島根・山守network

より多くの人たちが山に目を向けること、また山での作業に“安全に”関われるように、素人目線からの情報の整理、補完が出来れば幸甚

still alive報告:おっとどっこいオイラはまだ生きているって...再び災害対策の話も含めて色々。田舎暮らしでの災害対策は・・・


 前回の記事と並行して書いていた本記事をやっとリリースします。たまに記事をリリースする様なスパンだと、結局溜まっていたものを一気に書くものですからボリュウムがますます膨らんでしまいゴメンなさい状態に・・・誰が読むんじゃ、こんな記事。。。自爆
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 と、画像を作っておいたら、リリースする頃には田植えは何処も終わってしまいました。

 3月は最初頃から草がよく伸びるし、懐がやばい癖に稼ぎにならない事ばかりに手を出していて何度真っ青になったことやら。そして其れは今も同じ。


 此の記事の内容は、元旦の能登の地震以前から思っていたことなのですが、年始初っ端からの地震災害が発生し、その後の動向をみていても、改めて自分たちで生き延びて行くための地力を付けておかないといけないと思い整理したものです。

 自分だけで無く、地域や社会全体が健全でなかったら自分たちが暮らしにくいですから一緒に底上げが出来る人たちが大勢居た方が良いですものね。


【森と共に暮らす力】
 同記事の内容はというと火を扱うことに関しては基本的な知識を書いてあります。アウトドア遊びを長年やっていれば身についている基礎知識や知恵のはずなんですけど、それでも知らない方達が大勢いますからね。

 また、縄文時代には温暖化して1997年の時点よりも平均気温が1〜2高くなった中期には、八ヶ岳の標高1000m付近が温暖だったり、また横浜を含めた関東は内陸まで海でしたけど、近年の日本は其れ以上に高そうですよね。

 其方の記事に書きました様に、「NOAA(アメリカ海洋大気庁)の分析によると、2022年の世界の平均気温は20世紀平 均より0.86°C高く、記録上6番目に暑い年となったことが明らかになった」、と言う事で、既に1度近く平均気温が上がっているのです。
 なので、自分的には温暖化って何???が付くので、其のことについて私見を書いてあります。

 そしてそれ以上に変動が起こっているのが太陽活動。古代より氷河期は太陽活動の影響によりサイクルがありますが、其の太陽に異変が起こっていることは皆さんご存知のことでしょう。
 今年になってからX級のフレアが連発していましたけど、この記事をリリースする前の連休明けになってから更に強烈なフレアを連発していました。

 太陽のフレアが極大化することが度々。そして其の磁気嵐が地球まで届いています。其の影響が地球の地震活動にもリンクしてくることが解ってきた現在、世界規模の災害が発生したら18世紀の頃の生活に戻る事態になるとも云われています。

 なので、此れらの環境変動も踏まえて実際に災害が発生してしまった後の生活方法の指針について整理しておこうと記事を作っていました。が、全部書ききれずじまい。

 其れがとても長い記事になりつつあったので、先に近況報告をしておこうと此の記事を立ち上げたら、これまた長くなることに・・・で、リリースが今。。。って、此れまた製作日付と違う時にアップです。

 と、ブログや動画の更新が出来ないことの言い訳ですはい。仕事はパラパラと疎らですがちゃんとやっています。
 仕事は疎らですが、其れ以外にもやることは沢山あって超忙しくてブログ更新や動画づくりまで手が回らないのが現状。

 いや、肝臓が弱っているからか眼が疲れやすいため(マムシの影響かなあ)に結果記事書きの根気が無くなっているのかも。なので、デスクワーク以外は至って元気で、外作業はバリバリです。(^-^;; 

 ということで、当ブログは仲間への生存確認(未だに昨夏に咬まれたマムシ の後遺症を心配してくれる?余計なお世話な有難い人たちへの)のための意味もあるので此処暫くやっていたことを載せておきましょう。

 林業や山仕事関係のブログでは、突然更新が止まったり消えたりすることがありますからね。その後の消息を追っても見つからないとか。

 当ブログも何れそうなるかも知れません。その可能性はありますよね。たまに長期ストップしていますから。でも、オフィシャルサイトの自伐林業への道も2014年から続いています(放置状態ですが、山仕事スーパー素人への道へ改訂中)し、自分のプライベートWebサイトは一般にインターネットが公開された直後の1996年から続いています。

 でも、そんな事情は皆さんには関係なくて自分だけが思っているだけなので、其れよりも昨夏にマムシに咬まれたその後の具合が悪いんじゃないかと思っている人も居てるみたいです。

 マムシ咬まれた事件の記事は早く書きたいですけど、ほぼ半年で全快しています。8月に咬まれたから2月ですね。足の左右の太さと色が同じになったのが2月でした。

 でも、10月終わりから11月半ばに掛けて、腫れた足で往復3200km程度の車中泊しながら関東へ行ってきています。嫁さんのお母さんの体調が良くなかったので借金して往復したのですが、日本海側から白馬へ上がって、何故か戸隠へ行き、山梨の金峰山の横を山越えして神奈川の嫁さんちへ。

 三日間で神奈川と東京の知人たちに挨拶に回ってから、道志から身延へ抜けて清水から焼津の知り合いの方のお悔みに回り、浜北から秋葉街道を通って北上。
 そして伊那でODSKさんに泊まって夜の伊那を夫婦で楽しんでから御嶽山から高山、白山の石徹白へ上がってから福井に降りて日本海側を帰ってきました。IMG_5187のコピー2
 未だ其の頃は左足がマムシの毒で浮腫んでいましたので、マッサージしながらの運転でしたが大丈夫でしたよ。

 まあ、此のマムシに咬まれた話。結構受けが良くて皆さん喜ぶんですよね。其れに医者にも行かず自力脱出した体験談については、馬鹿じゃないのかとよく言われて更に喜ばれます。

 後述する正月明けに広島の講習サポートへ行ったら、先ず開口一番「高濱さんマムシに咬まれたんだって?」と挨拶もすまない内に超嬉しそうに口を開く奴が居たりします。

 それは、けっして『マムシに咬まれたのに生きていて良かったね!』、という愛ある言葉ではなくて、『マムシなんかに咬まれるんだ。鈍くせぇ!』、という腹の中が窺い知れる楽しそうな目の輝きでした(画像が載っているかも)。

 まあ、そういう奴にはわたしの体験を共有して欲しいよね。あの痛さと苦しい日々をね。お祈りしておこうかなあ。南無.....

 さて、そろそろシーズンインしたのでマムシの記事も早く立ち上げたいと思っているんですけどなかなか。
 胎生で生まれるマムシの仔はもう少ししたらウジャウジャと出てきます。

 昔、東京、日野市の多摩川の近くに住んでいた時には河原でよく遊んで居たのですが、土手に小さいマムシの仔が沢山居たり、草むらの中にある通り道にもよく出てきていましたから田舎だけの話じゃないんですぜ

 其れに都会人が、渓流釣りに行った時や沢登りの時に岩を攀じ登ったら掴んだ岩の先にマムシが居た話なんてザラにありますからね。

 でも、マムシの件だけでなく、今の災害が多い時代は、何事も我ごとと捉えて、自分自身の対処法をシミュレーションしておいたほうが人生が平和だと思いますよ。

 ところで、うちの協議会のスタンスというか、私自身の考え方ですが、出来る限り自己脱出が基本です。
 車でのスタックもそうですし、人生でのスタックでも、伐採時の掛かり木処理も、先ずは自己脱出を智恵を絞って頑張ってみてから、ダメなら次の手立てを打つか有能な仲間にレスキューをお願いするかですね。

 そうすると仲間の有り難みがホントよく解ります。また、「自分自身で解決出来るかどうか見切るポイントを掴む」訓練にもなりますので、博打的な処理をせずに事故に繋がることも少なくなるかもしれません(今の時代は子供の時から屋外で暴れて来なかった人たちが多いことからか、YouTubeにアップされている動画なんかの失敗事例も低レベルのリスクマネージメントしかできていない内容をご披露されていることが多いんですよね。おいおい、立派な高額の道具を使っていても、そんなレベルの失敗するのかよ、って感じ...)。

 だから、うちの協議会は、仮に紛争などで原油の供給が止まってチェンソーが使えなくなった等の事態になったとしても、人力での木の伐採から掛り木処理、そして搬出ができる手道具類や倍力システムもできる様に機材を揃えている訳です。
(もっとも、今の時代ならばバッテリーツールが充実していますから、バッテリータイプのチェンソーからロープウィンチを揃えておいた上で、ソーラ発電で充電できればある程度対応可能です。ちょっとパワーが足りないですけど使い様でカバーしましょう。また、2サイクルエンジンは改造すれば水素を燃料にしても稼働可能なんですけどね)

 ちょっとした道具があれば、下り斜面ならば山から出すのもそんなに難しくありません。当協議会のテキストを抜粋して載せてみます。
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 下画像のスキッドコーンは長野のODSKさんで売っています。
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材の人力引き出し3
続きを読む

今後、災害が更に増えるかもしれないので、縄文人の様に日頃から火や木を扱い慣れているといいねの巻:平均気温が2度上がったら海は栃木市にも迫り、横浜は海の底?


 寒中お見舞い申し上げます!
 って、リリースするのが遅くなって暖かくなってしまいましたが...元旦に書き始め、寒にはリリースしようとしていたら、今。

 そして、記事が膨大に膨らんでしまいました。最後の方は整理がついていませんが、取り敢えず・・・リリースして、何れ改訂しようかなと。

 さて、災害が多い此の時代、日頃からの災害への備えが必要ですけれど、長期に亘る場合には巷に流れている災害対策(飲食備蓄は前提)だけでは足りないと思い基本的なことから記事にしてみようと思ったのが作成動機です。

 もし、運良く(?)生き残った場合には、必要以上に苦しい目には遭いたくないものです。ケースによって様々ですが、日頃から楽しんで生き抜く地力を付けられたら其れに越したことはありませんよね。

 このブログを最初のころから覗いておられる方はご理解いただいていると思いますが、田舎暮らしの話(日本の農山村のポテンシャル、膠着した地域コミュニティの現状、有機的ご縁ネットワークづくり例なども含めて)や、樹上伐採のスキルと道具を活用した安全な木の伐採、大藪の整備、森の資源活用、レスキューなどなどの自然の中で楽しく自由に暮らしていくスキルをテーマを題材に、森や山と共に暮らすノウハウについて書いてきているつもりです。 

 もっとも、脈絡なくしっちゃかめっちゃかの発信の仕方なので判らないと思いますが、本人的には根幹は同じなんですよ(だいたいカテゴリーの分け方が適当過ぎますよね)。

 其れも、市民レベル(林業プロは重機頼りなので良くも悪くも全然世界が違う)としては、先鋭的な手法と道具を駆使して楽に楽しく安全に行う方法をシェアしているはずなんですけどね。

 それでですね、里山の整備作業のスキルは、木という重量物を安全に扱う事や森林バイオマス資源を生活に活用したり、エネルギーとしての火を扱いますから、万が一災害が発生した場合に被災後の生活を整える上でも非常に有用なものと考えるのですが如何でしょうか。

 なので、この記事は、農山村及び森と山に沿って生きていこうと考えている人たち向けに、災害時に於ける大難を小難に抑え、そして我々以降の世代が良き未来を迎えられる様に書きました。

 当協議会の名前(縄文之森協議会と申します)にも入っている縄文時代。気候変動により日本列島の植生までも遷移した時代で、火山噴火や大地震で人が住めなくなったこともあったそうです。
 そして移動しながら命を繋いでいった此の縄文時代についても思いを馳せつつ、社会インフラが崩壊した際でも、何とか生きていく上の基本的な対応策についてお浚いできたらと記事を起こしてみました。
(※縄文時代:自分的には精神レベルが高かった前文明が地球規模の大災害によって滅び、生き延びた人たちが健やかに暮らした時代という理解。冶金という手法があることは知っていても、現場に携わっていた人たちが生き残っていなかったならば金属生産はできないであろうと。それは現代においても同じで、恐竜が滅びた原因とも云われる隕石落下が近い将来に起こり、そして地球規模の津波が発生して少数の人たちが生き残っても鉄器が作れるかどうかは難しいのではないかと思いますが如何でしょう。いや、出来るかな。砂鉄を採取して、東工大の永田先生が開発して公開している簡易高炉ならタタラ製鉄が小規模で行える様になりました。製鉄が出来れば、あとは鍛冶の技術が大事です。鉄を溶かし炭素含有量を調整して鍛え、道具を作り出す鍛冶の技術があってこそ。素材を加工するための道具、道具を作るための道具を生み出すのが鍛冶の技術です)

 相変わらず、彼方此方に話が飛びますので、写真と図とグラフと大文字だけを流し読みして頂いても良いかも知れません(お勧めの読み方は、アルコール類と肴をご用意頂き、酔いに任せてページを繰るのが宜しいかと。リンクした先までブラウズすれば何日も楽しめると思いますよ)。

 でも、大事なことを書き連ねてありますので、何か感じるものがあった方は日数を掛けて頑張って全部目を通してくださいね。
 今回のテーマは、巷で云われ続けている地球レベルでの災害が発生する可能性についてのお浚いと、里山整備スキル、源流徘徊?奥山での野営スキルと共に、燃料・電気不要の人力活用道具類を持った我々だったら、そんな状況になった場合にどの様に対処出来るのか、という事ことについて過去に書いた事も含めてピックアップしてあります。

 さてさて、もうインターネットが一般でも使える様になった1995年頃から四半世紀の間、個人のHPなどで同じ様な事を書いて来ていることですけど、人には3種類あって、「痛い目に遭って解る人」、「痛い目に遭わなくても解る人」、「痛い目に遭っても解らない人」、が居ると思います。

 山仕事の場合、痛い目に遭っても解らない人は先行きが長くないことが結果顕著に出ます。重量物を不確定要素が多い条件の中で扱うのですから、そういうシビアな仕事であることは仕方がないでしょう。
 その代わり、作業を上手くやれば結果に直ぐ解るので充実感もありますし、また長期的には山造りという自然相手の仕事(伐採ばかりの収奪林業ではなくて)なので、誇りもやりがいも持てる仕事です。

 ただ、誰でもが危険な目に遭うかというと、そんなことはございません。長年、林業に携わって居ても怪我一つしない人もおられます。

 此の様に、痛い目に遭わなくても解る人たちも沢山おられますので、此の事については安全なチェンソーワーク動画のシリーズで説明していきたいと思います(基本、山や森に寄り添って生きる素直で優しい人たちは山の精霊に守られます)。

 さて、こんな能書きが多いブログを覗く方はどんな方でしょうか。是非、シミュレーション能力や直感を高めて痛い目に遭わず幸せに暮らして頂きたいものです。

 言語脳が考えるロジック「だけ」では安全は確保できません。作業前に安全作業確認書を読んでも、作業が終了してからヒヤリハットの報告書を書いて蓄積したとしても事故は発生します。

 では、右脳を全開で使ったシミュレーション能力を発揮すれば良いかと言えば、それ+ロジック「だけ」では安全確保は未だ未だ足りないでしょう。人には感情というやっかいなものが優位に存在しますからね。

 何れ危機管理能力について記事を起こしたいと思いますが、其れは山仕事やエクストリームスポーツだけでなく、今の時代は社会生活自体に危険要素が増えているからです。
 経済も政治も国家間の軋轢も危険レベルが上がっている様に見受けられます。今の世の中の流れや雰囲気は太平洋戦争の前頃に似ているとも言われています。

 世の中情報が氾濫し、操作されていて目先のことしか見えなくなっているかも知れませんが、過去の歴史から学び直せば螺旋状に展開していく未来も予測可能です。

 皆さんも学校で習ったかと思いますが、地球の気候変動や地殻変動などの災害にもサイクルがあります。此の事も過去の歴史をお浚いすれば近未来にどの様な変動が起こるのかは予測できますし、現在多くの人達がアナウンスしていることです。
 古代から何度も繰り返されてきた地球の活動期に入ってしまっているのではないでしょうか。

 此の様な混沌とした時代は、先の先までを見越して生活スタイルを再構築していかないと生きること自体が立ち行かなくなることが、日本の各地で発生し続けている自然災害、そして世界各地で発生している自然災害からも解るでしょう。
 そして不自然災害も多発していますから、古代から予言されている様に智恵のあるものしか生き残れない時代なのかもしれません。

 今発生している災害を他人事として考えるのではなく、我が如として捉えておかれた方がより自由に生きられるかと存じます。

 此れは、外的な社会変動パターンもそうですが、人々の人生の失敗パターン、また内的な個々人の事故パターンの事例についても、目を醒まして見回せば周りに幾らでも参考になる事があります。

 そして、大災害が起こっても奇跡的に回避できた際の成功事例のパターンも存在しますので、そういった痛い目に遭わなかった方達の話が聴けるチャンスがあると良いですね。
 良いご縁の連鎖を願う次第です。

 え〜っと、記事をずっと読んで頂ければ解りますが、わたし自身は「痛い目に遭って解るタイプ」です。(^-^;;
 そして、痛い目に遭ったネタをシェアして能書きを垂れるタイプですね。ですが次に痛い目に遭った時にはネットから消えている可能性もありますので、今のうちに能書きを書いておこうかと始めたら長文になってしまいました。

 何かしらのお役に立てれば幸いです。えっ!昨夏にマムシに咬まれていたから、そろそろお釈迦になったんじゃないかって?
 大丈夫!多分・・・次にマムシに咬まれるまでは・・・ さて、記事はマムシが冬眠して平和だった時に巻き戻します。


【日頃から火を扱い慣れていれば・・・美味しい火鉢ライフ】
 先ずは日常的に火を扱うことに慣れていれば、ライフラインが長期に亘ってストップしても何とかなるのではと言う事で火に関わることを。
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 先日は此方でも雪模様でしたので、二階からの景色はこんなでした。日中もずっと零下の日々でしたね。そんな中をストーブも点けずにお仕事です。

 自分の場合にはパソコン仕事が結構多いんですよ。雇われてやっている訳でなく、講習用のテキスト作りとかなんですけどね。

 動画にアップしてあるチェンソー講習用のテキストも、出来上がってからも随時更新していたり、講習依頼があったところ用にモディファイしたりと、しょっちゅういじっています。

 この冬も一般市民さん向けの大橋式の作業道づくりの研修や搬出研修のためのものを作っていました。なので、次の動画作りが全然進まなかったりして・・・
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 わたしの仕事机は諸般の事情で低いために座椅子で座っているのですが、そこへ封筒型のシュラフを用意して、豆炭アンカ二つで暖をとっております。此れが超暖かい!!!
 以前の記事で、豆炭一個で20時間以上温かくと書きましたが、火の熾し方が上手で豆炭の種類が良ければ24時間保つもこともあります。
(※下記の様に1日4個の豆炭使用で、一冬で12kg袋を2袋程度。持っていれば、災害時の夜に寝る際の暖房に、また調理の熱源にも使える。ただし、石炭の粉が入っているので灰は畑に使えない)

 運用上ある程度の換気は必要ですが、隙間だらけの当家では寝る時も嫁さんと二人で二つずつ、都合四箇の豆炭アンカを毎日運用していますけど、未だクルクルパーにはなっていませんね。
(※小さな豆炭なので、狭い車内で複数の豆炭アンカを使わなければ大丈夫かと。「高気密住宅」では掘り炬燵の様な炭や炭団、もしくは豆炭を大量に使うケースは危険。此方では死亡事故あり。ただし、掘り炬燵は超暖かいので古民家ではお勧めのアイテムです)

 そしてMacに向かっているときは、部屋の中でも毛糸の帽子を被り、ダウンベストの上にダウンジャケットを着込んで寒さを凌いでいますが、手だけは痺れて痛くなります。

 手が振動病気味なので、冬は辛いんです。なので、右サイドはトラックボールですが、左手側にもマウスを用意して交互に手を温めながらの操作。
 外は零下ですが、部屋の温度は判らないながら、これで夜までやっています。夜は流石に灯油ストーブ点けますけどね。近年懐不如意のための節約生活。

 うちは薪ストーブは2台ありますけど、借家を改築してまで設置するのは大変なので、仕方がなく灯油ストーブを運用している次第です(以前の隙間だらけの借家では、薪ストーブ必須でしたので適当に改造して煙突を立てていました)。

 此の冬は、更に灯油の節約のために、備蓄してあった炭や炭団も併用している次第です。使っているのは長火鉢ですね。と、言っても灯油ストーブの代わりになるほどの火力があるわけではございません。
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 この長火鉢は20年以上愛用しているもので、神奈川の津久井郡、今は相模原市の西側の緑区(緑区って日本にどれだけあるんじゃ!)、丹沢山塊に近い方ですが、其処に住んでいる時に行きつけのリサイクル屋さんで安く手に入れたモノです。

 多分、高級品ではない庶民向けの実用的な関東型長火鉢。それでも、縁は今となっては超高級材の火に強いクロガキ材です。
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 放置したままの炭火の火力ですから日中はヤカンのお湯が温かい程度なんですけど、夜には此の炭火が実に良いんですよ。
 夜には火を強くして調理に使っているんです。

 炭で焼き物をすると美味しくなるのは以前から体験済みだったんですけど、今回熱燗をやったら全然違っていて炭火で熱燗にすると、ガスの火よりもさらに日本酒が美味しくなることを発見。
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 火鉢の中には燗銅壺がありますけど、大して熱くならないので使っておらず、上画像の様なポットを使って直火で熱燗をつけるのですが、これで絶品にお酒が美味しくなるんです。

 知っている人は知っていると思いますが、金杯にお酒を注いで頂くと味が円やかで美味しくなるじゃないですか。
 其れと同じ様に味わいが変わるのがハッキリと判るくらいです。え〜っと、同じことをやってみても、もし変化が少ないんだったらアル添のお酒かもね。
 いや、安いアル添のお酒(よく寝かせていい感じのアル添もあります)は、熱々に熱を入れた方が身体にいいかも...

 ところが、お酒が美味しくなると、量が進んでしまうという懐に優しくないことに・・・

 当然、焼き物も同じくガス台で火を通したものよりも全然美味しいですよ。ただ、火の加減と距離を調整したりの技は必要ですけどね。
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 此方は、広島のお仲間、木登りオジさん、キノコ博士のI本氏に頂いた超美味しいアマゴの燻製。絶品です。鼻曲がりだけどサツキマスじゃないですよ。海に降っていないですから。

 そんなこんなで火鉢クッキングの日々です。この火鉢クッキングについては、また別途記事を立ち上げましょうね。
 うちは(焼き魚を始め何でも)焼き物は殆どが蓋付きスキレットで焼くんですけど、、、その調理法は腹を満たすだけのチン!調理法などとは比べ用もないくらいに旨いですし、ガスレンジのオーブン風調理よりも更に美味しいです。

 でも、其の蓋付きスキレットを使った輻射熱オーブン調理法よりも、此の火鉢で焼いた調理法の方が更に美味しいんですね。

 空腹さえ満たされれば、其れで良いという方達(化学調味料や添加物入りの食べ物の味でもOKな人たち)には関係ない話ですけど、熱を通すと言っても周波数が違ったら全然違うということ。遠赤外線といわれるものもチン!と同じく電磁波ですけど、波長が違うんですよね。

 蘇生的な波長と言ったら言い過ぎでしょうか。何れにしても栄養素がなくなった食材に人工的な味付けを施したものよりも健康的な食べ物であるのは確かでしょう。
 身体は口から入るもので出来上がっていますからね。そして、精神にも影響しています。

 身体に入った有機物を分解して栄養にしてくれるのは菌や酵素ですから、必要以上に強い高温下(放熱が強い薄いアルミの調理器具での料理や食衛生法の下に高温で殺菌処理された市販加工食品)や、またはチン!のマイクロ波で死滅させていたらいったいどうなるのかは想像してみれば判るでしょう。

 風邪をひき易いとか、なかなか治らないというのは自己免疫保全能力が落ちているからなんですけど、免疫力が落ちているのは、そういった調理法をしていたり、化学物質や新薬を必要以上に摂取して菌を殺しているからですよね。

 昔の日本人が丈夫だったのは、発酵食品を採っていたのは勿論ですが、調理に蓄熱性の良く無駄に火力が強くなくても機能する(薄っぺらいアルミ調理器とは違う)土鍋や鉄鍋を使い、火は炭火や薪火(熾火)の優しい赤外線(実際に食物内で熱を起こしているのは近赤外線らしい)の火だったからじゃないですか。
 そもそも、飲食に関わるアルミ製品はアルツの遠因とも言われていますしね(剥げたテフロン加工調理道具も毒の元)。

 その火鉢といえば、子供の頃には暖房(時々手を温める)と餅焼きに使っていましたけど、今更ながら炭火での調理法を見直した次第です。
 それも、和風の焼き物だけでなく、此の火鉢の炭火でローストポーク作ってみたら、これまた絶品でした!
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 おっとっとっと、、、食べ物の話になるとタガが外れてしまいがち、、、記事の趣旨とは異なっていませんけどね。
 電気ガスが無い時代には、炭火か薪の火で、炉か囲炉裏、もしくは竃、火鉢、やがては七輪で調理していた訳で、災害時を見越して其の何れかが使える様になっていると良いですよね。

 でも、良い道具を持っていてもいざという時に使えなければ何もならないので、日頃から楽しんで使っていることが大事かということを今回の記事でお伝えしたい訳で。

 因みに、炭を使って暖房にならないかな、と下画像の様なこともやってみました。
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 無煙炭化器で有名な長野のモキ製作所の俺のかまどですね。一合炊きの羽釜が付いてくるお遊び用薪ストーブです。
 下画像は、木質バイオマス活用イベントの一コマです。手前はうちの協議会の講習スタッフでお料理得意のお姉様。
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 お遊び用ですけど、ホムセンの鋳物薪ストーブが買えるくらい高いんですよね。最近、また値上がりしたみたいですが、わたしは元モキの営業課長だった仲間に、東北の元代理店さんの展示品を斡旋して貰い、後出のMD30KCと併せて格安で良いということだったので手に入れることができました。感謝!
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 炭火ストーブが部屋の暖房にならないかと、炭を沢山熾して入れてみましたが、上に載せた鍋の保温になる程度。炭火は火との距離が近くないと加熱調理も出来ませんし、結局部屋の暖房には厳しかったです。
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 上に載せたホムセン小型ダッチオーブンも、炭火では保温程度にしかなりませんでした。でも、火鉢を持っていない方には、火鉢代わりに使えるかもしれませんね。

 というのは、俺のかまどは下画像の様に蓋が取れます。結構、凝った作りをしていると思います。置く場所にもよりますけど、もっと灰をいれて火床を高くすれば、上に焼き網を置いて炭火クッキングがやり易くなるかも。
 ん〜、でもあまり現実的ではないですね。

 でも野外ならば、薪を焚いて、その熾火でやればいいだけですから、此の口の広さがあれば焼き網を乗せて多めの炭火調理の対応ができるかも。
 横の窓もあるから下からの空気量も調整できるので良いかも知れませんね。機会があったら自分もやってみましょう。
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 もっとも、外での炭火クッキングには七輪の方が使い易いですけどね。ということで、家の中、其れもコタツに入りながらの炭火クッキングは、やはり火鉢が最高!

 ところで、今年はブログに新年の挨拶の記事を載せていませんが、元旦の朝には下記の様に書き始めて居たんですよ。

 でも、午後には泊まりで友達が来たし、能登半島の災害が大きかったことも分かってきて、その後も講習関係の仕事が忙しくて放置となった次第。
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 明けまして御目出度うございます! 謹んで新年のお祝いを申し上げます。今さらブログで書く様なことでは無いですが、リアルお付き合いの方達には年賀状にてYouTubeチャンネルを開設したことを御知らせ。
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 遅まきながらですが、災害に遭われた方々のご冥福と、そしてお見舞いを申し上げます。できれば現地へ赴いて何かしら役に立つことが出来ればと(災害の度に毎度)思うのですが、此方は生活自体が成り立って居ないので、何も出来ずにスミマセン。

 さて、今回の記事は、其の様な災害に関連した話になります。と、申しますか。2011年の設立当時より当協議会の活動自体も単なる森林整備とか森林資源活用というレベルだけの話ではなく、また、その応用の為の技術や安全管理意識醸成のため、そして農山村の地域維持のための内容ですけど、ひいては災害発生時に生き抜くための智恵にフォーカスした情報発信であることを改めてお断りしておきましょう。 

 別の言葉で言いますと、自給自立率を高めるとか、自衛のための智恵を高めるとかでしょうか。自分たちでやれる事をやっていくだけでなく、その質を更に高めたいなと。

 なので、当協議会では超小型のカナダ製の可搬型消防ポンプセットも設備しています。
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 エンジンはドイツ製SOLO社の42cc。吸管3m*2本。放水ホースは30m*3本=90m。ビルの5階まで揚水してかつ放水が可能な強力な機種です。前の集落で、年寄りたちが山火事を出した時にも活躍しました。
 用水路程度の水源があれば90m先まで消火活動ができます。また、消火栓があるところならば、65/40mmの変換アダプタがあるので繋げて使えます。
 勿論のこと川や沢からの給水にも使えますし、また、やりたく無いですが、豪雨災害時の排水にも使えないことは無いですね。

 もし、原油や電気などのライフラインが長期に閉ざされても、自分たちで助け合って行く上で、お互い差出せる懐モノの深さを持っていないと、ぶら下がりあいではトラブルが増えるだけでしょう。
 其のために、他にも燃料、電気が無くても伐採したり重量物を動かすための手道具類は色々揃えています。


【アウトドアライフは災害時にも有効?】
 さて、その様な大災害時の復旧が長引く場合、分断された地域において「自分たちで生き抜いていくには森があってこそ」と思うのですが如何でしょうか。

 水を育むのは森と山、手に入れやすいエネルギー源も森から。棲家を作るのにも森の資源。そして、森には食料になるものがたくさんあります(ついでに海も近いと良いですけどね)。
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 自分自身は源流釣の際に山奥でタープ1枚で暮らす程度のことしかしたことがありませんけれど、今住んでいる地域には関東からの移住者のオバさんで移住当時だった十数年前には電気ガス無しで暮らしていた人とか、他にも広島からの移住者の仲間で、移住当初は同じ様に電気ガス無しの渓流沿いの小屋で暮らし、冬以外は渓を風呂代わりにして何年も暮らしていた奴とか居るんです。
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2023年 今年もお世話になりました!


 今年も何とか無事に年を越せそうです。此れも仲間たちのお陰ですね。まあ、今年も色々ありました。自分的最大のトピックスはマムシに咬まれたことなので、その記事も書きたいのですが、何故か時間が無くて未だに手付かずの状態です。

 が、取り敢えず年末のご挨拶。さて、来年はどんな年になるやら。毎年加速度的にカオス状態が進んでいる様な気がしますけど、皆様におかれましては良い年になりますことをお祈りを致しております。

 ところで、初夢は一富士二鷹三茄子でしたっけ。。。縁起が良い夢見は。では、良い夢を観易い様に富士山の画像を載せておきましょうか。
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 右下は山中湖ですね。三国峠に登る途中の撮影ポイントからの絵柄。嫁さんが撮りました。
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 三国峠の駐車場には自衛隊さん達がおられました。停まっていたジムニーのカラーが自衛隊さんの車とマッチしていましたね。
 多分、持ち主さんは明神山に登っておられたのでしょう。

 明神山は、嫁さんと歩いて登ったこともありますが、その昔はバイクでのアタックで遊ぶのにも良かったですね。もしかしたらジムニーでもアタックしていたかもしれません。

 昔のジムニーは軽かったから、やたら路面をかっぽじらないで遊べました。軽さは一番大事な要素でしょう。また、カオスの様な時代を生きていく上でも、身の軽さ、心の軽さが大事な様に思えます。
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 此方は、山中湖沿いから助手席の嫁さんが撮影。富士山も、真冬の五合目までの林道アタックをジムニーでやっていましたね。バイク登山でもお世話になりました(が、バチが当たったらしく、その後ずっと貧乏暮らしが...)。

 あとはキノコ採り&宴会では散々お世話になったお山です。が、今ではべクレっていてとても食べられないみたいです。関東の仲間たちもキノコ採り行かなくなってしまったみたいだし。
 富士山の写真は、デジカメの時代になってからかなり撮っているので、まだまだ写真はありますが、そろそろ嫁さんとの宴会の時間なので、簡単ですがご無礼をいたします。

 皆様、良い年をお迎え下さいね!

チェンソー講習について:YouTubeチャンネル「チェンソーで怪我をする人、しない人シリーズ---(1)」動画の補間記事


9784881384060_s いきなりですが、動画づくりをやっていた8月前半に珍しくYouTubeで関連動画を観ていたら(普段は、特伐とか伐採の動画は観ないので)、ネット見つけた朗報がありました。

 其れは林業者であれば多くの方が知っているはずの全林協さんが出している「伐木造材とチェンソーワーク 」をテキストとするオンデマンド特別教育(学科)の通信教育を静岡のソマウッドさんが、今年からネットを使って開始していたんですよ。

 此の「伐木造材とチェンソーワーク 」は、林業者のチェンソーワーク のテキストにされるものですが、著者の石垣氏(NPO法人ジット・ネットワークサービス理事長)は、確か以前には「森づくり安全技術・技能全国推進協議会(FLC)」の審査員を務めていたことがあり、その後は「日本森林管理技術・技能審査認定協会審査会(FLA)」を立ち上げて安全で確実なチェンソー運用の技術審査会を行っている方です。
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 その審査会で、ソマウッドの久米社長は、著者の石垣氏と同じランクまで行ったんですよ。
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 これは、また次回の動画「シリーズ(2)」で説明しますが、可成り凄いことです。下のクラスのランク4は、学科は春にあり(現場の知識、伐倒理論、目立て理論、チェンソー機能、構造、整備などに一通り精通していても、日本語の文法があやふやだと落ちる人も居たりして...)、合格すると秋に二日間の実技審査があります。

 其の二日間は、目立て審査と伐採の実技審査ですが、林業事業体のプロでも軒並み不合格者が続出します。
 それは、伐倒がピンポイントで倒せるのは当然として、それ以前に作業全体の安全管理が出来ているかどうかをチェックされるため。
 ランク4ですら其の様な厳しさですから、石垣氏と同じランク5は全国でも数人しか居ないと思います。

 其れが証拠に、ソマウッドさんのYouTubeのエネキコリちゃんねるの動画の一本に載っていたお話ですけど、久米さん自体が20年位の業歴だったかな、、、今までチェンソーで怪我をしたことが無いのは当然として。。。
 其の上、ソマウッドを立ち上げてから、社員の一人も怪我をしていないどころか、チェンソー防護服を切ったことも無いそうなんです。
 是非、エネキコリちゃんねるの動画をご覧になって下さい。

 つまり、ソマウッドさんでは、「チェンソー安全運用教育が社員の隅々まで行き届いている」、ということ。その久米さんが開いたキコリスクールですから期待できますよね。

 エネキコリちゃんねるは、沢山の色々な分野の動画が載っていて、とてもチェック仕切れないですが、取り敢えずチェンソーワーク や伐採に関するものは、当ブログを覗かれる様な方々にとって参考になることばかりではないでしょうか。

 安定して破綻を感じられないフォームと構えのチェンソーワーク の参考値になるでしょう。また、それ以外のソマウッドさんが取り組んでいる様々な事業についても参考になると思います。

 また、林業に携わりたい若い人たちは、ソマウッドさんに修行に行くと良いと思いますね。ソマウッドさんのエネキコリというHPを覗いて観てください。

 さてさて、またまた記事をアップする時間が空いてしまいましたが、今回はチャンとした理由があります。
 えっ、チャンと? しっかりとした、という意味ですけれど、何がしっかりしているんだか?・・・


【セオリーを踏襲しないと痛い目に遭うぞ体験をシェアしましょうね:間抜けな体験ですが・・】
 え〜、、、今回アップロードした動画を編集していたお盆明けのこと。マムシにガッツリと咬まれました。
 そして、咬まれてから半月は社会生活シャットダウン。まあ、横になりながらならば、携帯で話をするのは全然平気だったんですけどね。

 ただ、身体を起こしていると、咬まれて2倍の太さに腫脹している膝から下が更に充血するので痛くて苦しくて辛くなるので横になっているしか無いという状態ですな。

 動けば、毒が身体中を巡るので心臓バクバク、頭はクラクラ、眼は霞むっていう危ない状態なんですよ。マムシの出血毒、結構ヤバイです。当然、咬まれた足は熱を持っています(一ヶ月経っても熱がある)けど、頭の方も発熱しているので冷やしていました。

 それだけでなく、最初の三日間くらいは膝から下の皮膚を触るだけで超激痛。数日を経てやっと激痛程度に収まってからも、膝下は2倍近い太さに腫れて真っ黒に。
 超は付かなくなったけれど激痛は膝の上から下は全部。咬まれたのは、踵に近いところだけど、毒が回った膝上までが強烈に打撲した様な状態に・・・

 だから、片足ケンケンなんて痛くてとても出来るわけもなく、移動するには咬まれた足を何とか上げながら尻と片足、両手を使って休み休み(咬まれた方の足の膝も激痛で地面に着けない)地面を這いずり回るのみ(四日後には此の方法で階段の上り下りができる様に)。

 そして、やっとトイレにたどり着いても、動悸とめまいでドアの前にひっくり返って寝ていること暫し。
 その後、痛さに呻きながら柱に掴まって何とか立ち上がり、嫁さんの肩を借りてトイレの便座に座ると、今度は咬まれた足が痛くて地面に下ろせない状態なんですよ。(;_;)

 そして、用を済ませてトイレから出たら激痛でTシャツが汗でビッショリに。苦しいのでそのままトイレの前の床にひっくり返って寝て暫く休んでから、やっと着替や移動が出来る状態に戻る様な始末。

 そんな状態が続き、二週間経ってやっと両足を使って立って短距離を歩ける様になりました。※下画像は汚い足なので閲覧注意!
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 上画像は、咬まれてから二週間後頃の、やっと立てる様になってからものです。この頃、足に赤みが出てきましたが、其の前はどす黒かったです。というか、黄色など色々混ざってマムシ模様みたいなカラーリングでしたね。

 現在は咬傷後一ヶ月を過ぎましたが、咬まれた左足は膝から下が右足の1.5倍の太さのままです。でも、車の運転は出来る様になりました。

 が、つい先日、自分が担当の田圃の畔の草刈りと茫茫になっていた庭の草刈りを半日近くやったら、何とか足を突っ込んでいた長靴が今度は脱げなくなり、其の後は調子悪かったですね。
(※記事をアップするのが遅くなり、咬まれてから一ヶ月半経った現在も、左足は1.2倍位の太さで少し熱があるまま。外作業を行うとテキメンに腫れます)

 さて、この件は、また別途記事を立ち上げて詳しく書きたいと思いますが、今回の貴重な経験のお陰で考えたのは、もし山奥の電波が届かないところでマムシに咬まれたら、一人ではとても帰って来られないので更に二次被害を受ける可能性が高くなるということ。

 それよりも、検索するとマムシ の咬傷後30分くらいで腫れて来るとありますが、正しく其の通りでして、その後の激痛はと言うと、まともにモノを考えられなくなるくらい。なので、先ずは咬傷後の早急な処置が大事では無いかと。
 それも咬まれた傷口近辺だけでなく、膝から下、脹脛も含めて足全体に激痛が襲って来ましたからね。

 あ、そうそう。この咬まれた後は、当然ポイズンリムーバー(エクストラクター)を使って何度も何度も毒抜きをやりまくりましたよ。当たり前でしょ。
 が、どんどん痛くなって来て、ついには吸うのも出来なくなるくらいの激痛がやってきたんです。
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 で、其の時に、島根県森林インストラクター養成講座の最初にもらった危険生物の小冊子に載っている、タオルなどを使って壊死を起こさずに、また、身体中に毒が廻りすぎない様にする方法を嫁さんが言ってくれたから、無事に何とかやり過ごした次第です。
 この処置が適切に出来なかったら、患部や足全体が壊死して大変なことになったでしょう(仲良しのヤマトの配送のオジサンに聞いたら、指を咬まれた人が指が壊死して骨まで出てしまったとか)。

 マムシの毒性はハブの5倍強いらしいです。咬まれてから腫れ始めるという最初の30分位の間にどれだけ毒を絞り出せるかという処置次第で、お後の回復状況に影響があるのでは?と、改めて認識しました。

 医者に駆け込めば良いって問題でもなさそうです。そもそも、やたらに動くと身体中に毒が回って命に関わる状況に陥るでしょう。
 また、毒が回らない様に患部の心臓側を強く緊縛すれば壊死の可能性も高くなります。もし、患部が足だったら激痛で動けませんからね。

 山奥に居て、即医者に駆け込めない場合の、その処置方法については、また記事を立ち上げましょうね。
 あ、其れ以前に、マムシ の咬傷治療に対する全国統一のエビデンスって無いみたいですよ。医者ごとの判断で処置が違うみたいです。
 其の上、血清を打とうがステロイドや抗ヒスタミン剤を投与すれば単純に治るという訳ではないということ。それ以前に体質の違いからなのか症状の出方も違うみたい。

☆セオリーは大事にしましょう☆
 さて、今回マムシに咬まれたのは、うちの庭。『マムシ対策のセオリーから外れたことをやってしまった』報いです。
 家の周りの畑などにマムシは居たけど、家の庭で見た事が無かったのでナメていたんですよ。後から聞けば、今年の夏は暑かったのでマムシの目撃情報が多かったと。
 で、夜行性のマムシが涼みに庭まで出て来た様子、、、其処へ。。。

 マムシに咬まれて死ぬ人は年間10人程度とか。11人目になるところだったかも(脳や心臓に近いところだったらマジにヤバかったかも...亡くなる原因は急性腎不全だとか)。
 さて、其の一人になり損なったおマヌケな私の話は説得力が有るのか無いのか・・・取り敢えずお伝えしたいのは、「何事もセオリーを守る事が大事」、ということ。チェンソーワーク は尚更でしょう。


【安全なチェンソーワークの参考になる動画シリーズの(1)をYouTubeチャンネルにアップしました】

 さて、今回YouTubeにアップした動画は、初心者向けであり、また経験者向けでもあります。今一度、安全なチェンソーワークを再確認するための内容にしたつもりです。
 何方かと言うとチェンソー講習の際に教えている先生方に観て欲しいかなと(恐れ多くもですが...)。

 今までブログ記事で小出しにしていた当協議会のチェンソー講習のテキスト全ページも、この際だから動画内に埋め込んでシェアすることにしました。
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thumb-230xauto-1255-file とは言っても、当協議会テキストの内容は、チェーンソーによる伐木等特別教育の際に配布されるテキスト(右画像は林災防の3000円のテキスト)だけでは足りない実戦的な部分にフィーチャーしたものなので、伐採に必要な基本的知識の部分については端折ってあります。

 あくまでも公的教育のテキストでは足りない部分を補間するための内容なので脈絡なく色々なことが記載されていますが、それでも、プロでも人によっては習っていない様なことも載っていますから役に立つ人も多いかもしれません。
 必要そうなページは、動画をストップして読み取って下さい。


 今回のこの動画は、「チェンソーで怪我をする人、しない人シリーズ」の(1)ということで導入編です。
 追いヅル伐りと突っ込み切りの説明した部分と、前述の講習テキストの部分を合わせて編集した内容をアップしたのですが、此の後のシリーズは今後(3)まで続く予定です。

 さてさて、なんで、うちの様なところがわざわざチェンソーワーク について、動画を作ったり記事にしようと思ったかと言うと、遅ればせながらネット上の伐採関連の動画に「チェンソー運用の際の安全管理」についてあまりに低レベルな作業動画が多いことを知ってしまったからです。
(当協議会の講習は、チェンソーワーク 以降の、掛かり木処理や難しい木の伐採、集材、小型林内作業車での搬出と、それからチェンソー製材などの木質バイオマス活用などがメインで、チェンソー講習は頼まれた場合に行っているだけ...島根には、石垣氏のNPO法人ジット・ネットワークサービスの支部があり、県下全域で市民、プロ向けに講習を行っています)

 この下の動画の様なレベルは論外ですが、、、例え作業レベルは違ったとしても、プロであっても同じ様な精神的特質の人(事故るタイプの人)は結構多いですよね。

 チェンソーワークの動画が沢山ありますけど、伐ること、倒すこと(伐採、枝払い、玉切り)のみに意識がフォーカスしていて、チェンソーの不測の動き、対象物の不測の動きに対する構えやフォームが出来ていない人が結構います。

 単に木を倒すことのみが目的となってしまい、「安全に」木に寝て貰う、「安全に」後処理を行う、ということが意識から欠落しがちなんですね。
 実は、何が危ないのかということを認識していない場合もありかと・・・

 つまり、プロであっても、現場の危険要素を見抜けない人、シミュレーション能力(想像力:右脳のイメイジング能力を活用して作業方法の瑕疵を事前に精査する)が低い、、、というよりも性格だよね。。。
 マインドが荒っぽいというか、精神が浮遊しているというか、心が定まらない人達は、粗雑な博打的作業方法を平気で行います。だから、事故が減らないのかも。

 此の能書きだらけのブログを覗く様な方々は、下の動画の様な作業方法はなさらないと思いますが、念のため載せてみましょうか。

☆危険な梯子を使った樹上作業☆

 この動画は、道具やお仕事の話が面白いので時々覗かせて貰っている「ご〜まるcc」さんというブログの2021年2月の記事にリンクされていたものです。

 内容は、ごーまるccさんの記事にある様に、プロでも動きを読み切れないツル絡みの枝の伐採・・・いや、ビックリです。

 其れも、ノーヘル、安全帯無し、スライド式梯子、梯子の留めも無しなのに、両手ハンドルチェンソーでの樹上作業。。。知らぬが仏と言う事でしょうか。
(他の動画でも、エコ生活で有名な方が、ロープクライミングで木に登り、樹上伐採をノーヘルで作業していた上、樹上伐採チームを作ったとかコメントしたのも観たことがありますが、それも知らぬが仏かも)

 記事のコメント欄も読んでみたら、心配されたブログ主さんが注意喚起の内容を此の動画のコメント欄に書き入れたら、其のコメント欄自体をオフられたそうですけど、動画自体は未だ公開されているので、うちのブログからも有り難くリンクさせて頂きましょう。

 それから、同じ様なマインドセットを持った人たちの粗雑な作業例が下の動画です(以前の記事にも載せましたが再掲)。この、動画は外国のものですが、素人さんたちがやりがちな失敗集。

 この中には、梯子を使って伐採作業の失敗例が4、5本載っていますので、観ていない方は、どんな事故になるのか覗いてみて下さいな。
 自分的には、梯子から落ちた時にチェンソーで自分を切ってしまうような事態に陥らないことを祈るばかり。

 枝なんて、、、と、ナメているととんでもない目に遭うという例が満載。そして、林内の作業では、頭上から落下した枝で怪我をするだけでなく、亡くなっている人も少なからずおられます。
 軽い枝でも、高いところから落ちてくれば衝撃荷重は物凄い事になりますから・・・

 それにしても、動画の様に安定性が無い二本足の梯子で木に登り、其の上、樹上で作業するなんてのは、何が危険なのかを知らない人たちが出来ることですね。

 そもそも「二本足の梯子」自体が安定しませんよね。人間が登る時にバランスを崩すと、片方の足が浮いて一本足になり、梯子ごと倒れる可能性もあります。それも柔らかい土の上で使ったら足元が安定しないですからね。
 また木に斜めに寄り掛けて使うものですから、木に回す墜落防止の安全帯も使えません。

 だから、山仕事をする人たちは、梯子を使って登る場合には、地面に着くところが、刺又の様に2本の角が出て土に刺さって安定する一本梯子を使います。そして木に梯子を何箇所も細いロープなどで縛りつけます(梯子が曲がる位強く縛ると安定する:ロッキーラダーは、靭性が高いアルミ製なので曲がっても戻る。他のメーカのものは知りませんが。また、この一本梯子は、真っ直ぐな針葉樹には使いやすいですけど、曲がりくねった広葉樹には使えない事が多いです。なので、ロープクライミングとかWランヤードを使う訳ですね)。
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 上画像はうちの嫁さんです。枝を落としに登っています。

 うちの協議会の設備はロッキーラダー1の3本組ですね。ロッキーラダーシリーズの一番軽量なタイプ。其の上で登る時には墜落防止の為の安全帯は最低限必要です。

 また、この製品を出している巴化成さんでは、下画像の様な木に括り付けるビッグステップという製品(スーパーステップではなくて、同ページの下の方に掲載の品)もあります。セット売りもありますが、巴化成さん直でバラ売りもしてもらえます。

 これは、ロッキーラダー(や、またはロープクライミング)で登った後に、木の裏に廻りたい時や、ちょうど良い枝が無い場合の足場になるなど、樹上での足場確保が出来て体勢を整えるのに便利です。
(念のために書いておきますが、和式の足爪3本ヅメ4本ヅメは針葉樹に登る為のもので、皮が硬い広葉樹では滑落します。また洋式の一本ヅメのスパーは、木にグサグサと刺しながら使うので木を傷めますから伐倒木以外には使えません)
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 上画像では、樹上に掛けたロープを普通の安全帯で確保するとどうなるかという例をやってみているところ(墜落は免れても其の後がヤバイ...ちゃんとしたハーネスを使わないと二進も三進も行かなくなることが)。

 一般市民さんレベルで樹上作業をするのなら、ロープクライミング用ハーネスの安いタイプを使って、胴綱(ランヤード:このリンクのタイプはワイヤー入り)を2本使うWランヤードの方法が墜落の危険がなくて安全です。この手法については、何年か前に記事を書いてあります(が、樹上作業は、ちょっとした勘違いが即死亡事故に繋がるので、資格講習以外にも実戦的な講習も受けておかないとね。ロープ高所作業の特別教育の内容だけでは現場仕事には足らないということ)。

 さて、話を戻して。チェンソー作業に関して、プロという人達の作業動画を覗くと、上手い人たちは流石だなと言うのは当たり前ですけど、其のプロの中でも意外と下手な人や安全管理が出来ていない人たちをネットでたくさん散見したりします。
 ご本人達は、何が危険なのかを解っていないからネットでお披露目出来るんでしょう、みたいなレベルの動画のこと。

☆偏心木の裂け上がり事故について☆
 解り易い、そして有名な例を挙げてみましょうか。日本のものを使うと軋轢が生まれそうなので、先ずは海外の動画で説明してみますね。
 前掲の動画中にも下のリンクと同じものがありますが、以下のX(元Twitter)に載っている動画をご覧いただけますでしょうか。

 この動画は危ないチェンソーワークどうのこうの以前の話で、プロだったら事前に判るだろう事を、何らの対策を行わなかった結果こうなったという、安全管理が出来ていない良い例だと思います。

 その事前に判るであろう危険要素について、私だったらこんな風に考えますが、皆さんは如何思われるでしょうか。

・まず、枯れている木を伐る場合には、事前にハンマーとか丸太で対象木を叩いて音を聞けばどの程度傷んでいるか予想ができますよね。
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・次にチェンソーの刃を入れれば、其の抵抗で生の部分がどの程度残っているのか判るはずなんですけどね。
・同じく、切り粉をみれば、どの位奥まで枯れているかどうかも判るのではないでしょうか。

 そして、この木は、枯れて頭が飛んでしまっていることが動画の中でも判る位ですから、当然作業者は木が相当傷んでいて、ツルなんて信用できないことは予測できたでしょう。

 起きるべくして起こったbarber chair。木が裂け上がって作業者に落ちて来て潰す事故を海外では、バーバーチェアと言うそうです。日本での言い方もありましたが今は思い出せません。提灯なんとかでしたっけ。確か、奈良の出来杉さんのブログに書かれていたと思います。

 前掲した枯れた大木の伐採を行わなければならない場合には、自分だったら以下の様に安全管理を行います。が、、、先ずは、木の根元の真ん中が空洞が出来ていますから、動画に映っている様な小さい受け口だけでは、そもそも無理な伐倒方法に思えるんですけどね。

・受け口の上に高強度繊維ロープかワイヤーを巻いて裂け留めを施す。
・樹上にロープを掛けて、牽引伐倒の方法で行う。この木の場合は、下の方に沢山下垂枝が出ていますので、スローラインの投げ返しを繰り返して木に回すか、伸縮式のフッキングポールで直接ロープを回すかですね。
 頭が飛んでいて樹高は低そうですから、あまり高いところに牽引点を作らなくても大丈夫でしょう。
 そのロープをランニングボーラインで締め込めば、木の上の方が極端にバラけるのも防いでくれるかもしれません。
 ツルを中心に「重心移動で伐倒するのではなく」、倍力を掛けた動力を使って「厚めに作ったツルをへし折る感じの伐倒」ですかね。。。
 バックホーなどが入れない山の奥では、チルホールで3倍力とかでも行けそうですけど、自分だったらPCウィンチ(エンジンロープウィンチ)を担いで行っての牽引伐倒かな(以前のODSKさんの方のブログにザックに一式入れる機動的ウィンチセットの記事を書いてあります

 つまり、行うべき安全対策をしなかった手抜き作業、博打的伐倒ということでしょう。もしかするとプロだからこそやってしまう慣行的手抜き作業かもしれません。

 一般市民さんだったら、まずは手を出さないか、出すにしても慎重に手立てを考えながらやりますよね?
 えっ!そんなことやっていない、、、と。

 まあ、上の動画の例はちょっと特殊かもしれません。それだったら、此方はどうでしょうか。此れも前述の「ご〜まるcc」さんのブログ、2023年6月の記事「我々の仕事に絶対安全はあり得ない」という記事にリンクで紹介されていたものです。

 わたしは、関係する動画をわざわざ探しに観に行かないので、お陰様でこういった動画の様な良い事例が見つかって有難いです。また、動画主さんも、公開して下さって感謝です。

 如何ですかね。ご覧いただいて少し身に染みた方は居られるでしょうか。わたしの町内の知り合いの農家林家の人は此れで亡くなりました。
 親戚の人に聴いたら、5、6m位木が裂け上がってから落ちて来て潰されていたそうです。

 さて、上の動画、ご覧頂いて如何だったでしょうか。この動画では、危機一髪。ギリギリ助かって良かったです。ラッキーでしたが、動画を観て考えた事を書いてみましょう。
 動画の最後に載っている追いヅル伐りをやれば良かった、というコメント以前に問題ありです。どの様な事かというと・・・

・退避方向が、山の上、つまり木が倒れていく重心方向と反対側の追い切りをした側に逃げていること---作業者は裂け上がりという現象を知らなかったのかも知れませんね。
 偏心木の伐倒を行う場合には、「追いを切っている最中に追い側に顔や身体があること自体が間違った作業方法」ですから皆さん気をつけて下さいね。
 また、次回の動画(2)に安全確保についての話をまとめたいと思いますが、危険要素がある伐倒の際に、我々は安全な退避場所を先ず確保します。そして、素早く安全に逃げやすい様に退避路の邪魔者を退けて足場を整備してから伐倒に入ります。

 この動画の場合は、斜面横方向に逃げれば良かったんですけどね。当然のことながら、退避路は逃げやすい様に事前に足元を整備しておくことが大事です。

・伐倒以前に裂け上がる可能性が見て取れるのに安易に伐倒に入っていること---クリの木は裂け易いです。が、普通は此の程度の傾きでクリの木は裂けません。
 では、なぜ裂け上がったかというと、先に伐倒してあった木が蔓絡みで、この裂け上がった伐倒木にブラ下がっていたからです。
 動画をアップにして流す前の最初に流れる全体像をよく観て下さい。先に倒した斜めになっている木が、伐倒木に蔓でぶら下がって居ることが判ります。

 この様な危険な事にならない様に事前に施すことは・・・
・木が裂け上がるという現象を事前に判っていれば、先ずぶら下がっている方の木を切って絡んでいるツルから下を軽くして、伐採対象木に対する負荷を減らします。

・足元が不安定で、その作業が危なくてやり難い現場の場合には、伐倒木の受け口の上に裂け留めのロープかワイヤーを巻きます。
 但し、機械部品が入るものは壊れたり、また傷んで亀裂などが入っている場合があり、それを知らずに次回に何かで使った時に事故の原因になるので、道具を整備管理するルーチンを持っていない人は使用は控えた方が良いかもしれませんね。
 自分の場合には、破断強度が3t位の高強度の繊維ロープの切れ端が沢山あるので、それを専用に使っています。その写真は、今回アップロードした動画の(1)の中のテキスト部分に載っています。

 「そういった手立てを行った上での追いヅル伐り」ですね。此の追いヅル伐りの注意点や練習方法などについてはチェンソーで怪我をする人、しない人シリーズの動画(1)でフィーチャーしてあります。

 あと、先に退避の話を書きましたが、本当は伐るたびに木の根元から離れた方が良いのは確かです。自分が受けた講習では其の様に教わりました。
 伐倒木の元が跳ね上がったり飛んできたりしなくても、樹上から枝が落ちてくる可能性がありますからね。
 落下する枝の威力をナメない方が良いと思いますよ。

 また、直ぐに落ちて来なくても隣の立木の枝に引っかかっていて後から落ちてくる場合があるので、伐倒後も樹上確認が必要です。
 日本の武道では残心と言って、「技を決めた後も気を抜かないで留めておく」極意があるそうですが、木の伐倒も同じではないでしょうか。

 さて、此処に書いたことは、チェンソーでの怪我でなくて、伐倒時の事故のことですね。此の裂け上がりの事故は思っているよりも多いかもしれません。

 よく新聞に、「伐採作業者が木の下敷きになり死亡!」、という内容の記事を昔から見ますけど、普通伐採していて下敷きになるのは、足を滑らせた場合しか考えられませんものね。

 足を滑らせて伐倒側に作業者が入ってしまうことは、余程の足場が悪いところ以外では考え難いですから、そんなに多いケースでは無いでしょう。

 他には、「伐採した木が、他の作業者を直撃!」、というケースもありますけど、林業事業体所属のプロならばしっかりと教育されていますから、伐倒前に周囲の確認もしますし、また合図もしますから、例え伐倒が下手くそでトンデモナイ方向に倒れても立木の影に隠れるかで直撃受けることはないはず。

 ありそうなのは、土木屋さんの現場整備とか造園業の人たちとか、伐採技術の積み重ねが少ない業者さん(と、安全教育が為されていないため木をナメている他のスタッフ達)ではないでしょうか。
 あとは年寄りだなあ。昔、林業やっていたとかいうお年寄りには、本人はチェンソー扱えるつもりでいるけど、危険極まりない作業方法をやる人は結構居ますからね。

 ですから、木の下敷きになるケースは、「掛かり木の処理の失敗」、か、「幹の裂け上がりにより、伐採木の根本が作業者に落下する現象」を原因とする事故が殆どではないかと考えるのですが如何でしょうか。

 何方も、手を抜かなければ防げる事故です。観察して考えて、そしてシミュレーションして為すべき事を為せば事故を回避できるはず。

 どうしても上手くやり遂げるイメイジングが出来なければ、(一時的にも)撤退です。止める勇気を持たないとダメだよ、と講習会の時にもお伝えしています。

 ?マークが頭の中を駆け巡る時は、一旦引き下がりましょう。あとは、道具か智恵か、それとも技術か、またはお金を追加することで解決できることは多々あります。
 ?マークがある内に、無理くりやってまうのは博打です。そして博打は大抵負けるんですよね。もしくは、最初の内はビギナーズラックで上手く行くことがあっても、最後には全ての運を巻き上げられると言う・・・

☆素人だからこそやる博打伐採の怖い失敗例☆
 そういう意味では、以下のケースは賢かったかもしれません。
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 上の画像は、広島の住民グループの方達の講習にお呼ばれしたときのものです。初日は、机上講習と3倍力、9倍力を作るロープワークの実習を行いましたが、夕方になって翌日の現場の下見に行ったところ、この掛り木を外して欲しいと。
 なんと!もう帰ろうかと思っちゃいましたね・・・

 元が60cm位の樫の木が3本位の杉の木の頭を押し曲げているんですよ。伐採を失敗したそうです。(^^;;
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 切り株を見れば危うい作業をしていたことが判るし、チルホールは持っているけれど使ったことが無いというレベル。そういう人達が手を出してはいけない相手だったんですけどね(その後、腕を上げましたか?)。

 プロだったらこんな失敗はしないでしょうね、と話しました。プロがこんな掛り木を作っていたら仕事にならんですものね。危ねえし。
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 でも、市民グループさんが、其処で踏みとどまったのは賢かったと思います。下手に手を出していたら死人か大怪我が出ていた可能性が高かったかも。

 で・・・掛り木処理をやったことがない素人は、こんなのバックホーを使えば一発だとか言う人も居るかもしれません。

 でも、掛り木が外れた後の動きまで予測出来なければ、手を出すのを止めた方が良いと思いますよ。例えば、樫の木の元を力尽くで引っ張ったとするじゃないですか、そほ勢いで下に寝ている杉の木の上を樫の木が走ったら、方向によってはバックホー位吹っ飛ばすのは訳もない事。

 この樫の木で樹冠の枝葉も入れれば2トンは楽に超えるくらいの重量でしょう。其れが大きく動いた時の動的な瞬間荷重と言ったら半端ないですよ。
 其の時に、牽引機材に負荷が掛かる方向だったら破断や破損が発生して近くの作業者に飛んでくる可能性もあります。

 そもそもですが、掛り木なんて不測の動きをすることが当たり前。ですから、シミュレーション能力を鍛えていない粗い思考レベルだったり、また経験値が低いのならば、最悪の事を考えてからやるかやらないかを決断した方が宜しかろうと存じます。
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 ねっ、凄く流れたでしょ。使った道具は、ポータブルエンジンウィンチのPCW3000、700kg引きに(?)倍力システムを組んで行いましたが・・・
 勿論、それだけで此の掛り木を外せる訳もないので、色々な技を組み合わせてですけど、其れは教えない。危ないからね。ネットで公開するようなものじゃないし・・・

 それにネットで公開されている大木や危険木の伐採動画の技術って、知らない人たちには凄い!と思わせるものかも知れないけれど、公開されている様なものだから、実際には使い古された古典的方法の(危ない)ものばかり。

 最新の道具やテクニックだったら、其れをバラす職人が居る訳ないでしょ。大体、肝心なところはボヤかして映していないイメイジ動画的な作業風景だもんね。

 さてさて、取り敢えず言えることは、「博打的伐採を繰り返しても技術の積み上げにはならない」、と。
 あとは、重機頼りの伐採も、其れだけでは技術の積み重ねにはならないかも(やっつけた感はあるので、仕事が出来る人間に成った気にはなれるけど、荒っぽい作業方法が身に付いてしまうと長期的にはリスクが増える可能性あり)。


【チェンソー講習で行われるメニュー例】
 ところで、こんな記事をご覧になっている皆さんは、チェンソー講習を受けた事がある方々でしょうか。

 厚労省の規定に則った内容の「チェーンソーによる伐木等特別教育」、のことではないですよ。特別教育では練習らしい練習は出来ないですからね。
 実際の現場で役に立つ練習が出来る様な実戦的な講習のことです。

 二十年以上も前、森林ボランティアが盛んだった頃にもチェンソーの使い方を教えるプログラムはありましたけど、殆ど基本だけの体験的なものでした。

 その後、12、3年前から木の駅プロジェクトや自伐林業が広まってから一気に一般市民さん向けのチェンソー講習が増えましたよね。

 其のチェンソー講習の内容としては以下のプログラムがあると思います。
続きを読む

動画サイトをYouTubeに移しました。へそ曲がり自滅!


 大変ご無沙汰をしております。え〜、そろそろおっ死んだかと思っていたでしょ? おっと、どっこいオイラは未だ生きている、ってとこですね。残念ですた〜。

 さて、この猛暑の中、皆様は如何お過ごしでしょうか。当家の周りは草だらけの緑の景色なんですけど、酷暑の中、草だけでは涼しくならんですね。

 やっぱり、森の近くまで行かないと草むらばかりでは気温を下げる効果はあまり期待できないみたいです。
 とは言っても、都会のアスファルトジャングルよりはよっぽど恵まれていると思いますけどね。

 田舎暮らしには、其の草むらジャングルがあるので、獣達は暮らしやすそうです。日中でも穴熊はよく見かけていましたが、所用で行ったお宅では、我々が外で立ち話をしているのにも関わらず、テン2匹が喧嘩かなにかで行ったり来たり追いかけっこをしていました。

 最後の方で辛うじて動画に撮る事ができましたが、下画像はそのスクショです。
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 この猛暑は人間だけでなく、動植物を始め様々な生き物にも影響はあるでしょうね。うちも、畑の里芋や裏の土手に植えたイチジクの葉が、干上がってかなり黄色くなってしまいました。大丈夫じゃろか。
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 で、それ以前に全然大丈夫じゃないのは当家の懐。動画サイトのVimeoのPlusメンバーシップの契約料が払えなくなったので、切ってしまいました。ご覧になっていた方、スミマセン。

 ところが、Vimeo以前のお話ですが、使っていなかったZOOMの契約について忘れていたら、いきなりカードの請求が!!!(此方の契約回線ではアップロードのスピードが遅くて動画を流しながらの講習に役に立たない事が判ったので、仲間内と電話代り使っていただけでした)
 確か、ZOOM.USと初回契約したときにはお値引きがあって13000円位だったのが、2年目に来た請求が25000円弱/年!、と・・・

 慄(おのの)きました〜! で、どうしよう?状態だったんですね。でも、既にカード会社に請求を上げられているので、お断りもできず何とか工面して支払いましたが、ZOOMのプロクラスの2年目料金ってそんななんですね。ボケていました。さっさと切っておけば良かったと反省。
 で、Vimeoはさっさと切る手続きをしたという訳です。

 って、「つまんねえ話をわざわざ載せるんじゃねえよ」、という声が聞こえて来そうでしたので、嫌々ですがYouTubeにチャンネルを作りました報告です。既に新しい動画も準備してありましたしね。

 あの宣伝が嫌でVimeoにしたんですが、YouTubeでも閲覧数が増えたり、また此方が設定をしなければ煩い宣伝って出ないのでしょうか。

 まだYouTubeの使い方もよく判りませんけど、今後少しずつブラッシュアップして参ります。何れ宣伝が出る様になったらごめんなさいです。
 ユーチューブのチャンネルは下記の様になります。


 では、皆様もこの猛暑で大変だと存じますが、ご自愛を頂きご無事に乗り切ってくださいね。なんでも10月頃まで猛暑が続くとかいうんでしょ。
 そして、太陽のフレア活動もメッチャクチャ強くなっているみたいですけど、それが原因なんですかね。もしかすると、悪い薬をやった人たちの体温を上げて、焼き切って上げようとしているのでしょうか。

 ご存知の様にガン細胞は、42度以上でしたっけ、体温が上がると死滅するんですよね(皮膚に近い方と深部では条件が違うみたいですが)。
 人間万事塞翁が馬。何が良いか悪いか棺桶に片足を突っ込むまで判りません、

 んでもって、草刈りをやっていると朦朧としてきて、川の向こうで手招いている人たちが視えそうになってきます。

 毎年草の伸びが今年は半端ないね、とか言っていますけど、今年は更に成長度合いが早い気がします。
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 熱中症にお気をつけて作業されて下さい。皆さん作業ご安全にね!!!

イノシシ柵で囲まれた集落内で自給自足するイノシシの棲家のお祓い作業:藪を覆うツル性植物引き剥がしにはウィンチングも必須技!--藪を払うと子供達にもアナログ世界が広がるの巻


 久々の更新、皆様は如何お過ごしでしたでしょうか。4月は記事が落ちてしまいましたが、今回のネタも3月の記事に引き続き藪払いです。で、5月に書いていて出来上がらずに結局6月にリリースということに。。。
 実は、この記事の倍以上の量になってしまいスタックしていたのをテーマを分けて違う記事にすることにしました、、、が、本記事も長〜いね。困った困った。

【草刈りシーズンはいろいろ忙しいですよね】
 田舎暮らしは、春となれば色々忙しい。土作りから畑の準備もありますし、そしていよいよ草刈りシーズンが開幕してしまいました。
 
 さて、私の方は畑の草刈り以外にも付随して彼方此方の草刈りもあり、それから近所の方に頼まれた草刈りもあるので草刈り三昧の日々でした。
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 其の合間に山菜採りのために川や山奥に何度も足を運ばないといけませんしね。それも、杉花粉、黄砂、PM2.5、雨などの状況を様子見つつです。
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 そして時々記事に載せている当協議会の講習会用フィールドの隣町にある松乃湯さんの裏山の管理へ草刈り藪払いに行っています。写真は広場ですが、此処だけじゃないんですよ〜。斜面から作業路まであって広大です。
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 その内に、担当の田んぼの畦の草刈も始まりました・・・荒起こしの前に刈っておかないといけませんものね。
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 頼まれている畦は何れも芝生化を施工したところなので、草が柔らかい春ならばナイロンコード(紐)で草叩きをやれば済みます。
 が、、、刈り刃と違ってナイロンコードはエンジン回転を上げるために燃料の消費量が多いのがちょっとね・・・

 刈り刃ならば他の記事でも色々書いているやまびこエコーの50V刈り払い機で静かにのんびりと作業出来るのですが、エンジン式で行う草叩きをだと回転を上げるのでエンジン音が五月蝿くて仕方がありません。そしてハンドルへの振動も強くなりますから身体に良くないですね。

 何故刈り刃を使わないかというと、芝生の場合には、刈り刃で雑草を刈った場合には刈ったその草が日光を遮ってしまうため、後から熊手で除去しなければならない羽目になるからです。
 芝生が優勢化して雑草が出てこなくなれば良いんですけど、よっぽど手を掛けなければ中々そうはなりそうにもありません。

 だから、ナイロンコード、、、つまり紐で草叩きして細かく粉砕して飛ばしてしまうのが宜しいということに。

 なので、草をしばらく野放しにしておいてから、まとめてガサッと草刈りをする、、、と言うのが出来なくなってしまいました。面倒いの〜。

 まあ、頼まれている畦は大した広さでは無いので集中してやればそんなに時間は掛からないのですが、是等以外にも草刈りをやるところがまだまだ沢山あります。野山が好きな自分にとっては超贅沢?

 それから先日は全国的なGWとか言うのがありましたけど、懐がさみしい田舎暮らし夫婦には全然関係ありませんでしたね。

 ところで、GWと言えば島根に来る前に住んでいた神奈川の津久井は、観光地への迂回ルート(圏央道が無かった頃の)だったんですよ。GW中にうっかり出かけたら家から6km位のところから帰宅するのに2時間以上掛かったことがあるので、GW中は静かに自宅近辺で過ごすのが定番でした。IMG_2282 (1)のコピー
 住んでいた地域は、首都圏に近い自然に恵まれた環境の良い地域で小田急が開発した昔は別荘地だったところでしたけど、今や此処の自治会も高齢化してしまい過疎だとか。
 此処には8年くらい住んでいて丹沢山塊も望める景色が良い高台だったので結構気に入っていたんですけどね。
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 でも、此処から何処の川や野山に出かけて行っても、自分たちは結局はお客さん?ストレンジャー?って感じ。
 wikiには、ストレンジャー:stranger, alien, outsider, intruder, interloper ってありますけど、自分たちがそんな立場であるだけでなく、何処の豊かな自然の中に行っても其れは借り物、そして自分自身はタダのお客さんという感じは否めませんでした。
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 神奈川の、こんな自然の中に住んでいて自治会の一斉清掃の日には、手道具で担当の森の小径の整備とかもやっていたんですけど、自分的には物足りなかったというそんな郊外の生活でしたね。

 で、2011年3月以降、島根に移住したあとは、さらに景色の良いところに暮らしていますから、わざわざ観光地に行く必要もなく、隣の益田市へ買い物に20km位走るのでさえもこんな景色。
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 まあ、此方島根西部では、GW中に買い物に出ても他県からの車やバイクはメッチャ多いですけど渋滞することは殆どありません。

 特別にわざわざドライブに出かけなくても、街や魚介類が安くて超美味しい海沿いの道の駅(山越えで往復60km位。信号は一箇所だけ。片道30分ちょっと)へ買い物に行く時の景色だけで癒されます。
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 其の上、近くのうちの町に買い物に出る片道6km程度のルートも、国道を走らずに裏ルートを行けばこんな景色の中を運転。
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 国道の反対側の川沿いの路です。此処はご老人のウォーキングも多いので、歩いている方の邪魔をしない様に景色を堪能しながらゆっくりと走ります。

 そして、そのまま川沿いに走って行くと本道とは外れて、やがて砂利の土手道になり、軽がやっと通れる山口線の線路の下を抜けると、その先には誰も来ない不便な場所に春には桜がすごく綺麗に咲く処(お花見に行き損なった方向けの動画)が有ります。
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 などと、田舎暮らしの景色自慢をしておりますが、貧乏人のゴマメの歯ぎしりでしょうか。まあ、食べ物が海のものも里や山のものも安くて美味しいから、別にお出掛けしなくても良いんですけどねって。。。


【美しい農山村の景色は日本の田舎の原風景】
 さて、今回の藪のお払い作業は前回の記事の時の作業内容よりは濃いと言うか、なかなかハードだったので刈り払い機とチェンソー以外にも道具の種類も増やして対応しました。
 エンジンロープウィンチとか4mのバッテリーポールソーも久々に活躍です。

 そして、現場での作業風景の動画も作りましたので、皆様の大藪を明るくするため作業のご参考になれば幸い。
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 3m程度の篠竹の密林、地面から何本も伸びたツル性植物に覆われた樹冠。その真っ暗な大藪とその一帯を六日弱掛けて明るい林にした内容です。

 其れにしても毎度思うのは植物の生命力の凄さ。人間は素手だったら植物に敵いませんね。道具があってこそ何とかなります。
 其れも今は動力が付いた良い道具があるから過疎化少子化が進む田舎でも何とかなっているという状況でしょう。いや、何とかなっていないところも多いかな?

 ひと昔前の様な手道具だけだったら、一体どうなることやら。考えただけでも気が遠くなります。また、前の記事でもコメント入れましたが、刃物で刈った藪は切り株が立っているので、先を潰さないかぎり後々まで危険です。生よりも枯れた時の方が更に硬いですしね。
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 いったい、縄文の時代はどうしていたんでしょうね。やっぱり火を点けたかな・・・だって、近隣一帯を燃やしても全然影響はなかったでしょうしね。
 其の上、その後に生えてくるパイオニアプランツには美味しいものが色々あったかも。野焼き山焼きやっていたんだろうね。

 さてさて、手道具で作業していた頃から含めて藪払い歴20年以上になりますが、今回はかなり広い範囲が密な藪だったのを残材を持ち出さずに現場で細かく処理し、刈った藪も地際まで超綺麗に出来たので、其れなりに手法も進化していると自己満足。

 相変わらずの自慢話みたいなものですが、良かったらお付き合い下さい。
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 此処の画像は以前からブログ記事で放置大藪の例として載せていたところですが、この度のご縁で明るくすることが出来ました。
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 その様な藪払いは過疎化している田舎暮らしに於いて要求度が高くなって来ているのではないでしょうか。
 でも、都市近郊の住宅街でも藪が増えているところが多そうですね。少し郊外に行けば藪だらけかもしれません。

 以前、神奈川の津久井(相模原市に併合される前は津久井郡)に住んでいた時には、横浜の実家から当時住んでいた多摩や津久井、嫁さんの実家の相模原と行き来するのに横浜北部、鶴川を越えて町田、多摩ニュータウンなどを通っていました(当時から自然の中で暮らしたかったので、近郊・近県の野山の道、それから抜け道ショートカットはかなり網羅していましたよ)。

 土日の混むところは抜け道の野山を越える細い路を遊びながら通っていたのですが、あらためてストリートビューで観ると、今では何処も木も大きくなり、そして藪化しているところが多かったですね。 
 そりゃあ、十数年も経てば植物も半端なく育つでしょう。

 そして、前に13年間住んでいた東京、日野市の住宅街も空き家が増えて過疎化していると伝え聞いて居ますが、ストリートビューで確認すると庭木がボサボサになっている家が結構あるのでビックリします(そんな住宅街で整備作業では、きっとバッテリーツールが活躍していることでしょう)。

 その様な藪を払えば、敷地、農地・菜園の日当たりや風通しも良くなります。ひいては獣害対策にもなりますね(郊外では)。また、火事の心配も減ります。

 積極的な意味で言えば、藪払いが安全に楽に出来れば、活用できる土地も広げられ、子供たちが遊ぶエリアを広げられるでしょう。
 例えば、森の幼稚園という子供達主体の幼児教育システムが日本でも定着しつつありますけれど、野山を園舎とする森の幼稚園ではフィールド確保が大事ですから、其の様な教育方法の裾野を広げられることにも繋がります。

 里地里山の整備は、子供達の環境教育にも大事ではないでしょうか。野山で遊んできた子供達は感性が豊かですからね。
 と、同時に大地の上で行うそういった野良作業自体も、大人たちの情操安定化にとても良いですよね。

 そんなアナログフィールドを確保するにも草刈り、藪払いは避けて通れないことですし、大事ことではないかな、、、と専ら記事にしています。

 神奈川に住んでいる時から藪払い、草刈りをやってきて今更ながらですがそんなことを考えます。藪払いは、ただの景観維持や獣害対策のためだけではありません。田舎や郊外の美しい景観は、都会に巣立っていった子供たちの心の原風景として刻まれています。

 人生に疲れた時、また人生の転換期になった時、美しい田園風景や山の風景は心を癒してくれますし、また田舎に戻りたいという動力になるかもしれません。

 時代の転換期、文明の転換期には、田舎のアナログフィールドが若者たちを癒し、そして地域が彼らの受け皿となれる様に美しい景観を残しておく事が必要になるでしょう。

 日本の農山村の正しい原風景を残して行く事が、年寄りたちの義務かもしれませんね・・・なので、、、自分たちばかり彼方此方旅をして自分たちだけ旨いもん喰ってるんじゃねえぞ金持ち暇人年寄りたち!

 ってね。。。。。今の若い人たちが食べて行くのでさえ大変な人が多いって、、、世の中がおかしいよね。
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上の画像は、90歳近くなってもクワでタンボの荒起こしをしている島根のお婆ちゃん。お孫さんが喜ぶからやっているとのこと。

 因みに島根の年寄りたちの多くは働かなくても生活は全然大丈夫なのに、足腰膝が痛くても都会に住んでいる孫たちのために美味しいものを食べさせて上げたいと、コツコツと農作業をやっています。はい。
 なので、島根の年寄り達には、もし大災害や社会変動で孫子たちが都会に住めなくなった時のためにも、田畑山を残して綺麗に維持しておく様にお願いしますね、と常々お年寄り方々にはお伝えしている次第です。

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藪払いの技:刈り払い機安全運用熟練作業者向け動画---放置里山整備には安全な3D作業スキルが大事の巻


 刈り払い機を安全に運用する里山整備の手法についてのご参考動画をアップしてみた。ご参考になる人が居られれば幸い。ただ、刈り払い機運用の安全管理の基礎ができていない人は上っ面だけ観て真似しない方がよいでしょう。

 とは言っても、放置里山は、野山がどこも大草になるだけでなく灌木も生い茂り蔓性の植物が絡んで暗い藪になっているところが多いので、刈り払い機による藪払いが安全に上手に出来る人が増えれば、日本の美しいSATOYAMAを後世に残すことができる一助になるかと公開する次第。

 でも、紹介する此の方法で実作業をやる人は、この記事の前編「初めての動画作品・・・:田舎暮らしの草刈り・藪払いはエクストリームスポーツかも。山仕事もね・・・の巻」の中の動画を最後まで観て安全管理ができる様になってからにして欲しい。

 今回の動画の中でコメントしているけど、この藪払いの技の内容は、労災が関わる仕事をやる人が受講する刈り払い機運用者の労働安全衛生教育には則っていないもの。

 生活保障が得られる労災の適用外の作業方法なので、あくまでも田舎暮らしの中でどうしても必要な此の危険作業をやらざるを得ない人たちが自己責任でやる手法だから・・・

 だけど、動画に載せた安全管理の手法さえ身に付いていれば、何が危険か知らないで刈り払い機を手に入れて草刈りをしている人たちの様につまらない怪我はしないで済むものになっているはず。

 我々市民は、山仕事で怪我をすることほどつまらないことは無いからね。誰も生活を保障してくれないし・・・絶対に怪我をしないことが前提。

 だから、精神的には刈り払い機を使った藪払いは、エクストリームスポーツの範疇かと。つまり自己責任で極めていくスポーツの様なものに昇華してしまえば、里山暮らし、山暮らしも楽しいものに出来るから。

 其れにしたって、雪山のゲレンデ外のアウトフィールドでのスノボや、MTBのダウンヒルやエクストリームランなどから考えると全然安全だよね。
 あんなの一発間違えれば立木や岩に激突したり、または墜落して即死だからね。

 だから、こういったエクストリーム的な山での作業に関しては向き不向きがあるので、誰でもやる必要は無いと言うことだけど、それでもセンスある人にとっては全然難しい話じゃないし・・・

 まあ、あまりこう言った身体を動かすのが得意じゃない人は、自分のペースでできる範囲のやり方でゆっくりとやれば良いだけ。

 仕事でなければ自分のやり方でのんびりとやれば安全だからね。それでも、田舎暮らしのフィールド整備に刈り払い機を使って草刈りやボサを綺麗にしたい人は、前記の動画を観てもらった方が良いし、また、今回の動画も刈り払い機でこんな事が出来るんだという認識を持って貰うには役にたつかもしれないと言うのが今回の記事の目的。


【手道具での藪払い作業は、慣れれば結構できるけど・・・】
 で、此の記事を書き始めて思い出したのが、24年前の1999年の2月頃からやっていた手道具での除伐作業のこと。
 東京、高尾の北側の奥、陣馬山へ向かう陣馬街道から北に入った醍醐の山奥で下刈りを一ヶ月位やっていた森林組合の下請け。動力無しの手作業・・・

 大鎌と鉈と手ノコだけでやっていたんだよね。って、そんな話は何処かに書いた覚えがあるので、年寄りの戯言の繰り返し???                               
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 其の時の鉈は、上画像の右から2本目と3本目。3本目が片刃で作業し難いので2本目の鉈を人から教えてもらった山形の鍛冶屋さんに作ってもらったもの。

 800g位有ったかな。重さで叩き斬るための鉈。もっとも鉈は打撃道具だからね作業内容に合わせた重さは大事。
 鋼は黄紙でサビやすかったけど、良く切れるし砥石の乗りが良いので使いやすかった。

 なんと言っても此の時の作業内容は、休み時間にも鉈を研いだり大鎌を研いだりしていることが多かったから鋼の質と焼きの具合は結構気になることだったのね。

 大鎌は下画像の上から2本目のタイプ。1本目は造林鎌なので打ち付けても切れるタイプ。2本目の大鎌は鎌なので滑らせて切る道具ね。
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 この大鎌や造林鎌は今の時代でも使っている山師は多いはず? 山奥じゃなくても普通の草刈り作業でも急斜面で足元が覚束なく危険なところでは、手道具の大鎌を使う様に、刈り払い機の安全衛生教育でも推奨されているからね。

 随分前に道路の維持管理作業の応援に行った時に、下記のところでも使ったことがある。こんな草や灌木が疎らで細いものが多いところでは急斜面に登って刈り払い機を使うよりも大鎌で刈った方が早かったりするので若い仲間たちがビックリしていた。
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 大鎌はおお振りして振り回すのではなく、長い柄をスライドさせながら刃の曲がりのところで細い灌木などを引き切るもの。今の人たちは使い方を知らない人が殆どかな。

 その24年前位には鍛冶屋通いをしていて手道具の蘊蓄を熟成していた頃。写真はまともに撮っていないが多少ディジタル化したのが残っている。

 ボサボサの現場だったけど、手道具でも結構仕事が進むもの。まだ、若かったしね。
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 その仕事を誘ってくれた当時の仲間は武道をやっていた自然農の百姓だから強かったこともある。
 でも、間1週間くらいインドへ炭焼きを教えに行って居なかったこともあったので、そんな時は、自分一人で暗い山奥へ入って手道具で静かに作業・・・

 いやあ一人でもコツコツとやっていたね。で、十時・お昼・三時の休み時間には速攻焚き火。凍る山で汗かいての作業だから火起こしも上手でないと。978-4-88138-203-5
 そして休み時間にはひたすら刃物の研ぎ。修行みたいなものだった。

 そんな経験もあったので、お陰様で全林協さんの右の本にも手道具の智慧やリペア、リサイクルなどの話も書けたわけ。

 で、3月には、炭焼き用の材の伐出。この醍醐の現場の川沿いには炭焼きの杉浦銀次先生の窯があったから。その窯で仲間が火の番をするので、みんなで一杯やりながらの宴会。i-d_kama

 って、歳食うと思い出話が長くなるねってね。でも、自分の立ち位置を思い返すのも大事かなと。

 で、今は刈り払い機が普及したので手道具を使う人も減ってしまった訳だけど、それでも手道具の良さはあるから、年寄りで使っている人たちが大勢いる。

 そもそも、動力ではない人力だからシリアスな事故にはならないからね。手道具は安全・・・
 だけども、、、刃物で藪を払って怖いのは、切り株が鋭く立っていること・・・ 篠竹とか細い灌木を切る時はどうしても斜め切りになるから。

 昔は其れらで怪我をした人は多いし、私も急傾斜の山路で怪我をしたことがある。と言うのも5、6年前だけどね。
 前に住んでいた山奥の集落の水道タンクの掃除に急な山の上に四つん這いで登る様な経路があって、年寄りたちが整備するのに鎌で路を開いていたのが原因。
 スパイク足袋でも滑る様なところを登らなければいけないから。

 人間、痛い目に遭ったら学習しなくちゃね。だから、水道タンクの掃除に行く時はわたしが前もって急斜面の経路を拓く様にしている。
(この集落の水道は渓流の岩盤のしたから吸い上げて各戸に配管しているんだけど、塩素とか薬の投入は昔からさぼってやっていないんだよね。なので、未だに水を貰いに行っているから)


【里山整備には先ずは刈り払い機】
 そういった安全面からすると、この刈り払い機での藪払いは後々の事を考えると安全だよね。自分が作業中に滑っても手やお尻を切り株で刺すこともないし。
 また、地際まで刈っておけば歩いて躓くこともない。

 そんな便利な刈り払い機を使って3Dで大藪になった空間を広げていく方法は、ただブン回すだけでは危ないことばかり。

 12年ちょっと前に横浜市の水源林保全の仕事を短期間やっていた事があるけれど、その時に使っていた刈り払い機より進化して、今使っている道具は全然楽に作業ができる様になっている。
 ご存じない方のために少し説明も加えておいた。

 先ずは、昨年の11月に吉賀町の柿木で開催された、長野県の樹上伐採用品のショップ、ODSKさんの島根講習に於ける簡易架線と巻上げ機の特別教育の時の現場整備作業の短編動画からどうぞ。

 樹上作業の前に刈り払い機を使った現場整備の様子の動画という面白くないものだけど、此方を観て、この作業内容に興味を持った方は次の動画をご覧あれということ。

 と言うのは、またまただけど動画が長編になってしまい、結果30分以上の作品になっちゃったから。
 なので、どんな作業かはこの短い方で観てもらい、興味がある人が長編にチャレンジするというのが良いかなと・・・

 まあ、講習風景動画ということで、刈り払い機の作業は簡単なものだけ。
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50ボルトバッテリーチェンソー:エコーBCS510T(やまびこ)カッティング速度比較動画&大型チェンソーカッティング速度比較動画---エンジン音には誤魔化されないぞ!の巻 & CS73RSインプ


【50Vバッテリーチェンソーのカッティング速度比較テスト動画】
 前回の記事は、静かなバッテリーツールの活用方法と言う事でボサボサの庭に必要以上の愛着を持っているオヤジが気がつかない内に静かに伐採してしまった話だったが、今回は其の50ボルトのバッテリーチェンソーのカッティング速度について。

 此のバッテリーチェンソーは、昔からのチェンソーメーカがリリースしている機種だから、野山でも使える道具かと。
 まあ、どこのメーカもバッテリーツールは、エンジンツールに比較して若干チャチな造りになっている感じなんだけどね。

 題材の50ボルトバッテリーチェンソー、エコーのBCS510Tのカッティング速度テスト動画を2年前の2020年に撮ってあったので編集してアップしてみた。
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 因みにだけど、このBCS510Tは樹上伐採をやっている仲間の人たちが数人使っている。下画像は1年前の冬に作業した広島の世羅町の現場のもの。

 わたしが何度か行った世羅町での講習受講者宅の電線脇支障木処理を頼まれて二日間の出張へ行った時のもの。
 其の時にお願いした相棒の堀江氏が何時の間にかBCS510Tを買って持って来ていたという。
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 この作業日は、2台のBCS510Tが活躍していた。
2023/3/7追記:動画があったので編集してみたものをアップ。動画自体はメモ的に撮影しているため、技術的な部分にフォーカスしていないので物足りないかも。
 その上、堀江氏が上手なので淡々と作業を進めていてスペクタルなことは何にもございませんね〜。

 で、動画内の最後にあります様に大変有り難い現場で感謝感謝。また、行きたいな〜!と。此処には映っていませんけれど、もう一組の年配ご夫婦が居られて、山の整備をしながら薪作りをしておられる地域(お土産もその方達もくださって山盛りに・・・)。
 と言うのは、何処のお家も薪ボイラーがあって、お家の台所もお風呂のお湯もそして床暖房にも山の恵みを頂いて運用しているので、山の整備は日常生活だからなのね。

 さて、全国的には知らないけれど、我々の周りではマキタのバッテリーチェンソーを木の上で使っている人は見たことがないね。
 まあ、自分が知らないだけで、造園屋さんのユーザは多いだろう。バッテリーの使い回しが出来るのは便利だからね。

 うちは幸い、西日本やまびこの元パイロット店だった益田市の石見エコーさんがあるのでエコーの道具は手にとって確認できる(ハスクもスチールもあるが)ため、バッテリーツールの刈り払い機、トリマー、このトップハンドルチェンソーBCS510Tとエコーブランドで揃えているので、此れらでバッテリーの使い回しが出来ている。

 さて、昨年の11月に島根の柿木村で開催された南信州、伊那の樹上伐採用品のショップ、ODSKさんの島根講習にも、此のBCS510Tを持ってきていたので、大分認知されて来たのだろう(この時の講習の動画も200GB分くらい撮影したので、何れはアップしたいと思っているんだけどね)。

 あと、BCS510Tについての他の記事に書いたことだけど、なぜ他社には無い50Vバッテリーシステムをやまびこ(エコー)でリリース出来たかと言うと、やまびこは共立(旧エコー:海外は昔からエコー)と新ダイワが合併した会社で、そもそも其の新ダイワが元々はモーターのメーカだったからだそうだ。

 其れからもう一つ。此のBCS510Tのカッティング速度テスト動画を編集した勢いで、大型チェンソーのカッティング速度を計測した動画も編集してVimeoのサイトにアップしてある。
 ハスクの395XP:95cc。同じく560XP:60cc。それから共立のCS73RS:73ccのもの。
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 此の大型チェンソーの動画も、そしてBCS510Tの動画も、何れも2020年に撮影をしたものだけど、未だ現行モデルなので、何らかのお役に立つかも知れない・・・
 いや無理かな。少し手を加えた道具が若干あるので、あくまでもご参考程度にと言うことでご了承のほどを。

 BCS510Tについてもご参考程度かな。と言うのは、チェンソー同士のカッティング速度を比較する場合には、ソーチェーン、つまり刃の条件を同じにしないとパワーパフォーマンスの比較は正確にならないのはご理解頂いていることかと。

 だから、以前記事にしてある42ccから50ccクラス、または50ccち60ccの比較は刃の種類を同じものにしている。

 場合によっては、バーの長さも同じものに。えっ?目立ては・・・って鋭いご質問。刃の研ぎが違ったら其れこそ比較にならないもんね。

 でも、同じ持ち主が研いで居るので、誤差範囲ということで・・・一応、「伐木造材とチェンソーワーク」、という林業者向けのテキストの著者である石垣氏とジットネットワークサービスの人たちが行う、落とすことが目的みたいな?(笑)減点法の厳しい審査会で93点位は貰ったので普通には研げていると思う。

 まずは50VバッテリーチェンソーのBCS510Tのカッティング速度計測の動画をどうぞ。

 この動画内にあるハスクの36Vバッテリーチェンソーの旧型T535iXPとのスペック比較については、もう3年位前にODSKさんのブログ内の「軽量トップハンドル「50Vバッテリー」チェンソー---やまびこ(エコー)BCS510Tはどうだろうか?」に記事にして載せてある。

 その後ハスクのバッテリーチェンソーは、今では新しくなってT540iXPにとっく入れ替わっているが、それでも重量などについては同じ様なものなので比較、、、いやいやBCS510Tや25ccクラスのエンジンチェンソーとは別世界の物だと理解出来るのではなかろうか、というおまけの作業動画も付けてある。T540iXPと2種持っているのが良いともコメントしておいたけどね。

 腕力がある白人用の欧州メーカのチェンソーは、こと重量に関して、そして特に小型のものは気にしていない感じね。身体がでかい人にとってみれば誤差範囲だからだろう。

 つまり、この日本のきめ細やかな自然の中?で、我々の様な体力に劣る者には、BCS510Tや25ccのエンジンチェンソーのCS252T位の小さくて軽いトップハンドルタイプのものが活躍する場面が多いと言う事。

 軽くて楽は安全に繋がるしね。昔から腕が良い山師のオッさんは、刃の目立てをしっかりやって切れる道具で楽に仕事をするのが王道。
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 画像は2011年の1月末の入った丹沢山塊での水源林保全作業の昼休み。昼飯に猪鍋にウドン食べて寝ているところ。年配の山師3人。そのお一人が鍋から具材まで担ぎ上げて作ってくれた。
 そして、年寄りたちの作業はマイペースで淡々とリズミカルにこなしていくんだよね。

 だから、チェンソーだって目立てがキッチリと出来て、そしてエンジンメンテナンスもしっかりされていれば、目立てが下手で、其の上メンテもろくにされていない作業員レベルの人(事業体で働く所謂プロもピンキリということ:そういう人に限って遠くからはエンジン噴かして仕事している様に聞こえるけど、実際は刃が切れていないだけのことが...)の大きなチェンソーよりも仕事が早いもの(当然燃費も悪いから燃油も大量に担ぎ上げなければならないので疲れる)

 以前の記事でも書いたけど、こんな斜度が30度前後ある山に何十分も掛けて登って行って行う切り捨て間伐の現場へは軽い荷物の方が良いのは当たり前。下画像のチェンソーはCS43RS。
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 此の時は、一人親方の仲間(冬以外はヴィーガンカフェを夫婦でやっている広島からの移住者)の手伝いで安田林業さんの前を通って広島の山奥の現場へ通っていたけど、彼は50ccのハスク346XPne。消費燃料は、CS43RSの1.5倍〜2倍近くだった。

 其れは、若さと腕の違いで仕事量が違うと言うものあるけれど、わたしは作業合間にエンジンストップをしているけど彼はエンジン掛けっぱなし。

 共立はスタータアシストが有って、軽くエンジンを掛けられるから再始動にストレスが無いからなんだよね。

 よって、動力刃物ってトータル性能の様々な切り口で考えないとね。特に、事業体から道具から燃料、修理費などを面倒看て貰える訳では無い自営業や、全てを自腹で調達している一般市民さんはだけど。

 まあ市民さんの場合には趣味の範囲でやるだったら、気分でのチェンソー選びでも良いと思うけどね・・・

 ただし、ホムセンものはオススメできない。と言うか、こんなブログ記事まで覗きに来る方だったらホムセングレードのものは止めておいた方が良いかも。
 資金が寂しいのだったら中古でもプロ用を手に入れることをお勧めしたい。仮に部品交換や整備が必要でも、それ自体勉強になるしね。

 こういった道具は良いものを選んでおいた方が結果コストダウンにもなる。

 其れにしても兎にも角にも先ずは、(フック過ぎず、キックバックも振動も少ない:当然、長切れする)スムーズに良く切れる刃の目立てが出来るかどうかでしょう。
 刃が切れないと、どうしてもエンジンを噴かすから危ないんだよね。

 先日も山口県へ伐採講習やりに行って来たけど、わたしのチェンソー講習を受けていないお父さんの作業の危ないことったら。何度もフォームから矯正してきた。

 と言うことで話を戻して、、、此の小型軽量のトップハンドルチェンソーは、特に庭師の人や造園屋さんには此の静かでパワフルなBCS510Tはぴったりでしょう。

 わたし的には前は現役で使っていた小型エンジンチェンソーのCS251Tもお役ご免となりデリカの荷台の隅に予備用として仕舞ったまま。

 だって、小さい癖にコイツはエンジン音がパンパンとうるさ過ぎ。きっと排気の抜けを良くしてパワーダウンを防ぐ造りにしてあるんだと思う。

 だから、エンジンチェンソーの排気音の質にももっと気を使えばいいのにと強く思う。

 話はズレるが、バイクだって昔からヤマハ発動機は、関連会社に楽器屋のYAMAHAがあったから排気音も心地よい音になるようにしていたからね(650ツインのXS1がリリースされた頃から排気音を考慮したという記事を読んだ覚えがある)。

 わたしは、ヤマハの2stオフロードバイクは色々だが4stも数台乗っていた。ツインの750TXとか500ccシングルのXT500など。

 此のXT500のエンジンは楽しかったね。単気筒ビッグシングルの排気音も良いしね。他にSerrowの初期のYSPバージョンも乗っていて朝霧高原で行われていた耐久レースにも出たりしたことがあったけど、オフ車は殆どがヤマハであとはMXレーサーはスズキだけ。
 スズキは昔から質実剛健な実直な社風。ヤマハはデザインセンスが良い会社だよね。
XT500-2 (1)tanzawa3
 あ、このバイクらは4stばかりだから関係ないけど、ヤマハの2stのエンジン音の変遷も知っている。
 サイレンサー無しのチャンバーだけの超ウルサイ排気音の時代からMX場走っていて、大人の人のDT1の野口スペシャルとか試乗させて貰っていた。

 その後は高校の後半、浪人時代、大学生とヤマハ専属の運送屋さんにアルバイトに行っていたので、YAMAHAのピアノ配送(個人宅への納入を含む)以外は、ショップへのバイク配送もやっていて、2st4気筒のロードバイク、、、名前忘れちまったけど、ヤマハのバイクのエンジン音は色々聞いているからね。

 もっとも市販2stバイクのエンジン音で一番楽しかったのはKawasakiの500SS MACHⅢね。吸気音も含めて有名な話だよね。だから音って大事でしょ。

 なので、やまびこの2stエンジンチェンソーも排気音までコーディネートすると、エンジン音で作業気分を盛り上げる山師にも、もっとたくさん売れる様になるんじゃないかと思うんだけど如何?
 後述するけど、ハスクのキンキンと回るチェンソーよりも低速トルクが強い共立の方がカッティング速度自体が早かったりすることが多いからね。

 共立(やまびこ:新ダイワも同じ)は、性能自体や保守性も良いんだから、特にプロ用は音にも気を使ったら良いのに。売れまっせ!
 特に、今みたいにウクライナ問題の影響で海外製品の流通が良く無い時代時は国産製品が盛り返すチャンスでしょう。

 さて、記事を書いていて思い出した。1年前に、講習用の振り子伐倒の動画を裏山へ撮影しに行った時に、この静かなBCS510Tを使って伐採をやっていたのだった。

 思い出して動画を作ってみた。昨年夏から動画作りができる様になったのでストアしておいたデータが役にたつね。

 この動画は、以前にアップした振り子伐倒動画の前編ということになる。集落の裏山での作業は、こんな静かなバッテリーチェンソーが良いね。音はつまらんけど。

 BCS510Tバッテリーチェンソーも、もっと太い木ならば左右から切れば伐採できるだろうけど、やはり重たい木はバーやソーチェーンを挟む力が強く働くので抵抗が大きくてバーが挟まれがち。

 やはりスチールのMSA300が欲しいかなと。でも、前回の記事で書いたみたいに此の機種の装備重量は60ccクラス級になるので樹上伐採の人たちの普段使いには厳しいかもね。

 だって7.6kgだよ。多分、MSA300に近いパワーがある共立のCS43RSだったら、18インチバーをオレゴンの共立用スピードカットにしてもフル装備の重量が5.7kg位だからね。エンジン音がしても良い現場なら絶対こちらでしょう。

 この重量とパワーは足場が良く無いところでの作業に共立のCS43RS(新ダイワE3043SP)はオススメだと思うので、ODSKさんのブログ記事「軽くパワフルになったやまびこの43cc「共立CS43RS・新ダイワE3043SP』チェンソーと軽量なオレゴンのスピードカットシステムとの組み合わせは、まさしく樹上伐採用かも・・・」、に詳しく書いてあるから良かったら覗いてね。


【大型チェンソーのカッティング速度比較テスト】
 さて、一番小さいクラスのチェンソーのカッティングテスト動画を紹介した訳だが、3年半くらい前から、42cc〜60ccクラスのチェンソーのカッティング速度計測をやっていてブログ記事にも数値を載せている。
スクリーンショット 2020-05-23 11.49.40
 その時の動画は色々撮ってあるのだが、今回は余興で撮っておいた大型チェンソーのカッティングテスト動画を作ってみた。機種は是等。
IMG_0899のコピー (1)
 撮影したのは、2020年の10月だから、もう2年以上前の古いものになってしまう。
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「女将さん!旦那が気が付かない内にバッサリとやっときましたぜ!へっへっへ笑」:放置庭整備にはバッテリーツールだねの巻--エコー50Vバッテリー刈り払い機の実力


 以前から頼まれていた近所の御宅の庭の整備。旦那さんが放置しまくってボサボサにしてしまった庭が気になって仕方がない奥さんが何とかしたいと言っていたのだが・・・

 わたしに頼んで片付けることを旦那に伝えると、『そんなの知らんわ。わしが死んでからにせい!』と言われる始末らしい。
 奥さんは、「困ったね〜。。。自分は何もやらん癖にね〜。」

 ご夫婦は街に出ていたが、子供も巣立ったので親の面倒を看るために里に戻ってきて、庭の手入れや盆栽作りをやりながらノンビリと暮らして来たんだけど、何のせいかアレのせいか?ここ数年で旦那がまるきりやる気を無くして何にもやらん様になってしまって困っているご様子。

 でもって、先日奥さんから「やっちゃって下さい!」、と。ところが、大きくなり過ぎた木を摘めるのをどうやってやろうかと奥さんと一緒に下見していたら、そこへ旦那が来て再度クレームを・・・

 いやいや、困った困った。でも奥さんが、「こちら側だけでもやって下さい。ケヤキも光ケーブルに届きそうになっているから、もう伐っちゃっていいです!」、ということに。


【バッテリーツールでミッション遂行】
 で、天気が良かった日、零下で真っ白くなった景色の中で作業開始。先ずは、重たい盆栽を退けて片付けてから。そこへ奥さんが・・・

 わたしが「〇〇さんは?」、と旦那のことを聞くと。『テレビ観ている。』とのこと。「じゃあ、今のうちにケヤキ伐っちゃおうかな。」、と伐採!

 そのケヤキは細いので、うちのバッテリーのトップハンドルチェンソーで楽勝。わたしが使っているのは、3年近く前に導入したやまびこの50ボルトバッテリーを搭載したBCS510T
スクリーンショット 2023-02-07 13.38.42
 このチェンソーについては、以前ODSKさんのブログに書いた「50VバッテリーチェンソーBCS510T---やまびこ(エコー)の実力は?」でも詳しく説明してある。
 また、一年くらい前の記事で「お年玉伐採&整備作業:お正月松の内は静かなバッテリーツールが良いねの巻---平和〜!」、という記事をアップしてあって(忘れていた)、其方にもバッテリーツールの事を書いている。

 その後、樹上伐採をやる仲間たちが数人導入して使っているし、昨年の島根講習へもODSKさんが持って来ていた。
 このBCS510Tは、デザイン優先で設計したのか、切り屑の排出性能が良くないとか幾つか気になる点もあるけれど、予備バッテリーさえ持っていればプロ仕事でも使える機種。バッテリーも30分位で充電できるしね。

 トップハンドルチェンソーが必要な作業で、もっとパワーが欲しいケースではハスクのT540iXPがあれば良いし、細めの枝ならば此のエコーのBCS510Tがあれば充分。

 下画像は島根県指定の記念物の桜を剪定するというので覗きに行った時のもの。ODSK島根講習のご常連さんである樹木医M崎氏の伐採。何時の間にかBSC510Tを使っておられた。

 その上、サムライレジェンドのローキックバーも装備。やっぱりこれだよね。
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 樹上ではスイッチのみで作動するのが楽だしね。

 私のBSC510Tには、現在共立のCS252Tのバーを付けている。1.1mmゲージのA4Sチェーンを付けたもの。
 それは、11インチのサムライバーに装着している64Eのスチールの71PM3が2本ともちびってしまったからだが、この71PM3はアサリが浅くて刃が入っていかない時があるので、他のものを使ってみようとしているところ。
IMG_7184のコピー (1)
 樹木医M崎氏は、ハリマ興産(草刈屋・山仕事)サムライレジェンドのソーチェーンも使っているというので、わたしも買ってみようかと取扱店でもある益田市の石見エコーさんに問い合わせ中。
スクリーンショット 2023-02-07 13.40.56
 と言うことで、バッテリーチェンソーだと、音が静かで作業する側もストレスないし、お施主さんの旦那も伐採しているのを気が付かない様子。動画も撮ってみたので載せてみる。


【バッテリー刈り払い機は静かで良いけれど、エンジンタイプよりも特性が良いわけではない】
 さて、お次はバッテリー刈り払い機。作業の邪魔になる細いケヤキを始めとして何本か木をバッテリーチェンソーで伐ってから、藪になってしまったボサボサの庭木や笹を刈り払い機で綺麗にする。
 上の画像の位置から撮った整備後の状態。
スクリーンショット 2023-02-07 16.40.46
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2023年明けまして御目出度うございます! 野うさぎは害獣?でも、それ以上に食害は多いよね。獣害対策「飛び道具アイテム」5種と藪払いのオススメの巻


 謹賀新年! 本年も宜しくお願いを致します。

 年末年始とも時間が取れずに例年の様なご挨拶が出来ませんでしたが、本日四日の昼に年賀状を投函してやっと記事を立ち上げることになりました。でも、長文の記事になったらリリースは数日後でしょうか。
 って、またまた長くなりそうな気がするし・・・

 さて、今年は癸卯年。癸は陰性の水の性。木火土金水の五つの要素に其々陰陽の性があり、水には壬と癸の陰陽があって十干と云うわけですが、今年は陰性の水を要素とする年回りという事ですね。

 この十干と干支による十二支が巡って本年と同じになった前回の癸卯年は60年前は鉄腕アトムが生まれた年だそうです。今年はどんな年になるのでしょうね。
 って、さらに混沌となりそうですけど、皆様如何お過ごしでしょうか。
2023年賀葉書
 今年の年賀状はこんなですね。

 ブログには、草刈りについての記事を時々載せていますし、また昨年夏には動画を弄れる様になったので初めての動画作品として刈り払い機の安全運用についての内容を動画サイトにリリースしてあります。

 なのに、今更年賀状に草刈り?って。あ、そうそう。書き忘れていたので追記を。草刈り、藪払い、そして山の整備についても、わたしはお祓いのつもりで作業しています。

 世の中さらに混沌としそうと前述しましたが、相似的に野山も混沌とした状態。放置里山は植物同士のせめぎ合いで乱れに乱れています。

 其処へイノシシ君が掘り返し、そして崩し場所によっては人間なんて安心して歩けないくらいに地形が変化していて、バックホーを持ち込まなければ整地できない位にやらかしてくれています。

 閉塞された空間で風も通らず邪気が溜まって気が淀み、ところによっては魔が潜んでいるようなスポットが其処彼処に・・・

 それを綺麗に整えて光が入る様にして美観電圧を高める作業が少しでもお祓いになればと心を込めてやっているつもりなわけです。まあ、時々手抜きしますけどね。

 なので、今年も皆様方にとって安全で佳き事あれと草刈り藪払いでお祓いの年賀状だったわけ・・・かな。毎年、年末か年始の思いつきでデザインを決めているので良く判らないですけど。


【昔の農山村では、野ウサギも害獣だったんだ・・・】
 今年は卯年なので、唱歌の『ふるさと』にある「兔追ひし、かの山」という歌詞を思いつつ年賀状づくりをした訳ではございませんが、昔はウサギも害獣なのでウサギ追いも農山村の風景だったみたいですよ。

 以前、猟をしてウサギさんを食べていた話も本で読んだことがあり、そして島根に越してきた当初住んでいた匹見町の集落の方にウサギご飯というウサギの肉を炊き込んだものを頂いて食べたことがありますけど、申し訳ないのですがそんなに美味しいものではありませんでしたね(頂いていた猪肉は美味しかったし、昔話として、その方の娘さんが成人して広島へ出た時に、初めて豚肉のカレーを食べたという、少し前まではお肉は猪肉メインだったという地域です)。
IMG_9394
 文章書きつつ、その時のウサギご飯の写真が無いかと探しましたけど、無かったですね〜。残念。今は病気で亡くなってしまったその方と獲ったイノシシの写真はありました。此の方は物凄く礼儀正しくて、都会では出会ったことがないタイプの人でした。

 この方のお陰で都会から移住した慣れない山奥暮らしが何れだけ心強かったことか。全くもって感謝の気持ちしかありません。
 格好付ける訳ではございませんが、其れもあって未だに年2回の草刈り参加と年末の年越し蕎麦の贈り物を以前お世話になっていた集落の方々にさせて頂いている次第です(水も毎月貰いに行っていますので...)。合掌

 その方には蜂の子をよく頂いていて、うちの嫁さんはご飯の上に乗せて食べていたので、何れも写真も撮っておけば良かったのですが・・・
 昔、肉が貴重な時代にはウサギさんも大事なタンパク源だったのでしょう。

 此方では、野ウサギは、山道を車で走っていても良く見かけますが、地域のお爺ちゃんお婆ちゃんたちに聞けば、子供の時分にウサギなんて見たことが無かったと・・・

 その頃には、イノシシも集落に出て来ることもなく、よっぽど山奥にまで行かないと見るものでは無かったそうです。
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 まあ、雪が深いところなので、イノシシは冬を越せないケースが多かったのかも知れませんから一世代前の頃は個体数が少なかったのでしょう。
ジムニー2
 其処は私たちが住んでいた3年間には、多くても積雪60cm位でしたけど、その前の年は1.5m。引っ越してしまった翌年には1m位は積もったところですから、越冬するにはイノシシにとって厳しい土地だったでしょう。

 もっとも、東京農大の太田教授が仰るには、今の日本は400年ぶりの豊かな森に満ちている、という事ですから江戸時代から昭和の戦前、戦後に至るまで山は生活に必要な茅や草を得るための草地と、それから資材、燃料のための林地の利用率が高かったため、日本中の里山は禿山が連なる景色だった様です。

 その様な事から、戦後に育った今のお年寄りたちは、熊さんなんて昔は見た事は無かったと言う訳です。

 ですが、我々が住んでいた頃には熊さん、普通に出ていましたね。道路歩いていたし、裏山でバキバキやっていました。
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 要するに近年は放置された山林や里山の藪や草むらが獣たちの住処になって繁殖し、そして獣害が深刻になっているからですね。
 森林ジャーナリストの田中淳夫氏の「獣害列島」という本も大分前に出版されていますしね。

 つまり、植物の再生力も凄いし、獣たちの繁殖力も凄いと言うことではないでしょうか。
 日本列島の位置からくる現代の気候や植生が非常に恵まれているからだと思います。

 その為に、都会に人が流れてしまった日本各地の過疎の田舎に住んでいる人たちには手にあまり、逆に悩ましい問題となっているわけです。本来、有難いことなんですけどね。

 獣害対策のためにイノシシ柵や鹿柵、電柵など獣害対策に相当な税金も投入されていますし、うちの集落もグルっとイノシシ柵が張り巡らされています。広島の安芸高田市では鹿柵の中に人が暮らしている様な場所もあります。

 9年くらい前に行った鳥取の智頭町では、日中も街中に野生の鹿がいましたし、自分が住んでいた神奈川の津久井町は十数年前には日中に大きな角がある雄鹿が国道を横切っていたことがありました。
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 そして、自分自身も仕事で丹沢山塊の標高1000mを超えるところにまで、2m以上の高さの鹿柵を設置しに山奥へ入ったこともあります。
 丹沢は以前から鹿によるヒルの生息域拡大が酷かったですが、最近ますます酷くなったと横浜の仲間が言っていました。

 昔は沢登りとか行っても下山の時にヒルにやられる様なことはなかったんですけどね。此方に越してくる前の十数年前にはキノコ採りで山を歩くと長靴がヒルだらけになりましたし、そういった事を知らない街場の女性が、ハイヒールでハイキング道をちょっと歩いただけで血祭りにされたとかで、笑い事じゃない位です。

 獣害は農作物への食害だけでなく更に色々な問題を引き起こしています。6、7年前のことですが、北陸で起こった熊さんによる凄惨な(メディアに載らなかった)事故もありましたが、新年の記事なので内容は割愛しますけど、その要因は鹿の増殖にも関わっていることだそうです。

 また、私ら夫婦も庭と裏の畑でマダニに食い込まれた話とマダニウィルス対策の話をアップしてありますけど、コロちゃんなんかよりも致死率の高いSFTSウィルスは、獣たちに因って農山村まで持ち込まれているんです。

 知り合い二人はSFTSウィルスに罹患してのたうち回り、隣の浜田市では死亡者も出ています。
 SFTSウィルスは、免疫力が落ちた五十歳以上には危険で若くて体力がある人たちには命に関わる様なものではないと言われていましたが、今はワクチンで免疫力が落ちている人たちが増えましたから若いからといって油断できないのではないかと考えてしまいます。
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 上画像は、再び去年の6月にマダニに気がつかない内に喰い込まれていた時のものです。この時は、何時何処でやられたのか分かりませんでした。山に入っていませんでしたから、家の周りでしょうか。
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 もっとも、集落中の家から離れたところにある草むらや藪がイノシシの巣窟になっているので、マダニの生息域も広がっていることと思います。

 と言う事で、マダニにやられた時に、速攻自分で出来るウィルス対策の方法を前出の記事に書いてありますので、興味がある方はチェックしておいて下さいね。

 マダニウィルスに関しては、喰いつかれてから処理までの時間の長さが勝負だと思いますよ。自分でやれることをやっておかないと間に合わないかも。
 マダニが媒介するSFTSウィルスは医療では対応できませんから。お医者さんは、ただマダニを取り除くことだけですね。

 なので、基礎免疫力が大事です。発酵食品や海藻類、昔からの日本の食事を摂っている人たちは強いでしょう。但し、発酵食品とは言っても、スーパーで売っているお味噌や漬物は熱を入れて発酵と止めているのでどれだけ身体に良いかはわかりませんね。
 お味噌のパックが封をしてあれば発酵を止めているということです。やはり手作りのものが一番・・・

 ん〜、今の時代は、田舎でもサバイバル能力を高めておかないと厳しいかもしれません。仕事づくりや対人能力なども含め色々な側面でもね。

 此方でも田舎暮らしの厳しさ?に耐えきれずに都会に逃げ帰った若い人たちは大勢居ますしね。
 本人は自分の方が見限ったと思っているかも知れませんが、人柄を見抜かれて相手にされなかっただけかもしれません。地元の人たちにそう聞きます。

 自己承認欲求ばかり強くて自立精神やシェアする精神が無いクレクレ人間たちには土台田舎暮らしは無理でしょ。
 お金軸でしか動けない人も無理。そういう人たちは都会でお金を稼いで、時々田舎へ遊びにいくのが平和かも。

 もっとも、田舎の人の中には社会経験が成熟されてない方も少なからずおられますから、筋が通らないことや理不尽なこともあるので、移住者の人たちも大変な思いをすることがありますけど、そういった事を乗り越えられるだけの地力を自分の中に積み重ねておかないとね。

 そういうのに負けてしまうのだったら、負けてしまうだけのものしか持っていないということかも。理屈だけで物事が良くなるんだったら、今の世の中はもっと成熟した佳き世界になっているでしょう。

 出来ることは、今の自分が出来る事を精一杯こなしておくだけ。その上で合わなければ違う機が動きます。機って判ります?シンクロして起きる出来事からの信号ね。

 さてさて、卯年早々に野ウサギさんを獣害認定してしまいましたが、今はイノシシやお猿さん、鹿の被害の方が甚大なので野ウサギさん如きの被害は、他にアライグマや穴熊などの被害に紛れて、誰がやったんだ!状態でしょうね。


IMG_0605のコピー【獣害対策用「飛び道具?」5種】
 大分以前から、当家でもアライグマが屋根に登ってきていて夜中にゴトゴト暴れるので、この間は、山仕事で使っている強力グリーンレーザーポインターでロックオンしてオモチャのエアライフル(生分解性BB弾で)で少しだけ懲らしめておきましたよ。

 いやいや、愛の鞭です。基本的に僕は虫や動物に優しいですから〜。でも、あまり集落で暴れすぎたら、そのうちに排除の動きになってしまいますからね。
 野生の獣たちには、人間をナメすぎない様、適度な距離感を持ってもらう方が良いでしょ。

 それに、最初から人間をナメて掛かっている動物もいますものね。お猿さんです。車で近くまで寄っても、ノロノロと動いて適当に往(い)なされます。

 以前、TV番組のプロデュースで海外の秘境ばかり行っていた仲間が言っていました。森の中で猿を怒らせると、猿は3Dで襲ってくるので怖いよ、と。

 要するに木から木へ空を飛び回って上から襲いかかってくるということです。海外の猿は、石を投げたり飛び道具も使うらしいし。
 でもって、穏便に済まそうと、爆竹とか花火などを猿にやっても、学習すれば効果なし。

 そうそう、9年前に島根県職の鳥獣害対策の人に教わったこと。

・花火、爆竹などは獣の上空で鳴らした方が効果がある。獣は自分の上の方の音を嫌がるからだそうだ。
・また、爆発音が大きいタイプ(許可制)を動物の側で鳴らすと鼓膜が破れてしまう。耳が聞こえなくなった獣は危険。

 その時にプレゼンしてくれた中の抜粋を掲載しておきますね。
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 アライグマは、此の特定外来生物ですね。そしてイヌ科なんですけど、わたしが聞いたのは6年位前でしたが、生息動物数をカウントする行政の仕事を請けて事業をしていらっしゃる兵庫にある会社の社長さんの話で、大阪の淀川の土手か何処かで女性が愛玩犬を散歩させていた時の話です。

 犬が草むらに向かって吠えていたら隠れていたアライグマに襲われたと。そして女性は愛玩犬を守るために抱え上げたところ、自分自身がアライグマに咬まれてしまったそうです。

 問題はそこから。アライグマはイヌ科なので狂犬病が感染るそうなのですが、そのアライグマが狂犬病に罹っていた為に女性が狂犬病になってしまったそうです。日本では狂犬病が撲滅されたと云われていますけど、そうではなさそうですね。

 わたしが狂犬病に罹った犬に遭遇したのは昭和の終わり頃に西丹沢の河原で野営をしていた冬です。よだれを垂らした大型犬だったのですが、きっと捨てられたワンちゃんだったのでしょう。

 当時、那須別荘地の野犬は酷かったですが、丹沢にも少なからず野犬がいましたからね。野犬は群れるし結構危険です。人間慣れしているのでわざわざ寄ってきます。獣よりも危険と何かで読みました。
P1110608
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