な場合があります。自己を高めていくというスタンスを持っている人たちには最適ではないでしょうか。ですから、自己の利益やプライドばかりが先ずありきのエゴの強い人では先行きはどん詰まりでしょう。

 難しい仕事ほど、頭や心を柔らかくして、「できない理由を考えるのではなく、できる方法や智慧を模索して実行し」、そして身に付けていく必要があります。それが自分自身の地力となります。どんな世界でも同じです。

 ですから、素直な人はどんな業界でも伸びる可能性を持っていますし、他人から引立てられますものね。

 ただし、言うまでもなくこういった作業は、危険と隣り合わせの作業なので安全管理意識が高いこと、当たり前ですが、だらしない人(私生活においても)は不可ですね。これはプライベートだから関係ないだろうという論法は成り立ちません。

 クオリティの高い仕事や生活を行なっている人たちから視る統計的観点から観ても、仕事でだらしない人は、私生活でもだらしない事は分かりきっていることです。その逆も然りで、何事も相似的ですからね。
 こういった特性は、一般社会生活では問題にならなくとも、伐採の様な危険作業や命がかかったギリギリのエキストリームスポーツでは、その人の持てる精神的偏向性が速攻滲み出てしまいます。

 何事に於いても自身のコントロール下に置こうという(不確定要素をできる限り減らす:当たり前のやるべきことを実行する)意識に欠けるだらしがない人(無責任、他人任せ、自己確立されていない依存的人生観を持つ人)は、事故やトラブルを呼び込みがちになるのは法則的なものがありそうです。
運搬

【牛丸木材(八王子市)募集要項】
以下に貰った募集内容を整理して書いてみます。伐採木
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冬場の出稼ぎ話の続き---デリカ満載の生活用具と道具を積んで行く公園の支障木伐採仕事の巻


 前々回の記事では、広島へ冬場の出稼ぎに行っている話を書きました。あと2年、この公園では支障木、枯れ枝の処理の仕事があるらしいです。
 仲間たちが綺麗で丁寧な仕事をすることもあって、市の担当者が気に入ってくれているために再度仕事が来る可能性は高そうです。ま、あくまでも可能性ですけどね。

 さて、昨年この公園に最初に仕事に行った時の話は、去年の記事のハスクバーナのポールソーを導入した際のものに書いてあります。
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 その去年の作業では、基本メンバーは今年と同じでして、数年前に独立して一人で山仕事をしている仲間の神内さんと、先年まで電力会社の支障木伐採の仕事を請けていた会社をやっていた鳥取の名越さん、そしてわたしの基本3名でやっていましたけれど、それだけでは手が足らなかったので、土日に手伝いに入って貰った仲間たちがいました。
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 しかしながら、今年の作業は高木の枝降ろしも少なからずあったものの、あとは自分たち3名だけでこなせる内容だったために今回はお手伝いは頼まず終い。みんなで一緒の作業ができなくて残念でした。
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 でも、残念だっただけでなく、時にクライマー二人相手にグラウンドのわたし一人での片付け作業を行うこともあったので、其の時はわたしの様な年寄りにとっては、かなりしんどい思いをしたのが今年の作業でしたね。

 さて、今年も此の4mポールソーが活躍する場面もありましたけど、このハスクのポールソーは、何もしなくてもソーチェーン用のオイルが漏れてくるんですよね(お店に持ち込めば良いんでしょうけれど面倒がって未だやっていません)。

 で、デリカの屋根に積むのにも漏れたオイルが外に垂れない様に厳重に梱包してあります。なので、使う時には雨対策の梱包を解き、また作業終了後に元に戻すのが面倒なんですよ。
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 という屋根の上に積んでいるポールソーの話を書きたいわけではなく、このデリカで現場や講習に行くと、多くの人が中を覗いて面白がっているので、余りにも荷物が多かった今回の出稼ぎから帰った時のデリカの風景を載せてみようかなと。
 現場でも、荷室を覗いた元請けの森組課長にも、「道具積みすぎ!」、とか言われたし。

 って、あまり一般受けされる様な内容でないないのですが、年末から更新率がガクッと落ちたので、簡単な記事でも書いてみようかと思ったからでした。
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 もう、車中泊はできません。宿屋連泊仕様です。
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エコー強力50Vバッテリー刈り払い機購入---バッテリーが一個おまけで付いてくるキャンペーン中だったからの巻


【購入予定がある方達へ】---昨日の時点ではまだキャンペーン中だった農林業機械専門メーカである株式会社やまびこの海外向けブランド、エコー50Vバッテリー刈り払い機BSR56VUのバッテリーが一個おまけでついてくる件のお知らせ。

 全国で先着3000台までだそうで、再度行うかどうかは判らないというキャンペーンらしいため、本ブログを覗いている方々で、かつバッテリー刈り払い機に興味をお持ちの方向けに急遽お知らせのためのページを作ってみた。

 前記事に書いた広島県への出稼ぎが一ヶ月(実作業日は15日くらいだったけど)ほどになり、先日の土曜日の夕方に島根に戻ってきた。
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 その記事中には、共立のツーグリップタイプで、スロットル操作に対してのピックアップが物凄く良いプロ仕様エンジンの刈り払い機を2月に買った話を書いたのだが、続いて昨日には昨年夏に使用インプレッションを記事にしたエコーの50Vバッテリーの野山でも使える下画像にある電動刈り払い機を突然購入して来てしまったのだ。
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 いや、以前から此れは欲しかったんだけどね。わたしの様な振動病気味の手に優しく、そしてメチャ暑い夏でも、早朝から静かに草刈り作業ができるバッテリー式の強力な刈り払い機は歳食ってアチコチが弱ってきているわたしには必須アイテムだからだ。

 これまた他の記事にも書いたマキタの36Vバッテリー刈り払い機はあくまでもアーバン草刈り用だし(記事はこちら:元は葛切り用に改造しようと導入)、マキタからプロ用も出たとは言ってもそもそもの造りが農林業の道具としてのセンスがないものだったから、生粋の農林業機械メーカであるやまびこ(エコー:ホムセンバージョンの格安エコーとは違う海外向けブランドのエコー)のものが欲しかったわけ。

 でも、コロちゃんで生活苦になってしまい其れどころではなかったのだが、広島から帰って来て久々に行きつけの益田市の石見エコーさんへ顔を出したところ、此のエコーのバッテリー刈り払い機が展示してあるじゃないですか。

 聞いたら、メーカーが先着3000台だけセット買いの人にもう一つバッテリーをプレゼントしているキャンペーンをやっているとのこと。

 エコーの50Vバッテリーの2Pという容量が大きいタイプは、1個36000円ちょっとする。マキタの18Vバッテリーの倍以上もするからね。

 嫁さんが側に居たのにも関わらず、もうグラグラっと来て速攻決めてしまった。何時もの様にお支払いはお金が入った時払いで良いというのも、良いのか悪いのか。。。

 そう言えば一昨年の暮れにハスクのポールソーを買う時にもバッテリー1個おまけキャンペーンがあり、また去年の春には続いてハスクのバッテリーチェンソーT535iXPもバッテリー1個おまけキャンペーンがあったので手を出してしまった経緯がある(コロちゃんが流行る前だったのでウッカリお金を使っちゃったんだよね。だから去年の夏季がやばかった〜)。

 電動ものはバッテリーが高いから導入を躊躇してしまうんだけど、メーカも拡販したいのでツボをついたことを時々やるからね。
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 上画像ではバッテリーが3個写っているけど、2個がキャンペーンもの。上画像のセットは一回程度使っただけで、広島の仲間の知り合いの人に9万円で譲ってしまった。

 というのは、T535iXPよりも1.5kg程度軽いエコーの50VバッテリーのトップハンドルチェンソーBCS510Tがリリースされていたことを知ったからだ。わたしの使い方だと重たいハスクよりも軽いエコーの方が合っているからね。

 あ、そうそう。まだ記事が作れていないけれど、昨年末にアーバンフォレストリーの吉見氏のリギング講習が島根で開催された際に、二人くらいに樹上で此のBCS510Tを使って貰ったら、「普通に使えますね〜!」、という感想をもらった。

 そのBCS510Tについての記事は別のブログにアップしてあるので、興味がある方はこちらをご覧あれ
 このBCS510Tは前記事に書いた様に除伐の現場でも活躍していたし、今回の広島への出稼ぎ現場であった公園の支障木危険木伐採の現場でも重宝していた。

 1.1mmゲージのスチールの71PM3チェーンに換装してあるのでカッティングパワーも充分だし、軽く(重さは共立のCS252Tとほぼ同じで、カッティング能力はCS252Tに25APチェーン装着のものと同じくらい)、そしてボタンのオンオフだけで使えるので超楽。

 枝の処理に使うくらいで、一日中使いっぱなしではないので、バッテリーが二つあれば終日使えるし、大抵はバッテリー1個分位しか使わなかった。
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 当然、大きなエンジンチェンソーも使っているけれど、木登り担当仲間もハスクのT535iXPも使っていることもあって、公園での作業音が静かな時が多いのが良かったね。
 兎に角パワーさえ足りる枝ならば、樹上作業もバッテリーチェンソーならエンジン始動作業がないので楽だよね。

 と言うことで、エコー(やまびこ)の50Vバッテリー刈り払い機BSR56VUが今だったらバッテリー一個がおまけで付いてくるキャンペーンをやっている(らしい)というお知らせを急いで作ってみた。

 この「らしい」、と言うのは、ネット検索しても出てこないメーカー(やまびこ)の販売店向けの消極的なキャンペーンみたいだからだ。

 それに石見エコーさんに聞いたら、やまびこの販売店でも此のバッテリー1個おまけ付きキャンペーンをやっていないところもあるらしい。
 石見エコーさんでも、取り敢えず2台仕入れただけとのこと。島根西部、山口東部の人でもし欲しい人が居られたら石見エコーさんへお急ぎを。あと1セットだけだからね。

 もし、キャンペーンで導入される方が居られたら注意点を一つ。バッテリーには、50V 3.66Ah の大容量2Pタイプと、小型軽量の1.82Ah の1Pタイプがある。

 以前、このBSR56VUを導入された鍼灸師の先生に聞いているのは、2Pバッテリーで新しいチップソーを付けて普通の草刈りで1時間半以上、ナイロンコードでブン回すと30分とか40分位の使用時間ということ。

 キャンペーンで1個おまけに付いてくるのならば、当然2Pバッテリーでなければ損だし、そもそも仕事にならないだろうということ。

 あと海外向けエコーブランドのバッテリーツールには、ブロアとヘッジトリマー、そして両手ハンドルのチェンソーがある。此れらには2Pタイプのバッテリーが使える。
 トップハンドルチェンソーのBCS510Tは1Pタイプのみしか使えない。

 バッテリーものは、共通バッテリーをどれだけ共有できるか、と言う視点で道具立てを考える必要があるだろう。

 うちはマキタありのハスクありの、そしてエコーありだが、其々に展開できるので、まあ良いかなと。ただ、充電器の数はメチャ多くで往生する。エコー2台、ハスク1台、マキタが3台(内1台がWのもの)。

 取り急ぎ、何時の間にか終わってしまいそうなお得なキャンペーンがあったので記事にしてみた。

 さてさて、今週末と来週末で、一般市民さん向けの講習(広葉樹伐採搬出、ロープ軽架線搬出など)を島根と山口で行うためにテキスト改訂作業中のため、ザッと書いた記事でご無礼を致します。

 使用インプレッションは最初の紹介記事にも書いてありますけれど、庭の草刈りをしてみて思うところもあるので、また詳しくは後日記事をアップしましょう。
 山仕事もコロちゃんの影響大なのに、相変わらず道具に投資してしまい大丈夫なのだろうか?状態の高濱でした。

冬場の出稼ぎ:エネルギーフィールド造りの巻


 本日は雪で作業を中止にしたので旅館でモニターを前にのんびりと事務作業中です。パソコン上でやる仕事はたくさんあるのですが、正月のご挨拶記事に書きました様に生活費稼ぎに昨年の終わりころから一般市民さん向けの山仕事講習以外の時には現場仕事にも出ているためにキーボードを打つ時間がありません。

 今日もやることが色々ありますが、大分間があいてしまいましたので簡単な記事をアップしようかとブログを開きました(書き掛けの記事のストックは膨大にあるんですけどね)。

 今の現場は、広島県某市の大きな公園の支障木の処理の仕事です。昨年に引き続き今年も仕事を頂きました。あと2年くらいはあるらしいです。

 昨年は、高所作業が多かったのですが、今年は少なめなので足で動いて稼ぐ実作業が多いために工期はあまり縮められそうにありません。

 一応、宿には三週間程度と伝えてあります。炬燵から灯油ストーブ、PCセットから調理器具や炊飯ジャー(朝夕は付いているけどお昼の仕出しはやって貰えないので自前で弁当を用意)まで持ち込んでいます(空調が嫌いなので)。

 山仕事の道具以外にもそんな生活用品も満載でやって参りました。正しく出稼ぎですね。とは申しましても往復で300km程度。たまに日帰りすることもあるエリアです。

 作業二日目に日本海側は暴風雪。とは言ってもこちら公園での作業なんて雪が降ったってそれも良し。公園が現場の作業なんて天国みたいなものです。スミマセン・・・

 わたし的には荒れた山を綺麗にするのが好きですが、中国地方の公園というのは山との地続きなのでイノシシ出まくりの様なシチュエーションの山にあります。
 なので、整備し甲斐がありますね。
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 もちろん、こんな平らなところは滅多にありませんし、藪の中での作業も少なからずあります。
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 この日の雪の量は大したことはないのですが、強風が横殴りなのと、時々ホワイトアウトするくらいに降ったりしました。山の上なので下の河からの風がかなり強く吹き上げます。

 初日は天気に恵まれて作業も捗ったんですけどね。
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 さて、今年の対象木のピックアップリストには190番までありますが、昨年は高所や大木が多かったので40本も行かなかった覚えがあります。さて今年はどんな作業になるでしょうか。

 そして、ここの現場の前には、山口県の海沿いの海岸林の山の中で作業をしていました。1月後半から2月前半まで行ってきました。作業を終えて帰りの景色はこんなです。
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 家から往復で130km程度なので通いです。下道で距離は長いですが、信号で引っ掛かっても5つ程度なので割と早く着きます。都会とは違いますからね。でも、朝の5時起きです。

 作業道脇の藪を綺麗にする作業です。
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 藪と言っても蔓性の植物はそんなに繁茂していないので楽な方です。
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 針葉樹林帯もあります。
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 細い灌木や枝葉はおおよそ空間中にある間に刈り払い機で細かく刻んでしまいます。そうすれば、林床に細かく密に敷き詰めらる様に散って広がるので大地に還元されやすいですからね。その次の仕事は小さな昆虫類と菌類の働きに期待します。

 逆に灌木などを根元から倒しっぱなしで全体に地面から浮いていると、ただ乾燥してしまい、いつ迄経っても大地に還りません。まあ、それが普通の除伐作業ですね。

 伐採時にも同様で、直接の頼まれ仕事の場合には、針葉樹の枝も元を揃えて寝かして、あとはチェンソーで細かく刻みます。
 そうすると枝を集めて積み上げた時よりも三分の一程度の容積になり、放っておいた時よりも大地に還元されやすくなります。

 太めの灌木は並べて置いて地元の人が薪用に持って帰り易い様に積みました。
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 たまに太い支障木や枯れ木の掛かり木処理にチェンソーやロープを使うことがありますけれど、作業のほとんどは2グリップの刈り払い機とトップハンドルチェンソーです。
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 トップハンドルチェンソーはエコー(やまびこ)の50Vのものですね。エンジン始動の手続きが要らずにボタン一つで運用できるのはホント楽です。

 刃はスチールのマイクロチェーンに換装してありますが、これがちょっと使いにくい時があります。それはまた別の記事にしましょう。

 ところで、このバッテリー自体の保ちは二個で1日充分もつほど出番が少ないです。ここの除伐は、ツーグリップの刈り払い機があれば大凡の仕事ができますからね。
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 後述しますが、低中速のトルクがある刈り払い機を使えば、玉切りだったら10cm直径くらいの木も切れますから。山林用のチップソーでもササ刈り刃にアサリをしっかり付けて研ぎあげたものでも同じ様によく切れます。

 但し、山林用60Pチップソーの目立ては、丸ヤスリでできるササ刈り刃よりも面倒ですね。その代わり60Pと刃数が多いので、切った木っ端がササ刈り刃ほどには飛び散らないので安全度が高いです。
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2021年 新年明けまして御目出度うございます!---其の2 お金を介在しない余禄経済シリーズ


 まだ元旦です。新年のご挨拶の其の二、ってしつこい・・・
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 広島の三次漆生産組合の武田先生から頂いたお手製の漆を塗ったお箸です。その漆塗りのお箸を本日初めて使いました。

 中国製漆ではございません。純国産のそれもお手製の漆です。其の様なお箸をお正月元旦に使い始めるのも縁起が良さそうです。
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 上画像のつまみで呑み始めたのは今朝の11時頃だったか、、、集落の八幡さまの元旦祭に参列させて頂いた後に家に戻ってきましたら、かなりの空腹感が・・・

 そうです。前回の記事に書きましたように昨夜の大晦日夜遅くに嫁さんと呑んでいたら、年越しそばを食べない内に何時の間にか倒れて寝てしまったんですね。

 そして真夜中に新年のご挨拶の記事をアップしてから寝直し、そして元旦祭へ行ってきたというわけです。

 今年は天気が冴えないので高津川へご来光を拝みには行きませんでした。家の二階から写真を撮っただけという横着ものです。

 光って池の様に見える地面は圃場整備中の田圃ですね。集落全体に圃場整備が入って景色が無機的になってしまいました。土手に芝の様なものを生やして草刈りを楽にしようとした為なのですが、果たして目論見通りになるのかどうか。
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 で、八幡宮へ。
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 此方の八幡宮の秋の大祭とかには数度参列させて頂いたことがありますけれど、元旦祭はこの地域に6年前から住んでいて初めての参列です。
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 でもって、ここの宮司さんは毎度話が長いんですよね。今回もコロナを題材にお話をされましたけれど、「今は我慢の時期なので、耐えて皆で乗り切りましょう・・・」みたいなあまり実のない様なお話が延々と続くので、『わしらはあんたの長い話を聞くことが我慢なんじゃ』、と心の中で叫びました。

 終わった後も集落のオッさんたちにこの想いをぶちまけました。というのも、前回参列した大祭の時にもコロナ対策で開けっ放しの拝殿で寒い中を延々と面白くない話をされたので、みんな後で「はぁ〜、やれんねぇ・・・」、ということがあったからです。

 けして、わたしが不信心なわけではございません! また、自分たち的には神社などにお願い事をする様な心持ちは全く有りませんけれど、地元に住まわせて頂いているのでお礼のご挨拶の意味で時々は参拝はさせて貰っています。
 ここの奥には戸隠神社もあります。苔生した参道で、周りの木々も大きくて雰囲気があるんですよ。

 さて、其の後、皆さんは公民館で新年会のお神酒を飲みに行かれましたが、わたしら夫婦は昨夜大晦日に食べ残したものがあるので家に戻って夫婦だけで新年の乾杯です。
 だって、お酒も何人もの方々に頂いた美味しいものが家にはいろいろありますしね。

 お金を介在しない余禄経済シリーズの最初頃に書いた田口氏から、この30日には、「久々に海に潜ったので魚持っていきます。」、と石鯛やらクエの柵を貰ってあるし・・・それも島根ワサビの良いやつと共に。

 あ、上の画像のお刺身は、益田市の伊藤鮮魚店さんという個人商店のものです。もう半分は大晦日に食べてしまった、その残りですが、フグや赤貝、サザエからサワラなどなど色々な盛り合わせです。

 そしてビールも最近コンビニで見つけたエビスの美味しいやつ、アルト系のものがあります。最近これにはまっていてこればかり飲んでいます。ローソンにありますね。
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 20年くらい前だったか、少し懐が豊かな頃には、北海道の大沼ビールを取り寄せて飲んでいました。行ったこともあるし。。。かつてドイツで金賞や銀賞を受賞したこともある地ビールで、当時こんな美味しいビールがあるんだとビックリしたものです。

 其の中でもアルトが一番好きでしたね。なので、大沼ビールにはとても及ばないものの、このエビスのプレミアムエールはかなり美味しい方だと思います。

 で、漆塗りの記事は秋に書きかけてあって、これまた放置状態ですが、皆さんご存知の方も居られると思いますけど、漆塗りは世界最古の塗装ですよね。
 縄文人が作り上げた塗装技術と言うことになっています。

 自分的には漆塗りの特化していることは帯電しないことがあります。相似象学会に書かれていたことだと思いますが、プラスティックの様な化学樹脂製品の御盆だと果物などは酸化して腐りやすくなりますが、昔ながらの木の漆塗りの御盆だと長持ちします。

 これは経験上知っていました。プラスティックのものは食べ物が悪くなるのが早いですね。冷蔵庫に入れる器にしても同様です。なので、元蕎麦屋の嫁さん一家では業務用冷蔵庫に食材を仕舞う際には陶器かホーローのウェアを使っていたそうです。

 自分的には、リンゴとかミカンなどの果物がプラスティックに当たっている部分からダメになっていくことを目にしています。

 漆塗りの器は電荷の移動がない(電荷の移動 = 自由電子e-が抜ける ---> 酸化 ---> 腐敗 ---> 崩壊)からなのですが、特に我々山仕事をするものにとっては、漆塗りの曲げわっぱにご飯を入れていくと美味しく食べられるので重宝したりします。

 その漆は市場に出ているものの殆どが中国産に置き換わっている様子です。日本の文化財の維持に沢山の漆が必要だそうですが、国産のものが手に入らないみたいです。
 中国製は質が良くないので、そういった文化財の保護には使いたくないらしいですね。

 その辺の話と、漆栽培と漆を通した仕事づくりの話について武田先生に色々伺っているので記事を書きたいのですが、今は記事を半年くらい発酵熟成中ということになってしまっています。

 と言うことで、この元旦に頂いた漆塗りのお手製箸を初卸ししたこともあり記事を立ち上げてみました。

 頂いたお箸とお酒で美味しくブランチです。最後は、猪肉のお雑煮です。それもバターを落とした少しくどいやつね(横浜で育った子供の時から、父親の趣味でうちはお雑煮にバターでした)。

 さて、今晩は昨日食べ損なった手打ち蕎麦をサッパリと頂きましょう。お、そろそろ19時ですね。皆さんもかんぱ〜い!!!

 ではでは、本年も宜しくお願い致します。

P.S.午前中に広島の仲間から新年のショートメッセイジを頂きましたので電話をしてみたところ、前回の記事の年賀状の載せさせて貰った写真中の仲間は、この大雪で電力会社の支障木処理に緊急出動しているとのこと。
 他にも同様の仕事をされている方々も知り合いにはおられます。皆様方の作業のご安全を祈念しております。有難うございます。

2021年 新年明けまして御目出度うございます!


 新年明けまして御目出度うございます! 10月以降更新が滞っていてご無礼を致しました。
 11月からの記事は幾つも書きかけのものがありますので完成しましたらアップしたいと思いますが、なかなか時間がとれません。

 12月半ばには、本ブログの別記事にいろいろ登場している美郷町の神内氏が長野からアーバンフォレストリーの吉見氏を招聘して行った、とても充実したツリーワーク講習がありましたので、その記事も立ち上げたいのですけど、、、何時アップできることやら。其の時の皆さん、もうちょっと待っていて下さいね。

 と申しますのも、Coroちゃんのお陰でメインの収入が無くなったことがあり、それで仲間の現場仕事を手伝いに行っているために、何時も疲れていたり、振動病気味の手が痛くてブログを構うことが出来ませんでした。いやあ〜、やっぱり歳ですね。
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 此処は尾根に近いところ。まだやり易いところですね。谷沿いは滑落必須の超足場が悪いところばかり。実際に斜面も崩壊しているところがあります。
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 グーグルの衛星画像で見てみると、真ん中の尾根部左部分の針葉樹の部分を山頂から裾までが現場ですが、谷沿いには数カ所の崩壊地がわかります。殆どが掛かり木になる様な現場です。
 其の上、家から現場入り口まで片道80km!!! 急斜面を道具担いで登らないといけません。お陰でメタボ気味だった腹も凹んでズボンを履くのが楽になりました。
 元々がひ弱な自分ですが、取り敢えず今の所無事です。
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 そして暮れも29日から三日間の蕎麦打ち三昧でして、この大晦日にお世話になった方々に配ってきたあとに融雪剤で汚れたデリカを洗い、やっとお風呂に入ってから嫁さんと呑み始めたのが夜の9時半を回った頃。

 ところが、途中で意識不明になり、起きたら元旦の2時半でした(嫁さんも豆炭コタツの向こう側で寝ていました)。そんなお粗末な大晦日だったので、自分で打った年越し蕎麦を食べ損ないました〜!
 と言うことで、アッと言う間の2020年から2021年への新年、正月元旦です。

 さて、今年は年が変わる前に賀状が完成しておりますのでアップしてみましょう。皆様方にとって良い年になりますようお祈りしております。どうぞ現場作業をされている方々はご安全にされてください。

 取り急ぎ暫定の新年のご挨拶です。
2021年賀葉書
【郷土食】
 さて、賀状に載せさせて頂いたしまね樹木医会の会長宅の裏山の伐採は3日ほど掛かりましたが、お昼もみんなで出雲の街へ連れて行ってもらい食事。そして夜はご馳走を食べさせて頂いておりましたが、その最後の日の作業が終わった夜に出して頂いたのが此れ。
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 このお酒に隠れた鍋には何が入っているでしょう。そして、食べ掛けで申し訳ございませんが、この魚のお刺身はなんでしょうか?

 どちらも物凄く美味しいです。山陰は魚が美味しくて当たり前なのですが、これにはビックリ! まず普通は予想がつかないものです。わたしは判りませんでした。
 後から汁でも頂きましたけど、これまた抜群に美味しい・・・郷土食って、奥が深いですね〜!!
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ホイッスル(呼び子)も大事な道具だけど、皆さんどんな装着方法ですか? & 熊除けスプレー・ペッパージェルの対人間使用?のお話を追加


 先日、ホイッスル(笛:呼び子)が行方不明になりまして、新しいものを買ったので、その装着方法について書いてみます。

 また、講習の時に受講者の方に、ヘルメットに装着していた笛は何処で手に入れたら良いかと尋ねられたことがありまして、其の時は「ホームセンターで買ったと思いますよ。」、と簡単に答えていましたけれど、実は違ったんです。
 こんな笛ですね。
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 此のアイテムについて改めて、お答えとして記載してみます。同じ様にやっている人たちも多いと思うのですが、皆さんはどの様にホイッスルを装着されているんでしょうか。

 年末に書き掛けていたものです。年を越してからアップしました。


【危険回避や作業の合図、また現場での通信代わりにホイッスル】
 林業関係者の皆さんは笛は身につけていますよね? って、今はそうじゃない場合もあるのかな。。。山仕事をされる方、また、遊びで山に入られる方々でも笛は必要だと思いますが如何でしょうか?

 わたしの場合には、沢登りで山に入る時には何時も持っていました。事故った時だけでなく、複数人で滝を登ったりする時には流れの音で声が通りませんから笛で意思疎通することがあるからです。

 携帯の電波が入らないところでも、アマチュア無線のトランシーバーや省電力のトランシーバーもありますけど、瞬時に近くの全員のメンバーに危険を伝えるには笛が一番ですよね。
 クマが出た時とか・・・はたまた落石が起きた時とかです。山菜採りやキノコ採りの時にも互いの位置関係を随時把握しておくことが大事ですから。

 また、伐採時に、周囲の人たちに何が此れから起こるのかを瞬時に知らせるのにもホイッスルに依る信号はわかり易いと思います。

 もちろん、仲間内だけで作業を行なっているのならば、今では以下の様な便利なものがありますから、アナログな笛が要らない現場も多いことでしょう。

 下の画像は3年前の香川で開催された林業機械展でのものですが、ファナージャパンの山田弟さんが見せてくれた、当時リリース予定と言っていたブルートゥースを使ったトランシーバ内蔵のプロトス用のイヤーマフのプロトです。
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 今では多くの方々がこのシステムを使っていて超便利しているとのこと。この12月の半ばに、アーバンフォレストリーの吉見氏が島根の美郷町にツリーワーク講習に来られた際にも、今では此れなしに作業は出来ないと受講生に説明をして下さっていました。

 リリース後のこのイヤマフ内蔵のProtos® BT-COM無線システムについては、右にリンクがある長野のマルイチさんのサイトにインプレッションがあります。
 ファナージャパンの商品ページは此方ですね。ODSKさんのページは此方です。
 プロトス使用者同士ならばこんな良いものはないでしょう。

 ですが、其処まで要らない場合もありますし、このProtos® BT-COMが有ったとしても不意の危機回避にはホイッスルの方が速攻構える態勢を取り易い様に思うのですがどうでしょうね。
 クマがグラウンダーの真後ろに迫っているとか。。。斜面を登攀している最中に岩を蹴っ飛ばして後続の人たちの方へ落としてしまったとか・・・
 助けを呼ぶ様な際にも無線システムが無い他の人たちに対しても有効です。

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チェンソー初心者:初めての伐倒(掛かり木必至の50年生ヒノキ林)---林業就労者支援講習の風景 in 島根西部


 前回の記事でチェンソー特別教育の風景を載せましたが、今回はその続き。島根県の林業就業支援講習 20日間コースの中の実技のうちの林業実地講習の二日間の風景を書いてみましょう。
 また、11月半ばから山口県の阿武町で、山口の林業就業支援講習 20日間コースが始まりますが、現場が違うので多少内容が異なる可能性があります。

 とは言え、この二日間で行う林業実技講習の眼目は、特に危険作業となる伐木と枝払いについて体験しつつ安全な方法を身につけて貰うことです。

 其のためには、各自伐倒を行った後に発生する掛り木の処理を行って、一緒に掛り木を外す作業を行いながら、その処理方法にも色々な手法あること、安全に行う方法があることを知ってもらうことを目的としました。

 その後に集材搬出と造材についての練習を行いました。あとは小型林内作業車による運材も各自少し行って二日間の工程を終わったと言うのが今回のレポートです。

 あとは最後の方の午後に島根の林業と、そして林業全体の未来についての話、それから安全管理のための能力開発などの話を含め3時間話をする機会を得ましたので、日頃ブログに書いている様な内容も含めて能書き炸裂です。受講者の皆さん、よく耐えました。

 さて、今回の島根講習の場所は、以前の記事でも登場している樹上伐採やツリークライミングの講習にも使わせて貰っている吉賀町柿木村の温泉、松乃湯さんの裏山です。
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 最初は津和野町で実技作業を行う予定で、うちの集落の裏山を使おうかという話も一瞬出ましたけれど、結局わたしが草刈りなどメンテをやっている隣町吉賀町柿木村の松乃湯さんの裏山の方が使い易いということで、実地講習のチェンソーと刈り払い機と3t未満のバックホーの特別教育と、その他伐採、集材、壊れない作業路開設の実地講習を行うことになりました。
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【現場は有機農業40年の柿木村】
 此処の裏山は、正確には息子さんが生まれた年に植えた(主に地域の女性たちが植えたらしい)ということで今年で52年生になるもの。樹冠長率が30%以下になっている間伐遅れのヒノキ林。

 この林はうちの協議会で管理することになっているので、時間をみてぼちぼちと一割間伐程度でやっています。
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 以前は松の湯さんの宿に泊まって、温泉に浸かりながらの贅沢講習ができたのですが、今はコロちゃんのせいで泊まりをストップしているために、遠方からの受講者の人たちは他の宿に泊まることに。
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 でも、久々に再開した温泉に浸かることが出来た受講者の方達も居られて良かったです。

 年寄り夫婦で切り盛りしてきた宿なので、今後フェイドアウト方向に向かっているため、受講者の人数が集まれば宿泊施設をうちの協議会で借り上げて講習会をやろうかなと考えている次第です。

 食事は松乃湯さんがやらない場合でも、他に何件も美味しい仕出し弁当を配達してくれるところがあるのでそんな運営も可能です。
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 この画像は、3年ちょっと前に広島の木の駅八千代のメンバーがチェンソー講習を受けにきた時のものですね。探したら、お弁当を配達して貰って食べている、こんな画像がありました。
 松乃湯さんが丁度お休みの日に当たったので、他からお弁当を配達して貰いました。

 ところで、柿木村の行政区名はもう直ぐ無くなってしまいます(町の決定だそうです)が、この柿木村は明治の昔から合併を拒否してきた長い歴史を持つ自立意識の高いところだったのです。
 ところが平成の大合併で六日市町と合併してからは全然良いことが無かったとのこと。

 これは、柿木村だけでなく他でも合併したらますます状況が酷くなったという話を聞くので、場合によって合併は逆に地域力を落とす要因になってしまったのではないでしょうか。

 その柿木村は、40年くらい前から有機農法の村として地域全体で除草剤などを使わずに安心な作物作りをやってきた地域として有名なために広島や山口側からの来訪者も多いところです。

 わたしたち夫婦も時々道の駅に買い物に来ています。昔撮った産業祭の時の画像を載せてみましょう。
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 そして、そういった地域性に憧れて都会から移住してくる人も多いところだったのですけどね。その名前をなくしてしまうという町政はアホ以外の何物でも無いでしょう。

 地方の地域って明確に地域性というのが有って人間性が結構違うことが多いんですよね。だから最初に自立の方向を探ることもせずに、また相性が合うかどうかも精査せずに気軽に合併なんかすると後悔の嵐の様な話が沢山あります。

 うちの地域(旧日原町)の人たちの多くが、津和野町と合併せずに柿木村とくっついた方が良かったと未だに言っています。

 移住者のわたしたちから視てもその方が人間性の相性が良いと見受けられます。私たちが以前住んでいた匹見町の一部地域の人たちには、昔この日原町や柿木村が近い商圏だったこともあり、また血縁関係もあったりするからなのか、似通った人柄の人たちでした。
 だから其処の人たちと柿木村と旧日原の地区の人たちは似ている感じがします。

 柿木や日原の人たちの中には、人間の結婚みたいに旧六日市町と柿木村、旧津和野町と旧日原町が一旦離婚して縁を切り、それから柿木村と旧日原町が再婚(合併)出来た方が、今更ながらだけど良いかもしれないと言う人が多く居られますね。

 実は、此方島根県西部では、若い時に安易に結婚して、その後簡単に分かれてしまった子連れのシングルマザーが沢山居るのですが、もしかすると地域全体の風土がそんな感じかも知れないと思う今日この頃なのです。

 後悔先に立たず。安易に依存的にくっ付くと後で面倒臭い宿題を沢山抱えることになるんですよね。地域も人も自立的意識を高く持たないと人生余計なお荷物を背負ってしまいます。
 補助金などもそうですよね。むやみやたらに補助を受けると紐付きになって面倒臭いことが色々増えてしまいます。

 でも、たかり根性の人たちは結構多く居て、補助金ゲッターなんて言葉もあるくらいです。で、補助金ばかりに集っていると人も地域も腐っていきますね。

 さて、その自立的意識醸成のためには責任感も必要でしょう。そして責任感の欠如は林業に於ける危険作業の際に正しくその結果が如実に表れてしまいます。


【逃げない心の姿勢を構築するためには難問の突破方法を身につけておくこと:追いヅル伐り&各種掛かり木処理方法】
 いい加減な作業をしていると危険を招くことを現実をリアルに表してしまうのが山の仕事ですね。
 受講者に常々言っているのは、確実にイメイジングができない伐採作業は博打みたいなものになってしまうため、失敗する可能性も高くなってしまうとということです。

 受け口追い口などを含め道具の扱いにしてもマニュアル通りのことをやってさえいれば上手に伐倒ができるというものではありませんからね。
 そんなピンポイントで伐倒すれば木が素直に寝てくれるという恵まれた現場ばかりの訳がありません。

 掛り木になるならばなるで、その後が処理しやすい掛り木の作り方も必要ですし、また動きが読みにくい重心の視えない枝が広がった広葉樹の伐採が思い通りに動かなくて、違う展開になった時も前もって何パターンものシミュレーションをしておくことが大事です。

 当然、そういった不測の動きが起こることを含めて、狙った最善のところに向かって倒していくわけですが、全てがビンゴ!ってなワケには参りません。

 混み入った林や大きな広葉樹では、逆にそんなことばかりかも知れませんね。
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 何れにしてもイメイジ脳である右脳を活性化させておくことや、感覚を鍛えておくことが大事です。

 そして、安全に作業を進めたり、不測の事態が起きた時に上手に逃げるためには、伐倒作業と同時に避難場所の確保や足場の整備作業を行っておくことも大事ですね。

 芸事もそうですし伐倒作業も同じですが習い事は最初が肝心。最初にいい加減なことを教わると後々に響きます。

 伐採仕事でシリアスな事故が多いのが掛り木処理の失敗。
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 そのために、間伐遅れのヒノキ林で掛り木が必至の林を選んだわけではありません。が、掛り木の処理のための様々な方法を最初に知っておいた方が良いのは確かです。

 そもそもが此の二十日間講習は、林業に携わってみたいと想いを持った人向けの基礎的なことを身につけて貰う講習なので、本気で習得できるほど経験するには時間的に全然足りません。

 その足りない時間の中で、せめて安全に作業を進めるための方法論が幾つもあるのだということを知っておいて貰うことを中心に据えて実地作業を行いました。

 なので、全て掛り木にしたかったのですが、残念ながら素直に倒れてしまった木もあった実地講習です。それでも、幾つかの掛り木処理ケースワークが出来たので良しとしましょう。 
 とは言っても、実技講習では時間的制限があるので、あまり詳しくは出来なかったんですけどね。

 もしこれから、杉ヒノキの人工林で伐採をやろうとしている方、森林ボランティアなどで伐採を始めたばかりの方々にとって本記事がご参考になれば幸い。

 さて、どの様なものになったでしょうか。自分的に一番良かったのが、受講者たちの伐採時の体勢、身体使いに於いてしっかりとしたフォームづくりが出来ていたことです。

 みんな、初めて伐倒をした人たちとは思えない格好よさだったのですが、ご覧になっている方はどう思われるでしょうか。全員の画像は撮れなかったので一部の人たちだけ載せてみます。
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チェンソー特別教育講習の風景 in 島根西部 2020年10月


 先週は縁あって林業就労者支援講習の「チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育」と「刈払機取扱い作業者安全衛生教育」の講師を務めさせて頂いた。今週は、実際に現場での伐木や掛かり木処理、集材などの講習を行う予定になっている。


【就労希望者のための講習】
 11月半ばからは山口県でも同様の講習を行うので、林業で働きたいと希望される方は此方をご参考に。宿泊費も補助が出るので、風光明媚な現地での講習は時間が取れる人にとっては有効だろうと思う。
 県外からの参加も可能だからね。今回も岡山と山口の方達が受講されている。
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 さて、島根でのこの講習の間は、幸い台風も逸れて天候にも恵まれた日程になったのは受講者の方達の運が良いからだろうね。
 本人たちに写真使用の許可も得てあるので、先日行なったチェンソー特別教育の実技風景を簡単に載せてみたいと思う。
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 学科は、右画像の伐木等作業者用の安全ナビという林災防のテキストと併せて、83ページにわたる以下の様な整備から装備、フォームや玉伐りの数々、また掛り木処理などについて書いたオリジナルのスライドも見せながら補完しつつ、実際にチェンソーの分解や、外しておいた各部品を手に取って確認することも行った。
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スライド10
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【安全に木に寝てもらう】
 講習の風景を載せるのも、まるきり初めてチェンソーを持った人たちがいる中で、どんなフォームでやっているかを観て頂きたいから。

 何故かというと、ネットには様々なチェンソー講習の画像がアップされているのだけれども、ほんとこれで大丈夫なのかなという安定性のないフォームで、木を倒すことのみを頭に置いて講習をやっておられるように見受けられるものが多いからだ。

 我々伐木に関わる者は、「安全に」木に寝てもらうことを目的にチェンソーの力を借りて伐木作業を行うのが本来の講習の目的だと思うのだが如何だろうか。

 木を伐って倒すことのみが目的ではないことは、講習開催時にも、また特別教育のテキストでも謳っていることだけども、そのメソッドが明確化されていないためにお題目を唱えているだけで終わってはいないだろうかと疑問に思うことが多々あるので忘備録がわりに記事にしてみることにした。

 通常、特別教育は資格を得ることが目的なので、実技の時間は短いために時間内での習得は難しいものがあるけれど、それでもキモの部分を身につけておかないと安全管理ができない可能性が高くなるから、わたしが今まで習ったこと、身に付けたことを時間の範囲でできる限り伝えるようにしている。
ISBN978-4-88138-286-8
 さて、ここで「木に寝てもらう」と、書いているのは、全国林業改良普及協会から出版されている「小田切師範が語るチェンソー伐木の極意」に小田切氏が伐木の際の心の姿勢について戒めておられるからだ。

 同書の帯には、内容についてこの様に謳われている。『全てのチェーンソーマンに届けたい。こうすればのびる!上達のツボ大公開!1万人以上を指導し、プロへと送り出した林材業安全技能師範の教え!心と姿勢、道具、装備、技術の磨き方、モチベーションの高め方』と書かれている。

 同書の内容は深くてハイレベル、実戦的、そしてメチャ面白い。現場での知恵などについて対談方式で書かれているので読みやすい。
 この本はチェンソーを用いた伐木をされる人は、プロだけでなく一般の方々でも読んでほしい内容になっている。

 そして、この全国林業改良普及協会からは、林業に関わる様々な技術テキストや啓発書がたくさん出版されているけれど一般書店にはほとんど置いていないので、事業体内部か林業関係のセンターのみでしか手にして中を確かめることができない。

 いやあ、勿体ないよね。ほんといい本がたくさんあるのにね。一般の市民団体でも、こんなことにこそ助成金を活用して全部揃えても良いくらいの書籍ばかり。

 わたしの場合は、好きなことしかやって来なかったワガママな人生故に、何時も懐がさみしいので、この森の書店の本を揃えるのは非常に困難な状況だったのだが、其処は神様仏様、編集者様のお陰で全林協さんの本には何度か記事を書かせて貰っていることもあり、その(お安い?)原稿料の代わりに、この森の書店の書籍をもって物納して貰ったためにかなりの本を手に入れることができた。

 他の記事にも書いているけれど、わたしのスタンスは都会暮らしの時から物々交換とか対価交換方式なので、文章書きの時も同じ。他にも農文協さんの依頼でも何度も記事を書いたことがあるけれど、こういった出版のところは軒並み原稿料が格安なんだよね。

 噂では本人たちは相当に良い給料を貰っていると元内部にいた人に聞いたことがあるけれど、書く人のノウハウを記事にするという人のふんどしで相撲を取るといったものでも支払いは非常に渋いのが常。

 なので、端金を貰っても仕方がないので、どこも物納で出版物を貰っている。出版物の原価とは言わないけれど卸価格で計算して貰った方がお金で貰うよりもお得だからだ。

 という訳で、全林協さんの本もいろいろ持っているが、そのどれもが面白いし勉強になる。山仕事は知恵の集大成だから、自分たちが属する事業体(団体)内だけでは知り得ないこともたくさんあるんだよね。

 こういった知恵の仕事は、先人、先輩、先達から学んでなんぼのもの。自分の所属するところに良い先生がいなければ、取り敢えずテキストから学ぶのが良いだろう。
 わたしもネットを使うから、Web上から拾うこともあるけれど、レベルが高いものはそんなにないからね。
 勿論、しっかりとした経験の裏付けがあって発信されている記事も少なからずあるけれど、そこにたどり着くには自分の経験値が上がらないと価値が解らなかったりするのはこの世の全てのものに通ずる法則。
 取り敢えず、うちのブログ記事からリンクさせて頂いている方の記事は有用なものばかりだと思う。

 山仕事はハウツーものじゃないので、ネットの記事や動画で表面的な技法だけ拾っても危ないだけ。というか逆に危険度を高めそうなものが多い様な気がする。

 よって、当ブログでご紹介して少しでも技術向上や安全の確保のために役に立てばと記事作成のおりには良書のテキストへリンクしている。
 全国林業改良普及協会の森の書店のサイト内の技術&啓発書籍は此方から入るのが早いのでまずは入り口をリンクしておきましょう


【林業人口を増やすために】
 ところで、うちのブログは一般市民さん向けに記事を書いているものが殆どだけれども、今回紹介した小田切師範の本をはじめとして、チェンソーを扱ったり山の整備や保全に関わる作業を実際にやっている人たちには、順番にでも良いから手に入れて勉強をされることをお勧めしたい。

 大体、林業の現場作業をやっているプロたちは身体がきついから勉強をする暇がなかなか無いし、そもそも文字を読むことが嫌いな連中も多いので、世の中の技術進歩や道具の進化に着いていけていない人も少なからず居る。

 だったら、うちの協議会が行う一般市民さん向けの講習の各種テキストに書いてあるように、「目指せスーパー素人」というプロよりも安全管理ができて、かつ技術的にも上をいく人たちがどんどん育つ可能性がなきにしもあらず。

 その上で、事業体で働きたい人は就職すれば良いし、その場合には基本が出来ているから最初から安全に作業に臨めるであろうと考える。
 また、田舎暮らしを目的に移住した人たちでも山の作業ができる様になれば、事業体の下請けで冬だけ働きにいくとか、または自分たちで直接請けて仕事を作り出すこともできない話ではない。

 今回、島根県の林業公社林業労働力確保支援センターの若い担当者の方が講習の様子を見に来られていたが、此れからの時代においては事業体の人材確保の方法も、今後フレキシブルに対応できる様なシステムに移行していかないといけないだろうと考えていると言っておられた。

 自分たちのスキルと道具揃え、そして安全管理がしっかりと出来てさえいれば、ちょっと前の農家の人たちの様に、冬だけ、またはタイミングが合う時だけ山仕事へ行っていた如く、林業人口の確保にも繋がる働き方をすることが可能だからだ。

 長野の樹上伐採用具の専門店ODSKさんのサポートで島根県での樹上伐採の講習会の補助をやっていても、林業経験を経ずに樹上伐採の仕事をしている人たちが増えていることを実感するので、林業に関係する切り口、入り口は様々になっていることが判る。

 他の記事に書いたかもしれないが、自動車会社の車体設計部門で応力計算の仕事をしていた若い人が退職して樹上伐採の仕事を楽しくやっているケースもある。樹上伐採の仕事は更に智慧深さが要求される仕事なのでやり甲斐があるだろう。
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 でも、それはそれで広葉樹の伐採後の処理作業の経験が浅い人がイキナリそんなハイレベルのことをやるのは非常に危険だと思うのだけど、その代わり樹上伐採をやる人たちの安全管理は林業事業体とは比較にならないほどレベルが高いので、指導も徹底しているから良いのだろう。
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