島根・山守network

より多くの人たちが山に目を向けること、また山での作業に“安全に”関われるように、素人目線からの情報の整理、補完が出来れば幸甚

名機ハスクバーナ242XP、スチールMS200が未だ現役で活躍の巻---新しい道具が全ての点で良いとは限らないかも


 凄い!未だにハスクの242XPを使っている方がおられるんだ!!!・・・恐れ入りました〜。
 ところで、記事が長くなりそうなのでスチールMS200については、別に記事を立てることにしましょう。
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 さて、広島のひろしま森づくり安全技術・技能推進協議会(以下、ひろ森あん)の危険木処理のケースワーク二日間講習会の初日のことです。
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 朝は雪模様でした。
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 初めてご一緒に伐採作業をした(刈り払い機などの他の講習では二度ご一緒しているけれど)ひろ森あん講習スタッフのI本氏。朝一から元気に木に登ります。
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 そのI本氏の手元を見てビックリ。わたしはウィンチラインを設置するために刈り払い機で藪払い作業やPCウィンチの設置作業をしてから伐採現場に戻って、ありゃりゃりゃ〜!と気が付いた次第。
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 「ウワッ!I本さん、そのチェンソーって?」、『242XPですよ。枝払いとか楽なので未だ使ってるんですよ。』、「凄いですね〜、現役なんだ!」

 以前の記事で42ccクラスのチェンソーの話を書いたことがありますが、其の記事内に242XPが載っていますけど、わたしも242XPのユーザです。
 また、スチールの020、後継機のMS200のユーザでもあります。

 どれも30年前とか20年以上前にリリースされた機種ですね。林業の一線で活躍してきた名機です。

 が、何故そんな古い道具を改めて題材にするかというと、未だ手に入る可能性があるからです。わたしも集落のお婆ちゃんに(かつてお爺さんが使ってた形見の品を)貰ったり、格安で譲って貰ったので持っている次第です。

 其れ等の機種が現役だった頃は、今と同じく懐が寂しくて是らは高嶺の花で買えなかったんですよ。スチールの日本向けの廉価版021C(35cc)を安くして貰って手に入れてお茶を濁していた頃です。
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 そして、今となって此の様なものを手に入れて綺麗にして、そして動いた時は感動しますね。島根に来てから、そんな感動を何度味わったことかと。
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 ハスクの42、242,242XPは共通部品が多いので二個一、三個一で復活します。また、ピストンリングは45ccの346XPと共通ですね。

 で、時々書いています様に、このブログは林業者向けの内容ではありません。わたし自身も林業事業体で働く者ではありませんし、周りの仲間も同様です。

 周りに居るのは田舎暮らしでの糧を得るために、請負仕事で伐採に関わっている人とか、自伐型の小さな林業を自分たちでやっている人とか、後は持山を自分で整備したり、また里山の整備に関わっている人たちですね。

 つまり、本業が別にあり、その都度の要求や必要に応じて山仕事をする人、または個人や仲間で山仕事を動かしていく人たちばかりとご縁があります(各講習会では事業体の人たちとご一緒することがありますが)。

 なので、自分の道具は身銭を切って手に入れ、そして燃料代も自分負担というケースが多いでしょう。
 ですから、支給された道具を其れなりに扱い、燃料代や部品代の負担が無い人達とは視点が異なることも多いのではないでしょうか(勿論、事業体の人達も自分の道具は自分で手に入れている人も居ることを前提として)。

 その様な立場から思うに、チェンソーは複数台あった方が良いです(事業体ではメイン機以外は共有設備の事が多い)、と言うか複数台ないと不便です(刈り払い機も同様ですが)から、古い機種でもご縁があれば手に入られたら良いのでは、と此れから田舎暮らしに参入しようかと思われる方向けに書いてみましょう。

 その前提は、ホムセンバージョンのチェンソー(刈り払い機も)は、値段が安いだけあって素材も造りもコストダウンの上で製造されたものだから、山仕事にガンガン使ったら早晩逝かれてくるのが常だからです。
 最初から農機具店でカタログ製品を買った方がお金が掛からなかったという事態になりかねません。
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 此方では益田市にある石見エコーさん(元やまびこ資本の販売店)では、共立、新ダイワ、ハスク、ゼノア、スチール、マキタを扱っているので、全ての機種展示はないものの、各メーカの特色や特性を整備士の視点からも分かり易く教えて貰えます。
 その蘊蓄を小出ししているのが此のブログですね。

 そして、たまに出物の中古チェンソーや中古刈り払い機があったりします。わたしは貧乏で有名なお得意様なので、多々ご厚情を頂いてそのお陰で良い道具立てができていたりします。感謝!
 自分的にはネットで手に入れることとは比較にならないほど物凄くお得な待遇をして頂いていると思います(だから、近所の人たちや仲間たちに鋭意宣伝中)。何と言っても農林業機械の一級整備士が居るお店ですからね。

 と言うことで、昔のプロ用の名機にご縁ができたら、自分で掃除して整備すれば良いですよね。昔の道具は造りがシンプルです。車もそうですが、人の手が入ることを拒みません。
 部品供給が終わっているものは、其れこそネットで探して手に入れています(博打要素が強いですけど)。

 また、此の頃の機種は、構造や機構を勉強するにも向いています。シンプルなので分解し易いです。なので、わたしがチェンソーの特別教育の講師を行うときなどは古いチェンソーを使ってバラして説明しています。

 でもって、是等昔の名機は今のものと比べて性能が機能が劣るわけではないんですよ。同じ様に作業ができます。逆にエンジンの始動性が今のものよりも良かったりする場合もありますしね。
 ただし、振動は強めです。その辺りの事も含めて書いてみましょう。でも、たまに里山整備とか薪材収集するくらいならば影響ないでしょ。


【名機ハスクバーナ242XPの系譜】
 わたしの242XPは此れですね。此の時はオレゴンのスピードカットシステムをつけて軽量化していますけど、バーは色々あるのでその時々に変えています。
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 確か1990年頃のモデルです。古いタイプなので、アイドリングでオイルポンプが回ってしまうため、古いオイルポンプを苦労しながら外して、部品どり用の新しい方のものからオイルポンプ取って付け替えてあります。
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 そして元から程度が良かったものをピストンリングも交換して腰上は全てオーバーホールしました。なので、絶好調のマシンです。

 さて、その242XPって単品で持ってみると持ちやすいのですが、実は結構ボディが大きいんです。
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 一番左が242XP、真ん中は346XP、右側が560XPです。画像だと判りにくいですけど242XPは346XPよりも角ばっていて大きめの感じです。
 重量やパワーなどについては、記事の後半に書いてみましょう。

 550XPは有りません。その頃にはハスク・スチール教からやまびこ教に宗旨替えしてしまったんです。
 うちの様な貧乏協議会が手に入れられる価格で中古の共立のチェンソーを提供してくれる石見エコーさんのお陰でやまびこ製品の良さを体験できたからです。

 山陰の湿気が多い夏でもエンジン始動が楽な日本育ちの、ちょっとスタイルは良くないし高級感に欠けるところもあるけれど、その頼り甲斐と安定感は昔からのジャパニーズママの様です(って別にマザコンじゃないからね)。

 その日常使用の条件上、安全パイに走ったのは、歳食って体力が落ちている事もありますが山仕事で右肘を傷めていること、また手が振動病の領域に入りつつあり冬場の朝が非常に厳しいことがあるが故です。

 確かに今では大型機に於いてスチールがどんどん良くなっていますし、またハスクも相変わらず良いですけど、中型機以下を常用するには国産のやまびこ製品が色々な面で楽だなと個人的に考えております。

 色々な面・・・熱間再始動性に於ける始動性の良さとか、スタータを引く時の軽さとか、全装備重量の軽さとか、燃費の良さとかね。日本の山に適合した運用環境、そして日本人向けに重さは操作系の軽さなど、という色々。
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 手前が共立の大型機の共立のCS73RS、真ん中はハスクの560XPに25インチバーを装着したもの。奥は395XPですね。実は此れらの機種に関してカッティングスピード測定比較とか色々テストしたものがあるんですけど、暇が無いのとあまり面白みが無かったので記事にしていません。
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今日の焚き火---足裏健康法?:庭に作った炉の石が焼けると足裏からヌクヌク〜!!!穴の底の薪がユックリと燃える炉の作り方&俺のかまど用の二重煙突づくり


 こんなに気持ちが良いものだとは知らなかった! 皆さんはご存知でした? 焼いて温まった石の上に足を乗せると物凄く気持ちが良いこと。

 ところで、今回の記事は単なる田舎での焚き火話ではなくて、大事な炉の作り方にも関係するものです。
 炉って、基本的に煮炊きをするためのものですが、その為には火力のコントロールがし易いという機能が大事でしょう。
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 弱火でチロチロと長い時間薪が燃えているとかですね。それも酸素が入りにくい穴の底で燃焼が安定していることが条件です。

 そもそも、炉は建物の中に設置するものでしょう。竪穴式の住居でも小屋の中でも使えることが必要ですね。なので、万が一の避難生活でも役に立つかもしれない炉作りをやってみました今回は庭のオープンエアの中でですが)。
 で、想定外の事案が発生して、焼けた石の恩恵が色々あるということで・・・
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 さて、足裏は、身体中のツボがありますからね。それぞれの指にも反射系が詰まっています。其処を石が蓄えた輻射熱でジワ〜っと温めると身体が凄く緩むんですよ〜。

 焚き火の火や炭の火は遠赤外線域の育成光線という電磁波を出している訳で、その波長のものは身体の芯まで温まりますけど、それは身体中の微生物が反応して励起するからなんだと思っています手作り酵素液飲むと身体中がポカポカになりますけど腸内常在菌が活性化して熱を出すからなのでは

 炭火の掘り炬燵で温まってから、真夜中の雪かきをやりに外に出ても寒さなんて感じませんからね。
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 以前住んでいた匹見の集落では出勤前、帰宅後、夜中と1日に三回も雪かきをしたことがありましたけど、掘り炬燵効果は絶大でした。

 其の現象とは違うと思うんですけど、適度に熱々に温まった大きな石の上に足裏を当てているとホント気持ちいいんですね。
 コレだけで、ボケーっと数時間過ごせます。其れも、其の前に軽く飲んで旨いものを食べていたら最高!


【小さい火が安定して燃える炉の作り方】
 此の様な炉を作ろうと思ったのは、わが縄文之森協議会がかつてのご先祖様たちを真似ようと思った訳ではありません。
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 上の画像は、匹見町にある匹見ウッドパーク(匹見上公民館併設)に展示されている縄文時代の遺構です。

 縄文の時代には、石を焼いて其の上で調理していたんですね。昔は川には遡上した鮭やマス類がウジャウジャいたり、ツガニやカジカなんかも嫌という程居たでしょうから、美味しいものを食べていたに違いないんです。
 それも、汚染物質なんて入っていない超美味なやつね。
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 以前にもこの画像を載せたかも知れませんが、10年前に撮った8400年前の遺跡発掘風景です。匹見川の河岸段丘の上の方にありました。其の時は同時に3500年前の遺跡も川に近いところで掘り起こされていました。
 写っている石も集積炉に使われた石でしょうか。

 下画像も匹見ウッドパークの展示物ですが、縄文時代のツボって先細りの形状が沢山あって、是等の形のものは煮炊き用らしいです。其処が平たいものはお供物用という話を何かで読んだ記憶があります。
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 ですから、此の先細りのツボ状のものは、今回わたしが作った様な炉に挿して煮炊きをしたのではないでしょうか。

 それから話は変わりまして、世界中で石を使った調理法は色々ありますけれど、昔読んだ遠藤ケイさんの記事にあったのは、木地師が昼飯用に石を焼いておいて、曲げわっぱに魚や味噌と水を入れたところに其の石を入れて瞬時に沸き立たせて熱を入れる調理法でしたね。

 これは一度やってみようと思っているのですが、未だ適当な石探しをやっていないので実現しないでおります。

 さて話を戻して、今回の庭先の炉づくりですが、特に動機があった訳ではなくて、以前の記事にもチラッとだけ載っていたかと思いますが、庭にはこんな穴が開いてしまっていたんです。
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 この穴はある日突然開いたもので、地面の上を歩いていたらイキナリ陥没しました。其の当時は(以前からですが)、世界中で大規模な陥没(直径何十mとか)が発生していた頃と重なっていたので、ついに我が家までそんな事象が発生したのかとビックリしたものです。

 モグラさんですかね〜。確かにアチコチやられた跡はありますけど、こんな大きな穴がいきなり開くというのは違うんじゃないかと思います。

 長いところで30cm以上ありますし、深さも土が落ちていても30cmはありました。その後、数年放置してあって、来る人たちには何で穴が開いているのかとか、埋めないの、とか言われ続けて来ましたけど、面白いのでそのままにして観察していた次第です。
 で、同時に庭の端に穴掘って炉を作ろうかなという考えはあり、石集めはやっていました。

 それが、昨日のカチンとスイッチが入ったが如く、陥没した穴をそのまま炉にしようと思い立ったのです。

 それは、モキ製作所の無煙炭化器を貸しておいた若い人が、山奥の匹見町でも更に秘境と言われる地区から返しに来るので昼飯をご馳走して上げることにしていて、天気も良さげなので庭で薪ストーブを焚いて魚でも焼こうかと考えていた前駆流があったからかもしれません。

 と言うことでモキの車輪付き薪ストーブ(中古を格安で手に入れたものですね)を外に出して火入れの儀式をして薪をガンガン燃やしてから炉づくりです。

 ところで、穴を掘って中に燃えるものを放り込んでもあまり良く燃えないのはご存知ですよね。無酸素状態になってしまうからですね。
 其の原理を使って簡単に簡易炭を焼成できるのがモキの無煙炭化器ですからね。
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 ですから、深い穴の底で薪などを燃やすには、一仕掛けが必要です。まあ、ご存知の方も多いと思いますが念のため書いてみましょう。
 それが上手く行くと、穴の底の火が安定してチョロチョロと長いこと燃えています。
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 焚き火という意味ならば、ガンガン火が上がって燃えれば良いだけですが、炉という意味ならば火力をコントロールしつつ、弱い火でも安定してチロチロと燃えていて欲しいものです。

 上画像は、穴底や壁面にも石を設置して適当に作ったものですが、深さは30cm位あります。其処に突っ込んだ薪の先が安定して燃えているんですから大成功です。

 その仕掛けはというと大したことではなくて、空気の吸い込み孔を作って上げるだけですね。
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黒柿のぐい呑っていいでしょ? 今ならオーダー可能かも---貴重な黒柿を手に入れたので、友人にぐい呑を作って貰ったの巻---匹見・森の器/工房吉昭の紹介


 皆さん黒柿はご存知ですか? 今では滅多にない高級材ですよね。銘木の類です。それでも、昔は床柱に使われたり、また家具や調度品などには結構使われていました。

 うちも長火鉢を使っていますが、その縁は黒柿ですね。えっ?焼いているのは蒲鉾ですよ。貧乏くさいって! ところがですね、炭火で蒲鉾を焼くと絶品の味になるのはご存知でした?

 この画像は神奈川の津久井の家に住んでいた時だから、多分小田原辺りのものだと思いますけど、此方では山口の萩の蒲鉾が次元が違うくらいに美味しいですから、炭焼き蒲鉾、絶品の旨さです。
 兎に角、山陰の魚介類、加工品の旨さは格別です(但し干物とかは素材の良さから考えると加工技術が可なり低いかもね。湿気が多いからかな)。
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 さて、柿の木はあまり太くならない上に200〜300年生くらいにならないと、大きな材は採れないそうですし、柿の木を伐っても滅多に出ないのが黒柿ですから、よくそんなものが昔はたくさんあったのかと思ったりします。


【黒柿材を運良く格安で手に入れたのでお裾分け可能】
 その貴重な材を奇跡的に手に入れることが出来たので、その材を匹見町で木工ろくろをやっている友人に上げたところ、ぐい呑を作ってくれました。
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 全部で六つ貰ったんですね。
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 その内の三つは、黒柿の丸太を格安で譲ってくれた広島の大工のお父さんとお好み焼き屋の女将ご夫婦に差し上げました。もう一つは黒柿が生えていた地主さんに差し上げるそうです。
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 そして四つ目は、此の時にたまたま一緒に呑んでいて、何時も講習助手をやってくれているスーパークライマーのH江氏にプレゼントです。
 ラッキーだなあ。黒柿材のこの手の小物でも2、3万円はするらしいですからね。

 で、今回記事にしようと思ったのは、この格安で手に入れた材は3m位の長さだったため、まだ幾つかは作れるはずなので、こういった器が欲しい方がおられたら後述の仲間のところへアクセスして貰えたらと考えたからです。

 でも、別に器が売れたからといって私にペイバックがあるわけではないですよ。本ブログやWebサイトで色々な道具やグッズ、仲間の講習会などを紹介していますが、いずれも同じです。

 中には人の懐に興味を持つ人がいて穿った見方をされることがよくあるので一応書いておきます。自分は小規模の山仕事の講師業とあとは伐採費などだけで食べている極零細事業者ですね。
 昨年、前半までは樹上伐採のお店ODSKさんのサポートを受けていたので、様々な紹介記事を書いていましたけど、それも商品が売れたからってお金を頂いたことはありません。

 このブログやWebサイトは主に一般市民さん向けへの啓発的スタンスで書いておりまして、ご縁ある方々の目に留まったら縄文之森協議会の講習を受講して欲しいなという程度です。

 6年前にODSKさんのサポートを受ける様になってから、樹上伐採の道具と技術を地上での掛かり木処理や伐採方法に応用する様になり飛躍的に安全性と確実性が高まり作業が楽になりましたので、自伐の人や一般市民さん向けに啓発活動を行なっている次第です。
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 例えば、上画像の右、屋根に倒れ込んでいる根返り木も、一切木に登らずに安全に処理することが可能になりました。

 こういった講習を体系的に教えているところってあまりないんじゃないですかね。それも、田舎暮らしを軸ととして、生きた技を幅広く教えているところって。

 で、そんな活動の中のご縁をもって貴重な黒柿の材をご好意で格安で手に入れることがあったため、ご自分も作ってもらいたい方がおられたらと、ここに情報をシェアする次第です。
 多分、一般市場価格よりもお安く手に入れられると思いますよ。

 それに後述する件の製作者の工房は、宣伝もしておらず細々とやっているので少しはお役に立つと良いなと思い記事にしました(わたしの20年くらい前の山仕事仲間は、東京でも有名な木工ろくろの作家みたいなのになってビルを建てる位になっていますからね)。

 作って貰う場合、別に上画像の様な形でなくても作ってくれるはずです。相談してみれば良いのではないでしょうか。
 ただ、黒柿の器の注意点は、黒い部分が脆いので扱いは丁寧にしないと割れるそうです。カチン!とぶつけただけでも欠けてしまう事もあるとか。

 また、白太の部分と黒いところの収縮率が違うので皹が入りやすいために制作途中で材がダメになる様な扱いの難しいものが黒柿材なんだそうです。
 要するに歩留まりが悪いので、幾つでも同じ様に作れる材ではないと言うことでしょう。

 ですから、あとは、紋様が良いものが出るかどうかでしょうね。今回、広島から手に入れた材は、黒柿材で喜ばれる孔雀模様が出ているものではありませんからね。
 こういうのが孔雀模様です。
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 彼の工房の近くにある匹見ウッドパークに展示されているものでは、こんなに素敵な黒柿材のお盆があります。
 10年前の話で、もし売るとすると30万円は軽く超えると言っていましたから、そういう価値のあるものが黒柿材なんですね。
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 此処までの大きさのものができるのはどんなに太い柿の木だったのでしょう。

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現場風景:本日の昼飯---1時間の昼休み中に火を熾して食べるって・・・


 今回は自分のネタではありません。講師で行った広島での講習会中の昼休みの風景について記事にしてみます。

 ひろしま森づくり安全技術・技能推進協議会(以下、ひろ森あん)のスタッフの間では、昼食の際に火起こしをして食事を作るのが流行っていて、年間で一番豪華な昼食を作って食べた人に栄誉が与えられるコンペをやっているとのこと。
 楽しそうです。
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 上画像はひろ森あん事務局のM野氏ですが、カップ麺に入れる野菜炒めを作っておいて、お湯を沸かし直しているところですね。

 別の日の画像。
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 で、こんな風に日頃から手際よく火を熾して1時間の間に食事を済ませておられます。

 近年、ソロキャンプが流行っているのでミニマル道具類が色々出ているので、こんなのもありかなと。

 こちら下の画像は、うちのスタッフでスーパークライマーのH江氏。電力会社の支障木処理の仕事を18年やってきて怪我無しという人。

 ポーランドかどこか(その後、現場で一緒に食べた時にも使っていたので聞いたら、スウェーデン軍のもので、アルコールストーブ込みで、1万円台後半とか、近年では相当値上がりしているらしい)の飯盒みたいなものをアルコールストーブでお湯を沸かしています。彼は毎日が現場なので、ローコスト&安定稼働が前提ですね。
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 隣で笑っているのは、仲間のS吉氏。たまに講習助手をやってもらっていますが、以前は吉野の黒滝村森林組合へ地域おこし協力隊として2年間修行に行っていた人。H江氏に憧れてツリーワークを始めたんですね。

 此の時、わたしはお好み焼きとインスタント麺でしたが、講師作業で忙しく30分しか時間が無かったので写真を撮り損ねました。

 そのお好み焼きは、前泊したお好み焼き(&石窯焼きピッツァ)付き民宿で前の晩に作って貰っておいたものです。三年くらい前にオープンしてから泊まりに使わせて貰っています。此処は、ひろ森あんのM野氏の紹介でしたが、知る人ぞ知る穴場みたいなところです。
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 先日も、世羅町に現場下見へ行った際に、本来は何処かに野宿するつもりだったのですが、虫が多すぎて宿に泊まりたいという嫁さんの願いで急遽このお好み焼き民宿に泊めてもらいました。

 その時は、既に食料や飲み物は買い込んでいたものですから、外のスペースを借りて嫁さんとこんなところで宴会です(向こう側はBBQスペースです)。

 此処の民宿の中には台所もあるのですが、外の方が良いと言うことになり、結果蚊に刺されまくりでした(嫁さんは蚊取り線香でダウンするタイプなので、ガンガンには焚けないんです)。
 民宿からはお好み焼きの差し入れもあり、昼に寄って食べきれなかった下記のいまちゃんのお好み焼きの残りも有りで豊かな夕食でしたね。
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 こちらは翌朝の朝食の時。
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 此処のお好み焼きは、この辺りでは三次市の馬洗川沿いにある有名なお好み焼き屋さんのいまちゃんの次くらいに好きです(お好み焼きは素人ですが...)。
 で、いまちゃんは有名なので言うまでもないですが、此処のことは教えません。あまり混み過ぎると常連さんが困りますからね(いや自分たちが...)。(^-^;;
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 此のお好み焼きを温めなおすのに使ったのは、ロッジの10インチスキレット(勿論、蓋をチンチンに焼いてオーブン状態にしてから温めます)と、フジカハイペットという横にしても灯油が漏れないという灯油のキャンプストーブ。車に気軽に積んで行けるのが良いですね。これは、以前の記事にも載せたものです。
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 あとは、SOTOのカセットボンベ式のバーナーと風まるというイワタニのカセットコンロでした。もっとも、作業道具の片付けに忙しかったので、殆どは連れて行った嫁さんにやって貰っていたんですけどね。

 自分の場合、昼休みには研いでおいたお米をカセットコンロで炊き、スキレットでおかずを温めて食べるくらいはやりますけど、流石に火を熾して調理するところまではやりませんね。
 調理器具に着いた煤とかを掃除するのが面倒だし。

 まあ、みんなでワイワイと鍋の様なものをやって一気に片付けるというのならばありでしょうけどね。
 下画像は何度も記事にしていますが、以前神奈川の丹沢山塊で間伐をやっていた時に、オッさんがやってくれた猪鍋&ウドンです。
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 こういうのは良いですよね。きつい山仕事の合間の癒される時間となります。と言うか、こういうのが無くて山でロボットの様に作業しているだけでは山に居る価値がないと思うんですけど如何でしょうか。
 キノコや山菜採ってきてちょっと入れて食べるとかね。

 それは焚き火にも言えますね。近年は作業中に焚き火ができない様なところばかりでつまらんでしょう。
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 ところで、焚き火台って商業ベースに乗って流行っていますけれど、日本の土壌において何れだけ有効なんでしょうか、とか考えませんか?

 発想の元がアメリカなどのキャンプ場での使用することから始まったのだと思うのですが、画像を観ていると、そういったところは大抵裸地の貧相なところですよね。

 高地での排泄物の持ち帰りについても、土壌が貧相で土壌微生物の機能が期待できないからだと思うのですが、土中菌などの微生物や昆虫類が豊かなところであれば、逆に餌になっているわけです。

 それは食物残渣も土に埋めておけば微生物が分解してくれる土壌が豊かなのが日本の大地だからです。
 また、草木を焼いた灰は土壌の改良にも効果的ですし、残り炭も同様でしょう。

 そもそも、田舎暮らしで畑や野っ原で草焼きや木をガッツリと焼いた後の植生にダメイジを受けているのを見たことがありません。
 逆に前以上に植物が元気になっていますからね。前に住んでいた匹見の集落のに家の裏山も山主さんが山を燃やしてしまったそうですけれど、普通に復活していました。
 日本の自然は豊かです。

 ですから、周りの(乾燥具合や燃え易いか否かの)状況を無視して、山林火災などの延焼を起こして事件になるのはマズイですけれど、防火準備をしっかりとしつつ行う焚き火は自然界にとってもウェルカムなのではと思う今日この頃です。って、昔からだけど。

 焚き火によって土壌微生物が壊滅的になることは、日本では起こり得ないでしょうね。海外の貧相な土壌ならば気を付けなければならないと思いますので焚き火台も有効でしょう。

 焼畑だって小規模にやって場所を変えてやっていけば植生にも栽培にも有効なことが判っていますからね。

 でもって、草刈りの時に思うのは、思いっきり野焼きをしてイノシシなどの獣が持ち込んだマダニ(西日本はウィルス付きだからね)を一掃したいなということ。
(うちの協議会は、45mm90mホースのカナダ製の超小型強力な消防ポンプも設備している)
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 ま、大災害が来てライフラインが閉ざされた時には小規模の火の扱いは自由自在にできた方が良いでしょうね。
 ソロキャンプとかハマっている人たちは、潜在意識からの予兆を感じ取っているんじゃないですかね。
 良いことです。工夫しつつお楽しみくださいね。

たかが草刈り、、、されど草刈り講習会のお知らせ・・・刈り払い機安全講習の基本から、斜面、田んぼの畦、水路脇から藪払いまで。田舎暮らしに必須技術を教えます in 広島


 久々の記事になります。毎度言い訳していますが、下書き途中の記事は膨大に作ってあります。が、どれも普通ではあり得ない長文書きになっていて、その為に自家中毒を起こしたためか、途中でスタックしてしまうのがパターンですね。

 言いたいことお伝えしたいことは沢山ありますけど、ブログでは無理なので、此処らでホームページ(うちのHPは25年くらい前に立ち上げて、7年前に自伐型の林業についての内容に刷新?した後に、その後放置。。。う〜ん、結局放置パターンか...)をもう一回再構築して体系的に整理しようかなと。

 そして、実際には現場でないと理解できないところ(安易にネットで書くと、素養のない人が上っ面だけ真似てやると事故に繋がる様なこと)、は講習会で説明しようかなと考えています。

 ところで、縄文之森協議会の設立目的は、街部に住む若い人たち向けに小規模の林業技術講習を行い、島根の農山村への定住化推進をサポートするためのものです。

 移住者や若い人たちが、田舎に於いて自給率を上げて暮らしたり、また必要な時に現金を稼ぐのには、山仕事が安全に出来れば其れだけで自由度が広がります。

 自分たちで必要な資材を自給するためだけでなく、自営で仕事を作り出したり、または副業で事業体の下請け仕事をするなどの生活に必要な現金を得て、地域維持に繋がる人材が育つためには、農業だけでは今の時代難しいですからね。

 で、そういった生き方をしたい人たちの地力づくりのサポートのために2011年の暮れに立ち上げて以来細々と活動しております(繰り返しですが、神奈川に住んでいた2008年には手道具についての記事を此の本の1/4位をペンネームで書いていました。未だ2000年になる前のネットビジネスをやっていた頃には、東京、裏高尾の森林組合のバイトで手道具のみで除伐作業をやっていましたからね)。
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9784881383247-2 その後、2014年にうちの町の役場に頼まれて(協議会を立ち上げた時の住んでいた自治体に提案して採用されなかったため)、地域おこし協力隊制度を活用して都市部から小規模林業を行いたい若者達の募集育成を行なった際のことは、全林協さんのNew自伐型林業のすすめに書きました。

 その後も事業は継続的に行われ、都市部から移住して自伐型林業の手法をアプローチしている人たちが増えているので、立ち上げに際して少しは役に立ったのではないでしょうか。
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 そして、今までは、自治体など行政関係や林研グループ、NPOなどの団体が主催する講習会でお伝えすることが多かったですし、また林研グループとして助成金を得て格安受講費の講習を行ってきましたが、今後は一般の方達向けの有料の講習会を縄文之森協議会としても開催していきたいと思います。

 と言うのも、そういった講習会では、時間的な縛りがあったり、内容についても制限があったりするので、本気で身に付けたい方に対して伝えられることは限られてしまいますからね。

 おっと、また前置きが長くなりました。今回のお知らせはうちの協議会主催ではなくて広島のひろしま森づくり安全技術・技能推進協議会主催(以下ひろ森あん)のものです。

 ひろ森あんさんの講習では、県の助成が出ているので受講費は格安ですね。今後、うちの協議会独自で開催した場合は高額講習費用がかかりますので、今なら広島県県民の方であればお得です。
 特に、公的な安全衛生教育を受けたことがない方には、刈り払い機運用の基本的なところから実戦的な技術までを講習しますので、今回はオススメだと思います。

 で、どんな内容を行うかは、後半に書いておきますので、其方をご覧ください。取り敢えず端折って書いてみますと、公的に行われる刈り払い機の安全衛生教育の関係法令の部分はなし、と書いても判らないか。。。振動障害の部分は端折って説明します。が、あとは実戦的なことを中心にやります。

内容ダイジェストを此処に書きましたが・・・後半に移動して詳しく書きました。

 刈り払い機の実戦講習なんて世の中に殆どないのにも関わらず、みんなホムセンで買ったやおい刈り払い機を使って我流で草刈りをしていますからね。
 一般市民、農家などでは、チェンソーの事故よりも多いのが刈り払い機運用です。それもシリアスな死亡事故もかなり多く発生していますから、何が危険かを知らずに運用しているのが現実です。

 また、公的な安全衛生教育では、1日しか講習を行わず、其の内、機械に触るのが1時間しか用意されていません。ただの資格を取るだけの内容となっていて、あとは所属事業体で安全運用を教えるというものでしかありませんから、ちゃんと教えられないところだと結局、何も知らずに運用していることになるでしょう。
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 昨年、島根と山口で開催された厚労省の二十日間林業就労者支援講習のチェンソーと刈り払い機の特別教育の講師をやってみて改めて思った次第です。
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 それも、他の時間をやりくりして、午後に目立ての実習をやった後に3時間近く様々な現場に合わせた刈り方を教えることが出来たので、他でやっている安全衛生教育よりも濃い内容のものが出来たと思うのですが、それでも全然時間が足りませんでしたからね。
刈り払い機スケジュール
 其の時に作ったスケジュール表がありますので載せてみましょうね。

 ということで、2021年の10月の23日土曜日と11月の2日の火曜日の二日間というものです。こんな一般の人たちが出席しにくいスケジュールでスミマセン。初日が基礎で、二日目が応用編ですね。

 取り敢えず、開催の日にちが迫っていることもあり、本記事を途中まで書いて思いつき、仕上げる前に暫定アップしておく事にしました。
 広島にお住まいの方で本記事をご覧になりお気持ちがありましたら是非どうぞ(人数制限があると思いますので早めが良いでしょう)。

 また、受講者数枠の中で余裕があれば隣県の方でも受講できるかも知れませんので、興味がある方はひろ森あんさんの方に問い合わせされてみても良いかもしれません。

 ところで、過去にひろ森あんさんの依頼で既に色々な講習を行なっていて、一般では行われない充実した内容のものを行なってあります。

 縄文之森協議会のノウハウを彼らには伝えてありますので、広島県民の方々で興味がある方はひろ森あんさんの講習を受講されることをお勧めします。
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【たかが草刈り?---と、やったことがない人は思うかも。ところが!綺麗な草刈りをしていると意外なメリットが・・・】
 さてさて、田舎暮らしや別荘地、また郊外での暮らしには広範囲の草刈りが必要だったりします。
 今の時代は放置された農地もありますし、また山林も放置されて藪になっている林地も多くもありますし、道路沿いも草茫々のところもあったりしますからね。

 下の画像は、横浜市神奈川区のものです。横浜へ法事で戻った際に、渋滞を嫌って裏道を抜けたら(島根ナンバーのデリカが裏道ばんばん走りまくり...)地域の奥さんらしき方が草刈りをしていました。

 神奈川区とか言っても農地は相当な面積がありますからね。やっぱり横浜は田舎なんだと改めて思いました(僕らが子供の頃は、横浜駅周辺と関内から港に掛けて以外はど田舎でしたからね。中学、高校生の頃は新横浜駅前でばりばりモトクロスやっていたし。この写真のところは昔砂利道で、当時のモトクロス用のレーサーでサイレンサーも付いていないバイクで通っていたところ)。
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 ここのエリアには新興住宅がありますけど、自治会で草刈りとかはやるのでしょうか。となると、新興住宅とかアパートの人たちって参加するのだろうかと疑問符が出てきますね。

 人工的な街で暮らしている人たちは、税金を払っているんだから行政がちゃんと手入れをやれば良いんだと他人事の様に考える人が殆どではないかと思いますが、実際に農山村に住んでいる者からすると、行政任せでは二進も三進も行かなくなっていることを実感します。

 勿論、農山村を抱えた自治体では、地域の自治会を助成して草刈りに掛かる費用を地元に対して援助していますけど、過疎が進んで集落の戸数が減っているわけですから、刈り手の人数を揃えること自体が厳しいところが増えていることでしょう。
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 私たちが島根に来て2014年まで住んでいた山奥の集落がそうです。高齢化率100%とか自治会が一戸などというところが複数あり、連合自治会化してあっても、もう機能しなくなっています。

 この以前住んでいた集落へは、山のお水を貰いに行ったりお付き合いが未だにあるので、年二回の道刈りには出来るだけ行く様にしています。で、ないと生活道脇の草刈りが全線出来ないんですよね。

 そして、放置した山林もそうですが、放置した田畑や空き地が草むらが藪化すると獣が活躍する様になります。獣害の巣窟になってしまうんですね。

 今では、日本中の農山村の何処でも獣害対策に苦慮していますが、此方ではお年寄りに聞くと昔はイノシシに出会うことさえも難しかったと言います。クマなんか観たことも無かったそうです(今ではクマさんは我々の生活道にも出てきますし、家の裏まで来ます)。
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 つまり、里山の資源を利活用していた時代には森が明るくて見通しも良く、人間も大勢アクセスしていたので、獣は奥山で大人しく暮らしていたからです。

 ところが、私どもが島根に移住して住んでいた前の集落も、そして今住んでいる集落でもクマさんが集落内に出てきますし(流石に写真が撮れるほどノンビリしていませんが)、特に冬の夜には道路を走っていると様々な動物に出会います。
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 まあ、島根では関東では珍しい昆虫類や鳥さんたちが普通にいますから庭でバードウォッチングができます。
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 で、アナグマのやつも畑だけでなく庭まで掘るので困ったもんです。
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 そして、イノシシなどを含めて、此れらの里に出てくる獣達はマダニを背負っているために、草地にマダニを置いて行くんですね。
 私たち夫婦は裏の畑と庭でマダニにやられました。

 西日本では、マダニウィルスに依る死亡者が結構出ていますけど、このSFTSウィルスはコロちゃんなどとは比較にならない位に致死率が高いものです。体力のある若い人たちは死ぬまでにはならないものの50歳台以上は結構危険だとか。
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低価格の蚊帳付きハンモックが結構機能的だった話---OneTigris KOMPOUND 4シーズン ハンモック


 蚊帳付きハンモック買ってみた。他にもハンモックは二つ有って、何年も前にAmazonで買ったのがあったけれど、其れ等は蚊帳付きではなかったからだ。
 今回買った蚊帳付きハンモックは、4シーズン用。って事は、虫が多い暑い時期から冬にもOK というのはどういうこと?


【災害時から野宿まで活用範囲が広いハンモック】
 ハンモックって、我々の様な山仕事をしていたり木が多いところに住んでいる人間にとっては可なり便利なものだと思う。

 其の上、我々の様な危険木伐採や樹上伐採に関わっている人間はリギングロープとかウィンチ用ロープと云われる高強度の繊維ロープは多種持っているのでさらに設置がし易いものとなる。

 ハンモックに付属のロープやテープ類の距離が足りなくても長いロープがあればハンモックも支障なく設置出来るし、其の上にタープなどをシッカリと張りやすくなる。

 張る距離が長くて一人で引っ張ってもロープのテンションが足りない場合には、以前の記事で取り上げているレスキューラインを張る時の様に3倍力、9倍力などを設置すれば楽に強さが調整できるからね。

 この辺のノウハウは後半に書いてみたいと思うが、それ以前の話としてハンモックは木か電柱が2本あれば地形に関わらず安眠場所が作れるのが良い。

 例え、大雨などの災害で足元の状況が良く無かったとしても、タープとかブルーシート(ブルーは色が煩いのでシルバーが良いけど)をシッカリと張れれば雨でも大丈夫だしね。
 それにテントなどの様に底部が雨泥で汚れたものを撤収するよりも全然作業が楽でしょ?
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(上画像は出雲から友人が来て寝て行ったときのもの。白いロープは商品とは関係ない。ハンモックの張り方は簡単なので後で説明を入れる)

 その以前買ったというハンモックを購入した頃に比べると、今はハンモックって可なり安くなった様だ。もしかして半額以下? Amazonでキーワードをハンモックにして検索してみると千円台からあるし、三千円も出すと可なりの選択肢がある。

 自分が以前に買った其の二つのハンモックを検索しても、リストにはもう出てこないので、直接比較は出来ないけれど全般に安くなっている様に思える。たしか、この二つのハンモックは六千円台から八千円位で買った記憶があるからね。
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 今回記事にするのに、久々にこの以前買った二つのハンモックを張ってみた。ね、コレだと虫に刺されまくるでしょ。

 今回この蚊帳付きのものに飛び付いたのも、野宿するときだけでなく万が一の暑い時期の災害時に何処かに避難する様なことがあった場合には虫除けの蚊帳が無かったら、とてもじゃないけれど安眠なんて出来ないから。

 但し、真夏の熱帯夜で風がない時には低地では役に立たないことは体験上承知している。この話は、また別記事にして書きたいが、この時代に於いて電源も何もなくなった際に夜を涼しく過ごすための条件は可なり厳しいものがあるんだよね。


【KOMPOUNDハンモック購入動機と運用状況】
 さて、今回買ったのは中国のワンティグリスというブランドのOneTigris KOMPOUND 4シーズン ハンモック という商品名のもの。今出ているアウトドア雑誌フィールダーに載っていたのでネット検索してみたわけ。

 フィールダーの記事で、このワンティグリスのものの質が高いという意味のことが書かれていた。そしてHPを探すとアウトドアグッズだけでなくサバゲーやワンちゃん用のものなど多岐に亘る商品を出していることが分かった。

 Googleで検索すると、同商品の販売価格が高い業者も出てきたけどAmazonで見たら雑誌に出ていた価格と同じ5990円だったのでポチッと。

 ポチった後にETSUNOSUKEさんという方のこのワンティグリスのKOMPOUNDハンモックのインプレッション動画を視聴したら、同じ様な蚊帳付きハンモックの三千円のものよりも造りがしっかりとしているという内容のことを話されていたので此の商品で良かったかも。
 この方の他の動画も経験値に裏打ちされた内容なので役に立つものが多いと思う。

 そして届いたワンティグリス KOMPOUND ハンモックを庭の藪の中に設置した。
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 以前買ったハンモックを吊るしていた庭の松の木は枯れて倒れてしまったので、新たに藪を切り拓いて設置する場所を作ってみた(白いロープは本来設置に必要ない商品外のもの)。

 7年くらい前に引っ越して来た時には、こんなに藪じゃ無かったんだけど、うちの地域は大風が吹きやすいところで台風の時には家の屋根が飛ばされるんじゃないかという位に下から吹き上げてくるところだった(以前、近くの神社の大杉も倒れたことがある)。

 なので、防風林代わりに庭木を放置しておいたらこんな良い藪に育ってしまった。で、雨避けにフライシートも張った。この時に別途ロープが張ってあるとフライシートがしっかりと機能するんだよね。
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 んで、わざわざフライシートとか書いているけれど、今ではタープと呼ばれるものの類。だけど、これは多分30年以上も前に買ったツェルト用の正真正銘フライシートでICI石井スポーツの製品。

 下画像は30年位前の4月末頃に御嶽山の麓の白崩川の源流付近を拠点に一週間くらい麓を寝泊まりしてイワナ釣りをやっていた時のもの(上の方は残雪)。集落の中の通り道のお宅に一升瓶を持って挨拶に行き此の場所を使わせて貰った。

 この時に、中部紀州を一ヶ月半釣り歩き(尾鷲の漁師の親戚宅でも暫く遊んでいたが)、それから二ヶ月後の秋には東北六県を同じく一ヶ月半ほど釣り歩いていた。
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 そんな沢で寝泊まりする時に単独で使ったり、上画像の様な野宿の時のソロテントのカバーに此のフライシートを使っていて今ではポチポチと孔が開いているものの、まだ現役で使える。

 もっとも、車などで収納スペースがあれば、薄いフライシートやタープはなくて、ブルー(シルバー)シートにハトメを追加したものを二枚合わせで使った方が雨避けしながら気軽に焚き火などし易いだろう。

 こんな事をやっていた頃に、このKOMPOUND ハンモックが有ったらバリエーションが広がって便利だったろうね。

 30年経って此処まで時代は進化したということかな。上の画像にチラッと写っている黄色いドーム状に見えるものは、40年近く前に世に初めて出たソロ用の自立式のゴアテックステント。多分下画像のものだったと思う。
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 ミノムシ型で1箇所をカーボンロッドで顔の辺りを自立させていて、そこから出入り口が開くもの。パッキングすると今では考えられないくらいにボリュームがあった。今でも倉庫にあるけど多分使えないね。

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蓋つきスキレットで温める冷凍パスタのお昼---山で電子レンジ? 要らんやろう・・・火を使ったオーブン料理の方が旨い!の巻


 今日のお昼。嫁さんの調子がよろしく無かったので本日のお弁当なし。前の記事に書いた納豆蕎麦を食べるつもりだったけど、現場近くのお店に食欲増進剤を買いに行ったら冷凍のパスタがあったのでお昼は其れにした。
 疲れていると味の濃いものを食べたくなる時があるからね。
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 調理法は電子レンジでチン!するか、フライパンで温める場合には、水を90cc入れて加熱するらしい。
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 今回のテーマ、蓋付きのスキレットならばこの水も要らないんだよね。
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 それに、毎度書いていてしつこくて申し訳ないが、電子レンジはマイクロ波で水分子を振動させて熱を起こしているわけだから、当然栄養素を破壊する調理法だろう。

 だから、ご飯を二度電子レンジでチン!すると不味くなる。それにネット情報だとガンの元になる物質ができるのでロシアでは電子レンジは売られていないとか。

 そもそも、電子レンジから出るマイクロ波という凶悪な電磁波は強烈だからね。古くなって扉のパッキングが緩くなると其処から強く漏れるし、、、って20年も昔から電磁波測定器を二台持っていて色々測ったので調査済み。

 おっと、話を冷凍パスタに戻そう。


【蓋付きのスキレットで行う簡易オーブン料理のオススメ】
 ダッチオーブン料理をやっている人たちならばみんな知っている調理法は、蓋からの加熱で一気に全体の輻射熱を使って具材の中まで熱を通すオーブン的調理方法だよね。

 要するにフッ素コーティングなどをしたアルミ製の薄っぺらい放熱性の高い素材を使ったフライパンでは、素材の表面が焦げがちになり、中まで熱が通りにくいのは登山用の軽くて薄いフライパン類を使っている人たちは実感しているはず。

 つまり、材質の薄い道具は火の熱を直接的に具材に当てているのに近いから具材の表面だけを焦がして、奥まで熱が伝わらないことになる。
 すると、必要以上の熱で具材の表面付近にある旨みや栄養素が壊れてしまうんだろうね。

 直火料理ってのは、炎で加熱するのではなくて薪の熾火(または炭火)の遠赤外線で加熱すれば中まで火が通るから成り立つ調理法でしょ。あとは遠火でじっくりと時間を掛けて行うのが直火の調理法だよね。

 また、ステンレスやチタン素材は熱伝導率が悪いので、火が当たっているところばかりが熱くなるからお湯や汁を温める調理以外には使いにくい。

 その点、アルミは熱伝導率が良いから調理器具全体が熱くなる。だけど放熱が良いから(車やバイクのシリンダー&フィンやピストンに使われるわけで)、鉄鍋などと比較すると下からの加熱が強めに必要となる。

 この様に強めの火を使えば酵素とかビタミンなど身体に良い成分をドンドン破壊する調理法となるわけだ。
 だから、調味料を追加して味を誤魔化す調理法となりがちになるのは致し方がない。

 その点、日本の古来からの土鍋とか、また鉄鍋、アイアンキャストと言われる鉄鋳物の鍋は蓄熱性が高いので、その溜め込んだ輻射熱を使って調理が可能となるから素材の旨み成分が残っていて料理が美味しいわけだよね。

 どうだろう、何処か間違っているかな。勿論、自分だってアルミのフライパンを使うときもあるしチタンのクックウェアも使う。山奥に荷物を担ぎ上げて行く様な場合には軽さが優先だからね。
 当然ケースバイケースで使い分けている。だけど、車の横で調理する様な場合には重量は関係ないでしょ。
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 さて、ダッチオーブン。アイアンキャストだね。それも蓋付き。そしてスキレットと言われる鍋の高さが低いフライパン形状のものにこの蓋を熱して使えば、日常の凡ゆる料理に使うことができる。

 トーストを焼くのから、冷たいご飯を温めるような簡単なものこそ美味しくできるので、チン!とはまるきり違うのが判るはず。
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 上画像のスキレットはホームセンターで買ったもの。ホムセンで買えるんだから便利な世の中になったもんだよね。

 わたしはダッチオーブン歴は20年くらいか。ロッジも持っているし100スキもたくさん活用している。100スキにはホムセンの小型スキレットの蓋を改造して使っている。

 スキレットだけで、二十個以上あるし、人にも沢山上げてきた。それ以前に、ダッチオーブン調理の良いところを取り入れたステンレス多層構造(炭素鋼入り)の鍋セット(当時20万円位)は40年来のユーザだから、この手の蓄熱性が良い道具を使った調理法は日常的に使ってる。
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 なので、うちは今だに鍋でご飯を炊いている。炊飯ジャーでご飯を炊いたのは指で数えられる位だろう。

 と言うことで言いたいのは、此処で書いていることは年季が入った経験値の上でのものだよ、ということ。
 最近動画とかネット記事で野山で調理しているものみて、あまりにもお粗末なコンビニエンスなもの食べて癒されているつもりになっている人が多すぎる気がするからだ。

 そんなことやっていると人生自体がインチキになるんじゃないかということ。当然、そういう人たちが増えれば、相似的に日本の国自体がインチキになってしまう訳だから、気づいた人たちにはモノの考え方を転換して欲しくてこんなブログで能書きを垂れているという、、、無力感・・・

さて、今回の冷凍パスタを食べる時だけではないけれど、この蓋付きスキレットを使う場合の手順と注意点を書いてみよう。


【蓋付きスキレットでやる簡易オーブン料理の手順と注意点】
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今日の焚き火---お仕事でやる焚き火は大変だ!の巻 バッテリーブロアのお陰で濡れた大量焼却材を1日で処理...


【焚き火をやるときは3Dで考えてから...】
 皆さん焚き火しておられますか? 以前にも焚き火の記事を書いたことがありますが、今回は仕事で焚き火をしたお話。

 先ずは自宅での焚き火のお話を。うちは借家だけれどお安く貸してもらっているので庭木の剪定などは全部自分たちでやっているために、その処理も自分でやっています、、、って当たり前か?
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 少量ならばよく乾かしておいて、庭の端でモキ製作所の無煙炭化器に入れて周りに熱が行かない様にして処理してしまいますが、大量に焼くときは裏の畑に持って行ってやっています。
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 ところが、ある日のこと。ずっと乗らないで放ってあったスーパーカブC50のタンク内の腐ったガソリンも一緒に燃やしてしまえと、キャブのフロート室からガソリンを器に抜いて、焚き火前に燃やす物に振り掛けておいたところ、点火したら思いの外に焼却材が勢いよく燃え上がってしまいました。

 子供の頃から?枯れた古井戸にガソリン撒いて点火っ! とかやっていたのでガソリンの爆発生は身体で体得していたのですが、この時は材がよく燃え過ぎてしまったんですね。

 でもって、鉄の熊手で材を散らしたんですけど、勢いは収まらず可なり高い火になってしまいました。
 火が落ち着いてから上空を見ると、なんと電線が真上に通って居るじゃないですか・・・すっかり忘れていたんですよ。

 いやあ、いけんいけん! でよく観察しても被覆が溶けて銅線が出ている様子はありません。良かったです。少し風があったので、直撃は避けられたみたいです。
 その代わりというわけではないですが、側の榊の上部の葉っぱが焼けてしまいました〜。

 あ、上の画像の手前ではなくて奥の方側の広い灰のところですね。横の榊の葉の色が悪くなっているでしょう。この葉は後に付いたまま枯れてしまいました。

 まあ、わたしみたいなバカちんはあまり居ないでしょうけれど、皆さん焚き火を行う時は上空を確認してからやりましょうね。


【今日の焚き火】
 さて、今年の梅雨はますます変な感じで島根県西部では通り雨みたいな降雨が多いです。先日は、2回くらい豪雨の情報がTVで流れたそうで、その度に東京や横浜の知人たちから電話が入りました。

 東部の人に連絡をしてみたら可なり酷かったそうですが、こちらはまるきり被害無しです。島根県は東西に200km以上の距離があるので、天気が全然違うことが多々あります。
 私たちが住んでいるところは、ほんと被害ないんだよね台風や豪雨や地震などでも。

 うちの集落は河岸段丘の上の方で山に囲まれた盆地状のところなのですが、所謂扇状地です。一般的に扇状地は大雨が降れば谷筋から大水や土砂が出るものですけど、ここの場合には相当の昔から出切ってしまっているらしく、縄文時代の遺跡も見付かるくらいですから、もし土砂が出たとしても部分的でしょう。

 おっと話がずれてしまいました。。。今日の焚き火の話です。
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 懲りずに大焚き火をやっています。
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 これは頼まれ仕事で、剪定や伐採を九日間くらいやったために、剪定枝や伐採木を自家処理するための焚き火です。

 今後も引き続き作業がありまして、将来を見越して高木化し過ぎた桜から、そして色々な木を剪定したり間引いたりする予定です。

 電線に干渉しそうな枝もあるので、折角ですから今後実戦的なリギング講習を少人数(2名か多くとも3名)で開催しようかと考えているところです。講師は電力会社の支障木伐採のエキスパートです。

 受講対象者はツリークライミングは出来るけれど樹上でのチェンソーワークに自信がない人やリギングをやったことがない人たちです。でも当然、地上でのチェンソーワークは過不足なく出来る方達ですね。

 ま、電線絡み以外でも剪定する枝は幾らでもあるので講習は木がある分だけはできるでしょう。面白い枝は早いもの順になりますが、今年の秋くらいには講習を始めようかなと思います。いずれ募集告知記事を載せますね。

 今回は軽トラで20回以上、小型林内作業車で引っ張り出してきた木も何本もあります。基本的に庭園風のところのものなので太さは大したことはありません。
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 それを溜めておいて乾燥させていたのですが、梅雨なもので中々燃やすところまでいきませんでした。
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 軽トラが埋もれてしまうくらいあります。大きい木は、小切って焚き火に投入しやすい大きさにして乾燥させておきました。
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 穴はバックホーで2m直径1mの深さで焚き火用の穴を掘ってあります。

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現場風景---現場の昼飯は曲げわっぱで酵素玄米、山での昼飯は多種多様 & 何故か...ソロキャンプの勧め? 私はワザワザやらないけど...


 ある日の昼飯風景。相変わらずだが幾つもの記事の原稿を書いていて途中で飽きて放ってある。長文書き過ぎなのが原因であることは明らかだけど短いのって中々書けないんだよね。書き始めると、あれやこれやと結局長くなってしまうことばかり。

 で、今年になってから記事が全然アップできないのは現場ばかり行っているから。なので、今回こそ簡単な記事で終わらせようと頑張ってみました。


【現場作業の時のお昼ご飯は...】
 このところ、チョコチョコと行っている現場のある日のお昼の画像を撮ったので載せてみる。
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 この日は軽トラで行っていたので荷台でお昼を食べた。味噌汁は味噌玉を嫁さんが作って弁当に入れてくれるのでシエラカップに入れてお湯を注ぐだけ。
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 味噌玉には、本枯れ節の花カツオとネギとワカメが入っている。これで十分美味しい味噌汁ができる。
 あ、うちは自家製味噌ね。これは若めのもの。もっと色が濃い5年熟成ものとか色々作ってある。味噌作り歴は15年くらいになるかな。
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 神奈川にいた時は、豆用の返しが深い臼に羽釜を使って薪で炊いた大豆を杵で細かく砕いて練っていた。薪で炊いた大豆はそのまま食べても美味しいよ〜。
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 ご飯は酵素玄米。発芽玄米じゃないよ。三日間以上発酵させてから食べるもの。道具や炊き方にもノウハウがある。でも、最近ではそのノウハウをパクった酵素玄米が炊けるジャーがあるから多くの人たちができる様になっている。

 酵素玄米は非常に腐りにくい(腐らない?)し、日にちを置いても美味しい。食べ難い玄米食のイメイジからはかけ離れているだろうね。超オススメ。

 それを曲げわっぱに入れて持って行っている。歳食ったら量はあまり要らないのでこんなもの。むしろ必要なものは食欲増進剤の方かも。

 食べた後は軽トラの荷台でお昼寝。上を向くとこんな感じだ。
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 季節が良い時期だとこんなお昼だけど、冬場の寒い時には車の中で同じ様なものを食べている。寒い時期には温かいものの方が良いので火を使う。他の記事にも載せた画像だけど。
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現場風景---本日の昼飯は簡単お蕎麦で・・・自然食系のインスタントお蕎麦が美味しくなったよね〜!


 ある日の昼飯風景。身体を使う作業が続くと、酵素玄米のお弁当だと咽に通りにくい日もあります。
 なので、本日のお昼は酵素玄米のオニギリと温かいお蕎麦にしてみました。
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 お蕎麦はこんなやつです。わたし達夫婦は、化学調味料系は口にも身体にもあまり調子よくないので滅多に食べません(たまには食べますけどね)。
 なので、インスタントの麺類も昔から創健社などの健康食品産業のものを食べてきました。が、この納豆蕎麦は今まで食べたそれ系のインスタントものとしてはピカイチの美味しさだと思います。

 で、自然な味系のお蕎麦が酵素玄米と合いますので、今回はこんなものもあると言うことで紹介してみましょう。
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 熱湯を注いで3分待つだけでも美味しく食べられますが、1分程度の時間を茹でる方法を行いますとシャキッとした麺線が立った感じのお蕎麦になります。
 うちの妻は元蕎麦屋なので、上手に作ってくれて、冬の寒い朝などはとても美味しくいただけます。

 上手く茹でれば、もしかすると下手な蕎麦屋の蕎麦よりもマトモかもしれません。そしてインスタントとしては充分なくらいお蕎麦のお汁も美味しいですね。

 そして何よりも嬉しいのが、お蕎麦の量が多いことです。身体を使う仕事ではない、少食の人だったら此れだけで足りるかも。

 でも納豆が苦手な人は無理かもね〜。結構な量のひき割り納豆が入っています。この商品てアマゾンなど通販でも売っているんですね。

 うちは、島根県の西の田舎なのですが、お隣の吉賀町の柿木地区(昔の柿木村)は、村を挙げての有機農法40年以上の地域なので、道の駅かきのきむらで売っている野菜も有機野菜だったり、こういった食品類も都会の自然食品店に準ずるものが多々置いてありますので、其方で購入しています。
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 岐阜の会社ですけど、ここのメーカさん素晴らしいですね。ブランドがムソーになっているのでマクロビ系の会社でしょうか。
 彼の故ジョルジョ桜沢の無双原理から取った会社名でしょうね。
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