s_takeLABO2

※2020年3月1日追記:29日に予定されていたオープニングイベントは、市や地域の方達のみで内覧会という形で無事終了したそうです。良かったよかった。
 そしてオープニングイベントについては、また改めて内容をさらに充実したものにして開催するとのこと。その際には、また当ブログでもご案内を致します。

※2020年2月26日追記:コロナウィルス対策のために国から自治体に通達があり、2月29日に開催予定であった本記事の竹LABOオープニングイベントは延期になったそうです。残念!

 でも、竹LABO自体は今度常設になるので、また開催の際にはご案内を致します。

 また、エシカルバンブーさんの方は引き合いが多くタオルも在庫がないものも出ている様子。第二工場も新設して対応していくみたいです。


【元モキ製作所の深澤氏がエシカルバンブーへ】
 アウトドア雑誌やログハウス雑誌にフィーチャーされることも多い薪ストーブメーカのモキmoki-mbg150製作所だが、その会社の元営業課長だった深澤氏は、全国で展開されている純国産メンマプロジェクトの仕掛け人でもあり、邪魔者とされている竹の活用がライフワークという人だ。

 2013年の3月に面白い町長が居られる鳥取の智頭町で開催された百業づくりネットワーク総会で出会って、その翌日の予定がキャンセルされて困っていたところに、島根林研の会長&副会長の助力もあって急遽奥出雲町で薪・竹活用イベント開催のコーディネートを行なってからのお付き合いだ。
 なので、もう直ぐ7年のお付き合いになるということ。

 その後、島根各地へ林研や当協議会の研修などに何回も深澤氏を招聘して竹活用薪活用のモキのイベントやセミナーを開催してきて、島根県下でモキの利用者販売者になった人たちも多く居る。

 このモキ製作所の竹(薪)ボイラーは、アウトドアイベントや災害時にも活躍する優れもの。車輪も取り付けられるので、軽トラに乗せての移動も楽だし、うちのデリカスターワゴンにも積める。

 アウトドアでのボイラーへの水の供給は、農業用の大きなタンクを軽トラに乗せて持っていけば出来るので、川遊びの後に軽トラの荷台にブルーシートを張ってお風呂を作れたりもできる。

 そもそも竹を燃料にすると、通常は薪ストーブなどで焚くと脂分が多いので窯が高温になりすぎて機材自体が傷むので燃料には出来ない。
aP1050861 (1)
 ところが、その竹が燃料になるモキの薪(竹)ボイラーは貴重な製品である。

 それ以外にも有名なのは、無煙炭化器


 うちでも使っているが、乾燥した竹や剪定した枝で簡単に炭作りができる。

 炭として燃料にはならない程度のものだが土壌改良材にはなるし、伐ったものが資材に活用できるところが良い。


 また、表には出ていない数字だが、東日本大震災の時には、避難所で凍死された方が3000人余りもおられたらしい。大学の先生が調査した結果の様だ。
MD70KC
 それを聞き及んだ深澤氏がモキ時代にプッシュしていたのが、上画像の羽釜、焼き芋ボックス、車輪と手押しシステム付きの多目的薪ストーブ。
IMG_6832(1)のコピー
 わたしが関係している雲南市のバイオマス資源市でも活躍している。
IMG_6840(1)のコピー












 うちで使っているのは、この元となった普通のMD70と言う機種に窓をつけて貰ったもの。特注品。

mokis




 家では、組み立て式の鋳物竃を持っていて、関東に居る時から味噌作りの大豆を炊くのにも、また蕎麦打ちをやって蕎麦を茹でる(家のガスレンジでは大量に一気に茹でられないので)にも重宝していた。
IMG_0993のコピー

 薪や炭を燃料とした調理は上手く使えば遠赤外線の輻射熱効果で料理や食べ物がより美味しくなる。

 このモキ製作所の防災イベントストーブは、火から離れてしまった現代人や子供達にとっても優れものではないだろうか。


 また、前述の様に深澤氏が冬場の災害時に役立てて欲しいと各地に導入して貰ってきた様に、公共施設に最初から薪ストーブ設置の設備を導入すると消防法のためにコストが嵩むが、取り敢えず集会所などの壁に煙突を通すための眼鏡石設置のみ行うならば、コストも大して掛からない。

 日頃は地域イベントで子供達にも薪ストーブを使って火に慣れて貰っておき、もし有事の際に寒ければ集会所内に持ち込んで煙突を設置すれば暖と食を得るということだそうだ。

 個人では導入しにくい価格帯でもあるが、自治会や地域組織ならば様々な形で導入しやすい製品である。公民館や地域センターなどでイベント活用して、さらに防災に備えるための啓発活動に利用していくのが良いだろう。

 深澤氏がモキに在籍中には長野県の公共施設に何箇所も導入してもらった様子。日本の様にオール電化とかいう依存的な文化があるのは世界に例がないだろう。欧州は薪文化が根強く残っている地域であるし、実際に街中でも薪ストーブを使っているところが多い。

 自分が子供の時には横浜の中心にわりと近い住宅街でも普通に焚き火をしてきた。その後も山で遊ぶ時や作業をする時にも火を焚くことが多かったが、どんどん規制が厳しくなって火から離れてしまい別記事のバイオマスイベントをやっても薪ストーブに火を入れられない人ばかりが多くなっていることを実感する。

 何かがあれば直火と食は直結する要素だから、日頃から火のコントロール、扱いに慣れておいた方が良いでしょうね。街場での災害ならいざ知らず、地方で何か起こった時に簡単な小屋掛けが出来なかったり火で暖房や食事が摂れないなんてのはあり得ないでしょう。

 例えば自分の場合だが、山奥の沢を登っていてタープ一枚で寝る氷点下の夜には焚き火で大きめの石を焼いて、それをタオルで包んで抱いて寝るなど現場で思いついたことをやっていた。
 人間は道具と火を手に入れたところから進化を加速させたのかも知れないのだから、時々原点に戻ってみる必要があるだろう。

 と言うことで、このブログでは外での生活に関しての記事も書いている。で、言い訳がましいが、またまた火遊び道具を深澤さんの手配で手に入れてしまった。新品に近い中古品と新古品で格安に・・・
IMG_8404 (2)

 前の記事で採り上げている島根県雲南市のバイオマス資源市「第8回うんなん山と木の恵みフェスタ(3月1日開催)」にこれらも持って行って遊ぼうかなと。

 うちから持っていくのは、薪(竹)ボイラーとMD70改、それからこのMD30KC俺のカマド。現場のグリーンパワーうんなんには、MD70KC(雲南市の地域自治組織や交流センター、住民グループに貸し出し用)と俺のカマドがある。何回か前の時には俺のカマドで一合ご飯を炊いたが、結構上手に美味しく炊けた。
IMG_3670のコピー (1)
スライド1
 現地のヤードには薪がタップリあるので、今回もまた前の晩から火遊びをやってこようかと。

 当日は、モキの焚き火コンロや俺のカマドもあるので、火起こしをした事が大人向けに火遊びコーナーも設置する予定。マッチと杉っ葉と杉の薪で小割を作って火を点けるというものを体験して貰おうかと。そして広葉樹の薪をバンバン燃やすところまで行けるかな。


【深澤氏の次のステージ:画期的な竹製品をリリースする今注目のエシカルバンブーへ入社】
 その様な訳で、全国での竹活用竹林整備を行う人たちと広いネットワークを持つキーマンの深澤氏だが、もっと竹活用に仕事の重きを置きたいとの想いでステップアップを昨年の夏に果たした。

 それが右リンクにも張ってある山口県のエシカルバンブーさんだ。深澤氏は住まいがある長野県を拠点に関東信州からエシカルバンブーさんの営業活動を行なっているが、今回のこのイベントで山口入りしている。
IMG_8394のコピー

 山口県は侵入竹の処理、活用を以前から積極的に行なっているところ。エシカルバンブーさんはパワフルな女性社長のヴィジョンによって画期的な竹製品をリリースしている会社。
 先月だったかアウトドア雑誌のビーパルにも取り上げられられ、日経BPでもフィーチャーされている

 そのエシカルバンブーさんが主催するイベントが、今月の29日に山口県の宇部市で開催される。内容は当然充実したものとなっている。

 ぜひ、興味がある方でお近くの方は参加されてみることをお勧めする次第。わたしと同じくモキの竹ボイラーユーザの、竹の駅あきたかたの谷川氏は参加されるとのこと。皆、国産メンマプロジェクトを推進するメンバーだ。

 さて、下記の画像をクリックして頂くと、わたしのオフィシャルサイトにアップした原本のPDFファイルへリンクするので、大きく見ることが可能。

 ここの竹LABOは、近代的で立派な廃校を活用するために今後5年間宇部市の助成を受けて常設するものだそうだ。その間に自立するために竹活用に関しての情報発信基地の殿堂にしていくとのこと。
IMG_20200223_174248 (1)IMG_20200223_173511 (1)

IMG_20200223_173434 (1) この24日に徳山駅前で開催されていた竹イベントに来ていた深澤氏に会いに行ってきて詳しく教えてもらった。



 29日に宇部市で開催されるものはその竹LABOオープニングイベント。竹LABOは廃校になった旧小野中学校に常設されて、竹活用に関する総合的情報発信基地に育てていくとのこと。今後に期待。
s_takeLABO2

 この機に良き想いを持った人たちのご縁がさらに広がりますよう!!! わたしも行きたかったが、別記事に上げた雲南市のバイオマスイベントの準備日とオープニングイベントの日程が被ってしまったので、応援の記事だけでご無礼する。

 あ、あと3月1日の雲南市のバイオマス資源市でもエシカルバンブーさんの竹繊維のフワフワ柔らかタオルを少量だが展示販売することにした。

【おまけ---本記事とはちょっと関係ないのだが】---雲南市のバイオマス資源市の前回様子。今回の資源市ではエシカルバンブーさんのタオルも出品しようかなと・・・

 お友達の出雲観音霊場第十二番札所の寿福寺の奥さんが、エシカルバンブーさんの販売者でもあるので、彼女のブースで行なっている木とハーブを入れたバスソルト作りと、そのバスソルトを使った手浴ヒーリングのコーナーに竹繊維でできた柔らかタオルを展示販売(少量)させて貰う様にした。

 この3月1日に島根県雲南市において開催される「うんなん山と木の恵みフェスタ」というバイオマス資源市での話だ。2月29日の山口県宇部市での「竹LABOオープニングイベント」は遠いという方でエシカルバンブーさんの製品に興味がある方は此方にご来場頂ければ幸い。少量なので売り切れたらゴメンなさい。
IMG_3674のコピー (1)
 雰囲気的に手浴ヒーリングをやっている場所と似合っていませんか?

 そこには、前出の薪ストーブのMD30KCも置いて、前回の様に焼きグルミでもやって貰おうかなと。
 前回の様子はこんなのもあった。
IMG_4900のコピー (1)IMG_4871 (1)
 人生の曲がり角「木と遊ぼう」コーナー?
IMG_4902のコピー (1)
 スキレットで焼いたクルミを参加者に食べさせて上げていたが。実は、小物の作品を作るコーナー。
IMG_4932のコピー (1)
 女の子だけでなく、人生の曲がり角のおじさん達も結構好きみたいだった。
IMG_4934のコピー (1)
 実は資源市の終りかけの頃。暇になったスタッフの人たちが自分たちで楽しむために他のブースへ出張して来たというわけ。

IMG_4904のコピー (1)

 わたしはちゃんとチェンソー製材をしたり、丸太の牽引体験をしたり、チェンソー体験のお相手をしていました。
 こちらの方は多分70歳半ばくらいの女性。今度チェンソーを買おうと思っていると言うので色々詳しくお話をさせていただいた。
IMG_4915のコピー (1)

 本当はグリーンパワーうんなんのWebサイトに資源市のレポートを載せた方が良いのだが放置中なので、こちらに少しだけ様子がわかる様に載せておこう。
IMG_7635のコピー (1)
IMG_7663のコピー (1)
IMG_7655のコピー (1)
IMG_7719のコピー (1)
IMG_7732のコピー (1)
IMG_7743のコピー (1)
IMG_7747のコピー (1)
IMG_7651のコピー (1)
IMG_7696のコピー (1)
IMG_7685のコピー (1)
IMG_7722のコピー (1)
IMG_7683のコピー (1)
IMG_7744のコピー (1)
IMG_7745のコピー (1)
IMG_7687のコピー (1)
IMG_7709のコピー (1)
IMG_7636のコピー (1)
IMG_7701のコピー (1)
IMG_7711のコピー (1)
IMG_7725のコピー (1)
IMG_7720のコピー (1)
 などなど。

 今回は地元のオーガニックパン屋さんの菜野花さんからバーガーとかパンの販売もあるとのこと。
 さて、どうなることでしょう。
IMG_1026のコピー (1)
IMG_0937のコピー
IMG_0004のコピー (1)
IMG_4991のコピー (1)


以上