・2020年8月追記:50Vバッテリータイプのエコー刈り払い機の使用感については此方の記事に掲載しました。

 この土日連続で講習会をやってきて、今日は家で事務仕事中。頭がぼーっとしているので、遊びながらの簡単な記事書きをやってみたりして。。。

 先週、お馴染みの農機具屋さん、島根県益田市の石見エコーさんでマキタの展示会があった。前からチラシを貰っていたので覗いてみたのだった。
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 小雨降りの中、車を降りて歩いて行ったら知っている顔が二人、チェンソーで丸太切りをやっていた。
 益田で地域おこし協力隊を卒業してから、特伐と路づくりをやっている二人で、彼らはアウトドアショップKのツリーワーク島根講習にも何回も受講しているという、此方もお馴染みさん。
 一人は、この間NPO法人しまね樹木医会が開催したお勉強会でもご一緒したばかり。そう言えば彼は樹木医の一次試験で落ちたとか言っているけど、結構島根にも樹木医を目指している人、なった若い人もいる。

 わたしも彼らに続いて二種類のチェンソーのカッティングをやらせていただく。それから横にあった刈り払い機を動かせてもらった。
 彼らも交代で持ってみていたね。
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 で、このマキタの18Vバッテリーの刈り払い機。動力のモータがバーエンドのディスクの上にあるので、重量バランスがすごく悪い。
 バッテリーを二つ装着してあっても前下がりで、ハンドルを引っ張っていないと地面ガリガリ機械になってしまう。

 でも、センサーとコンピュータコントロールとで、切る抵抗が大きくなると回転を強めるとか、色々面白い機能がついている。

 そして、音がウィーンと気持ちがよい! この記事の前の記事にも書いたみたいに暑い夏の時期にはうちの集落では朝の5時から刈り払い機のエンジン音がするのだが、このマキタの刈り払い機ならば、なんの気兼ねもなしに早朝から草刈りができる。

 重量バランスさえよければ此れからの時代にヒットするかもしれない道具だね。
※2020年5月末追記:マキタは、従来のエンジン刈り払い機と同じ場所に動力(モーター)を持って来たバランスの良い製品を此の春にリリースしています。ですが、自分的にはチェンソー・刈り払い機の専門メーカであるやまびこがエコーブランドの50Vのチェンソーと刈り払い機をリリースしているので、今後は50Vシリーズの製品に転換していきます。此方の方が現場サイドからみても実用的でしょう。50Vのチェンソーを導入しましたが、回転の立ち上がり速度が全然速いです。

 で、なんでそんな重量バランスが悪いのに注文したのかって? いやいや、まず展示会は「特価」、というのがあるので此れに弱いのね。貧乏協議会なので道具を正価で買うのは厳しいし、大抵は中古のもので済ませている。
 それから、他の記事に書いた話だけど、林業機械展とかだとシルキーさんが特価で売ってくれるじゃない。そんな時に特価で買ったものが結構活躍しているもんね。
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 画像の上の段の、シルキーのはやうちっていう高枝ノコギリ4.9mのものが1万円ポッキリとか。画像下側の刃渡り65cmの刀ボーイが、ン千円とか! いやいや、この刀ボーイは特例か・・・

 だから、そんな特価というキャッチに弱い私は、即座にマキタの人に幾らになるの?と聞いた。マキタさん、石見エコーの社長と相談してきます、と言って出してきた金額に納得。
 18V6Aのバッテリーが2個と充電器付なので、それを手に入れられることを考えたら、本体価格は大したことがないし。

 それで、結局私はタイトルに書いた様に、葛切りの道具に改造しようと思ったのが動機。共立にもあるし、他のメーカにもポールの先っちょに小さいチェンソーがついた道具(ポールソー)はあるけれど、ポールの長さが総じて短いものばかり。
※その後、調べ物をしていたらハスクのポールソーが長いポールだと最長4mとか書いてあるが、標準装備なのかオプションであるのか、この内容が分かり難い表記で困った。でも、ハスクのバッテリーチェンソーを使っている人はこちらもありかも。

 マキタさんに聞いても、ユーザ層から要求はあるものの、まだ開発していないとのこと。どうせバッテリーものを買うんだったら他の道具にもバッテリーが使い回しができるマキタの製品を欲しいと思っていた、という要素もあったので2グリップタイプを注文する運びに。

 そして、それよりも先に書いた様に、モータが先っちょに着いているだけなので、配線とパイプを伸ばせば葛切りマシーンが作れそうな気がしたからだ。

 もちろん、パイプと配線は取り外し可能な様に、パイプ(ポール)の繋ぎを工夫する必要があるし、配線もソケットで脱着可能にする必要もある。でも、道具作りは創意工夫が必要なので楽しい趣味の範囲。
 そして、場合によっては上手くイメイジ通りに行って、仕事を楽に安全にしてくれる道具になるかもしれない。

 だって、葛切りをやった人だったら解るだろうけれど、空中にぶら下がっている葛は、高枝ノコギリで切るのにもユラユラして刃が入って行かないし、大鎌で叩き切るにしたって木の上の足場が悪いところだと大変な作業になる。

 だから、チェンソーの様な構造のものか、刈り払い機の様な刃が回るもので、長いパイプの先に回転する刃が付いた道具に期待してしまうわけ。
 ま、使ってみたら思うほどの効果はないかも知れないけれど、やってみないと判らないからね。ダメだったら、元に戻して草刈りに使えば良いし。

 さて、今は手持ちのお金がないので、今度払うねモードなので、まだ納品はされていない。このアイデアの結果はいずれ記事にしたいと思う。
 ついでにバッテリーのブロアも注文してしまった。

 が、バッテリーチェンソーは、マキタのは買わないなあ。まず我々にはパワーとチェーン速度が足らない。
 一般家庭の人が庭で使う分には十分だと思うけど、木の上とかだと条件が合わないだろう。

 それに、わたしが前から気になっているのが、カッティングの時の振動が多いこと。もう、3年前に同じ益田市市内の商工会かどこかでマキタさんの展示会が有った時にバッテリーチェンソーを試させてもらっている。
 
 その時は、エアベンチレーションが着いたジャケットが気になって行ってきたのだが。その振動というのは、本体はモーターだから振動は無いのだが、刃が木を切るときの細かい振動が気になるんだよね。私だけだろうか。
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 チェンソーはドルマーのOEMものもあった。
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 その時のバッテリーチェンソー。今回の時には写真は撮らなかったので、これは3年前のときのもの。
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 今回、石見エコーさんにはやまびこで出しているエコーブランドの50Vのバッテリーチェンソーも置いてあった。他の記事に書いた様に仲間が、「結構、力ありますよ」、と言っていた製品だ。

 でもって、すぐに裏側をひっくり返して見てみる。結局、マキタもエコーも防振装置が付いていないんだよね。

 だから、わたしにはカッティングの際の刃の当たる時の振動が気になるということに。これって、目立てがちゃんと出来ない人がてんでに刃つけしたらどうなるんだろうと思ってしまう。
 そして、石に当てて目立てし直した日には刃の長さも変わってしまうし・・・防振装置は付けた方が良いと思うんだけどな〜。

 以前島根で行なったツリーワーク講習の時に長野のODSKの木下社長が持ってきたスチールの2タイプのチェンソーも、そして広島の安田林業の安田さんが持ってくるハスクのバッテリーチェンソーもちゃんと防振装置が入っていたはず(入っていない)なので、そんな振動を気にせずに普通に使えた(但し、スチールのものは安全対策にちょっと?があると安田社長がメーカにに提言しているとも仰っていたが...)。
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 3年以上前だが、石見エコーさんでもT536LiXPのデモ機があったので触らせてもらった事がある。その時もカッティングの際の振動の事は気にならなかったからみんな防振装置が入っているんだろうと思う。

 ※2020年1月30日訂正:入っていなかった。ハスクのポールソーが届くというので石見エコーさんへ行ったところ、ちょうどハスクの営業の方が来ていて、この話をした上で、現行機のT535LiXP(T536LiXPと中身は同じで型式管理の問題で型番が下がっただけとか)を見せてもらったら直付けだった。でも、刃の振動は気にならなかったんだよね。で、T535LiXPは注文してしまったので、何れ使ってみてまた書きましょ。今、セットで頼むとバッテリーが一つおまけに付いてくる、、、ってのに負けてしまったのだ〜。

 ※2020年2月5日訂正:特伐の現場でまたまたT535LiXPを使ったけれど、振動は感じなかった。持ち主の仲間の方と話をしていて出した結論は、マキタのものはチェーンの回転速度が遅いから、刃が当たる時の細かい振動を拾っているのではないか、ということ。どうなんだろうか。
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 ※2020年6月追記:このバッテリーチェンソーの続きに関しては、自分が書いている他のブログの記事に書いてあります。ハスクのT535iXPは重たいのでエコーの50VバッテリーチェンソーBCS510Tに換えてしまいました。共立のCS252Tに近いパワーと同じ程度の軽さで大満足。

 なので、バッテリーチェンソーは此れから益々需要が高くなっていくだろうから、皆さんにもこんな点も気にしてみることをお勧めしたいですね。

 と言うことで、またまたの簡単な記事書き2連チャンでした〜。以上