田舎暮らしならば古民家に住みたいですよね。古民家には昔からの日本の智慧が引き継がれているのでないでしょうか。
さらに、その並びには地元野菜や加工品の販売所がありまして、寒暖の差がある地域の美味しい農産物や果物が販売されています。
運が良ければ、8月の末に美味しい枝豆が手に入ったりしますし、また季節の柏餅は土日のみの販売ですが、我々夫婦が今まで食べた中で一番美味しいものでした。
八幡原は私共夫婦を含めて数名の仲間が住みたいと思っている素敵なところなのですが、豪雪地帯なので可也の気合が必要です。それでも、若い移住者も居られますし、この土地の方々のお人柄も素敵です。
ここは積雪が2m以上になる地域。でも、近年は少なめです。自宅からから1時間半は掛からないで行けるのでよく遊びに行っていますし、また広島への出張時には通り道であったりするところです。が、冬場はホワイトアウトの中を走る事も度々。
地元の年配の方に聞くと、子供の頃は吹き込んだ雪で頭とか白くなったとか。人って、そんな環境でも暮らせるんだと驚きますよね。軟弱な街場生まれの人間には感動ものです。
もっとも、少し下の匹見で暮らしていた時も、三八豪雪というわれる昭和38年の大豪雪で一ヶ月半下界から閉ざされて物資が入ってこなくても生き延びた人たちの話も凄いですけどね。
みな電気もなく、大自然からの頂き物で自立した生活をされていたわけです。
其の山の恵みを頂きながら暮らしていく術が詰まっているのが古民家でしょう。湿気の多い日本の気候では、木造、土壁、畳や板の間、土間などの呼吸をする素材の家が良いですね(茅葺の屋根も素晴らしいですけど、今の時代は難しいです:下画像は八幡原の古民家のメンテですが、他の地方から職人さんを呼んで茅葺の修理をしているそうです)。
そして囲炉裏で燻煙コーティングして長保ち処理をすれば完璧。虫除けにもなります。
今だったら薪ボイラーで床暖房もできますし、薪ストーブで暖かく過ごせるでしょう。自分的には掘り炬燵がダントツのオススメですね。換気が良い古民家ならば此れでしょう。
遠赤外線育成光線領域の電磁波は身体の有用微生物活動を活性化してくれる感じがします。逆に、別記事に書いてあります様に、鉄骨、鉄筋に囲まれた建築物は磁場が狂うので住まいとしての建物には向かないのではないでしょうか。
また、電柱のトランスから様々な生活の電源設備などは有害な電磁波の発生源となっていますから(測定と体感と体調でのサンプリング済み:但しひ弱な男の検体)、わたしと同じ様なセンシティブな方には辛い生活環境かもしれません。
そんな話を以前の記事に書いた様に、地磁気測定器を使って地球の垂直分力に切り口で測ると鉄に囲まれた空間は測定値がメチャクチャになっていますからね。
木の国日本では、木造住宅が気候的にも理に適っていますし、そして生体的にみても健康的と言うことです。
そして何と言っても素晴らしいのは解けば大地に還ってく素材で作られていることですね。現代のコッキンテンクリートで基礎構造が作られて廃棄物処理に困る様な建築物ではございませんものね。
下の画像は、八幡原から少し降って191号線沿いの奥にある聖湖のダム近くの芸北民族博物館併設の古民家です。此処の博物館の昔からの民芸品も見応えがありますね。
日本は古代から木の文化の国。リサイクル、リペアして古い骨材を再利用したり、また燃料にもなる様な自然素材を循環サイクルに則って活用してきた文化ですね。
ですから、古民家は、自分たちで修理をしたりできる余地があります。一昔前の自動車は人の手が入ることを拒まないことと同様でしょう。
今の自動車は電子制御だったり、またボディが樹脂多用だったりで、昔の鉄板で作られたものと違って自分で修理が出来ないですし、廃棄処分にも余計なエネルギーと手間が掛かり過ぎですからね。
果たしてエンドユーザたる庶民(働いて税金を沢山払って、そして製品を沢山購入して社会の下支えをコツコツと行なっている)は、美しい便利生活スタイルの中で何を得ているのでしょう。
似非、欺瞞、収奪・・・色々なマインドコントロールに塗れていないですかっ。おおっ!いきなり能書き満載だ・・・
でも、そういったことに気づいた人たち、若い人たちが人生を背負って生き方を模索しつつ転換にチャレンジしているのは素晴らしいなと、思っております。
ところが世の中の年寄り達、団塊の世代とか云われる連中は、競争社会の中を生き延びてきた人たちだから、リタイア後の生活に於いて社会の循環の中で稼いできたお金を自分とか自分に関係する人たちだけに使うだけで、日本の未来を繋ぐ人たちを応援するでもなく、その上、詐欺に騙されて折角貯めた大事なお金を雲散霧消させていたりするんですね。
少し前の日本の経済を引っ張ってきた人たちが此の人たちならば、逆に粗い悪い方向に誘導させられて、自己中心的な生活スタイルを受け入れてしまったのも此の人たち。
年取って昔からの日本の良さに気付いて、各地をキャンピングカーで回ったり、はたまた高級な宿に泊まって大名旅行をしているんだったら、日本の伝統的な暮らしを引き継いで行こうという若い人たちにお金を落として応援して上げて欲しいですね。
そんな奇特な思いがある方にぴったりのお宿があります。体験型の民泊古民家。
【若い夫婦が引き継ぐ日本の智慧をシェアする古民家民泊がTV番組に】
それは此方。広島県庄原市の山の中にある古民家。昭和の最初の頃の建物で100年くらいのものだそうです。
古民家と言っても日本中各地で地域に合わせた造りなので有り様は様々です。
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