先日、ホイッスル(笛:呼び子)が行方不明になりまして、新しいものを買ったので、その装着方法について書いてみます。
また、講習の時に受講者の方に、ヘルメットに装着していた笛は何処で手に入れたら良いかと尋ねられたことがありまして、其の時は「ホームセンターで買ったと思いますよ。」、と簡単に答えていましたけれど、実は違ったんです。
こんな笛ですね。
此のアイテムについて改めて、お答えとして記載してみます。同じ様にやっている人たちも多いと思うのですが、皆さんはどの様にホイッスルを装着されているんでしょうか。
年末に書き掛けていたものです。年を越してからアップしました。
【危険回避や作業の合図、また現場での通信代わりにホイッスル】
林業関係者の皆さんは笛は身につけていますよね? って、今はそうじゃない場合もあるのかな。。。山仕事をされる方、また、遊びで山に入られる方々でも笛は必要だと思いますが如何でしょうか?
わたしの場合には、沢登りで山に入る時には何時も持っていました。事故った時だけでなく、複数人で滝を登ったりする時には流れの音で声が通りませんから笛で意思疎通することがあるからです。
携帯の電波が入らないところでも、アマチュア無線のトランシーバーや省電力のトランシーバーもありますけど、瞬時に近くの全員のメンバーに危険を伝えるには笛が一番ですよね。
クマが出た時とか・・・はたまた落石が起きた時とかです。山菜採りやキノコ採りの時にも互いの位置関係を随時把握しておくことが大事ですから。
また、伐採時に、周囲の人たちに何が此れから起こるのかを瞬時に知らせるのにもホイッスルに依る信号はわかり易いと思います。
もちろん、仲間内だけで作業を行なっているのならば、今では以下の様な便利なものがありますから、アナログな笛が要らない現場も多いことでしょう。
下の画像は3年前の香川で開催された林業機械展でのものですが、ファナージャパンの山田弟さんが見せてくれた、当時リリース予定と言っていたブルートゥースを使ったトランシーバ内蔵のプロトス用のイヤーマフのプロトです。
今では多くの方々がこのシステムを使っていて超便利しているとのこと。この12月の半ばに、アーバンフォレストリーの吉見氏が島根の美郷町にツリーワーク講習に来られた際にも、今では此れなしに作業は出来ないと受講生に説明をして下さっていました。
リリース後のこのイヤマフ内蔵のProtos® BT-COM無線システムについては、右にリンクがある長野のマルイチさんのサイトにインプレッションがあります。
ファナージャパンの商品ページは此方ですね。ODSKさんのページは此方です。
プロトス使用者同士ならばこんな良いものはないでしょう。
ですが、其処まで要らない場合もありますし、このProtos® BT-COMが有ったとしても不意の危機回避にはホイッスルの方が速攻構える態勢を取り易い様に思うのですがどうでしょうね。
クマがグラウンダーの真後ろに迫っているとか。。。斜面を登攀している最中に岩を蹴っ飛ばして後続の人たちの方へ落としてしまったとか・・・
助けを呼ぶ様な際にも無線システムが無い他の人たちに対しても有効です。
【危険回避や作業の合図、また現場での通信代わりにホイッスル】
ただ、ホイッスルが売っている場合には、作業の邪魔になる長い首掛け用の細い紐がついているだけの事が多いですよね。
それを現場作業用に使いやすくしてヘルメットに装着できるものがホムセンやアマゾンなどでも販売しています。こんなシース(鞘)の付いた引っ張り出せるホイッスルです。
アマゾンのサイトから画像を借りました。
これはヘルメットにしっかりと固定できれば便利なものだと思います。様々なヘルメットに装着できるアタッチメントが用意されていますからね。
わたしは、記事最初の画像に載せたヘルメットのプロトスに取り付けていたホイッスルを下画像の11月の雨の日の作業の際に無くしてしまいました。
その日は、刈り払い機も何度も使ったので、プロトスの後ろに装着する襟足の保護用のネックプロテクターが刈り払い機のベルト使用の際に干渉して、ベルトを外す際に度々ヘルメットに引っかかっていたからです。
家に戻って後日になって、ホイッスルが無くなっていることに気がつきました。
それで現場作業に行くために必要なので、ホムセンに行って同様のものを探したところ、工具類のコーナーに前述の鞘付きのホイッスルがあったのでプロトスヘルメットに装着して現場へ出たのですが、、、これは即日無くしてしました。
当日は足元が悪い現場だったので、まあ色々なアクションがありまして、、、帰ったら付けたはずのホイッスルがホルダーごと無かったんですね。
此れは、うちのプロトスのヘルメットには合わなかっただけだと思います。
【ピンオンリール】
その際にホムセンをグルグル回って釣り具のコーナーで見つけたのが下のものです。
確か、ちょっと前、25年くらい前かな、源流のイワナのルアー釣りをやっていた頃のベストの胸に付けていたラインカッターを使ってホイッスルを取り付けたものだったのを思い出しました。
そう、商品名をピンオンリールと言うのでした。釣り具屋さんにあるはずです。今回はホムセンの釣り具コーナーで見つけました。
それに手持ちの樹脂製のホイッスルを取り付けました。
商品不良ということでホムセンで交換してもらいました。
あとこのホイッスルは、何時もの行きつけの農機具屋の石見エコーさんで購入した金属製のものを使っています。樹脂製のものよりもより高周波域が鋭い音がします。
で、このホイッスルセットは前述の雨の現場で無くしていたかと思ったのですが、其の頃には使っていなかったはずの、ジャックウルフスキンの30Lザックの底から突然現れて手元に戻ってきました。あ〜良かった!!
取り敢えず、このタイプのアタッチメントではファナーのプロトスヘルメットに装着できますし、割と外れにくいと思います。
ピンオンリールと金属製ホイッスルの両方併せても千円台か二千円くらいでしょう。
ファナーのProtos® BT-COMの無線システムは、単品で67,000円位しますから人数分を考えると相当な投資になります。
勿論、樹上伐採や架線出しの様なケースでは此の上なく便利だと思いますから、良い道具には投資した方が良いと思います。
それでも、此の様なアナログな道具であるホイッスルは有効な場合が多いでしょう。取り敢えず取り付けの参考に記事をアップしてみました。
そして、わたしの草刈り用のヘルメットにはこんなタイプのピンオンリールを使ってホイッスルを取り付けております。
これも釣り具用のもので検索すると出てきますね。また、ヘルメットさえ合えば前出の鞘付きのタイプが良いかもしれません。
こんなところで如何でしょうか。このホイッスルは林業に関わる人たちには常備されているものですが、このブログの対象読者であると思う一般市民の方々で山に関わろうという人たちにとっては安全のためのその重要性を認識されていない方々も居られると思うので記事に採り上げてみました。
お役に立てれば幸いです。
本年も誠にお世話になりました。世の中はマインドコントロールのための真実とは違うフェイクニュースばかり流れていますが、リアルで地に足をつけた生活をされている方々にシェアします。
災害時ほか、緊急時にはこういったホイッスルは必要でしょう。是からは街場でも特に女性や子供達は持っていた方が良いかも。(人間に対しての効果は文末の※転載の項をご参考に)
携帯やスマホなんて電源喪失すれば何の役にも立ちませんから。あとは護身用の小型のペッパージェルも嫁さんに持たせています。
山に入る時に一応持っていますが、熊には役に立たないでしょうね。熊用はベアスプレーで検索すると出てきますが、此方は常備するには大きくて、そして高いんですよ。
どちらも有効期限が書いてあります。30年くらい前に東北の山の中ばかり一ヶ月半回っていた時にクマ用のペッパージェル、カウンターアソルトを持って行っていまして、結局使う機会がない内に賞味期限が過ぎてしまいました。
で、当時の家の前を散歩している近所のワンちゃんが何を何していくので、試しにこのカウンターアソルトのペッパージェルを噴霧しておいた事があるのですが効果が無かった様子。
でも、時々買い物に寄る相模原の銃砲店コサカの社長によると賞味期限過ぎても効くよ、と言っておられましたので、大分以前に買ったものですけど、一応嫁さんに持たせております。
またホイッスルは、自分が助かるためだけでなく他人を助ける際にも活用できる有効なアイテムだと思いますし、このペッパージェルも同様ですね。
ただし、熊用の大きいジェルも、クマが目の前に来てから噴射しないと意味がないので、グッと引き付けてからアクションを起こすくらいの胆力は必要でしょう。
いやあ、この秋はうちの集落もシシ避けの柵の内側にクマさん出まくって、例年は栗の実を道の駅に80kgくらい出荷していた人が、去年は10kgしか出せなかったとか。
栗の木もバキバキにやられてしまったらしいです。
昨年には、生活道沿いにミツバチの洞を置いた人が居て、クマが出てくるものだからウォーキングをする人たちが困っていましたからね。
と言うことで備えあれば憂いなし・・・良いお年をお迎えください。有難うございました!!!
※転載:ペッパージェルの効き目について---11年くらい前に沢登り山菜キノコ採り仲間との新年会を自宅でやった時のレポートをプライベートサイトにアップしたことがあります。
その記事の中で翌日嫁さんの蕎麦屋にみんなで食べに行った際に、この熊除けスプレーが人間に向かうとどんな効果があるかという話題になった其の内容をページに載せていますので、このブログへコピペしてみました。
下記コピペ内容の前の晩に行った新年会中に、このペッパージェルを室内で噴霧する直前までいく様な出来事が有ったからです。
実際の効果の内容は、釣り人社から発刊されている本からの引用ですが、どの本に載っているかも判るので転載してみますね。この本は、どんな状況で怖いことが起きるのかとか、失敗するときの心理的な要素とか、面白い話が盛りだくさんなので是非手に入れてみていただければと思います。以上ご参考になれば幸い。
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さて、うちの嫁さんのお蕎麦屋は、わたしのWebサイトの一つ、零細事業者@お仲間連合会.(笑):http://www.assist-pr.com/ に載せている。良かったら覗いてね。このサイトの中の嫁さんの店のページの中に、|| 京屋の本棚(&店主の部屋)||というのを作ってあるが、このページにリストアップしている、“・釣り人の「マジで死ぬかと思った」体験談2 つり人社 ・釣り人の「マジで死ぬかと思った」体験談 つり人社”の本を本棚から出して女性陣が見ていた。此の本は面白い。特に同じ様な遊びをしている我々には実感湧く内容なのだ。
その本を、室井嬢がページを捲っていて見つけた記事がビンゴ! 目次からクマに遭遇してクマ避けスプレーを発射した話のページを探し出し『あ、書いてある。クマ避けスプレーのこと・・聞いて、、』、と、声を出して読み上げた。
その本を、室井嬢がページを捲っていて見つけた記事がビンゴ! 目次からクマに遭遇してクマ避けスプレーを発射した話のページを探し出し『あ、書いてある。クマ避けスプレーのこと・・聞いて、、』、と、声を出して読み上げた。
室井嬢の対面には守屋氏が居る。
『激痛と呼吸困難にのたうちまわったって・・・』、と話し聞かす室井さん。(^-^) 「マジで死ぬかと思った」体験談2の122ページ“熊スプレー!”の項に載っている。
後日、守屋氏が電話で言った。『平気でしょ。粘膜に付かなければいいんだから。息しなければ良いじゃないですか。』、ですって。
今後、守屋ちゃんは、我々と一緒の時には、酒一滴も呑まないなどと言っているが、もし自らその禁を破って酒に呑まれることがあったなら、その時がこの記事が本当かどうか試すときだな。そのスプレーを押す栄光の権利は室井嬢にあるはずだ。今シーズン、そんな素敵なチャンスが巡ってくるのかどうか。ワクワク・・・
因みに、「マジで死ぬかと思った」体験談2を、後日お店に行って内容確認してみた。どうも守屋さんが考えるほど甘く無さそうね。
粘膜以外の皮膚でも、そして手でも燃えるように痛いとか、あの激痛ではショック死しかねないと本気で思うって書いてある。
これは商品名“カウンターアソールト”の場合で、こいつは以前お試しに使い切っていてなくなっちゃったから、今あるのは小型のアラスカ製別ブランドのもの。あまり効かないかも知れないので、モリヤちゃんでもポッタでも一回試しに受けて立ってみてちょ。一応無害らしいよ。