お暑うございます。暑中お見舞いを申し上げます。m(_ _)m
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 いやいや、ろくに雨が降っていない内に梅雨明け宣言をくらい、今度は台風で少しは雨が降るかと期待していたら雨マークがどんどん雲マークに変わって行っている島根(と言うか、雨雲レーダーを見ているとうちの地域だけ雨雲が消えて行くんです)の今日この頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。

 山で作業をしていても、風が涼しい朝の内は未だ良いですがお日様が射し込み始めるともう大変です。

 そんな時には此れですねん。
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 皆さんもやっておられるのではないかと思います。最近、バッテリーツールが普及して便利になりましたよね。

 ボタン一つで風が出るなんてのはホント助かります。これは、マキタの前タイプの18Vバッテリー(今は40Vもあるけど、18Vでも可なり強力なので、公園などの伐採現場の掃除にも充分)ブロアの吹き出し口です。以前にもちょっとだけ記事にしたことがあります

 他のメーカもそうだと思いますが、固定式トリガーも併設されているので、風量を微調整してから手を離しても稼働しています。
 これが気持ち良いんです。

 此の時は、国産の杣ブランドのサマーパンツを履いていたので、前からエアを吹込むと後ろ側の四つの通気口から空気が抜けやすいので更に効果的でした。
 膝裏だけでなく、表側の腿から脛まで乾きましたね。
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 杣のサマーパンツは、おしりの処にも後二つのポケット&通気口がありますけど、其方までブロアの効果はあまりありません。

 それにしても、ブロアを作っているメーカもこんなアプリケーションがあるなんて気がつかなかったかもしれませんね。

 うち的にはお仕事でやる焚き火や屋外での薪ストーブを使う時の火起こしや火遊びにもブロアは便利していますが、バッテリーブロアは四輪のF1レースの際には超高温になるカーボンディスクブレーキをピットイン時に冷やすためにブレーキダクトに突っ込んでエアを送って冷やすのにも使われている優れものです。

 あ、他には道具の整備をする際に、ブロアを木陰の涼しめなところへ設置して自分の方に向けて風を送るのも良いですね。他にもブロアの活用の方法がありそうです。
 マキタのブロアに取付けられるアタッチメントも色々あります。
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 山作業で上半身は、同じくバッテリーのファンジャケットでクーリングしていますけど、下半身は休息時に此のブロアでクールダウンが良いでしょう。
 結構、疲れが取れます。

 ま、それも山の木陰の冷い空気だからですが・・・低地の灼熱の空気だとそんなに良い話にはなりませんね。

 そう言えば、このファンジャケットを着たままスーパーなど冷房が効いたところに入ると一気に効いて冷えるんですね。街場の人たちはベストタイプのものを活用しているんでしょうか。

 おっと、そんな文面では暑中見舞いにもなりません。

 さて、山仕事には此れでしょう。
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 冷たい清冽な谿の水。これで手を洗って顔と頭を洗うと一発で生き返ります。

 この谿は、まだ水量がある方。彼方此方の谿の水は少なくなっていて、このところ何処の沢もカラカラです。うちの集落も堤の水がそろそろやばいんじゃなかろうか。
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 此処は上流に集落があるので飲めはしないですが、顔を洗うくらいは大丈夫。この谿の支流では、昔60cm近いゴギが釣れたらしいです。

 が、そんなことを自慢したもんだから釣り師が押し寄せて谿が荒れてしまったとか。只の里川だからアクセスし放題。
 そんなところで釣りをして面白いんか。

 大分以前になりますが、沢登りや源流釣をやっていた時には怖い思い危ない思いをして山奥へアクセスしていましたが、自分的にはそれが楽しかったんですけどね。

 因みに下画像は上流から下流の下の方を覗いた構図です。結構、落差が大きくて巨岩の間を流れが落ちていっています。
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 こんな谿を遡行するのは、瀧行ではないですけれど、清冽な山水でお祓いをしているようなものです。
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 登っていくと空が広くなります。この谿は丹沢山塊の中です。
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 可愛い岩魚がいました。大きいのも居ましたけど、其の時はお日様が高く昇ってしまっていて、簡単に気取られてしまいましたね。
 氷河期からの生き残り岩魚族です。

 あまりヤバいところは何ですが、普通の谿歩きは幸せです。
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 盛んに行っていた頃はデジカメ持っていなかったので、20年くらい前のものしか写真データを持っていません。其の前のフィルムは引越しで処分してしまったし。

 谿の景色は素晴らしいところばかりだったんですけどね。特に東北の渓と紀州のダイナミックな渓谷はね。
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 残念ながら島根には遡行を楽しめる谿は無さそうです。

 さて、山での作業に疲れたら此れも良いですね。
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 クマさんになった気分で口を近づけて吸い込みます。
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 山には有難い恵みが一杯。木苺を一杯食べたら元気が出てきました。山の精気を頂いたのかも。
 この様な山の恵みが嬉しく感じる時が幸せを実感するんですけど皆さんは如何ですか。

 う〜ん、風呂上がりのビールの方がもっと実感するかなあ。

 そうそう。少し山を下ったら川横にジムニーシエラが停まっていました。里川釣り師が川に入っているのかと思ったら、集落の知り合いのオッさん。
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 ジムニーシエラ、一年待ちで買ったとか。オッさん74歳。山で仕事をしている人はホント元気です。
 素晴らしい!


【モバイルWifiルータの有害電磁波対策になる機種かも】
 以上の様なブログ風の簡単記事を暑中お見舞い方々書いてみました。こんな記事は簡単で良いなあ。
 ところが、今回とは真逆の長い記事が以前から溜まりに溜まって未だにスタック中。何時リリースできることやらです。

 あ、それから、前述の記事とは全然内容とは関係ないんですが、6月で複数のプロバイダを整理して一本に統合して接続契約をWiMAXに変更した際(止めた方の会社の電話対応の方には25年以上契約頂いていた方は初めてですと言われた)に、新しいWifiルータを導入したんですよ。

 NECプラットフォームズのSpeed Wi-Fi 5G X11というモバイルWifiルータね。うちは田舎だから5Gは繋がらないし、繋がったとしても危なすぎるのでノーサンキュウなんだけど、何が良いかというとモバイルWifiルータとMacの間をイーサネットの有線で繋げられること。

 つまり高周波の発信源を遠く離せることができるわけ。Mac本体は身体の近くにあるけれどWifi接続は切ってあって、接続にはUSBからイーサネット変換アダプタを使って有線でWifiルータ本体を載せるオプションのクレードルにイーサネットケーブルを繋げてデータの送受信をしています。
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 この4GのモバイルWifiルータを有線を使って身体から遠く離しただけで、自分的には効果あり。

 今まで、此れとは違う4GのモバイルWifiルータを使っていた時には、目とコメカミと耳の上の頭の皮が引き攣って疲れて仕方がなかったけど、今回楽になっていることを実感した次第です。

 メガネの金属ツルが電波を拾いやすいと言われていて、確かに外すと楽になるし、またもう一つのプロバイダは古い契約の3G回線(キャリア:DOCOMO)のモバイルWifiルータを使っていて、そちらの方が速度は遅いけれど疲れ難かったので、高周波の有害電磁波の干渉を何とかしたいと思っていたのですが、今回替えてみて大正解。

 だったら、最初から光回線を使えばいいんじゃない?と、言われると思いますが、残念でした。うちの様な田舎にはNTTの光は通っていないんです。

 町の光回線インフラは脆弱で遅いから契約切ってモバイルWifiルータだけにしたのは出張が多かったからもあったのですけど、近年は講習会激減したので、家でこの2台のモバイルWifiルータがご活躍していました。

 そして7月から導入した、このSpeed Wi-Fi 5G X11は、ネットの比較記事ではあまり評判が良いこと書かれていませんけれど、わたしみたいな使い方には他に選択肢がないかもしれませんし、同様にモバイルWifiルータからの高周波帯の電磁波障害(GHz帯の電子レンジの周波数に近い)を感じている方がおられたら此の機種はオススメ品かもしれません。

 島根県の林業研究グループ連絡協議会の会長、奥出雲の農家林家の響氏の様に携帯持っていない、ネットやらない、FAX も無い、でも自身の仕事以外に子供達の環境教育や講習会でめっちゃ忙しい、という方みたいな完全アナログ人間ならばこんな心配も要りませんが、我々は携帯電話やネットを使わないと仕事になりません。

 だったら運用の方法も自分自身で精査して対策を採った方がいいですよね。携帯やPCに貼り付けて有害電磁波中和するテクノAOなど確かに効果は感じるものがあるものの、それらはあくまでもパッシブな方法です。多少弱まる程度と考えておいた方が良いでしょう。

 それよりも発信源の障害を無くすか遠ざけるアクティブセーフティな運用方法も考えてみては如何でしょうか。
 因みに携帯のイヤホンは電磁波強烈に出していますし、脳にさらに近くなるので携帯電話を離してもダメです。電磁波測定器で測ったことがあります。

 今回テーマにしたSpeed Wi-Fi 5G X11のまとめ。

・有害電磁波軽減のためのモバイルWifiルータの有線化:勿論、Wifiルータ本体は無線ですけど、発信源を遠ざけるには効果ありみたいです。

・評判では、電源なしの場合の電池の保ちが良くないことや、また操作が今時ボタン式で使いにくいという点です。

・わたしはオプションのクレードルを買い足したことにより、イーサネットの有線接続が出来る様になったこと。そしてそのクレードルにはUSB-Cの市販のACアダプタから電源供給できますが、その電源供給によりクレードル内のアンテナも機能して若干電波を拾いやすくなるらしいです。

・ですから、モバイルバッテリーなどがあれば、クレードルに電源供給できて、短いイーサネットケーブルを使ってでも、出張先で有線接続も可能でしょう。

・バッテリーの保ちは、わたしの様な使い方ならば問題なしですね。またボタン操作も、アナログ人間なので大丈夫でした。あとはブラウザの方からログインして設定出来ますしね。うちの使い方ならネットの記事に載っていた難点は全然関係なしです。

それよりも機械の信頼性とか耐久性の方がわたし的には大事な要素。今まで使っていたWifiルータ2台(1台はキャリアauの4GLTE)ともNEC関連会社製でバッテリーが膨らんできた以外は特に困ったことなしでしたからね。

・Speed Wi-Fi 5G X11もNEC系列の会社で提供しているから良いかなとか自分的に思っております。

・勿論、Wifiルータ直に無線でWifi接続もできますから、フレキシブルな使用方法が採れるということ。

・周波数範囲は、
5G
4G LTE
WiMAX 2+
 ですが、他にプラスエリア(UQのエリアマップ)という電波が届きにくいところで切り替えて使うチャンネルもあります。
 が、プロバイダによっては接続した途端、課金が発生する場合もあります。わたしが使っているプロバイダは、一度でも接続したら、使った月に1100円の課金があります。

 このプラスエリアのキャリアはauですが、DOCOMOのLTEの通信可能エリアと比較してみると、やはりDOCOMOの方が山間部では微妙にカバー範囲が広いようです。

 このDOCOMOのエリアMAPではわたしが使っているガラケーFOMAのカバーエリアも分かりますけど、今や逆に電波が届かない電波暗室の様な山奥のエリアが貴重かもしれません。

 電波の届かないところで良い汗をかく山仕事。最高でしょう。

 ところで、此の記事を書いていた頃のKDDIの障害は、噂ではアメリカのSpaceX社の衛星ブロードバンドを使うStarlinkとの提携で発生したものと言われているらしいです。

 自分的には、そんな山奥まで電波が入らない方が良いんですけどね。シーンっとした奥山の気が乱される感じがしますし、其処まで追跡されるのは、ちょっとね、です。

 事故発生の時に助かる? まあ、そう言うこともあるかも知れませんが、人間死ぬときは死ぬし、其れにやたら救助要求の電話が通じるのもレスキュー側のキャパを超えるかも。

 沢登りとか登山の滑落事故でのレスキューの話を聞いてもメッチャクチャ大変なんですよね。

 わたしの場合は、沢での人間吊り上げもやったことがありますけど、足が動かない女性を男二人でロープで引き上げるレベルでもめちゃ大変です。
 また、林業事故で男一人を三人で担ぎ出すのも大変だったことがあります。

 危険な遊びをする人たちは、自助努力が先ずありきだし、それ以前に自分自身が挑戦して良いランクのエリアなのかを自分自身のスキルと運?を内観して精査する精神が欠落している人が増えていますからね。

 要するにネット情報や動画だけで、安易に自分も出来る気になってしまうリアル脆弱者の左脳型人間増産みたいなものかと。
 人間、頭ばかりで考えるのが正しいと勘違いして、身体の奥からくる感覚、恐怖感、皮膚感覚などの超感覚を鍛えることをスポイルすると間違った判断、行動を起こしがちです。

 それは、重機中心になっている林業についても言えることではないでしょうか。何でも便利にすることは、失っているものも多いということになるかもしれませんね。

 だから、山仕事の内の基本的な作業に於いて、そういった感覚を身につけておくことが必要ではないかと思います。

 伐採や掛り木の処理を一人で完結させる様な作業を繰り返して身につけることで、不確定要素を事前に見抜いたり、失敗ケースのシミュレーション能力が高まります。
 重機頼りの力づくの作業だとその振れ幅が大きくなりますから失敗した時の反動は大きいことは判るでしょう。

 仲間で重機の扱いが上手い樹上伐採の熟達者の人は、重量物の力学が感覚的に身についているのでギリギリの見切りが流石に上手いですね。
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 破綻なく、そして仕事が早い。僕らから見るとヤバいんじゃないという作業でも失敗しないんですよ。

 だからと言って作業が雑なわけではないんです。バックアップを採って保険を掛けるところはしっかりと掛けていますしね。
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 そして木の動き、枝の動きだけでなく周り全体を俯瞰しながら注意しつつ作業を進めていますからね。
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 その作業中にわたしの動きまで観ているらしく、しょっちゅう叱られています。はい。わたしは文字で書くほど立派なことができている訳ではございません。
 が、だからこそお伝え出来るものもあるかなと思っている次第です。(^-^;

 さて、こういったリアルワールドは、人間の本来の機能を維持するためにもしっかりと身につけておかないとと思います。その話に関係して・・・

 この間、以前住んでいた集落の別のオッさん85歳が話してくれました。伐採作業をしていて、ふと目の端に動くものを感じておかしいと思い、周りの仲間に危機注意喚起の声を掛けたのだそうです。

 そうしたら、いきなり山の斜面が崩れて4tユニックが半分くらい土砂で埋もれてしまったと。
 仲間四人の命の恩人になったという話でした。

 と言うことで結局長文になり、そして重たい内容になってしまった暑中お見舞いです。

 取り敢えず、有線接続で目が疲れにくくなった感じですので、長文ウェルカム? いよいよWebサイト改訂の作業に入れるかどうか。

 おっと、それから通信環境も整いつつあるので、いよいよZOOMでの講習会も始めようかと。掛かり木処理とか伐採の講習はケースに合った動画が撮影できていないので暫くは無理かもしれませんが、刈り払い機の実戦的な運用、(アクティブな?)安全運用方法については動画もある程度あるので、実用的なZOOM講習が出来るだろうと考えています。

 が、動画編集が出来る様にならんと無理かな。

 それでは暑さ厳しき折、ご自愛ください。そして作業ご安全に!