急遽、広島県の安芸高田市にある百華倶楽部さん主催で、こんな講習会を行うことになりました。広島県の低炭素社会推進グループさんの事業です。

 ここ数年、この広島県の里山バイオマス利用促進事業において、広島県内で活動している市民グループさんたちへの、掛かり木処理、集材のためのワイヤーにとって代わる高強度繊維ロープを活用したロープワーク講習や、広葉樹伐採などの講習を行いに行っておりますが、今回は大橋式の山に優しい壊れない作業路づくりと、もう一つは、近自然林の森づくりをテーマに仲間たちに頼んで一緒に勉強会を行うことになりました。
“広葉樹”里山資源の活用講習会

 他の記事にも書いた様に、うちの集落の周りにも田口氏に頼んで津和野ヤモリーズの卒業生有村氏とヤモリーズメンバーの二名で大橋式の路づくりをして貰っています。

 田口氏自身は、協力隊二年目で立ち上げた自分の会社で協力隊の道具やバックホウなどの資機材運用のマネージメントをしている上に、お隣山口県の阿武町で町をプッシュして森里海連環の町づくり事業を展開する会社を立ち上げていることと自伐協のスタッフとしての仕事もあるので忙しくて現場には出られない状況です。

 そして有村氏も阿武町海沿いの展望が素晴らしい山の頂上まで作業路を開設する仕事をやっていて皆大忙し。その様な中でなんとか時間を割いてくれてこの勉強会開催の運びになりました。
 その、山に優しい壊れない作業路づくりですが、画像を載せてみましょう。これは、まだ作業途中のうちの集落の外周路ですが、路が通るだけで景色がガラッと変わってしまいます。
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 うちの集落の場合には、堤から田んぼへ流れている農業用水路管理道の意味合いと、クマさんまで出てくるための、獣害対策の意味合いが強いですが、それ以外にも里山の整備を行うにもアクセスするための路がないと事業が一向に進みません。

 その山の整備、資源活用のためには、山を壊す要因にもなる大きな林道ではなくて、豪雨時の山の水の流れを意識した大橋式の作業路づくりの手法でなくては元も子もありません。

 広島と島根では主に徳島の橋本先生が来られて大橋式の作業路開設の指導を行われています。
 自分も橋本先生の山には二回お邪魔して、島根には五年前に津和野町の協力隊育成の初年度に橋本先生ご夫妻を招聘して講演会と講習会をお願いしたことがありますが、その後、津和野の協力隊は岡橋先生に習う流れになりましたので、島根に於いては橋本先生指導の路と岡橋先生指導の路が両方ともあります。

 同じ大橋先生門下でもお二人の路づくりは若干違うところもありますので面白いです。自分は岡橋先生の山は行ったことがないのですが、橋本先生の山は大好きで、彼処は天国だと思っています。

 また、岡橋先生に習った田口氏以下の人たちはゲーム世代でもあるのか、バックホウの操作もまるでマシーンの如く一体化して動かすので見ていても面白いものです。

 今回は、岡橋先生に習った田口氏に頼んで、路づくりの触りの部分だけ勉強会を行います。1時間程度、大橋式の路づくりの手法と実績についてのスライドでの紹介を行い、午後に現地踏査を路網設計の考え方を山に入って行います。

 が、今回の現地はゆるい斜面の里山なので、実戦的な意味合いは弱いかと思っています。それでも、大橋式の路づくりのなんたるやを知らない一般市民さんたちの路づくりへの問題意識醸成(法面を切って土を右から左に移して固める様な土木的路だと水に弱い)には必要なことと考えています。

 また、今回を皮切りに、今後シリーズで壊れない作業路開設のための7つの要素を学ぶ講習会を連続出来るようにするための意味合いもあります。

 そして、田口氏の片腕であるヤモリーズ卒業生の有村氏にも現地で朝から路づくり作業に入ってもらえることになったので、地山まで掘り返して(表土は排除して)行う路の転圧とヘアピンカーブの作り方程度は見てもらえるのではないかと思っています。

 その有村氏の作業相棒には、吉野の黒滝村森林組合へ地域おこし協力隊として二年間修行に行って吉野林業を学んでいたけれど、家庭の事情でやむなく広島に戻ってきた住吉氏が手伝ってくれることになりました。

 それから、もう一つ併催する勉強会は、「里山の森づくり」についてです。一口に森づくりと言っても針葉樹の人工林の森づくりから広葉樹の里山の森づくり、そして奥山の森づくりなどなど色々あるでしょう。

 この最後のメニューでお話をして頂くのは、林学一筋でやってきた宮崎お姉さんです。
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 先年には、100万円以上かき集めてスイスフォレスターのロルフさんを招聘してワークショップを開催したという方ですね。
 里山の広葉樹の森づくりに関して、どんなお話をしてくれるのか楽しみです。兎に角今回の勉強会に於いて、話が長いわたしのパートを如何に短くして田口氏に繋ぐかが肝心でしょう。
 でも、プレゼンのパワポデータが100ページ近くあります。それをどうやって削ろうかと・・・

 以上、暫定告知でした。