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2015年7月7日、8日に熊本県まで行って来た

 6月末に島根県の県林研の総会とリーダー研修を終え、月が明けたところで今度は熊本にお呼ばれ。現代林業の4月号に掲載された搬出の記事をご覧になって島根県林研に連絡が入ったのだった。

 熊本県の林業振興課の中村さんから連絡を頂き、お打ち合わせをして、自伐型のコストを掛けない搬出の研修を前日のリーダー研修で行い、そして翌日の総会の後に「小さい林業で地域と下流域を守る」という講演をさせて頂くことになった。
 その様な経緯があり、島根県林研の名を汚さない様にとは言われなかったが、ちょっとドキドキしながらの熊本行き。

 結果を先に言えば、熊本の方々は皆さんいい人ばかり。そして食べ物が何れも美味しかった!地方移住した自分たち夫婦的観点からみると、地域性(地域の人の人柄)と食べ物の美味しさはリンクするという法則があると思っている。

 そして、熊本、グッド! 普通に食べるものがみんな美味しかった。嫁さんも(事務局なので)一緒に手伝いに連れて行ったが、心から絶賛していた。
 その嫁さんは、蕎麦屋の両親が小さい時から添加物や化学調味料が入らないものを食べさせてくれていて、島根に移住する直前まで、出汁は昔からの本枯れ節で採るもの、無農薬の野菜を出し、お酒も結構こだわったものを出す蕎麦屋を親子でやっていた。
 だから何なの?ということだが、舌が人工的なものでやられて居ないので素材の良さがよく解るのは確か。其の点、島根は相当レベルが高いが、熊本は調理したもののレベルも高かった。

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 やっぱりそうなんですか?というのは、思い起せば高校の時の世界史の先生が熊本出身で、横浜に来てからの食べ物(素材)の不味さを嘆いていたことを改めて納得したからだ。

  大体、自分が生まれ育った横浜に食べ物に関わるアイデンティティなんぞある訳が無い。崎陽軒のシュウマイは一杯呑むのには良いお供だが感動するほどには美味しい訳でもなく(昔は貝柱が沢山入っていて歯に詰まって困る位の時は美味しかった。お醤油が入っている陶器は昔と同じ手書きの様々なものが復活。沢山買って冷凍しておいたものを蓋付きのスキレットで焼いて食べると美味しく食べられる)、横浜中華街の料理も地元の人が行く様なところを探さないと旨いものに当たらない。

 そもそも、僕らが子供の頃は法事とか何かが有ると中華街でお食事だったが、其の頃の広東料理は日本人向けにソフティスケイトされていなかったので、癖があってそんなに美味しく感じたことがなかった。それでも、年を経て学生の時にバイトしていた有名飯店の賄い料理は旨かったし、伊勢佐木町通りにあった今は無き某店も超旨かった。

 が、其の地方の食材や食べ方などを含めての地域アイデンティティが籠った食べ物じゃなかったということが、他の地方に入って住んでみて、そして美味しいものを食べさせてもらって改めて認識した次第。
 地方には其処でしか食べられない旨い食材が一 杯。地域の方々の暮らしから生まれた料理は文化そのもの。島根も美味しいけれど熊本も良いなあ。他にも高知とかも良さそうだし、、、と食べ物に釣られて浮気してしまいそうな移住者根性である。
 やはり地方創成の原動力は、地域アイデンティティが籠った旨い食材と料理だね、なんちゃって.....

 おっと、いけない・・・また、話がずれてしまった。さて、熊本の美味しい話はまた書くとして、何でお呼ばれしたかというと、熊本県では昔からの林業地域ではなかった(島根も同様だが)のだけれど、いきなり大規模集約型林業が広がったので自伐型の個人で施行するアプローチが殆どなかったらしい。それで、自伐型の林業を普及させるにあたって取っ付き易い搬出の方法について知りたいということで、お声が掛かった様子。
4rinnaisya 人吉市にある第一索道商事株式会社さんでは、小型の林内作業車やPC(ポータブルキャプスタン)ウィンチなど自伐型の林業で役に立つ道具を扱っているけれど、個人山主の人が買っていって自分で山の手入れをしようとする人が出て来ていないみたいだ。
 自分が会長を務める協議会では、ポータブルウィンチ(+スキッドコーン+ロープ架線)と林内作業車(+土佐の森軽架線)を設備しているが、此れ等があればシチュエーションに合わせた搬出方法が採れる。上げ荷なら体力が居るが一人でも出来るし、急斜面の下げ荷は手がもう一人分は要るが、この様に少人数で搬出が可能になる。

4kumamoto43 熊本県林業振興課さんが、“森づくり塾活動支援事業”として地域リーダー育成の施策を可成りしっかりとした体制作りを行い、地域の山主さんたちが山造りに取り組める様にしつつある。此の様に県が体制作りをハッキリと打ち出しているのは島根より進んでいるのではないか。学ぶ所多し。
 
 今年の会場は、“美里町文化交流センターひびき”ということで、県林研で使う事は初めてとのこと。文化交流センターの濱田館長は県林研の方で今回多々お世話になった。そして、搬出の講習現場は車で30分程度山に上がった町有林にある。4kumamoto42

 さて、まず7日の講習会は、県林研の会員さんと県の職員さんが半数近く参加して30名弱で行なわれた。研修は1日しか時間がないので、自伐型でアプローチする際に、先ず安全を確保する事が大事なので、ロープを活用した安全作業と積込みまでの概略をパワーポイントでの説明した。

 今回の研修は若い方が多く皆さん溌剌としていて結構嬉しい。
 でも、若い人がこういった手先の作業を簡単に覚えられるかと言うと意外にそうでもない。年輩者の方が出来る人が多かったりする。それは、01のロジックで考える左脳偏重の教育にある。

 右脳はイメイジ脳と云われ、空間把握及び時間軸上の因果関係の把握を感覚的に短時間で解を出せる能力がある(不確定要素がある場合には、コンピュータ的01のロジックで考える左脳には解が出せないか間違った解を出す)。こういった直感的能力を司るので、山での作業に於ける連携プレイで必要な相手の意図を察するとか、複雑な問題の原因を即座に見抜くなど感覚的な事に優れている。
 最終的には左右の大脳の情報が脳梁を通し行き来して統合するのが脳の働きなのだが、受験勉強ばかりしていた子供達は左脳ばかりを使って来たので、右脳の働きが分離しているのかロジックよりイメイジが必要なロープの結び方は、幾らやっても理解出来ないケースが多い。
※ここに書いた事は概略を説明し易い様にざっくりとした切り口なので、実際のところは他の脳や身体感覚を司る機能との連携で成り立っている。

 そういった人たちがブレークスルーするには山仕事は最適。結果が分かり易いし、危険度が高いので真剣になる。しかしながら、どうやっても山での仕事には不適な人は居るので、チームを組まない方がお互いの幸せ。自伐型の場合には一人作業でも出来ることも多いので、絶対に他人に迷惑を掛けない様に自己責任で自分のペースで行なうのはご自由(わたしは此れかな...)。

 何れにしても山仕事の現場は木が百本あれば百通りの条件違いがあるので、伐倒、搬出など一連の作業方法の正解を探してもそんなものは何処にも無い。そこにある条件の中で最善を尽くしてこそ、其処から見えて来る道筋がある。動かなければ道は拓かれない。だから頭だけで処理しようとするタイプの人間には自己変革は当然必要なのは、現場の人間は誰でも知っていること。

 内容は、
・掛り木処理の場合に、つる伐りだけで回らなかった木をフェリングレバーやベルトを使った木回しで対処するが、それでも回らない場合のロープワーク。スローイングノット(ロープ団子を作る)で掛かっている木の上方に作用点を採る方法、スローラインを使って更に高い位置に作用点を採る方法、人力での引き方、滑車(登山用プーリー)の使い方、プラロック(ハンドロープウィンチ)の有用性、PCウィンチで出来る事など。
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・先ずはロープワークが出来ないと何も始まらないので、登山用の細引き5mmロープ(耐加重400kg)を使って縛り方から勉強。もやい結びと其の応用、Wフィッシャーマンズノット(二重テグス結び)でのロープスリングの作り方。此れは、メインロープに対して制動用に使うプルージックノットのため。プルージックが使えれば、材の制御にも、また山に入って急斜面での登降の自己安全確保にも簡単に使える有用アイテムになる。
・外に出てウェイビングによるロープの打ち上げの練習。枝打ちがされた立木の上方にロープを徐々に上げていって作用点を採る方法。Wラインとシングルラインの先に輪を作って打ち上げる両方のやり方の体験。林業現場でもウェイビングを知らない人が結構居て、掛り木の処理はどうしているのだろうとビックリする事がある。掛り木になってから人の背の届く範囲でチルホールなんて使っても大変だし、前もって梯子を持って歩いて高い所にチルのワイヤー掛けていたら作業性が悪いしね。
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 研修会場には適当な立木がないので、照明灯のポールを使って練習。金属ポールは直ぐに滑り落ちるので木でやるよりも難しい。
・枝打ちがされてない木や広葉樹の上方にロープを投げて掛けるにはスローイングノット。やる人の腕次第だが結構上方まで掛けられる(ロープ団子が散けて地表まで落ちて来る様に団子を作る)。作り方と投げ方の練習をする。今回は時間が無いために、掛けてから更にプラロックを追加して作業することは省いて説明のみ。また、スローバッグを投げて、更に高い位置に作用点を採る方法もアイテムを見せて説明のみしか出来なかった。
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・お次ぎは、滑車を使うと何処くらいのものが曳けるかどうかという体験。林内ではないので、其処にあるものを利用して行なう。先ずは立木にウーピースリングに登山用のプーリーを付けておいて、軽トラの牽引フックに始点を採り、立木のアンカーのプーリーを回してから軽トラに付けたプーリーにロープを回してから牽引者が引っ張るという遊び。
 軽トラは自重が800kg位しか無いので荷台に男性7名ほど載って頂く。併せて1.3t位に。そして曳くのは林業振興課の女性たち。交代で一人一人曳いてもらうが楽々動いてしまう。
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 その他、補間的説明もして午前中は終わり。午後は食事をして美里町の山へ。熊本県林研の会員の左座さんが管理している山へ。左座さんの自宅は山に上がる途中だが、前日よらせて頂き奥様の手作りの美味しい柏餅などを頂いた。横に沢が流れ、庭には岩を組んだ池があって沢水を引き込んでいる。其処にはヤマメが。そしてワサビが。何でもやる左座さんは典型的な山人。色々教わりたい。
 その左座さんの家の横を通り、可成り急峻な林道を上がっていく。途中、電柵に囲まれた棚田が凄い急斜面に。昔は此の山の上の集落に左座さんたちは住んで居たとの事。
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 現場は可成りの山奥。枝打ちされている4、50年生の林を二度目の間伐を始めたところだそうだ。ロープウィンチのPCW5000の使い方の説明から。
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 元口が40cm程度のものが何本も倒してあるが、センターに戻るために余り時間が無いので1本だけ上げることに。
 引き上げの為のアンカーは下斜面の反対側の道上の木に採る事にしたが、誰も梯子で登ることをやった事がないとのことなので時間の関係もあり自分で登って設置。殆ど、見学会状態に。
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 PCウィンチの設置は、熊本県林研会長の平野氏が扱い慣れているので、わたしは説明だけで済んだ。アンカーを何カ所か設置して交代でウィンチを操作して貰い引っ張り上げる。
 最初は樹冠も付いていたので動かず、途中から落として貰い曳くが乾燥していない材なので可成り重たい。
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 道まで引き上げて来るが、途中会員の方の一人が目視で「11mだな...」と。上げてみれば、ホントに11m強。みんなで拍手!
 材を玉切って片付け、道具も撤収。1本引き上げたのを見学しただけでは余り実感が湧かないと思うが、自分たちで此の程度の太い材を手元まで出して来られるというのは結構凄い事。
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 片付けて下山する。降りていく途中の美里町を見下ろす景色が素敵だった。文化交流センターひびきまで戻って解散。
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 我々が泊る所は、“石段の郷 佐俣の湯”。此処が素晴らしい。林業振興課の中村さんが教えてくれたのだった。ログキャビンのコテージの中にも温泉の内湯があり泉質が良い。また、調理器具から食器まで全部揃って居るので自炊も出来る(コースで料理も頼める)。
 自分たちは当然自炊。食材はすぐ下にある道の駅で買える。ここはお惣菜も売っているので前日に泊った際には色々買って食べたが道の駅で売っているものとしては高レベル。美味しかった。
 さて本日は別棟に県林研の会長や副会長のご一行が泊られており、地元の県林研の会員さんも県の職員さん達も含めて皆で懇親会。美味しく楽しい、そして充実した懇親会たった。ありがとうございます。

 そして、翌日8日は県林研の研修と総会。一番後ろにPCウィンチなどの道具と作業のポップなどを張って展示させて貰った。受付では、薪ボイラーや薪ストーブ、無煙炭化器で有名なモキ製作所、そして優れもののエンジン添加剤ナノワークス、PCウィンチ、業務用の薪ボイラーのチラシを配布させて貰う。集まったのは90名ほどだそうだ。島根県林研の時は其の半分位なので、流石に規模が違う。また予算規模も全然違った。(^^;;
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 最初に、県農林水産部の江上森林局長からの挨拶で始まった。
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 続いて九州ブロックの大会への出場グループを決める各林研グループの活動発表が行なわれる。皆さん、落ち着いて、そして解り易くお話をされて、わたしより全然上手だった。
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 そして林業振興課の課員の皆さんで行なわれた森林整備を山主さんに勧める為の寸劇が面白かった。そして、お昼を挟んで平成27年度熊本県林業研究グループ連絡協議会の総会が行なわれた。
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 そして、休み時間を経てわたしの拙いお話が1時間。その内容は、いずれオフィシャルサイトに小出しにしていこうと思うが、熊本では話し方が単調になり過ぎたせいか、舟を漕ぎ出す人が・・・ちょっと反省。
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 さて、大分眠くなって来たところで、外へ行ってデモンストレーションを。
 一昨日までは熊本も涼しかったそうだが、昨日の7日から暑くなり始めた。昨日は山に上がっての作業だったのでまだ良かったが、今日は真夏日。熊本の暑さは格別で美里町でも可成り厳しかった。

 自伐型の林業に取り掛かり易い様にあまり最初から投資せず始めるには可搬型のロープウィンチがあると楽。少し前まで、商品名“ひっぱりだこというエンジンウインチがあって、20mの標準ワイヤー付きは40mまで延長可。エンドレスドラムを付けられるオプションもあったみたいだが現在は生産中止している。結構、この機械を使っていた林業者は多かったので生産中止を惜しむ声が強かった。
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 ということで、その代わりという訳では無いが、さらに使い易いと評判のポータブルロープウィンチを体験して貰う。
4kumamoto30 ひっぱりだこが自重25kgあったのが、ロープウィンチのPCW5000だと、本体重量15kgくらいで、木へのマウントが5kg位はあるのだろうか。100mロープが12kgちょっとだからトータルではロープウィンチの方が重いが、バラバラに運べるので山の中には入り易いかもしれない。

 山ではPCW5000を使ったが里では弟機種のPCW3000を使用。自重が9.5kgと軽くなっている。10mm60mをロープを含め、必要な付属品など全部ザッ クにパッキングして25kg位に収まるので、重量的にはひっぱりだこと同じ位になる。しかし、使い方はもっと汎用性が高く、そしてフレキシブルに使える。

 女性達に牽引の段取りをして貰い、実際にウィンチングをやって貰うが、此の程度の2m材は片手でロープを操作して曳けてしまうので全然インパクト無し。
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 丸太は地元の県林研の左座さんにお願いして用意して貰った40cm径のもの。写真が小さくて分かり難いが女性二人がロープを使い、掛け縄方式で人力て引き上げている。
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 若いお嬢さん方だけでなく、少し年輩のお姉様方4kumamoto34にも体験して頂いたが、お姉様方は日頃実作業もされているという噂もあり、鼻歌まじりで積込んでしまった。
 このデモもインパクトなかったかなぁ。何れも、こんな楽々積めるというのは結構凄い事なんだけど・・・

 材の重さによっては2本のロープを一人で曳いても積込みが可能。其の場合には、前出のプルージック用のロープを使うと逆戻りを制御出来るので、途中で向きの調整を行なったり、また一休みすることも可能。
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 このアルミブリッジは、爪の大型化と後ろ爪の追加加工を行なっている。右上の写真の様にアオリの上に掛けて重たい丸太を載せる時に動かない様にするためである。
 爪を大きくしたのは2t車のアオリにも掛けられる様にするためと、土手の上方から掛けて材を降ろす時にもアルミブリッジが動かない様に使えるから。

 この手法はお金を出してアルミブリッジを買わなくとも、現場の丸太にチェンソーで伐り欠きを作れば出来る手法。

 アルミブリッジを使うのは、オフィシャルサイトの“道具で変わる世界”に載せた様(本にも載っています)に横にスペースのない狭い作業路で後ろから積むことしか出来ない場合に、滑車とスキッドコーンを使う場合にはやり易いから。でも、それさえも掛け縄でアオリの上まで上げてから90度方向転換すれば出来ない訳ではない。

 あと、この掛け縄方式での積込みの際して、鳥居がある2tトラックならばロープウィンチや他車に曳いて貰い荷台の後ろから重たい材を積めるであろう(其の場合には90度転換させるのに人力では大変だが)。勿論、荷台の横からならば立木を支点にすればよい。
 バックホーがあれば楽だが、無くても積込む方法はあるということ。但し、最初から此の様な積込みをするという前提で木を出したり、または土場の(支点になる周りの立木があることなどの)立地を考えておくことは必要。

 その際の道具類は、耐加重が作業内容に応じるもの、傷んでないものを使って慎重に様子をみながらやってみて欲しい。そして道具類は日々チェックする事。林業事業体の様に習慣的に道具の点検整備を行なう癖のない自伐型の人たちは特にである。

 と、以上でデモは終わりセンターに戻って残りのプログラムを完了して、熊本県の県林研のリーダー研修と総会が無事終了した。

 少しでも、今回お伝えした事がお役に立ってくれると嬉しいのだが。。。熊本県林研の平野会長からは、「自伐型を見直す良いきっかけになったと思いますよ。」と、言って頂いたので、もっと浸透して、再度呼んで頂けると良いなと密かに思う次第。

 終了後、道具の片付けは時間が掛かったが、センターの濱田館長のご親切でセンターの職員さんが手配をしてくれた熊本市内のホテルに投宿。美味しい馬肉と熊本ラーメンが堪能出来、最後まで美味しい熊本だった。※二日間のお弁当は地元の事業者さんが作られたものだったのだが、器はコンビニで売っているものと変わらないのに、普通の内容のお弁当が素材も味も素晴らしく良くて、いままで食べた配達してくれるお弁当としては一番美味しかった(変な調味料も使っていないらしく、後味が極自然だったことも大きい)。
 熊本での自伐林業普及を心から祈念してレポートを終了する。皆様大変お世話になりました。ありがとうございます!
以上