島根・山守network

より多くの人たちが山に目を向けること、また山での作業に“安全に”関われるように、素人目線からの情報の整理、補完が出来れば幸甚

毒吸い出し用ASPIVENINエクストラクターほか、山(田舎暮らし?)でのマダニほか毒虫対策&処置体験談

 
 毒虫対策のための毒を吸うエクストラクターの実際の使用とその処置についての記事と、自作の忌避剤で使うハッカ油とともにヒバ油がさらに良さそうな話を書いていたら、またまた長くなってしまいました〜。情報のみが必要な人は飛ばしながら拾ってくださいね。能書きは農山村の暮らしの智慧についてです〜。

2022年5月追記---本記事内にあるムカデ対策についてはバージョンアップした記事を2022年の5月にリリースしてあります。また、致死率の高いマダニのSFTSウィルス対策については、本記事の二つ後、2018年9月にリリース済みです。
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 山仕事、農山村暮らし、アウトドア遊びなどでは、虫さん達と向き合うのは日常的なこと。
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 綺麗なものから、お前何者?の様な虫、大きいのから目につかないほど小さいものまで、山から川の中、野原から海まで虫は色々居るが、農山村では家の中や小屋の内外にもたくさん住んでいる。

 因みに上画像左端はゴキブリの一種でカブトムシくらいの大きさ。それから枯葉の様に観えるのは蛾の仲間。家の中の蜘蛛も大きい。右端はオニヤンマではなく大きさは三分の一くらいのサナエトンボの仲間。
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 こちらは、島根県森林インストラクター達の2017年研修時の画像。山の土中の生き物を採取して電子顕微鏡のスコープをデジカメで撮影。
 1mm以下の肉眼には見えにくい生き物がこの画像の中にたくさん居る。体長、数ミリの蜘蛛も二匹。そして白い点みたいなものも生き物。右画像はカニムシの仲間で体長は2mm弱。ムネトゲツチカニムシかと同定。

 最近の森林総研さんの研究で、このカニムシよりももっと大きいオオヤドリカニムシが森のヒメネズミやアカネズミと共生していて、マダニを捕食しているという話が発表された。「マダニの新たな天敵発見!」とのこと。これまでに解っているマダニの天敵は蜘蛛だそうだから、やたらと蜘蛛を退治しない方が良さそうだ。
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 この様にみな其々に自然環境の循環サイクルを担っているのだが、人間にとっては嫌な毒虫も、野山や家の周りにたくさんいる。





 地球環境に害なす人間が、偉そうに毒虫とか言えないかも知れないので、積極的に処分するのではなく、やられた時の対処方法ややられない様にするための方法を体験した範囲で記録してみる。
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 と、言うのも、去年と今年で夫婦それぞれがマダニに食い付かれたこと。

 それから、知り合いがマダニ感染症に罹って大変な目に遭ったこと。

 さらには、別の知人も数年前同様にマダニ感染症に罹っていたことが解ったので、少し真面目に考えてみた。

 それで、マダニ取りの道具類も一通り揃えてみた。


 以下ご参考になれば幸甚だが、勘違いやケースによって結果が異なる場合もあるので、試す時は自分の頭を使って、かつ感覚を大切にしつつ自己責任でどうぞ。


【自分でできる処置法を考えてみよう】
 IMG_3175毒虫と言ってもいろいろ居るけれど、ここでは積極的に人間に寄って来て吸血するものや痛い目に遭わせてくれる様なイヤな連中についての対処方法(寄せ付けない、毒の除去、治す、の3点について)を書いてみようと思う。

 ネット上では色々有用な情報や、ちょっと???なものまでピックアップされるけれど、自分の中の整理をかねて勉強がてらまとめてみる。

 まず、毒虫の被害に遭ったあとに直ぐできるのは、毒成分の吸い出し用の「エクストラクター、ポイズンリムーバー」を使うのが、「まず、身体に悪いものを外に出すのが先決」、という意味では野外でも室内でも即効的かつ高効果だと思う。
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 マムシなど毒蛇の居るところに出入りする人も、当然持って入れば初期対処が速やかにできる。此方では普通にその辺りにマムシが居るから持っていれば安心。

 そのエクストラクターも機種によって使い勝手が違う場合もあるし、指示の様に使わないと使えなくなることもあるので注意点も後ほど書いてみたい。
 毒を吸い出すためのエクストラクターは、独りで山に入る場合には特に必要なケアツールなので、少し詳しく説明する。

 その次にできることは無毒化すること。やられた毒虫の毒成分が、酵素毒の場合には酵素(タンパク質)を不活性(失活というらしい)にする45度以上のお湯を速攻患部に当てられれば、さらに効果的。
 温度については諸説あるけれど、酵素やガン細胞は42度とか43度以上で死滅(失活)すると云われているから、体表なのか体内のどの部分なのかによって外から掛けるお湯の温度の高さと時間は異なって当然だろう。

 家に居る場合には、温度コントローラーのあるシャワーであれば、湯沸かし器を使うよりも温度がわかる。自分の場合には、49度とか50度でやっている。

 我が家の場合には、超湿気が多い山陰地方なので、自宅で何かやっていてもどこかをいつの間にか虫(蚊、ブト、家ダニ?、アリ、クモ:クモは孔二つで刺す)に食われていて痒いことが多いからお風呂の際にはその温度で全身シャワーを当てて、その恩恵を受けている。

 ただ、この熱いお湯による治療は、刺された直後であれば効果が高いけれど、時間が経ってからでは、またぶり返すことも多く、翌日になってから何かの拍子で痒みが出る程度になっていて最初よりは軽いのだが、それでも数日続く。
 なので、エクストラクターで毒を吸い取った後の方がお湯治療の効果も高い。

 さて、我が家では使っていない虫刺され用の軟膏だが、腫れることを抑えるだけの抗ヒスタミンが入ったものは使わずに薬草のジェルを使っている。

 それからステロイド剤が入ったものは副作用が怖いからね。塗り薬のステロイドは、全身の回るわけではないからシリアスな副作用にはつながらないとしても、常用していると塗った局部的には免疫が落ちて感染症になりやすいらしい。

 ステロイドとか抗生物質というものは人の免疫機構に対して宜しくないものと認識されておいた方が良いだろう。

 この件について書き出すと長くなるので簡単な例の一つを書いてみれば、風邪だとかいって抗生物質の入っている薬ばかり飲んでいると、身体がガン細胞に対して熱を起こすことで対処しようとしている自然な反応を押さえ込んでしまうことになる。
 そうすると、例えばガン細胞に対しても増殖を熱で抑えようとしている身体の免疫反応をスポイルしてしまい、逆にシリアスな病気になってしまうということにつながりやすい、と言うのが東洋医学的な視点。
 身体が熱を出して異常細胞やウィルスなどと戦っているのを余計なことするから病気を固定化するということらしい。

 と言うことでコンビニエンスな対処療法ではなくて、医者に掛かる以前に自分で何が出来るのかと言うところを書いていくことにする。
 大体、山で作業をしていたら、その都度いちいち医者や薬に頼っていられないからね。

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台風の夜は・・・100円スキレットを使って


 日本海側を通過する予定の台風が近づいております。島根も少なからず自然災害がありますけIMG_2875(1)れど、横に長い島根県の西側の端ではご心配を頂くほどに被害があるわけではございません。

 とは言いつつ自分たちのところだけかも知れませんが。。。

 もし何かがあっても自力で何とかするくらいの準備は常に備えておりますから、街場の人の様な心配ごころも持っておりません。

 そもそも、7年ちょっと前に西に移動した際には、粗末な小屋ぐらいは作って暮らせるくらいの道具を車に積んでいましたから、ミニマムに暮らしていくこともできます

 さて、津和野町は5年ほど前にも激甚災害指定になる豪雨災害がありましたし、今年は県の真ん中に位置する大田市でも大きな地震がありました。

 でも、東日本大震災でライフラインがストップすることを経験し、その前から山の源流域でのブルーシートを張って暮らし、美味しいもの探検をしていたものとしては必要以上に心をざわめかせることも無い日常でございます。

 また前述の東から西に移動した際には、野宿しながらも出会った方々に親切にして頂きましたから、日本の田舎エリアでは何かあっても生き延びて行ける様な気がします。

 さてさて、今日はそんな台風が近づいて風雨が強い午後でしたが、電磁波の強いモニターを見る老眼に厳しいデスク仕事は早々に切り上げて明るい内からサッサと夜の支度です。

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夕日が沈む山陰の海でアーシング(土壌と生体と木や山などの電気的環境について考えてみた)

 久々に海に行った。と言っても、いつも魚介類を買いに海沿いのルートは走っているので海の縁まで行ってきたという意味。
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 いま住んでいる家は、一番近い海まで30分ちょっと。スキー場がある山の上までは1時間くらいの位置にある。

 ただし、都会と違って平均走行速度は高く、さらに信号が極度に少ないので距離自体は結構伸びるために時間感覚が違うことご注意を。

 行ったのは6月の最初。目的は嫁さんの毒抜き?わたしはアーシングをしに行ったと言っても良いかもしれない。

 アーシング? って電気工事ではない。(^-^) でも、似たようなものかな。くたびれた車やバイクのバッテリーマイナス端子から太いケーブルで主要な機能パーツにアースを採ると性能がアップしたりする。

 自分も昔やってみたことがあるけれど体感するほどに効果がある。その原理はというと専門の業者さんのサイトを覗くと、「アーシングの目的は静電気を除去し、分子の整列を行うこと」、とある。

 人間だけでなく地球上の生命体は微弱電流をもって機能している。また、後述の静電気測定器を使って体表の電気を測ると確かに帯電している。それは、体調によっても電位が異なったりする。
 人間だけでなく、生き物は全て電気を持っているし体内でも発電しているので、磁界をもっている。
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 そして、環境の自然界には様々な電気成分があるし、現代では人工的で凶悪な電気環境に囲まれている。

 なので、今回の話は大地と木と生物と住環境の電気の話を小出しにしてみる。概略のみね。
 ま、興味ある人は殆どいないだろうけれど、山仕事の意義とか、自分自身が生きて行く上で自分自身のコントロール権(?)を手放したく無い人には菌と微弱電流の話は有用かも。あと地中の電気は土中菌の働きにも影響するので農業にも関係していたりする。

 さて、人間、澱んだ生活をしていると身体には変な電気、そして魂にも邪気が溜まってくる。

 それを抜くには、山仕事が効く。危険要素をコントロールしながらの作業は精神を研ぎ澄ませ、そして身体中に汗をかいて作業を行うことで毒気が抜けるからだ。
 汗からもわかる。最初はベタベタした汗だったのが、やがてサラッとした汗に変わる。

 これは、エキストリーム的なものを含めアウトドアでの身体を使う遊び全般にも言える事だけれども、山仕事(林業とは敢えて言わない)が違うのは、他に与えうる良い結果が大地の上に長年残ること。

 これは、自分自身にとっては、綺麗な山にしてスッキリすることにより、目から入る光(という整った有用な電磁波)が美しくなる(美観電圧が高くなる)ことで脳が刺激され、そして充足感と共に心が活性化するから生物としての本来の生命力を蘇生させることができることを感じている。

 そして対外的には、山を整備することによって植生のバランスが採れて、微生物から昆虫、動植物までの循環的な生態系の基盤を整えるという実績になる。
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 因みに生物は全て微弱電流で作動している。細胞膜のイオンチャンネルを通して電荷を背負った分子のやり取りをしているし、脳波と言われる電気信号も周波数を持って流れているから計測できる訳。

 そういうことが判る様になったのは、上記の生態磁気計測というテキストによれば、1970年ころに超電導量子干渉素子と言われるものが発見され、それを用いた感度の高いSQUID磁束計という計測機が開発されたからだそうだ。

 右のブルーバックスの電気システムとしての人体は、今でも手に入るのではなかろうか。体内に発電装置が有ってそれぞれ磁界をもっている話や、人間が興奮すると心臓もより強く発電するらしい。そもそも心筋などの細胞の細胞内と細胞外の電位差は100mVあるとか。
 
プラスの電荷をもったナトリウムのプラスイオンが細胞内に流れ込むと、100mV電位が上昇し、プラスの20mV程度に変動するとのこと。

 光合成だって電荷をもったイオンのやり取りがあって成立している。葉緑体の中のチラコイドの更に内側にあるルーメンというものの中には、水、イオン、タンパク質で満たされていて、その中で光が電子e-に置き換えられて大量に発生するそうだ。
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 その過程で水分子を分解して酸素分子(O2)と水素イオン(H+)が作り出される。そして、葉の中にはATP合成酵素という世界最小のモーターが在り、このモーターは水分子の分解によって発生した水素イオンによって回転するのだそうだ。そして結果、酸素が発生するという・・・まさに神様デザインとしか言いようがない。
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 凄いよね! 詳しくは2008年に出た雑誌ニュートンの4月号。光合成の特集に書いてある。是非手に入れてみて下さい。

 そして木にも生体電気が流れているし、大地にも流れている。伝導体である水が流れる川にも上流下流で電位差があり電気が流れているそうだ。
 これは、今の科学では言わないけれど、戦後に日本中の大地を調べて回った物理学者の楢崎皐月氏の調査結果が相似象学会誌に載っているはず。

 同様に地面の表面と地中とでは電位差があり、これは微弱電流計で測れるが、土地によってその電気の状態は様々。
 地電流という自然界のものもあるけれど迷走電流という電源設備や送電線などからの人工的な電気成分もある。

 こうやって測ると土地によって全然傾向が違うし、全面的に安定しているところや、数値が凸凹なところ。電流が常に変動していて安定しないところなどがある。

 また、地中の電流について、現代は人工的な障害が多くあり電源設備からのアース漏電による迷走電流の影響が強い様だ。すると静的な地磁気以外に人工的な電流による動的な磁気の変動が起こる。

 以前、東京立川駅の中央線と南武線が分岐した真ん中の住宅街で地磁気測定を行なったことがある。そこの方がアトピーで苦しんで居られたからなのだが、電車が近づく1分くらい前から地磁気計の測定数値が乱れ始めて、通過する時には大きく乱れていた。

 また、自動車の脇も測定値が乱れるのだが、面白いのは車の種類によっても異なる。特に影響が大きかったのはベンツ。鉄の塊だからなのだろうか。側を横切るだけでも、数値が大きく乱れた記憶があるからね。
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 上画像では、地中と地表の電位差はプラス側だから電気は地表から地中に向かって流れているということに。
 と言うことは、電子の流れは電流の流れと逆だから、地表の方が電子e-が多い。

 そういうところでは根が伸びにくかったりして作物の出来が悪い現象が起きる。何とか菌を幾ら撒いてもダメならばそういう場所かもしれない。

 また、よく炭を撒く人がいるが、やりすぎると脱窒してしまい逆効果になることも。炭を使うならばまとめて土中に埋める方法があるけれど、あまり電気伝導率の良い炭を沢山使うと逆に根に対して良くないことがあるようだ。
 わたしの先生が根が枯れると言っていた。硬い白炭を使いすぎると電気が流れすぎるんだと思う。

 あと、余談だが炭のことをよく知らない業者さんが、床下に袋に入った炭を置く様な、所謂敷き炭というものを高額の金額で施工するけれど、これは一時期の調湿にはなるかもしれないけれど、電気的には効果がほとんどないだろうと思う。

 それよりも悪いことは、冷蔵庫に入れた備長炭もそうだが、炭の結晶の間隙部分に臭いの元となるものを引きつけるが飽和したらその機能は落ちてなくなること。
 冷蔵庫の備長炭は煮沸して日光に当てるとある程度戻るけれど、袋に入った床下の大量の炭にはそんなことはできない。
 その上、6、7年で機能飽和した炭からは、今度は梅雨時期になると匂いを放出する場合が多いこと。ナン十万円も掛けてもあまり意味が無いんじゃないかな。

 炭は適正に地中に埋めて地電流を誘電して電気的に励起したエリアをつくりだすコンデンサーの様な機能素材として使うもので、また、その炭の質を合わせ込む必要がある。なので、敷き炭の様に床下においても、掛ける費用ほどの効果は期待できないのではないか。

 それから地中の地電流をと地球の磁性をコントロールすることは、昔から刀鍛冶が刀を鍛錬するのにあたって秘法として相伝されていた様子。鍛造によって金属の結晶を整えるためには磁場を整える必要があるということ。

978-4-88138-203-5 このことについては、十何年か前に書いた全林協さんの、森と暮らすNo.2 ノウハウ図解 山仕事の道具の第1章のコラム、鍛造の不思議に少し詳しく書いた。この本が売れてもわたしの懐には関係ないけれど、山仕事の手道具を使っている人には役に立つ本なので持っていても損はないと思う。

 この内容にも関連しているけれど、昔からの蔵に炭を埋めたのは調湿のためではないからね。蔵に蔵するものが酸化サイクルに陥らない様に、電気的環境を整えるために地電流を励起して電気的に活性化した場を作るための技法だったのは確か。

 また、地電流だけでなく空間中の見えない電気にも関係しているかもしれない事象もある。以前、この炭を埋めて土地の磁場改良の仕事をしている時に、仲間が小田原の酒蔵に試しに調整した粉炭を素材にしたコンデンサーを置いてみたことがある時のこと。

 それを置いただけで、酒蔵の菌が活性化し過ぎて安い酒も上質な酒に変化してしまい、ラインナップが崩れてしまうことにつながるために導入をやめたなんてこともあった。だから、凡ゆる菌は環境の電気に反応しているということ。

 また土壌ごとによって土中の電気伝導率は異なり、他のページにも書いたかも知れないが、ミネラル分が多ければ電気伝導率は高い。ミネラルって種々の金属イオンが入っているからね。
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 上画像は土壌の電気伝導率を測る高精度のプローブがついた測定器。

 このときは、別記事の災害に強い森林づくり講習会でもフィーチャーした国土防災技術株式会社(林業技士会島根支部会長)の田中部長と飯田課長に2017年の2月に雲南市に来て頂いて、ドローンを飛ばしての林地活用の実際と土壌測定をやって頂いたときのもの。

 37.9マイクロジーメンスS/mで超ミネラルが少ない。日本の土壌は総じて低く150あれば良い方で、欧州では600ぐらいあるとか。この土壌のミネラル分が山から流れ出してきて田畑から我々の身体に吸収されるわけだが、日本はどんどん酸化土壌(電子が少ない崩壊サイクル)になっているそうだ。

 そして地中の電気の状態で土中菌をはじめ土中の微生物の活性化の良し悪しにも繋がる。

 また菌類もそう。雷が落ちるとキノコが盛んに出るのは有名な話。その為に、ホダ木に高電圧を与えて菌の育成を刺激するが出すぎて収集がつかなくなるとか。
 相似象学をやっていた人たちはそういった事もやっていた。
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 上画像は接地抵抗計。アース(接地)を地中から採るときに、アースが効くのかどうか土中の電気抵抗を測る道具。

 農業的に言えば、獣対策の電柵を張る場合に土壌が砂地などで電気抵抗が大きければ、必要な電気が流れずにロスが多い、などを調べられる。

 何にしても地球や大地、山も生体として電気の在り方がその環境に関連してくる。

 お浚いすると、分子や原子を結合しているのが電子e-(電荷がマイナス)であり、安定した結合から電子が抜けて行くと酸化するという言葉で表される。

 そうすると、不安定な状態になり、やがて崩壊に向かうか、さらには他から電子を奪い取ろうとする(活性酸素などの攻撃的状態:よく言うのは喫煙は体内の活性酸素を増やす効果があると)か、何にしても安定状態を崩す存在となる。

 一般的には電子が抜けたあとの遷移を、酸化ー>腐敗(錆び、病気、老化)ー>崩壊(死)と表す。
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「スピードカットシステム」の続き・・・と言うか、42ccチェンソーの総重量の話(&最軽量50ccチェンソーは?)

 前回の記事、「オレゴン社「スピードカットシステム」ソーチェーン込みの重量比較」内に、下記のことを書いた。IMG_2362(1)

 “その下位機種であるCS42RSを、今よりも200g軽くしてくれれば4.3kgになる。それにスピードカットバーを付けられれば(マウントとオイル穴を改造?)、もの凄く使いやすいチェンソーになるだろうね。そして共立は燃費もいいしね。200g軽いと持った感じが全然違うから、本体で200g、バー&チェーンで200g弱を削れたら、全然違うマシンになってしまうと思う。”

 ご存知ない方のために念のために書くと、このCS42RSは、共立(やまびこ)のチェンソーで汎用性の高いプロ機、という感じかな。
 合併したて同じやまびこグループになった新ダイワのE1042SもCS42RSと同じものでブランド名が違うだけ。ベースは新ダイワの前の機種(これは間違い。CS42RSは共立直系。CS500が新ダイワ系。スミマセン)という噂。

 因みに共立のCS37RSは42RSと同じボディ。排気量が若干小さいだけなので本体乾燥重量もほぼ同等の100g軽いだけ。燃料タンクが若干小さいのと、バーとソーチェーンの種類が違うのだが、37ccクラス(正確には37.7cc)で、こんなに重たいんだったら42ccで良いんじゃないかと思うのだが・・・
 でも、価格が37は、2万円も安いところがミソかな。ならば42の方はもっと安くできるはず?
※追記:お願いが天に通じたのかやまびこさんに通じたのか、本体重量が200gも軽くなった機種が2019年秋にリリース予定の様子(ついに出た。2019/9/20に見てきたよ)。
 株式会社やまびこから日本人向けの43ccの新型チェンソー・・・に書きましたが、中速トルクが太くなって30%のパワーアップも実現しているという噂。このマシンに「スピードカットシステム」を組み込んだら超軽くてパワフルな、50ccクラスキラーのチェンソーになるのではないかとワクワクしている次第。下記に書いた様にカッティングテストを行ったところCS42RSの秘められた鋸断能力の高さを改めて確認したからなのだ。
 やまびこ(共立&新ダイワ)は、夏の熱間再始動性の問題もないし、そして力要らずでエンジン始動ができるので、樹上でも使いやすいし、疲れにくいので安全性確保に優れていると思うんですけどね。あとはソーチェーンをどの様に運用するかの問題。
 また、ほぼ同一条件で、CS42RS、CS500、
346XP、560XP、395XPの鋸断速度比較表も同記事に掲載。


【共立(新ダイワ)の42cc等にも装着できる?スピードカットシステム】
(2018/10/21追記:共立用のマウントのスピードカットバーがリリース予定らしい。画像は此方の記事に載せた
 さて、話がずれたがお題のスピードカットバーは、共立のこのCS42RS用のものは出ていないと前回の記事に書いた。
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 でも、ハスクのマウントと形状はほぼ同じで、違うのはチェーンの張りを調整するためにバーを前後させるためのオスの突起を入れる孔の位置だけ。

 これは前に益田市の共立の販売店(ハスクもスチールも扱う)である石見エコーさんに聞いていた。

 で、思い出したのはこの冬に広島の三次の林研さんの依頼でロープワークと高強度の繊維ロープを使った集材・搬出の講習会を行った際に、助手で来てもらった津和野の元協力隊のT口氏のCS42RSが16インチスピードカットシステムを付けていたこと。

 講習会は時間に追われてメニューをこなしているので、そんなことまで気にしていなかったのだが、数ヶ月経ってこの記事を書いていてやっと思い出した次第。ボケてるね。
 電話して聞いたところ、やはり孔を広げて入る様にしただけとのことだった。

 速攻行ってきた。うちから15分くらい山に上がった方だが、当日は朝一で匹見の山奥にいる若くて腕の良い鍼灸師の先生のところへ嫁さんを連れて行ってから、新緑の匹見川沿いの旧道をドライブ。それからT口氏が居る集落へ回る。他にも別件で用事がある家が集落内に2軒あるのでちょうど良い。
 
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オレゴン「スピードカットシステム」ソーチェーン込みの重量比較:アルミコアのバー&1.3mmゲージチェーンで200g近い軽量化!


 歳を食い、デスクワークの時期が続いたりすると山歩きが辛くなってくる。その上、腰が悪くて立ち上がるのにも「よいこらしょ!」と掛け声を掛ける様では、重いチェンソーを持っての枝払いも厳しい。

 もともと街で育ったひ弱な人間が、人生の後半になってから地方の山村に来て山の仕事をしているなんて、、、昔の仲間が知ったら、“驚く?” or “羨む?” or “アホかと思う?”の何れかだろうが、意外と、『良いよね、あんたは自由で!』、とか言われる。
 そ〜ね。お金には昔から不自由しているけれど、振り返ってみれば好きなことしかやってきて居ない様な気がするね。IMG_1937 (1)

 歳食ってあの世に召される時が近づいて来て、「あの時にああしとけば良かった!」、なんて後悔することが多かったらつまらんもんね。

 でも、自由を確保するには、その分の付帯する義務や、今の社会のお金を基準とした損得勘定とは次元の違うエネルギーの仮想的貯金が必要だ。

 ただの気まま勝手なエゴレベルでの振る舞いは、どうせ長続きはしない。

 持続的自由の担保は、自らが差し出せる引き出しをどれだけ持っているか、また、それを実行しているか、他の存在を活かすために活用しているか、といったお金以外のエネルギー貯蓄があるかどうかにかかってくる。

 そもそも自由なんて、突然やってくるわけもなく、本来は自由なのに自己保存のための屁理屈が自分の意識を固定し、自分で創り出している殻やパターンに閉じこもっているだけ。

 (心理学的に)エゴという殻は自分を守るための機能だけれども、その殻を屁理屈でどんどん厚くしていっている人が多く、行動しないことによる怖ればかりの妄想に支配されて、他人や社会やシステムに対しての批判的妄念に囚われているからなんだろうね(主に左脳の機能ね)。そしてどんどん分離していく。

 つまり、感じること、精妙な信号を受け取ることができないレベルまで自分自身を矮小化させてしまったから繋がることが出来なくなっているわけ。

 他人や、他の存在(動植物など?)と分離してしまい、リレーションが採れない位までにドツボにはまった人が、自らを不自由にしているだけに思えるのだが・・・

 田舎暮らしや山造りは、分離意識に囚われた人には難しいだろうなあ。自分の気持ちさえ(元手も掛からず、損もしないものさえ)も差し出すつもりのない、(自分の権利ばかり主張する依存的な)物貰い根性の人は、作物も植物も育てられないだろうし(ってなことを書くのも自然農法だとか自伐だとか言って移住してくる人たちの身勝手さが地元での評判が芳しくないから。貰うことばかりで、地域になんの恩返しもせず、そして挨拶もなく去って行く人たち、という経験を島根中の人たちから長年聞いている)。。。

 植物って地面からの栄養と水分、そして光だけでも育っていくけど、いざ作物を育てようとしたら人の心からの栄養も大事だと思うよ。育ち方が全然違うよね。山だって心籠めて整備すれば生命力に溢れて来るもんね。

「All My Relations !」 アメリカのネイティブ、ラコタ族の言葉だそうだが、“わたしは全てと繋がっている!”、ということ(昔、スウェットロッジとかやったなぁ)。
 これは世界中のネイティブの人たちもそうだけど、当然アイヌの人たちや日本のネイティブの人たちもそうだろう。
 分離した意識の中に、本当の自由は無いよね。

 さて・・・初っ端から能書き全開、、、フルスロットル!?


【最先端軽量ソーバー:オレゴン社のスピードカットバー】
 大分時間が経った話だが、昨年の夏頃に18インチのスピードカットシステム(バー&95TXLチェーン)をハスクの346XPに付けてみた。IMG_1933 (1)














 アルミコアのラミネート式の軽いバーと共に、ハスク標準よりもゲージの幅が薄く食い込みの良い刃が、そのまま.325ピッチのスプロケットを変えずに装着できるというので、いつもの益田市の石見エコーさんへ頼んでみたのだ。

 わたしはお金が無いけれど、我が協議会は新しい道具類を導入することには躊躇がない。
困ったもんだ・・・
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島根県雲南市バイオマス資源市のご案内:2018年3月4日(日)


 またまた突然ですが、この日曜日に雲南市の南加茂でバイオマス資源市(うんなん山と木の恵みフェスタ20180304news)が開催されます。

 内容につきましては、右のチラシをクリックして該当のWebページに入っていただければ、いろいろと書いてあります(ゴチャゴチャでスミマセン)ので、ご興味がある方でお近くの方は是非お足を運んでいただければと存じます。


【オススメのもの】
 と言うのも、こんなブログをご覧になる方だったら欲しいなと思われるものを出展しているからです。
 要りませんかね、こんな丸太?

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 わたしが売るわけではなくて、グリーンパワーうんなんが販売するのですが、高樹齢で目の詰まった良い木もあります。
 殆どが杉だったかと思います。


 使い道? は、テーブルにしたりベンチにしたり、薪割りの台にしたりでしょうか。
 芯に腐れが入っているものも綺麗にしてガラス板を被せれば、良い感じのテーブルになりそうです。

 また、上手に玉切りが出来ていないので、修正が必要なものもありますけれど、値段は大して高くしないと思います。

 ただ、積んで帰るには軽トラくらいで無いと積めないものも多くありますので欲しい方はご注意を。本当はわたしが欲しいのですが、自宅とグリーンパワーうんなんさんとでは往復400km近く。4速の軽トラでは、と二の足を踏んでいての大放出品?
 置く場所、使う場所さえあればお買い得品になるかも。続きを読む

リギング体験会 in 島根 2018年3月開催予定---現地情報


【山ばかりの島根でもツリーワークの需要が・・・】

 島根県に於いてここ3年ほど、ツリーワーク(樹上伐採)に関わるクライミングとリギング、またはロープスプライスの講習を秋と春に行なわれてきた2017319116

 森林率の高い島根県でも、樹上での特殊伐採の需要は増えて来ており、取り組む人も多くなっている。

 重たい雪が降る島根では雪害木による電線の被害も多く、また高所作業車が入れないところも多い。
 もちろん街場の高木や神社仏閣に関係する仕事もあるけれど、放置して大きくなりすぎた広葉樹の伐採時でも登って枝を切りたい場合がある。

 大きな広葉樹林の枝がらみなどでは、登って枝を降ろした方が仕事がやり易い場合もあるので、山でも効率よく安全に作業するには必要な技術と認識されてきたこともあるのかもしれない。

 因みに島根の森林率は全国の中でも高い方だが、その内の広葉樹の率は平均で70%近い。
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 その様なわけで、ツリーワークの講習を、秋には島根県東部の松江の近くの宍道のふるさと森林公園で行い、春にはわたしが懇意にしている西部にある吉賀町柿木村の木部谷温泉松乃湯の裏山をお借りしての開催となっている。

 どちらも、高速道路からのアクセスが良いので、九州や山陽側からも参加される人が多いのが特徴。

 しかしながら、昨年秋はアウトドアショップKさんの予定が立たずに未開催。
 この春は例年の様に開催することになったが、今回の内容は三日間ともリギング体験会の開催予定となった。

 高所ロープ作業の特別教育は、各地で行う人たちが増えたので、今回は新しいハンドウィンチのお披露目も予定しており、リギングに特化して行うとのこと。

 ということで、温泉付きのリギング体験は如何?

 詳しい募集内容はアウトドアショップKさんの告知ページをご覧いただくとして、こちらには不足分の現地情報の補填と、一年前に行った内容をご紹介してみようと思う(いつも告知だけでなくてレポートも載せようと思っているのだが、告知がレポートになっていてスミマセン)。IMG_0801(1)












 この春の講習現場の予定地の一つ。太い枝を剪定処理する。















【温泉付きリギング体験! 3月16日の前泊について】
2017319114 さて、宿泊場所となる松乃湯だが、20分ごとに噴き出す間欠泉の源泉がすぐ裏山にあり、その源泉の薬効は結構凄いと思う。
 単に鉄分が多いだけではなさそうだ。

 腰痛の時に入るとかなり楽になるし、口内炎の際には入浴中に源泉を口に含んでいると良くなるので、源泉をペットボトルで貰って帰れば短期間で良くなることを体験している。

 で、前置きが長いが、実は16日は松乃湯の定休日だったのだ。スミマセン。

 この間、女将さんと再度打ち合わせをしたら、6がつく日が休みだったことを言われてから思い出した。

 でも、毎年恒例の団体さんだからだろう、「食事なし素泊まりなら大丈夫。お風呂も入れる様にしてあげる。」、とのこと。当然、宿泊費は安くなる。
 翌朝の朝ごはんだけは、なんとかお願いできるとのことなので(他に食べるところもコンビニもないし)、夕食抜き朝食付きで5700円の宿泊費。

 ちなみに近くに食事が出来るところでは、益田方面に10分ちょっと走れば柿木村の中心部にある。此処以降は更に30分近く走って日原の街の中の飲み屋さんしか食べるところが無いのでご注意を。

 中国道の六日市ICから来られる方は、IC近くのローソンか町の中で食べるところを探してください。で、宿で食べるのならば、スミマセンが大きなゴミは基本的に持ち帰りでお願いできれば幸甚。

 ただし、松乃湯さんはお年寄り夫婦が切り盛りする宿なので、泊まり客の方でもお風呂は7時半までに上がって欲しいことになっているので、早めの到着が望ましい(朝は7時半から入れるが...食事の時間が?)。

 あとは、体験講習日のお昼ご飯は、現場によってだが、遠いところはオニギリセット(汁、お新香付き)650円位を予定(変更あり)、近ければ松乃湯の食堂で定食750円、または肉ウドンなどが可能。


6トップカット - 1【昨年のリギング講習の風景】

 昨年は、裏山の大杉のトップカットと近くの神社林の枝の剪定を行った。
IMG_4533(1) 今年はどこで行うかは現時点では未定。

 今回は新しいハンドウィンチのお披露目を行いたいとのことだが、取り敢えず昨年の様子を載せてみよう。

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2018年 本年もよろしくお願いを致します!

 2018年が明けました。本年もどうぞよろしくお願いを致します。
2018年賀葉書-[Web用] (1)






















 またまた、今年も年賀状作りをお正月に行なっていました。時間の管理が得意ではないので多くの方々にご無礼ばかりしております。

 年賀状、まだ投函していないものも沢山あったりして・・・これからコメント書きです。

 さて、この年賀状はWeb用。お正月は、近くの高津川沿い(国道9号線沿い)から見えるご来光を拝しに行ってから、家中の各部屋や作業長火鉢場に火入れをしました。何かそんな気になってしまったのです。

 客間の長火鉢に炭を。作業場の薪ストーブには薪を。四つある各部屋の石油ストーブ4台にも点火。薪風呂にも薪を入れてお湯を沸かしました。
豆炭アンカ
 あとは、豆炭コタツ(電気ゴタツと併設兼用)にも焼いた豆炭を。それから夫婦で使っている豆炭アンカにも豆炭を。
 家中が電気が無くともポカポカです。

 うちは電気が無くともしばらくは暮らせる様になっています。別に2011の震災の時の計画停電に触発されたわけではなく、神奈川の山に住んで居た時からそんな感じです。IMG_9656

 今は島根の農村暮らしなので、もっとやり放題です。庭や畑で草木を燃やすぶんには誰にも文句を言われません。薪ストーブの煙も当たり前です。
 なので、神奈川で途中まで作ってそのままになったピザ窯も作りたいなと。


竹ボイラー2 他にもモキ製作所製の、150Lタンク 竹(薪)ボイラーもありますから、乾燥した竹(薪)でお風呂のお湯も沸かせます。備え付けの灯油(ガス)ボイラーとの配管をハイブリッドにして設置し、バルブで切り替えれば燃料代が掛からずにお風呂のお湯も供給できます。

 が、今の家は借家なので工事を面倒がって、そこまでやっていません。もっとも必要になれば、もともとが薪風呂なので、薪のボイラーまで設置する必要もないとも言えます。

 なので、このボイラーは雲南市の資源市イベント用に貸出してあります。このボイラーだと、川遊びイベントなどで身体が冷えた子供達のために、軽トラの荷台にブルーシートを張ってお湯を入れておくなどにも使えますからね。
6IMG_2883 水源は水道、もしくは軽トラに積める農業用のローリータンクがあれば、火を焚いたままで水を供給していればタンク容量以上の150Lを超えたお湯を使えることになります。

 あとは野宿用には、ウッドストーブと言われる、小枝や松ぼっくりなどで火が得られるものもありますし、石油ストーブの一つは野外で煮炊きが出来るキャンプ対応のものです。IMG_0441のコピー (1)

 自分自身は、もう30年以上日常的に鍋でご飯を炊いて食べて来ましたし、妻も倣って未だに鍋でご飯を炊いています。

 日頃から蓋つきスキレットで調osake7sのコピー理をしたり、長火鉢でメザシや蒲鉾を焼いて食べたりしますので、火の扱いは普通の人よりも慣れているでしょう。

 なので、生活が行き詰まって夜逃げをしたときでも、家の中から外へとスライドするだけの生活ですね。そして、何時そんなことが来ても大丈夫なように野宿(キャンプや車中泊などというトイレも水場もついた楽な生活ではなく)でも楽しく夫婦で暮らせる体制が整っております。

 ところで、農山村に来てビックリするのは、皆さん電気に頼っていて火を使わない人が増えていることです。
 年末の自治会の運営会議の際に聞いたら、災害時に煮炊きできる薪や簡易カマドなどを持っている家はほとんど無いのに等しいらしいです。みんなノンビリしているんだと、その方はおっしゃっていました。IMG_1663

 当家では、組み立て式の鋳物のカマド(薄いステンレスの簡易カマドよりも寒い時に影響を受けにくい)と鉄製の羽釜(アルミの地肌が出た調理器具は病気の元:何十年も前にWHOが発表)を、神奈川にいる時から味IMG_5278噌作りの際の大豆を炊くのに使っていました。

 このカマドは工夫するとスモークにも使えましたので、桜の木を鉈で削ってチップを作り、正統な乾塩法でもってベーコンを作ったりしていました。

 その際には、抗生物質を与えていない放牧飼いの豚さIMG_5740んのあばら肉をパーマカルチャーをやっている方から手に入れて作っていましたから、売っているどんなに質の高い高級ベーコンよりも美味しい絶品物でしたね。

 また、当時住んでいた神奈川の津久井の自治会(350戸)の防災部長にも言って、組み立て式カマドと羽釜(アルミ製ですが)3セット導入してもらったことがあります。そして防災訓練でも実際に使ってみました。
 味気ないレスキュー食が美味しかったのはカマドで炊いたお陰と評判良かったです。
 なので、都会生活でも災害時のために薪や炭は持っておくといいでしょうね。

 もちろん、今でも島根の山村部では薪風呂を使っている家も少なからずあり薪も日常的に使っている家もありますが、災害時に日常生活に必要な煮炊きできる設備が残っている家は少ないですね。
 ただ、コンニャクを作ったり筍を茹でるための大きめのステンレスやブリキの簡易カマドとか羽釜は結構あります。

IMG_2482 ということで、何かあった時には大丈夫なんだろうか? という生活をしている農山村の家庭が多い様子。もっとも、食材は沢山ありますからどうにでもなるでしょう。

 うちは、薪・炭だけでなく灯油も沢山、そしてアルコールストーブ用のアルコール燃料、もちろんガソリンもありますからガソリンバーナー(コンロ)もOK、カセットコンロ用のボンベ(CB缶)からキャンプ用のバーナーのOD缶、そしてプロパンボンベの小さいものとコンロのセットも二つ、、、などなど。

 そして羽釜からダッチオーブン、スキレット、大鍋小鍋、コッフェル類までありとあらゆる?ものが揃っています。
ウッドストーブ2
 あとは大事な食材は、近所から島根各地にも居られる仲良しのお婆ちゃん達とお爺さんたちがよく分けてくれますので、夜逃げしても、または何か災害があっても助け合っていけることと想像します。
 年末もお餅をあちこちで沢山いただきました!わたしも手打ちそば(其処らの有名店よりも美味しい)を持っていって物々交換みたいになってしまいましたが。田舎はそれが良いですね。物々交換、対価交換方式!

 ということで、日頃から火の扱いに慣れていた方が良いのではないかと、正月早々から火遊びをした2018年の年明けでした。

 え?遊んでないで早く年賀状を寄越せよ、、、と。はい。プリントしたのでこれからコメント入れて出します故、今しばらくのお時間を!!!

 皆様方とご家族様の本年のご多幸とご健康をお祈り申しあげます。そして、お仕事はご安全に!

本年もまことにお世話になりました!

IMG_8107のコピー (1) あっという間の一年でした。皆様はどの様な年だったのでしょうか?

 世の中はますます混迷の度を深めていますが、その中にも輝く光は見え隠れしている様に感じられます。

 派手ではなくとも暖かくあり、そして芯から湧き起こる力が感じられる光を発する方々が一人でも増えることを願って本年の締めくくりとしたいと存じます。

 画像は、潤沢な薪があるところでの野宿の風景です(野宿とは言えないですか)。

 仲間とともに薪ストーブとスウェーデントーチを燃やしまくった秋の夜長の楽しいひとときでした。

 光あれ!

 IMG_8118のコピー (1)

 皆様方のご多幸とご安全を、そしてご家族様のご健康をお祈り申し上げます。

 良い年をお迎え下さい。ありがとうございました!



よくある現場・・・架線搬出

【ある日の現場風景】
『人が足らんので手伝ってくれんか?』、知り合いの山師のおっさんから前日に電話があり時間に少しだけ余裕があったので、困っているんだったら手伝ってあげようと弁当を持って行ってきた。
IMG_9820のコピー (1)

 現場はこんなところ。あまり好きな現場じゃない。




 前に手伝いに行った時に、張り終えて最初の荷を揚げたら、その瞬間18mmの主索が切れて近くにキャレッジが落ちてきたことがあるし・・・

 主索が錆びとった。ご存知の様にワイヤーロープは巻きグセがついていたりキンクや折れ曲り部分があったりするので、破断した場合には飛んで行く際に周りのものを巻き込んでいく。

 この切れた時には、自分が居た8mぐらい上空で両側に切れたワイヤーが飛んで行ったので良かったが、主索が地面に近い場所だったら危なかっただろう。
 
 さて、今回は、某事業体の現場だというからどんなものかと見に行ったのが動機?
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