マダニ対策用のアイテムが揃いました。自分的にはこれだけあれば、速攻医者に行かなくても大丈夫ではないかと・・・
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 前回の記事「毒吸い出し用ASPIVENINエクストラクターほか、山(田舎暮らし?)でのマダニほか毒虫対策&処置体験談」で、様々な毒虫対策と被害にあったときの処置方法などを(ダラダラと)書いたが、それぞれに実効的な話もあるはずなのでご参考にしていただければと。

 マムシやハチなどだけでなく、ブトなどの痒い虫に刺されたときの処置、そしてマダニの感染症の事前処置にもエクストラクターが非常に有効なことを確認。なんと言っても、私ども夫婦は、裏の畑と庭でマダニに食い付かれて、自分で切開処置までやった時の内容が前回の記事。

 そんな記事を書いたお陰で内容が進化して、マダニの感染症対策において各個人でやれることを統合できた。ここに新たに記事を立てて報告と提案。IMG_8586(1)

 マダニは皮膚下に血のプールを作って約10日間もかけて吸血する(3〜5年ほどの寿命の間に3回吸血)。

 だから、食い付いているマダニを見つけたら、マダニを除去(方法とコツは記事内に)した後、エクストラクター(ポイズンリムーバー)で、その溜まっている血と体液を吸い出すのは早い方が良いだろう(SFTSウィルスに感染する前に)。

 そして、SFTSウィルスは、アルコールで失活するそうなので、IMG_3024(1)速攻アルコール消毒を。医者に行く前に其処までやってあれば・・・あとは、運と免疫力しだいかな〜。

 知人二人、マダニ感染症に罹ってかなり大変だった。治るまでの時間が掛かるのと症状も辛いらしい。
 今年の5月末に罹ったオジさんは、物凄い量の輸血をしたが、未だ手のひらが真っ白で血の気がなく、身体が痛いと言っている。

 そして、50歳以上は死亡率高いから、ここに書いた様な処置方法で取り敢えず自分でやっておいた方が良いんじゃないかと・・・

 以上について、細かく説明をしてみる。

 このエクストラクターの有効な活用方法や使用上の注意点などについては前回の記事に他の毒虫の例とともに書いたので、そちらをご参考に。


【マダニ対策総括】
 ここで取り上げている優れモノのASPIVENINのエクストラクターのことでアウトドアショップKさんに問い合わせていたところ、事務担当の社長木下氏の妹さんから、マダニ体験をシェアしてもらうことに。IMG_1732

 なんと!家の中でマダニにやられたと。。。

 それで、その後に再度検索していて出てきたのが下記のページ。やっぱり、家の中でマダニにやられることがある様子。
 こちらは、4歳のお子さんの頭にマダニが食いついていた話。原因は、ワンちゃん経由。

 そして、こちらは旦那さん経由(此方のワンちゃんは愛玩犬なので野山に入っていないだろうから)のお話。

 “以下メイルからの引用(カット編集あり)”

> こんにちは!
> 昨日のマダニの続きですが、夜中の2時頃起きて手に違和感があり見たらかたい黒いものが!!
 
> うちは犬も飼ってるし、旦那が林業なので、マダニとはすぐ想像がつました。
> むやみに抜いてはいけない、感染症があるとの知識はありましたが、何しろこんなものが体にくっついていることが気持ち悪くて何とか取り除く手はないかと検索しまくりましたが、やはりむやみなことなせず、皮膚科にかかることにしました。
 
> マダニとともに起きて、マダニとともに朝食を作り、弁当を作り、掃除洗濯をし、皮膚科に行きました。
> 皮膚科でもかなり待たされ暇なので、写真撮って友達に送りまくり共に過ごしました。
 
> 検索しまくって見た動画と同じ用具で簡単にマダニが取れました。


IMG_6064のコピー (1)> マダニを取った道具はくぎ抜きを小さくした挟む形のです。くるくる回すと簡単に取れました。
> 実は小坂さんがチェス用に持っていました

 仕事でのトラブルとマダニは家庭には持ち込んではいけません。
 お名前が登場する小坂さんは、アウトドアショップKのスタッフでヨーロッパから樹上伐採の講師の方が来られた時に通訳もやっている声の渋いオジさん。他の記事(2017年に長野市で開催された国際ウッドフェアに行った時のもの)にも登場している。チェスは隣の黒白のワンコ。

 さて、その皮膚科でかかった費用はと尋ねると初診料と合わせて2000円位だったそうだ。でも、感染症に掛かっていたらそんなものじゃ済まないだろう。

 で、その道具とは釘抜きみたいなものとか。ネットで検索をして幾つか買ってみた。

 それで、送って来たものはこれ。上のリストは右画像の右側からのアイテムにリンク。

 前述のODSK木下氏の妹さんが皮膚科でマダニを取って貰ったというのがティックツイスターという左端のピンクの道具。大小の2本セットのもの。

 ほんと釘抜きみたいなもの。これを皮膚科で、先生がインターンの人に向かって「君、やってみなさい。」、と練習のためにやらせたとか・・・んで、二千円か。

 
 前回の記事に重複するものもあるが、お陰様で、やっとマダニのSFTSウィルス感染症の事前対処方法が統合できた。但し、ケースによって違うだろうから、この通りで良いかどうかはわからない。自分だったらこの様にやるという話。ご参考になれば幸甚。

1)先ず、マダニ避けには、自作のヒバ油(ハッカ油の混合)の忌避剤をズボンや足元などに噴霧(うちはディートなどの毒性の強いものは使用しない)

2)もし、マダニに食い付かれたら、最初はマダニが嫌がるアルコールなどの塗布か、タバコなどの熱い火を近づけて、自分から頭を抜いて出てもらう

3)それでもダメなら、釘抜きの様なティックツイスターやピンセットで回しながら取る。マダニが皮膚に頭を突っ込んでセメント状の接着物質を出して固定するから取れないのであれば、クルクルと回すのが、どの器具を使っても上手に取り除くミソかも知れない

4)もし、万が一口器(頭)が残ってしまったら、消毒したナイフなどで切除する。切れる刃物ならば皮膚の下を切るくらい大して痛くないし・・・
IMG_3220IMG_3218
5)そして一番大事なのが、マダニが体から離れたらエクストラクターで自分の体液や血と共に、SFTS感染症を防ぐためにマダニの体液を丁寧に吸い出すこと。
 その場合に、ASPIVENINのエクストラクターの様にキャップに細いタイプがないと指や髪の毛の間などの狭いところで毒成分の吸引ができないこともある

6)最後にアルコールで消毒してSFTSウィルスを失活:マダニのSFTSウィルスはアルコールで失活できると、下記の様に厚生労働省発行の文書に掲載されている

抜粋:
<医療従事者等の専門家向け>
問1
SFTSウイルスはどのようなウイルスですか?

SFTSウイルスは、ブニヤウイルス科フレボウイルス属に属する、三分節1本鎖RNAを有するウイルスです。
ブニヤウイルス科のウイルスは酸や熱に弱く、一般的な消毒剤(消毒用アルコールなど)や台所用洗剤、紫外線照射等で急速に失活します。


 この様にSFTSウィルスは、「アルコールなどに弱い」そうなので、マダニにやられているのを発見後即、上記にリストした様な一連の対処を速やかに行えば、SFTSウィルスの感染症にかかる確率を減らせるのではなかろうか。

 また、「熱に弱く」、と書かれているので、初期の内に熱いお湯を当てれば、皮膚下の血のプール中にある内だったら効果があるかも知れない。
 他の毒虫(蚊やブト、ムカデなど)の毒成分は酵素毒なので40数度で失活する話は、毒吸い出し用ASPIVENINエクストラクターほかの記事に書いたが、マダニのSFTSウィルスの温度耐性がどの位かは分からないけれどやれることはやっておくという精神の方が後で後悔はないだろうね。
IMG_2500(1)

 つまり、時間が経ってしまうと、マダニが作った皮膚下の血のプールからSFTSウィルスの感染が広がると考えられるからだ。



 だからエクストラクターを使って、血や体液と共にウィルスも体外に吸い出すことが、マダニ除去後すぐに行うことが、SFTSウィルスを防ぐために出来ることの第一義かと思う。だって、医者に行く間に時間が経っちゃうでしょ。IMG_3024(1)

 医者は最終手段。具合が悪くなってからだね。どの道、感染してしまったらどうしようもないんだから。あとは、最初に書いた知り合いの様に輸血とか、そういったことに・・・

 だったら、初期の内に、速攻上記の様な手立てで、自分で処置するのが有効でしょう。その要はエクストラクターで噛まれた近辺の血と体液とともにSFTSウィルスを吸い出すことと、アルコール消毒で失活させることの二本立て。
IMG_3738 (1)

 左画像が今回新しく導入したティックツイスターとアース・ペットのピンセットをフランス製ASPIVENINエクストラクターのケースの中に収納。

 あとは小さいチタンスキットルに入れたアルコール。なんでチタンかというと、チタンはイオン化しにくく電気的に安定しているから中身を損ねないみたいだから。

 ステンレスとかアルミはチタンに比べイオン化しやすいので、食べ物の味が変わるしね。アルミは酸化(酸化はe-、電子が抜けた不安定な状態)して食べ物に溶け出すのでWHOが昔から警告しているでしょ。

 だからうちのブログで野山での調理器具を紹介するときにアルミの地肌が出たものをピックアップしていないわけ。そしてついでに書けば、テフロンなどのコーティング調理器具も高熱や傷で禿げたらそこから毒性の高い物質が出るために、速攻使用停止とお伝えしているはず。

 そして、後は産毛も剃れるくらいの刃付けをしているユーティリティナイフ(カッターの刃をエクストラクターのケースに入れておいてもいいかも)。

IMG_3734 (1)
 右画像の黄色い箱は、嫁さん用のSAWER製のエクストラクターに小さい方のティックツイスターとバネ式のピンセットを入れてセットアップしたもの。


 山に行くときは是等と、前の記事に書いたもの、ハッカ油&ヒバ油を使った忌避剤を噴霧するスプレーと薬草ジェルを持って行くことに。

 今は山が放置されて里山もボサボサに。イノシシなどの獣の天下になっているので、ますますマダニが里に増えていることを実感する。自分たち夫婦と知り合いがマダニに食い付かれたのが、庭と畑だからね。

 ということで、島根の方ではマダニ感染症が身の周りで発生しているため、自給自立的精神に基づけば、この様な対策が必要になった。備えあれば憂いなしにしたいもの。

 新しく導入したティックツイスターとマダニ用のピンセットの効果は、またマダニに食い付かれた時を楽しみに。

 他にこちらのサイトの方の記事も参考になるので覗いてみては如何?

 以上、恐れるだけでなく自分でできる対策を採っておくことが、何事も被害を最小に、大事を小事で抑えることになると考える次第である。

 そして、当方のスタンスとしては、毒性の強い忌避剤を使うと我が身にもその因果が還ってくると思われるので、ナチュラルなハッカ油とかヒバ油(ヒバ油の有効性に関しては前の記事にリンクあり)を使うのが基本。

 こういった考え方は、除草剤、殺虫剤などを無闇矢鱈に撒くと、土壌結束力が無くなり豪雨に遭った時にその因果が巡って来ている、と思われることと同じ。
※土中の生物が居たり、土中菌がいるから植物の根が張ることもあるけれど、土自体の結束力が菌と酵素にも関わってくると思われるから。

 自分の身体に対してリスペクトがないから毒性の強いものを使ってコンビニエンスな対処法をやるわけね。
 そうやっていつの間にか免疫力を落としてしまい、いざウィルスにやられると抵抗力もなく罹患してしまうというのと次のことは同じ現象に思える。

 地球の生命活動として時に豪雨や地震、台風などの強烈なものが来るのは歴史上わかっていることであるにも関わらず、経済の為だけの脆弱な森林を作っておき、また治山も力尽くの方法でやっているから、小事が大事になって災害が拡大しているということ。

 その上、住んではいけない場所に生活圏を作ってしまったのは、大地から離れ、智慧から離れ、地球から分離してしまい、知る義務を怠った人たちの因果の結果。自然界が発している信号を自分たちの論理で押し通し、無視し続けているから。

 何れにしても自然界に対してのリスペクトが欠如した対応策をやっていると何事も被害が大きくなるということ。

 また、農山村暮らしに於いて、地域の人たちが維持して来た環境に対して、そして年寄り達に対してのリスペクトがないと、移住者達Uターン者たちの生活もままならなくなりがちということは、前の記事の能書きに書いたこと。

 今の林業は、木々や自然界に対してのリスペクトがないからな〜。。。